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世田谷一家殺人事件20年目のスクープ 最終回

事件から20年を迎える年末、フジテレビにおいて久々に「世田谷一家殺害事件」を特集した番組が放送された。その番組で、様々な新たな知らなかった事実が明るみになったり、今までの情報との整合性がとれないものも出てきた。ここまで3回に渡って考えてきたこのシリーズも、今回が最終回となる。

母親の系統は、イタリア・ボスニア などのヨーロッパ系の可能性

事件の遺伝子検査を依頼された医師が番組に登場し、これまで警察が公にしてこなかったDNA解析の結果が明らかにされた。すでによその記事でも伝えられていた通り、母親の系統は、アンダーソンH15型。これは、日本人にはいない特殊な型だとされいている。さらにインド人でも調べられた中では該当者は1人で、ヨーロッパに該当するものが9人ほどいたという。当時発見されたばかりの珍しい型であり、母系はイタリアやボスニアなど、アドリア海沿岸の国々でみられるため、母親の系統は欧州系の可能性が極めて高いのだという。

父親は、日本・韓国・中国 などの可能性に加え、フィリピン北部のルソン島に一定数みられる系統

父親の血統である O2a2b1(O-M134) は、中国北部で発祥としたグループで、そこから朝鮮半島を経由して、日本にも一部流入していたり、昨年ハンカチの特殊な使い方をするフィリピン北部のルソン島にも一定数みられる血統であり、その可能性は捨てきれないという。

om134.png

最もこの系統の比率が高いのは、実は 日本でも韓国でも中国でもフィリピンでもなく、ビルマ(現ミャンマー)やその周辺だとされている。あくまでもこの番組では、フィリピンのルソン島と事件を関連づけたいがために、その可能性がある地域としてルソン島にクローズアップさせた形。確率的に言えば、朝鮮人が日本人よりその比率が高いから犯人は韓国人に決まっていると断定するような記事もみられるが、その論理で言えば圧倒的に父親はビルマ周辺の可能性の方が高くなってしまう。まして日本では少数とはいえ、該当する日本人男性は数百万人はいると考えられており、フィリピン人も韓国人も日本人も、その可能性があるという範囲の話でしかない。

現在言えるのは、アドリア海周辺を起源にする欧州系の母系と、東アジア系男性の血を引く・ハーフ及びクォーターあたりではなかったのかということ。ただしこの血筋の人間は、かなり日本社会においては特殊な存在であったことは否定できない。ちなみに事件前日に、成城学園前の成城橋で目撃された男は、彫りの深い顔立ちだったとされている。

現場に入った精神科医の意見

1,反社会性・サイコパス

この精神科の医師によると、犯人はサイコパスだったのではないかと。サイコパスとは何かと言えば、精神病と健常との中間状態。精神病質を持つ者とされている。「精神病質とは,性格の極端さのために自分や他人が悩む症状につけられた病名」。反社会性パーソナリティ障害の一般人口における有病率は、男性3%、女性1% の割合で、日本にはおおよそ120万人程度は存在するという。その全てが、凶悪事件を引き起こすわけではけしてない。ただし、犯人は 人を殺してみたかった類の人間 ではなかったのかという考えを私は持っており、この意見には同意するものがある。

自分の欲求を抑制できない性格

この医師によると、アイスを5個も食べるというのは、自分の欲求を抑制できないタイプの人間だったのではないかと。我々が、あんな狭い風呂場の窓から、周りから見えてしまうような場所から侵入するものなのか。まだ家人が起きている可能性が高い時間帯に侵入することなどあるのか、そういった常識よりも、人を殺してみたいという欲求の方が優先してしまうような人物だったのではないかと。すなわち、我々の感覚や常識が、極めてあてはまらないような特殊な思考の持ち主だったと考えられ、この医師のいうことは個人的には納得できるものがあった。

礼君の殺害方法が違うのは、シンパシー(共感)を感じていたのでは?

