幾つかの疑問

仕事の方が忙しく、コメント欄にいろいろ書いて頂いたのですが、個別にご返事できそうもなく申し訳ございません。コメントには、すべて目を通させて頂いておりますし、なるほどと思えものも沢山ありました。ぜひ、参考にさせてくださいませ。

ここ数日、幾つか気になることが書かれていたのを目にして、自分なりの解釈・考えをまとめてみたいと思いましたので、おつきあいください。

礼君の首を絞める力は弱く、まるで女性のようだった・・・

という話を捜査員から訊いた方がいるのが、一人歩きしているのかもしれません。しかしこれに関しては、疑問を持っているのです。というのは、泰子さんの遺体検案書には 「頸部を絞められた際に負ったとみられる甲状軟骨左上角骨折跡が観られる」 と書かれております。これは、泰子さんの首を絞めた時に、泰子さんの甲状軟骨 が折れるほどの力だったということです。 ここから読み取れることは、けして犯人の首を絞める力が弱かったわけではないのではないかということ。礼君が最初に殺害されたとすれば、泰子さんはその後だったわけですから。

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礼君の首を絞める力が弱かったのは、犯人が礼君の殺害には躊躇したからだとか、手を怪我したからではないと考えます。前にも書きましたが、礼君が最初に殺された可能性が非常に高いからです。最初だから躊躇したかもという考えがあるかもしれませんが、礼君を最初にあえて殺害したとしたらそこにためらいがあったとは思えません。まして泰子さんやにいなちゃんの傷の半分以上は、二人の殺害以後についた傷だったということ。そこから考えるに、この犯人はあえて弱い力で何度も何度も首を締めて、礼君の殺害を楽しんでいたフシがあるのではないかと考える方が妥当なのではないかと思うわけです。そうでなければ、その後の泰子さんの首を締めて骨折させた理由が説明つかなくなります。そして泰子さんの死因も、けして窒息死ではなかったわけですから。

警察が意図的に事件の時間を遅く発表しているのではないのか?

これは、現場近くの方がコメントされていることから、そういう意見があるということ。恐らくこの方は、22時ぐらいに事件現場から、男女の言い争う声が聞こえた などの情報(実際に訊いた本人かもしれませんが)を元に、そう発言されているのかもしれません。

男女の言い争いの内容や、どのような声だったのかは、実際に聞かれた方しかわからない話です。しかし男女が言い争いをしていたのは、本当に 犯人と泰子さんだったのか? それとも みきおさんと泰子さん ではなかったのか? という疑問が残ります。

警察は、みきおさんのパソコン履歴・メールの内容などからも、恐らくこれはみきおさんが亡くなる前に自身が行ったものと断定しているのだと考えられます。そしてその履歴は、プロバイダからの通信履歴などで確認済みなのでしょう。だから、この時間に合致するように見立てを組んでいると考えられます。また胃の内容物の消化具合など、別の見地からも事件発生時間をおおよそ割り出している。それが、23時半 ぐらいだと判断している根拠だと考えられます。

何か意図的に時間を警察がズラして発表しているとすれば、犯人しか知り得ない情報を隠すためなのかもしれません。しかしそれは、犯人の目星でもついてなければ非常に無意味なことかと。というのは、この時間のズレで目撃情報を損なうリスクが高いということ。証人にもなり得る人間の情報を捨ててまで、警察が意図的に時間をズラす意味がないのではないかと。当然怒鳴り声の意見も参考にさせてはもらったけれど、警察は総合的に考えて、事件は23時半ぐらいだと判断したということではないのでしょうか。

証拠の隠滅

犯人が、玄関からの侵入の形跡を消したのではないかという意見。もし犯人が、玄関の出入りの形跡を、意図的に消して逃走したということは犯人は顔見知りであり、当日招かれて家に入ったことを隠すためだったということになりますよね。

当然ドアノブを吹き去った場合は、ドアノブに家族の指紋が残されていなかったことになります。30日の夕方に家族で買い物に出かけていたわけですから、幾ら大掃除をした後でもドアノブには家族の指紋が残っているはずです。そしてそれに、その後出入りした多くの人の指紋が上塗りするように付着しているはずです。すなわち犯人が拭き取っていれば、家族の指紋はなくなっていたはず。そこからも、玄関の出入りの証拠を消したかはわかったはずです。

そして足跡の方は、多くの人が出入りしてしまいわからなくなってしまったというのが定説になっています。30日前まではずっと雨も降っておらず道は乾燥していて、更に当日家族はアスファルトの上しか歩いていなかった可能性が高いということ。そこからも極めて家族の足跡は、残り難い状況ではなかったかと考えられます。そこに多くの人が足を踏み入れてしまっては・・・。

しかし過去何度も書いたように、家の中には土の着いた足跡が残っていた。すなわち例え玄関で靴を脱いで招かれて入ったとしても、玄関に来るまでは泥の着いた靴で訪ねているはずなのです。ですから足跡が損なわれたとしても、何かしらの形で玄関タイルには泥の痕跡がなければ説明がつきません。玄関の中の足跡を拭き取っただけでなく、犯人は夜中に玄関外のタイルまで拭き取って帰っていったのか? まして家の前には、人が近づくと防犯ライトがつくような仕組みの家だったのにです。そのようなことをリスクを犯してまで、ご丁寧に犯人が行ったとは考え難いものがあります。

しかしですね、あえて偽装するのであれば玄関まで履いてきた靴と家の中で履いた靴を違うものにすることぐらいならばしたかもしれません。またリビングに残した遺留品の多くは、実は家族を殺害後に持ち込んだものだった。もしそうならば事件の見立ては、全然別のものになるということ。そういった偽装までしたとは思えませんが、行った可能性を否定するまでの材料はありません。

