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単純な強盗事件だったのではないのか?

世田谷一家については、シンプルに 強盗で押入り、家族に騒がれてしまったがゆえの悲劇だったのではないかという見方も多い。私自身も、当初はその線が一番あるのではないかとみていた。特定の組織犯罪というよりは、少人数の半素人的な人間が企画し行った強盗事件ではなかったのか。

当時から外国人などが、技能実習生や留学生などという形で来日。しかし、当初の話と違い日本では稼げない。あるいは、酷い待遇や職場環境で仕事を続けられないといった事案は現代の日本でも多く発生している。帰りたいにも来日までに多くの借金を作ってまで日本にやってきたので、帰るお金もない。そういった人間がやらかした事件は、全国でも多発していたのがこの時代である。その一つが、この世田谷一家殺害事件ではなかったのではなかったのかという。

あるいは当初からそうなることを見越して来日させ、反社会勢力などが仕事を斡旋し犯罪を請け負わせる。そういった事件は、この時代かなり多かったという。そしてバックボーンがしっかりしていれば、犯人を逃がす手はずも組織的に上手くやれるという話も耳にしてきた。しかし留学生や技能実習生の場合、一定期間日本にいる。それも身元がハッキリした人間でなければ来日できないわけで、そういった連中が関わっていた場合、当然警察はあとを追いやすかったはず。しかしその線で浮かんだ疑わしい人物に関しては、殆どを警察は潰して行ったはずなのだ。そして何より事件を長く追ってきて感じるのは、そういった類の外国人犯罪とは何かが違う。そう感じさせる何かを、今回は考えてみたい。

(侵入・現場)

宮澤家・そして隣の入江家には、雨戸がありません。したがって電気がついているのが、外からもわかります。ということは、家人がいることを承知の上で、あえてこの家に侵入したということです。しかしそういった状況でも侵入するケースは、結構この手の犯罪でも少なくないということを、ここのコメント欄にも詳細を書き込んでくれた人がいました。

確かに事前に、何処まで宮澤家や入江家のことを把握していたかはわかりません。しかし家人がいるのがわかって押し入るには、現場に一人しか侵入していない、これはかなり無理があります。宮澤家の家族は4人、家の中で入江家と繋がっていたらさらに3人を一人で相手にしないと行けないわけです。少なくても強盗に押し入るには、あまりにリスクが高すぎるように感じます。単に風呂場の窓が開いていたのが確認できたとはいえ、もっと他に狙える家はなかったのかと思ってしまいます。ただし、常習性を感じさせる形跡もあります。それは、引き出しの棚が下から順に開けられている点。上からだと、いちいち出してはしまいを繰り返さないと行けないので、プロの泥棒が行う下の段から順に開けてゆくという行動を、家中の引き出しで行っているのです。殺人は初めてだったとしても、この手の窃盗の類は初めてではなかった可能性があります。

(なぜ一家を殺害したのか?)

この時代、日本中の金持ちの家を狙って事件を繰り返していた日中混成窃盗団の主犯格の男は言います。俺らは、殺人はしないのだと。日本の警察は単なる窃盗ならばそこまで力を入れて捜査はしないが、それが殺人となると全然違ってくる。まして一家皆殺しとなると、極刑は間違いない事案。警察は総力をあげて捜査するので、まずそんな面倒なことはしない。あくまでも彼らの目的は、金品なわけです。そのため彼らが関わった多くの事件では、被害者に致命傷の危害を及ぼした事件はほとんどなかったと記憶しています。

ただしこの事件、そんな統率の取れた集団だったかと言われると大いに疑問が残ります。すなわちあの家は、赤いシトロエンを乗っていてお金がありそう。帰国前に、ちょっと忍びこんでやるかというさほど計画性のない犯罪だったのではないかと。そして企画したのも、個人・あるいは極めて素人である人間によって考えられた少人数による犯罪ではなかったのか?という見方は当然できますし、当初私もその線でこの事件を捉えていました。

しかし、この事件は何か異質なのです。 それは何故か? 侵入直後に寝ている子供を最初に殺害しているからです。犯人がいかにして礼君に近づいたかというと、子ども部屋のベッドに壁伝いに横歩きで近づいた足跡が残っています。これは、寝ている礼君に気が付かれないように近づき、いきなり口を塞ぎクビを締めた形跡となるわけです。気がついて騒がれたから殺害した、それとはちょっと現場の状況を見る限りは違うのです。すぐ下の階では、みきおさんが起きていてパソコンと向き合っていたと考えられ、気がつかれないまま殺害に成功し、2階のリビングで荷物を置いてから次の行動に移ります。すなわち、無抵抗な寝ている子供をまず最初に殺害した。最初から強盗が目的なのではなく、一家殺害こそが最大の目的だったのではないかと。家中を荒らし始めるのは、一家全員を殺害し一息ついてからだったようなのです。

