犯人の生活圏を見つけろ!

世田谷一家の犯人は、何かしらスケボーに関わる人物だったのではないかと以前にも書いた。その最大の理由は、中級者以上じゃないと行わない、デッキテープを自分で張り替えていたような痕跡がヒップバックの遺留品から浮かび上がってきたから。ボーダーを犯人に魅せかけるような偽装工作の場合、なかなかそこまで踏み込んだ知識まで持っていたとは考え難いからだ。

そう考えると犯人は、何故駅から程遠い祖師谷公園にまで滑りに来ていたのかが気になる。祖師谷公園は、ローカルスケーターという一部の有志の手で運営され、それを管理事務所や自治体が認め共同管理しているような特殊な環境なのだ。そのため公が立派な施設を用意してくれたり、民間でも企業が関わりお金をかけた設備ではない。まして事件のあった15年ぐらい前は、現在よりもかなり劣る環境だったと訊いている。仮に祖師谷公園のスケボー広場が、どんな感じなのかは、YouTube などに幾つか動画 がUPされているので雰囲気を知っていただきたい。

それでも地元のボーダーと公園との間では、事件前には夜間は滑らないなどの取り決めがなされていた。それを守らない一部のボーダーがいたようで、そういった輩(個人かもしれない)と被害者である 宮沢みきおさん が、事件当日も口論していたことが近隣住民に目撃されており、一触即発の険悪な雰囲気だったのだという。しかし祖師谷公園に通う一部ボーダーの話では、その男はそれほど土地勘のない、離れたところから来た輩だったのではないかと言う話も残っている。

それではどの辺からやってきたのか考えてみようというのが、今回のお話。祖師谷公園というのは、どの駅を使っても1.5キロ~2キロ以上も離れている場所にあり、よほど近所の人間か何かしらの乗り物を使ってこの公園まで来ていたのではないかと考えられる。最も近い京王線の千歳烏山や小田急線の成城学園前の駅からでも、普通に歩いたら25分ぐらいかかる距離。更に千歳烏山からだと土地勘がないと、なかかなか公園までたどり着けない特殊な道のりなのだ。

そこで今回は、東京にあるスケボーができそうな施設を調べてみた。事件のあった15年前からスケボーが可能な設備が整っていたのかまでは確認していないが、とりあえず参照して頂きたい。

783.jpg

地図に手書きで記したので、汚らしくて申し訳ない。見難いと思うので画像をクリックして頂き、右側の虫眼鏡をクリックすると文字が読み取れると思います。そうして頂いた状態を前提に、話を進めてゆきます。

まず真ん中のピンク色に塗りつぶしているのが、事件現場がある祖師谷公園。そして周りに赤い印をつけたのが、スケボーができる公園や施設があると思われる箇所です。こうやってみると祖師谷公園を中心とした場合、離れたところには複数の施設があるのに、祖師谷公園の周辺4キロぐらいにはほとんどスケボーができる施設がないことがわかってくる。なるほどスケボーを興じるには不便な地域であり、祖師谷公園というのは彼らにとって近隣では貴重な存在であったことが伺われる。

上記に書いたとおり、祖師谷公園から周囲4キロぐらいには他のスケートパーク・スポットから存在しない。しかし一つ例外な地域がある。それは、祖師谷公園から南に3キロぐらいに位置する 大蔵運動公園ローラースケート場 と 砧公園(地図だと世田谷区と書いてある下の2つの点) です。これらのエリアは、同じ世田谷区でも小田急の成城学園駅や経堂などよりも更に南側1キロぐらいは離れた場所に位置する。あえて犯人がこれらの公園を使わずに祖師谷公園を選んで利用していたと仮定すると、犯人の生活圏・住居は、祖師谷公園よりも北の地域に住んでいた可能性が高いのではないかということになります。

更にそこから渋谷側(東)に目を移すと、もっと施設が充実してそうな駒沢公園などがあり、さらに東の渋谷にはボーダーのメッカともいえる、宮下公園など充実した場所が存在するわけです。そこから考えると犯人は祖師谷公園の北~西の地域の住民だったのではないかと。また祖師谷公園から北や西の施設の位置から判断すると、中央本線より南側地域(杉並区や三鷹市)のあたり、西武多摩川線よりも東の地域(三鷹や調布など)南武線でも東側の府中市方面など、これらの線の内側の地域ではないかと想像できます(その外側付近には他のスケートパークが存在しますから)。当然警察も地図を広げて、同じように考えながら徹底的にこのあたりの捜査を行ったものの、それらしい人物が見つけられず捜査範囲を広げていったのではないのでしょうか。

(ルールを守らない輩とは)

