現場写真を観ての新たな疑問

世田谷一家の事件現場の写真を見ていて、いくつかの疑問が出てきたので考えてみる。参考にさせて頂くのは、「世田谷一家殺害事件・現場写真」様の画像から。撮られたのは、2013年12月 ということで、すでに事件から13年の月日が流れてからのものだった。しかし現在現場はシートに覆われており、その全容を確認することはできない。そういった意味では、貴重な資料だといえよう。

まず、宮沢家の裏を撮影した この写真 を観て頂きたい。

写真 真中上部にある箱が、お風呂の給湯器であり、そのすぐ斜め上が犯人が出入りしたのではないかと考えられている浴室の窓があることになる。

この写真を観て頂けると、私がよく言う、家と右側にある公園フェンスの幅90センチの広さが実感して頂けるだろうか? 発見された時浴室の網戸は、このフェンスを超え、写真右側の公園側に転がっていた(あるいは立てかけてあったと)ということなのだ。そんなことは、常識的にありえない。普通に考えれば、網戸が外れないから家の中から蹴っ飛ばした。あるいは、侵入した時に外した網戸を誰かが受け取ったということがなければ、網戸が公園フェンスの向こうなどにゆくはずがなかろうということ。

そのことは何度も書いたことなので実感して頂けるだけとして、気になるのは他のこと。一つは、偶然なのかそうなのかわからないが、公園フェンスが浴室の前あたりで曲がっているように見えること。あとは、宮沢さんの家の敷地側といえ、木の杭が壁に持たれてあって、事件当時もそうだったとすれば、あの杭を使ってフェンスに登れるのではないかと感じた。しかしこれは角度を変えて 別の写真 でみるとわかるのだが、全然杭があるのは浴室窓の下よりも手前であることがわかるし、フェンスが曲がっているのも同様だとわかった。

ちなみにこの宮沢さんの家の裏というのは、仙川の脇を通る道と公園を南北に抜ける道をつなぐ道であったようで、実際宮沢さんの家の敷地だったかも定かではない。犬の散歩の時、おそらく昔からの習慣でここを抜ける人がいたのだろう? みきおさんに注意されたという話が残っており、おそらくこの部分に入ったからだと考えられる(他に敷地に入れる場所などない)。

(明らかに狙われたのは、宮沢家だった)

まず、 この写真 を今度は観て頂きたい。宮沢さんの隣に住んでいた、入江家の裏を公園側から撮影したものだ。この家の裏は、雨戸のないガラス戸が2枚も存在するのである。入江さんの著書にも記されているように、よっぽど侵入するのであれば、宮沢家よりも入江家側からの侵入が楽だったことがわかる。またこの家の 正面側の写真 をみても、雨戸のないガラス戸ばかりなのだ。浴室窓ぐらいしか侵入口がなかった宮沢家に比べると、鍵が空いていたかは別にして侵入口が多数ある入江家を狙わなかったのは、犯人の目的が明らかに 宮沢家 にあったことを意味するのであろう。

(たむろっていた若者達は何かを知っている)

これは、公園を南北に貫く道路を挟んである、スケボー広場のハーフパイプ から 宮沢家を見た写真 なのだろう。 この写真からも、事件当時も、ハーフパイプから唯一といって良い家の明かりが彼らから見えたのは、宮沢家の建物だったに違いない。 上記の写真 を観ても、道路挟んで右側付近で事件があったと思われる23時20分ぐらいには、若者達が幾人かたむろっていたところを、バイト帰りの大学生に目撃されている。幾ら彼らが騒いでいても、家の中から悲鳴や怒鳴り声が全く聞こえなかった、あるいは家の近くに不審な人間を見かけなかった ということはありえるのだろうか? 彼らは、何かしら事件について知っていたことがあったのではないかという気は今でもしている。警察は、どこまで当日いた若者たちのことを見つけることができたのか? 