もう一つ不思議なのは、屋根裏部屋で寝ていた、母の泰子さん・娘のにいなちゃんを殺害する時。これもかなり静かに忍びより、二人が寝ているところを襲ったとされています。わざわざ、事件に気がついていない家族を目指して二人に近づきました。これも、単なる窃盗の類では稀です。プロの空き巣であれば、5分~10分もあれば目的を果たし出てゆきます。金品が目的であるのならば、寝ている家族に忍び寄る必要はなかったのではないかと。

(現場で金品を探す)

不思議なことにこの犯人は、単なる泥棒・強盗の類ではないことがわかります。というのは、宮澤家のキャッシュカードや通帳をソファーにこそ並べて物色し、暗証番号を割り出そうとした形跡があります。しかし何故か?一階本棚にあった現金6万円は無視。さらに、冷蔵庫横に支払い用として用意していた現金にも見向きもしません。そして家中を荒らしたのにも関わらず、泰子さんの貴金属など金目になりそうなものも無視しているのです。奪った現金は、泰子さんやみきおさんの財布の中に入っていたと思われる、15万円ばかりの紙幣だったと言います。どうも小銭には興味はなく、それを床に撒き散らせて出ていった。この家には、何かもっと大きな現金がある。そういった情報を予めわかっていたかのように、少額の現金(6万円が少額だと捉える泥棒がいるのでしょうか?)を無視しているわけです。その癖慌てて逃走もすることなく、何故か劇団四季のサイトにアクセスして、チケットを購入しようとした形跡すら残っているわけです。このことの意味は、暗証番号を確認しようとしたのではないかという話もありますがよくわかりません。留学生や技能実習生が、お金欲しさに強盗に入ったというのとも違い、現金への執着が薄いのです。

(何故すぐに逃走しなかったのか?)

犯人が現場に侵入した時間は、夜23時前後だったろうと言われており、家族の死亡推定時刻は23時30分ぐらいだと考えられています。すなわち、侵入~一家全員を殺害するまでに30分前後しかかかっていないわけで、その間に屋根裏部屋にいた二人を襲い、さらに中二階に降りてきた二人を殺害したことが伺えます。そして1時過ぎのパソコン操作からも、犯人はその後少なくても2時間近くは現場に留まっていたことがわかります。その間にアイスを4個以上食べたり、仮眠をした形跡すらあるわけです。通常では考え難いですし、何より4人を殺害してもその横でアイスを貪るという神経は、単なる物取りとしては異常です。そういった異常気質の人物が忍び込み、偶然にも騒がれたので殺害にまで及んでしまい、居直って家に居座り続けたということでしょうか? ちょっと、そのへんも理解し難いものがあります。

(犯人の目的は?)

包丁を使用する際に、特殊な黒いハンカチの使い方をしてから刺しに行っていることからも、この犯人は最初から計画的に殺意を抱いて一家を襲ったことが伺えます。その割に殺人には適していない刺身包丁を一本だけを持ち込んで、事件に及んでいるという矛盾も感じます。しかし様々な状況をみても、明確に 一家殺害 が目的であり、その上で他に何か目的があったのではないかと思われる現場なのです。例えば殺害だけが目当てあれば、あそこまで家中を物色し何かを探す必要はなかったのではないかと(子どもの机や洋服ケースまで)。窃盗が目的であるのであれば、最初に子供を殺害。さらに、みきおさんをあっさり刺殺。さらに、事件に気がついていない二人を、屋根裏部屋まで行って執拗に殴打しさらに切り刻むという残忍な行為に走るのも違うように思えます。最初から犯人は、ある程度の時間長居することを前提に、一家を殺害し探しものをしたのではないかと。ここから言えるのは、単純な窃盗犯でもなければ、単なる殺人犯とも違う二面性がある。これは、当初から2つの目的があって、事件に及んだのではないかと思えるほどです。少なくても家族がいるのも承知で入り込み、騒がれたから殺害に及んだというのとは、明らかに違う状況だったというのが気になります。そのため家族の誰かを明確に目的にしたわけではなく、一家全員を殺害することに何か大きな意味があったとしか考えられない事件なわけです。

(そこで)