事件前から周辺住民との均衡を図るため、祖師谷公園を拠点にしていたローカルスケーターと公園の取り決めで夜間に滑るのは禁止されていました。しかしそれ以前は、24時間滑れる貴重なスポットとして存在していたようです。現在もあのような事件があってボーダーは相当疑われたのにもかかわらず、このスケートスポットは維持され運営されています。そこから判断するに、ルールを破っていたのは恐らく地元のスケーターというよりも、そのことを知らなかった、あるいは無視していた少し離れた地域の人間だったのではないかと考えられます。この時期だけ滑りに来ていて 時間を過ぎても滑っていたのを宮沢さんに咎められ恨みに抱いていたのか? この頃多くのボーダーは、夜間になると渋谷などの都心に移動し滑りに行っていたという話を耳にしました。しかし事件のあった12月30日の23時過ぎには、このスケート広場のあたりに若者たちがたむろっていたことはバイト帰りの女子大生によって目撃されています。そのたむろっていたのが、ボーダーだったのかどうかまでは定かではありませんが。

(ここからは私の想像です)

2000年当時は、今よりもスケボーができる施設が充実していたとはいえないような状況だったと思います。今回東京の施設を幾つか調べましたが、事件のあった2000年以後にオープンした施設も少なくなかったです。そんな状況ではありましたが、祖師谷公園まで足を運んだのは何故なのか?

東京の祖師谷公園という場所で、有志のボーダーが手作りで設備をこしらえているという噂を離れた地域のボーダーが耳にします。そこで普段は近所の施設、もしくは都心に滑りにゆくようなボーダーが、この地域に一時期的に来ていたのかもしれない。そんな折、時間を無視して滑っていると近所の住民である宮沢さんが出てきて文句を言ってきた、それが犯人との最初の接点だったのかもしれません。そして男には元々持っていた人を殺めてみたいという欲望が、日々増長しながら祖師谷公園に通っていた。その欲望と、更に何かキッカケになるような決定的な揉め事が犯人と宮沢家との間に起きたのかもしれません。

そして今回祖師谷公園というものが、ボーダーにとって空白地域に唯一存在するような場所にあることがわかりました。そこで私は、犯人は祖師谷公園から半径4キロ以内に住んでいたのではないかと考えるわけです。ただしですね、この円内ではない地域の住民も、実は可能性としてあるということ。それは地図を見て頂けると近くに施設のない、祖師谷公園から北東地域に位置する杉並区、中野区方面。ここに関しては、中央本線の更に北の地域からという可能性もあります。もう一つが、祖師谷公園から南西の狛江市や多摩川を越えた川崎の登戸方面の地域です。特に警視庁中心に捜査を進めてきた事件だけに、県を越えた管轄の違う神奈川県の捜査は弱かった可能性もあったのではないかという危惧はします。仮に4キロ圏外の住民だとすると、電車ではない移動手段を使ってきた可能性が高いのではないのでしょうか?

(つい最近)

さて今年の6月22日午前8時半過ぎに、三鷹市牟礼(むれ)のアパートの駐輪場で、頭部のない猫の死骸が見つかるという事件が発生しました。事件があったのは三鷹市ですが、祖師谷公園から3キロ程度の距離でしかありません。地図では、黄色のあたりになります。

世田谷の事件では、事件前に祖師谷公園周辺でも動物虐待が頻発していたことが知られています。また事件以後、そういった動物虐待はピタリとなくなったとのこと。しかし事件からすでに15年以上の月日も流れており、同じ人間がまだ同じ地域にいて、さらに事件を起こした可能性は低いと言わざるえません。しかし今回の事件現場は、私が犯人の生活圏だったのではないかと記した地域の範囲内であるということ。

ここで気になるのは、猫の遺体に頭部がなかったという部分。少なくても動物虐待を行ってきた中でも、頭部を切り離したというのは、恐らくこれが初めての虐待ではないだろうと。ここまでやるのには、相当な虐待を繰り返しエスカレートしてきたからではないかと思われます。これは書きにくいことですが、にいなちゃんは最後首を刺されて亡くなっていました。犯人は、実はにいなちゃんの首を切り離そうと試みたがうまくゆかず断念したのではないかというショッキングな話も過去には存在します。いずれにしてもこの犯人は、殺人犯でも珍しい頭部・顔への執拗なこだわりが見られていたということ。それも今回の猫の虐待でも、頭部への強いこだわりというものを感じずにはいられません。これは非常に特殊な思考の持ち主であり、無視できない犯行ではないかと私は思うわけです。そしてこのことが前兆となり、更なる事件へと発展しないことを願わずにはいられません。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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