しかし本当に偽装工作をしたとするならば、結構ずさんなのですよね。というのは、むしろもっと侵入した場所を浴室の窓からだと印象づけるように仕向けた方が良かったと思うのです。まぁ結果としてその中途半端さが、どっちともとれるという風になり、捜査を撹乱できたことは確かだったのですが。しかし仮に何かで拭き取ったというのならば、その拭き取った痕跡も鑑識なら掴めるのではないかと思うわけです。もちろん年末の大掃除で、玄関を綺麗に掃除した痕跡との区別は困難だったのかもしれませんが。

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ただ前から気になっていたのですが、この犯人って家中の引き出しという引き出しは開けています。しかし引き出し以外って、意外にちゃんと観ていないような気がするのです。もちろん事件現場の詳細がわからないのですが、上記の写真なんか観ると、引き出しは開けているけれど、それ以外のガラス戸のところはそれほど真剣に探していない 感じがしませんか? まぁこれはリビングにあった家具だと思うので、犯人はこの時止血道具を探していただけなのかもしれませんが。

家中のものをひっくり返して凄まじかったと言われる現場ですが、何かを探しているはずなのに、探している場所が偏りを感じるのです。そこからは、本当に、何かを探していたのか? という疑問が残るわけです。 玄関の出入りの痕跡を消したのには疑問が残るのですが、何か物取りに見せかけようとしたというのはあったのかもしれません。

物取りにしては、1階の本棚にあった6万1千円だかの現金は見落としていた。確かな情報ではありませんが、他にも冷蔵庫の外に貼り付けていたのか? 冷蔵庫の中に隠していたのかわかりませんが、そこの現金も手付かずだったという話しもあります。明らかに、血の付いた手で冷蔵庫を物色した形跡があったのにも関わらず。 この犯人からは、物取りに見せかけたかった という偽装工作の可能性が感じられます。

(何故そのような偽装工作をしたのか?)

1、1時18分のパソコン操作は

物取りの犯行にみせるという意味合いと共に、あえて1時18分からのパソコン操作によって、みきおさんがまだ生きていたと思わせるため。もしくは、宮沢さんと接点のある人物のアリバイを作るための、いずれかだったのかもしれません。そのためパソコンの操作の内容には、たいした意味はなかったのかもしれない。その時間に、パソコンをいじっていたということに意味があったのではということ。

2、何かを探しているように見せかけるため

お金目当ての犯罪だと見せかけるために、あえて暗証番号を探しているフリをした。もし暗証番号を探しているのならば、暗証番号を書いたノートを現場に残してゆく必要はなかったのではないのか? あるいは、持ち帰ってからもう一度じっくり考えても良かったのではないかと思うわけです。 もし暗証番号を本当に探していたとするならば、それは 宮沢家の家の中に探しものがあったわけで、 それに暗証番号が必要だった可能性があります。そう暗証番号が必要なのは、パソコンの中身を覗くためのキーワード だったのではないかということ。ただし暗証番号って、銀行口座以外は何度間違えても、無効にはなりませんよね。あえて劇団四季のページでそれを貯めそうとしたのは、やっぱり銀行の暗証番号を想定して、試しにそこでやっていたのかもと考えられるわけですが・・・。 ちなみに暗証番号は、2170 だったのではないかという書き込みがありました。 それは、にいな と 礼 からそうしたのではないかと。もしそれが本当で犯人が読み解いていたとしたら、礼 を 0(ゼロ) と解釈できるのは、よほど日本語能力が高い人間ではないと難しかったと考えられます。

劇団四季のチケットを取ろうとしたのは、みきおさんが生きていたと思わせるためかその暗証番号が、正しく銀行の引き落としにも使えるかどうか確かめたかったという狙いがあったと考えられ、別に犯人が劇団四季のチケットが欲しかったわけではないと思われます。そしてこれも偽装工作ならば、犯人がお金に関わるものを探していたように見せかけるためだったのかもしれません。

3,当初は偽装工作をするつもりはなかった

もし犯人が 宮沢さん一家殺害 だけを目的にしていたとすれば、ここまで偽装工作をすることはなかったかもしれません。そこで必要が生じたのは、犯人が想定外に手を怪我して、血液や指紋 を残してしまったからではないかと。そこで捜査を錯乱させるために、偽装工作の必要性が新たに生じた。そういった可能性も、否定できません。

あくまでもこれは一つの仮説であり、私がそういう意見であるわけではないのですが。
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快楽殺人か怨恨殺のどちらかでしょうね。
礼くんが一番に殺されて幹雄さんと格闘したのちに首絞めや殴打して殺害後も刺し続けるのはかなりの労力と殺意が要ります。礼くんの絞殺は躊躇いと楽しみが半々かもです。侵入して心拍数が高いわりに礼くんが最初とは単に近いからなのか?少なくとも浸入するには時間がかなり早い、家の中で様子を伺っていたなら尚更早い時間になりリスク大だし、となると入って直ぐ殺害、しかもほぼ立て続けで。体力も必要だし決意も要るし。私は侵入して怨恨説です。
15歳から35歳、独身、仕事はしているが技能職や専門職ではない。ブルー系でヒラ社員。

No title

私は、礼君を殺害後に居間にいって 残された遺留品の多くを居間において、包丁を取り出しという行動をとったと思っています。そのため、一定時間 みきおさん殺害までは時間があったと思うですよ。

だからこそ忍び足や横歩きで 階段に足跡があったと思うので。
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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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