現場で行った、様々な犯人の理解し難い行動。そして事件の性質を考えると、私にはどうしても 一家を殺害してみたかった 快楽殺人。その目的のついでに、家族への興味や他に何かを知りたいなどの異常性から現場を荒らした 愉快犯的な色彩も帯びているのかな?と。特に警察を挑発するかのように犯人は、意図的に遺留品を残していった節があります。手を怪我し出血をしたいうこと以外は、犯人が事前に思い描き妄想していたことを、現場で実行し逃走したのではないかと私には思えるのです。また犯罪学的には、現場の状況は極めて 無秩序型の快楽殺人 に分類される犯罪ということで理解することができ、犯人の理解し難い行動もこれでほとんど説明できてしまう事件ではあるのです。

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No title

ふと思ったのですが、宮沢さん宅で何か作業をする予定があらかじめあったのではないでしょうか。少なくとも4~5時間を要する作業のために侵入した。従って午前2時とかの侵入では遅すぎるから、午後11時過ぎという比較的早い時間帯に侵入した。こう考えれば、辻褄が合います。

No title

私は犯人を窃盗の常習犯による忍び込みであり、多くの、または全ての遺留品も盗品であったと推理していますが、それは犯人の気持ちに出来るだけなりきって行動を考えてみたら、疑問に思っていた点が分かってきたことがきっかけでした。

例えば「黒いハンカチ」について。忍び込みでは侵入に成功しても、家人にでくわす可能性があるため凶器の持ち込みは必須です。この事件での凶器は包丁でした。包丁は人を切りつけるに至った時の備えとして滑り止めを施す方が良いことを犯人が知っていたとして、例えば滑り止めテープを巻くとか、もっと簡単で確実な方法があるにもかかわらず、ハンカチに穴を開けて袋状にして使うなどという方法をどうして選んだのか疑問に思っていました。返り血を防ぐとか、怪我防止という目的だったとしてもそれは手袋を使えばいいし、第一、あのようなハンカチでは肝心の滑り止め効果は乏しいでしょう。

ところがこれを犯人の心境で考えるとこうなります。暮れの東京の夜、ー万が一職務質問などされた場合、持ち手に滑り止め加工をした包丁が出てきたらどうなるでしょう。怪しまれるに違いありません。そもそも包丁を携帯しているというのは、例えば店舗から購入してきて自宅まで持ち帰る最中であるなど正当な理由が必要なのです。怪しまれないようにするにはできるだけ購入時に近い状態で持っていなければなりません。加えて包丁そのものに加工することももちろんですが、同時に持ち歩く他の所持品についても気をつけなければなりません。持っていても弁解が可能なものに限られます。4人暮らしの家に忍び込むのに、包丁1本とは心細いですが、例えば包丁と粘着テープの組み合わせでも見つかれば怪しまれる可能性が高いのです。そこで犯人の答えが「ハンカチ」だったと考えると私は腑に落ちました。包丁とハンカチを持っていたところで何も怪しさはありません。ハンカチの装着は職務質問などの危険が去った時点で行なったものと思います。

ハンカチを発端に犯人の意外な慎重さが見えてきた私は、これは「怪しまれないことを最優先に細心の注意を払っていた」ことから来ているのではないかと思いました。警察をなめてなかったということかもしれませんが、慎重にならざるを得ない理由がある、つまり叩けば埃が出る身だった=窃盗常習犯だったと考えて間違いないでしょう。性格的にも警戒心が強く、一度でも失敗すれば泥棒稼業をやめるぐらいの覚悟で、捕まらないために入念な計画や準備をした上で実行に及ぶタイプのように思えてきたのです。

実際、この事件までは自分に捜査の手が伸びそうな失敗を一度もしていなかったことは、前科者の線でひっかからなかったことから明白です。この私のつたない推理を読んでいる皆様、この事件でもし犯人が家人とでくわしてなかったらと想像してみて下さい。侵入の痕跡が不明確でした、遺留品から犯人に到達できていません、現金もしっかり盗んでいます。家人とでくわしてさえいなければ大成功だったのです。犯人の用意周到さ、手慣れた様子を想像させられました。一方で、家人への凶行では自分がケガを負ってしまうなど不慣れな様子がうかがえます。このことからもこれまでこのような事態にまで陥ったことが一度もなかったことが分かります。また、血液や指紋など決定的な証拠を残したのに、その後逮捕されないのは、前科がないだけではく、この事件のあと泥棒稼業からすっぱり足を洗い逃亡したと考えるのが最も自然なのです。