犯人は自分と同じような境遇だったり障害を持った礼君に対し、残忍な殺し方ではなく首を絞めて扼殺したのは、彼に何かしらのシンパシーを持っていたからではないかと指摘する。ただしこの考え方に関しては、私は否定的である。というのは、それならば何故礼君を、他の家族を殺す前に一番最初に殺したのだろうか? それも犯人は、侵入してすぐに寝ている礼君に近づき、率先して殺害している。もし二段ベッドの上に、にいなちゃんも寝ていたら同じような殺し方をしたのだろうか? 未だに、なぜ礼君しか寝ていないことがわかったのか? にいなちゃんも寝ていた場合どうするつもりだったのか? そんなことすら端から頭にはなく、家族を皆殺しにしたいという欲求の方が優先していたのかもしれない。

私は、快楽殺人犯にみられる、いろいろな殺し方を試してみたかった。その一環で、別の殺し方をしただけではないかと考えている。あるいは礼君には、声を出されては他の家族に気づかれる、そういったっ事情からこの殺害方法に至ったのかもしれない。いずれにしても、礼君にシンパシーを感じていたから扼殺になったという考えには否定的である。

女性や女の子の殺し方が残忍なのは

母親の泰子さんや長女のにいなちゃんへの殺害は、非常に残忍なものだったとされている。これに対し精神科医は、母親や女性のきょうだいなどの家族がいて、女性が憎悪の対象になりえるような環境だったのではないかと。私も以前からこの説をとっており、特に泰子さんへの執拗な危害は母親への強い憎しみ感じさせる。また幼い にいなちゃんへの同様の仕打ちは、母親のみならず女きょうだいなども家族にいて、女性に対し性や恋愛の対象とは見ることができず、敵視する存在でしかなかったのかもしれない。

顔の肉をえぐったり顔の線に沿って刃を立てたり、幼いにいなちゃん相手に前歯が砕けるほど殴打するなど、通常の感覚の人間がやれることではないだろう。これは、女性や子供など弱いものに対し特別な思いがあったのではないかとしか考え難い。ある意味、女性や動物など弱いものをいたぶることで、性的欲求を満たすのに近い興奮を、この男は得ていた可能性も否定できない。また犯人の興味は、むしろ人は事切れる時にどのように死ぬのか。あるいは、遺体の損壊こそ犯人の最大の興味だった可能性もある。というのは、傷の半分以上が死後付けられていたというから、殺すこと以上に別の目的があったと勘ぐられてもおかしくはないだろう。

動機の犯人と実行犯は別なのでは?

この精神科医の意見としては、事件を依頼したものと事件を起こした実行犯 の二人が存在していてもおかしくはないのではと述べている。確かにこの事件がとても不可解なのは、非常に二面性を感じさせる現場だったからだ。事件前の目撃情報の中にも、40代ぐらいの中年と若い男の二人の目撃情報が多く、飛び出しマンとは実行犯ではなく依頼したもうひとりの犯人(主犯)だったのではないかと番組では述べていた。この説は、多くの人が以前からその可能性について指摘してきた。いずれにしても現在わかっているのは、現場に侵入したのは一人だったということだ。

特殊なハンカチの使い方をする傍らには

特殊なハンカチの使い方を実際やっていた人間を探しに、スタッフはフィリピンに飛ぶ。そしてマニラからフィリピン北部のイロコス地方へと取材場所を移し、20年前この特殊なハンカチの使い方をしていた人物を見つけ、実際にやってもらう場面が映される。それは、警察もその一年前に、この地域の軍人やギャングが、このような特殊なハンカチの使い方を用いると公式に発表していた通りだった。そこで私が気になったのは、このハンカチを使った特殊な方法を実践して魅せた男が、ヒップバックではないものの同様の小さなバックを肩からかけていたことである。この地域の人間は、そういったバックを常に身につける習慣が当時からあったのかもしれないということ。警察はもっと深いところまで、事件とフィリピン北部地域との繋がりを掴んでいるのかもしれない。

ちなみに2000年当時、日本に出稼ぎに来ていたフィリピン人は6万2000人にも及んでいたという。また沖縄返還前には、沖縄の米軍基地には英語のできるフィリピン人が多くが働いており、その一部が今でも沖縄に定住しているという。そのイロコス地方は、旧スペイン領だった時代が長く、欧州系との繋がりも深い地域。さらにルソン島中部には、米軍のクラーク空軍基地が1990年まで存在していた。そのため米軍と現地人との間には、多くのアメリカ系フィリピン人が産まれ存在しているなど、欧州系統とフィリピン北部の現地人が、何かしらの形で軍を通じて結びつく可能性があったことも無きにしもあらずだったということになる。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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