間違った認識

私はこの事件の幾つかの時間を、間違って把握していたようだ。まずは、そのことについて検証してみたい。

にいなちゃんが、入江家に鍋の割り下を届けたのは買い物前だった

隣家の入江杏さんの著書「この悲しみの意味を知ることができるなら」を読んでいて、にいなちゃんがすき焼きの割り下を届けに来たのは17時ぐらいだったと記されている。ということは、成城学園前や千歳烏山駅に家族で買い物に出かける前だったということになる。一家が買い物にでかけたのは、17時半ぐらいだったということになっているからだ(買い物レシートからも具体的な時間が残っていたという)。

私の認識では買い物から帰ってきてそれから19時前に届けに来たものと認識していたが、日も暮れる前だったと杏さんは記述している。12月の末であれば、日が暮れるのも早い。その記憶が確かならば、確かに17時ぐらいだったのだろう。どこでその認識がズレてしまったのかわからないが、この事実を証言できる人間は、今や入江さんしかいない。

しかしこの割り下の時間は、少し大きな意味を持っている。ひょっとしたら玄関の出入りを最後にしたのは、にいなちゃんだったのではないのか? そのため家の鍵をかけ忘れていて、それが結果として犯人の玄関からの侵入に繋がったかもという心配が私にはあった。しかしこの杏さんの記憶が確かであれば、最後に家に入った可能性が高いのは、泰子さんやみきおさんだったわけで、玄関の施錠を忘れた可能性は低かったのではないかと考えられる。みきおさんの細かい性格から、杏さんは玄関の施錠をし忘れた可能性低いだろうということも書いてあった。

キャッチボールをする二人は、翌朝のことだった

以前も書いたが、事件現場近くでキャッチボールをする親子連れを目撃したという情報が私の元にも入ってきた。そういった目撃情報があったのは知っていたが、その目撃した本人からの情報によると、山梨学院大附(現山梨学院)のバックを持っていたのだという。私はてっきり事件発生時刻の 23時半ぐらいの目撃情報だと思っていた。しかしそうではなく、犯人が翌朝逃走したとされる31日の日が昇ってからの目撃情報だったらしい。それならば深夜の逃走で犯人を目撃したとか、事件との関連性は今考えると低くなる。

しかしその親子らしき二人は、その後も見つかっていないのだという。今なお警察のパンフレットに、キャッチボールをした人を観なかったかと書いてあるのは、この話が元になっているからだと考えられる。

成城学園前の男は薄着だった

先日テレビで、真冬なのにTシャツ一枚で歩く外人の話が話題になっていた。そう彼らは、日本人の常識に比べると極端に暑がりな人間が多い。我々の常識からして、12月にTシャツ一枚でいるなど考えられないし、格好としても季節外れでみっともないと思うはずだ。

しかし成城学園前で目撃された遺留品と似た格好をした男は、季節はずれの薄着の格好していたので記憶に残っていると目撃者は語っているし、それがおかしいとは思わない感覚の人間なのだろう(この辺は日本人離れしている)。そこで気になるのは、犯人のDNAの母方が、欧州系の血筋であった可能性が高いとされていること。それでいて彫りは深い顔立ちだったものの、それほど日本人として違和感がなかっのは、やはり犯人がハーフだった可能性を裏付けるような証言でもあった。見た目はアジア系に近くても、やはり半分は欧州系の血筋を引いている可能性があるわけだ。我々の感覚だと、真冬にアイスを4つも5つも食うのは異常に感じるが、彼らのような暑がりが極度の興奮状態になれば喉の渇きや身体が暑くなってもありえない話ではないのではないのだろうか。

私はこの話を最初に取り上げた時に、人間心底怒ると「腸が煮えくり返る」ことがあると書いた。犯人がどういう理由でそうなったのかはわからないが、内蔵からマグマが噴出するような物凄く内蔵が熱くなるのを、私自身も経験したことがある。犯人も宮沢さん一家に対し、そのぐらい凄まじい怒りがこみ上げたのではないかと。そのため異常に活発になった臓器が便意にまで繋がり、犯行中にも関わらずトイレで用を足すという生理現象を引き起こしたのかもしれない。

話はそれてしまったが、この成城学園前の男の目撃情報は、極めてDNAの鑑定結果とリンクするものであり、大変信憑性の高そうな目撃情報である。逆に言えばこれだけ特殊な人物であれば、捜査線上に浮かびやすかったのではないかとさえ思える。その条件にまさに合致する人物が、例のフランス人ハーフぐらいしか浮上しなかったのも致し方なかったのではないのだろうか。しかしこの男は、DNAも一致することはなかったのだという。

(不審者について)

前回触れたように、入江さんの一階の窓は雨戸も無く、公園から丸見えな状況だった。そのためお祖母ちゃんは、事件後公園には不審者がいたことを、何度も警察官に訴えていたことが入江さんの著書には記されていた。また事件前には、みきおさん、泰子さん、にいなちゃんからも不審者に対する発言があったとされ、家族共通の認識であったことがわかっている。しかし同じように情報を共有していたはずの杏さんからは、そういったコメントが聞かれないことを不思議に思っていた。

しかし杏さんの著書を読みなおすと、泰子さんが不審者や治安の不安の話をとりあわない頃から、そういったことには神経をとがらせていたことが書かれてあった。具体的な話は著書には記されていないが、何かしら気がついたことは警察には話したものと思われる。公園と敷地を隣りあわせていたということで、入江家もまた不審者にはかなり神経をとがらせていたことがわかった。

改めて時間をおいてから同じものを読みなおすと、当時見落としていたことがわかるものだと強く実感する。

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私は生粋の日本人で太り身ではないのに、ウルトラ暑がりです。今までに冬に薄着でいたので、夜、新宿下落合、小滝橋付近で、3回、見廻り警察に呼び止められました。冬に暖房を使った記憶がありません。布団オンリーです。なので、日本人でも体質的に、太り身以外に暑がりはいるものだと思います。

No title

確かに明確な根拠ではありませんし、日本人でもそういった人もいるでしょうね。逆に私は、結構太った今でも寒がりというか、冷え性です。

事件当日に、夫婦喧嘩のような言い争いを聞いたという散歩中の男性の証言がありますが、何故、夫婦喧嘩に聞こえたのか。普通、見ず知らずの男女が事件現場で、被害者・加害者として言い争っていたとしたら、夫婦喧嘩のように聞こえるだろうか。事件当日に散歩中の男性が聞いたという言い争いを、犯人と泰子さんと限定して考えてみると、犯人は、泰子さんを、『お前』or『泰子』と呼び、泰子さんは、犯人を、『あなた』『あんた』と呼んだと思われます。『泰子さん』とは旦那は呼ばないだろうし、『○○君』や『○○さん』では、夫婦の会話、言い争いとは思われないはずです。細かいことですが、夫婦喧嘩のように聞こえたというのは、結構重要な証言の気がします。
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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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