では、そのような手練れかつ慎重な忍び込み犯が、どうして一家4人殺しなどという失敗をしたのでしょう。それも犯人の気持ちで行動を考えると見えてきました。犯人は「間取りの見込みミス」を犯したのだと思います。用意周到な性格ですから侵入後を想定して、行動計画を事前に練ったことでしょう。そうなると家の構造を予想する必要がありますが、家の外観とこれまでの侵入の経験値から間取りを予断したことで、この家独特の複雑な構造を読みきれずに誤った推定をしてしまったと考えると、犯人の行動が理解できたのです。

具体的には、下見により外観からこの住居を3階屋だと考えました。裏から見ると2階に侵入に使えそうな浴室とトイレが見える。正面から見ると2階は、左はバルコニーがあるので普通はリビングだろう。右の出窓のある部屋は寝室ではないか、そうなるとリビングの右、寝室とトイレの間あたりにダイニングキッチンがあるのではないか。3階は狭そうなので子供部屋ではないか。あるいは子供部屋と寝室が逆かもしれない。犯人ではなくても、あの家を外観だけ見て間取りを想像した場合、だいたいこんな感じになると思います。1階の玄関扉の奥がどうなっているのか分かりませんが、これは犯人が以前、何らかの方法で1階に入ったことがあったか、家の前から見張って、家人が玄関扉を開けたときに中の様子をうかがい、そこに部屋というほどの部屋がないことを確認したのでしょう。

さてこの見当であれば、家人が寝静まったのを見計らい侵入すれば、2階のリビング、ダイニング付近を物色するのは容易です。寝室からトイレへの導線、1階や3階へ通じる階段の気配に注意をすればいいのです。浴室からリビング、ダイニングが無人の平家同然であるはずだから、2階のみを物色して金目のものを盗んで逃走する…こんな計画だったと思います。ところが、実際の間取りは予想と大きく違っていました。侵入に成功し浴室を出た踊り場付近で、目前の階段の様子を見て犯人は混乱したに違いありません。しかしリビングは予想通りの位置にあるように見えたので、警戒しながら歩を進めて行くと、なんとそこは子供部屋であり、しかも長男とでくわしてしまったのです。この時、犯人の計画はいよいよ大きく狂ってしまったものと考えます。

そして、多くのみなさんが推定されている凶行へ流れていったと思いますが、実に無理なく話がつながります。さらに凶行後の犯人の行動も謎が解けてきました。

つづく

No title

入念なはずの計画が狂い、殺人という凶行に初めておよび、しかも4人という人数、持ち込んだ包丁の刃がかけてしまい、この家の包丁を取りに行く事態にもなりました。怪我を負ってしまうハプニングも起きました。凶行の最中には大きな物音も立ててしまいました。今や物音を聞いて、誰かがかけつけてくるかもしれない、それどころかもはや警察に通報されたかもしれません。この時の犯人の気持ちはいかようなものだったか。冷静ではいられるはずはなく、一刻も早く逃走したいと思ったに違いありません。しかし、逃走できませんでした。怪我が深く出血がひどかったのです。まずは何とかして止血する必要がありました。止血せずに逃走するのは困難なほどだったと思われます。

止血するには傷口を何らかでおさえ、安静にしなければなりません。犯人は逃走にはやる気持ちをこらえ、誰かがかけつけてくるのを恐れながら、血が止まるのを心待ちにしながらじっと待ったことでしょう。犯人が休んだ形跡があったのはこのためです。ところで皆様も経験があると思いますが、人は出血しているときには動揺するものですが、止血に向かうにつれて、徐々に気持ちが冷静になっていきます。犯人もこの時、患部を押さえながら静かにしているうちに、気持ちがだんだんと落ち着き、冷静さを取り戻していきました。そして、人を殺してしまったこと、指紋や血液などの証拠も残してしまったこと、もはや泥棒稼業はおわったこと、慎重で完璧であるはずの自分の計画が失敗した事実を、徐々に受け止めていったことでしょう。

そして、頭が冷えたところで、1つのことに気づきました。ある程度の時間が経過しても、誰もかけつけてくる様子がないのです。そこで、誰も来ないならば出来るだけのものを物色してから逃げた方がいいではないか、泥棒としての最後の仕事として、この失敗の元手を少しでも取り戻さなければやってられない、そんな発想に至ったのです。物色の仕方に窃盗犯による典型的な手口が見られる一方で、どこかやぶれかぶれな荒らし方をしていたところに、このような心理が透けてみえる気がしました。

さて、この期に及び泥棒という本来の目的のための行動を開始したものの、なにせ4人も殺していますので、つかまれば極刑という思いは頭を離れません。ですから足がつきそうなものを持ち出すのは避けなければなりません。そうなると現金か、または「持ち出しても安全なもの」に限られます。どんなものがそれに該当するのかは犯人以外には知り得ませんが、普通に考えれば信用できる買い手を知っているとか、この家の中にあったことが調べても分からないものなどが考えられます。そうなると「持ち出しても安全なもの」と危険なものを区分けする必要があるわけですが、そうした結果が現場の状況にあらわれているのです。例えばキャッシュカードなどはテーブルに並べながら、どうにか安全に売れないかを思案したものの、どうやっても足がつきそうなので断念したと考えられます。手当たり次第にブチまけているようで、一方では入念に考えた様子もあるという一見不可解な現場は、このような犯人の考えに基づいた結果だったと考えると納得できました。

また、この事件ではよく「犯人が長時間現場に留まった」と言われますが、「持ち出しても安全なもの」を家中から探していたと考えると不自然さはありません。凶行の推定時刻に止血の時間を足して考えると、物色を始めたころには日付が変わって久しい時間だったはずですが、一軒の家の中には思いのほかモノがたくさんつまっています。夜中の1時近くから家中を対象に探し物を開始すると考えてみて下さい。部屋の一角を片付けようとしただけで2~3時間かかってしまったなんて経験は誰にでもありますよね。侵入したばかりの他人の家の中から「持ち出しても安全なもの」を探すとなると、かなり時間を要するのは目に見えています。その上、犯人は怪我もしていたのです。犯人の気持ちで考えてみると、時間に余裕があるどころか、むしろ足りないぐらいの心境になってきました。なるほどカバンを物色しながらトイレを使用したとか、アイスクリームを片手で食べたというのもうなづけます。犯人は自分の失敗の元手を取ろうと気が急いていたのです。

犯人が持ち込み、遺留品となった数多くのものについても「持ち出しても安全なもの」かどうかという観点で考えてみました。これら遺留品には返り血や被害者の唾液、家のホコリなど、事件との接点が付着している可能性があります。したがって持ち出すことは危険と判断できます。私は犯人は窃盗の常習犯であり、遺留品の多く、または全てが盗品であったと推理していますが、そうであったならば、現場に残して購入者や持ち主の線から自分が割り出されるリスクは低く、持ち出して発見され事件と自分との直接的な接点が露呈するリスクとの高さとを比較して考えてみれば、現場に残した方が安全なのです。また、侵入時と逃走時の見た目を変えるという目的もあったものと思います。この犯人の考えは的中し、実際に遺留品から犯人にたどり着いていません。

今のところの私の推理は以上です。事件から20年ということで無い頭を振り絞って考えてみました。被害者一家のご冥福をあらためてお祈りしつつ、この推理が何かの役に立てば幸いです。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

推理好きさんの推理や考察は大変興味深いものでした。
推理好きさんにお聞きしたいのですが、どのような犯人像だと思われますか?(例えば頭がおかしなようにみえて意外と頭がキレる人物など)

推理好きさんへ
なかなか分かりやすく、面白い推理ありがとうございます!私も、ほぼ同感です!
犯人は元々は、金銭目的、強盗目的だったと思います!現金20万円盗んでいる事や免許証やカード類を一例に並べて暗証番号を解読しようした形跡から、金銭目的、強盗目的可能性高いです!

窃盗と殺し

推理好きさんの犯人が「持ち物」の問題を考えているというのはとても納得できます。
犯人は職務質問もしくは一般の人から「怪しまれる」可能性を気にして「何を持つか」考えたというのは説得力があります。
ただ、もし犯人が窃盗常習犯であり、間取りの予想が大幅に狂ったことが災いしたとしたら、
私は一家惨殺にはいかないと思うのです。逃げると思います。
強盗でないのであれば速攻でにげることが多いようです。
私の親戚も鉢合わせて逃げられました、襲うことはなかなかしないようです。
だから、窃盗常習犯というよりも、自分が普通の人よりも怪しまれやすいと自覚していた人物ではないでしょうか。

No title

犯人の顔をゲノムモンタージュできるという話なので
それが一般公開されるかどうかですね。
もしかして大体の目星がついているのかと思いたくなり
ますね。

No title

お久さん
この家には逃げ隠れできる場所はありません

No title

窃盗の常習犯であったとしたなら、他の現場で指紋が採取されているはずだと思います。そして同一犯の犯行として、その他の窃盗事件についても発表されると思います。

興味深い推理ではありますが、夜中にハンカチと包丁でも充分怪しいですよ。
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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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