(どうしてそう言えるのか)

事件当日の 22時頃。ウォーキングを日課にしていた男性が、男女が言い争う声を訊いたというのだ。おそらくこの男性の証言が確かならば、この若者達より前の時間に、宮沢家に近い場所を歩いていたことになる。しかし男女が言い争いをする声を訊いたのは23時頃だったという話もあり、この証言が同一人物ものなのか、それとも別々なのかも定かではない。

この証言が確かならば、犯人がもっと前の時間に家の中に入っていたのか、証言時間が曖昧なのかはわからない。現在の時系列的に考えれば、男女が争っていたのが22時だったとすれば、みきおさんと泰子さんとの言い争いだった可能性もある。あるいは、もっと早い時間に誰かが訪ねてきていたのかのいずれかということになる。しかし男女が言い争った声は事件当日ではなく、前日だったとの話もあり、情報が錯綜している。そのため私は、今までこの話には興味を示してこなかった。

ちなみにこの文章を作成している23時ぐらい、私の部屋は網戸を明けているとはいえ、公園ハーフパイプ~宮沢さん家ぐらいと同じぐらい離れている、大通り挟んだ向かいの家のちょっとした物音が聞こえてくる。夜静かならば、その家で怒鳴り声がある、物音が派手に響いていたら聞こえたのではないかと強く実感する。

(しかし警察は?)

話はそれたが、この言い争いを訊いた人物が海外勤務をしており、戻ってきた時に改めて話を聞き直したという話が数年前記事になっていた。また最新の事件パンフレットをみても 変わった人(大声を出す、怒鳴り散らすなど)を知っている 人を探しているということからも、この怒鳴り声が みきおさん のものとは思えず、何かもっと違う第三者‥異常性を感じさせるものだったからで、警察もこの証言を重視しているのではないかということ。犯人の常軌を逸した泰子さんやにいなちゃんへの攻撃などをみると、この証言と事件への関係性を疑うのは当然なのではないのだろうか。このウォーキングをしていた男性がどこを歩いて訊いたのかはわからないが、それほどの言い争いをしていれば、隣家や正面の家にまで音は漏れなかったのだろうか? 

そこで音が漏れた可能性として考えられるのは、中二階の廊下付近で犯人と泰子さんなどが言い争っていたとする。そしてすぐ隣にあった浴室の窓が空いていて、公園側に音が漏れやすかった。すなわちこの言い争いを訊いた人物は、ウォーキングがてら裏のぽっぽ公園付近で、この言い争いを訊いたとも考えられなくもない。意外に同じ家でも、部屋から南側の音は聞こえても、トイレや浴室がある北側の音というのは、聞こえ難い(真冬のように閉めきった状況では)ことは結構あるとも考えられる。そのため隣家や正面の家には、言い争いの声が漏れにくかったというのは、防音対策の講じられた家だったという以外の理由があったのかもしれない。

(事件発生はもっと早かったのではないのか?)

しかしもし事件が本当に22時ぐらいで、23時半ぐらいに逃走したのならば、たむろっていた若者達が何も気がつかなかったというのもわからなくはない。ただし事件はもっと早かったのではないかという意見には、どうにも引っかかる理由がある。それは

犯行時刻直前とみられる30日午後10時20分から50分頃まで触れた形跡(午後10時38分から45分頃のパスワード付き電子メールの送受信記録[2]や同50分頃のパソコンの電源を切った記録など)があり、これは被害者がまだ生存しておりインターネットを閲覧していたものと考えられる。

もし第三者がパスワード付きメールをどうやって送ったのかという謎も残るが、それ以上に犯人が、なぜパソコンの電源を切る必要があったのか? まして男は、再び 31日午前1時18分頃 にパソコンをつかったのに。そのあとパソコンで何かを探ろうとした犯人が、パソコンの電源を切る必要があったのかがわからない。あえてこれは、みきおさんがこの時間まで生きていたと見せかけるための偽装工作の一環だったのだろうか? しかしそれならば、死亡時間と大きく食い違なければ意味はなく、私にはどうしてもそのためとは思えないし、そうする意味がわからない。怪しい男の目撃情報なども加味すると、やはり犯人の侵入は22時30以降~23時ぐらいにかけて起きたのではないかと私は考えるし、みきおさんが亡くなったのはパソコンの操作後だったと考えるのが自然だと思う。

ようは、証言の時間 か 残されたパソコン履歴 など、何かしらの情報が誤っているとしか考えられない。
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疑問ですが、公園にいた少年達は、本当にスケボーをやっていたのでしょうか。晦日の寒い夜、外にいてスケボーするのなら、上着が、がさばって動きにくいのでは。寒さを我慢してまでスケボーしたいものですかね。たむろするなら、厳寒の外より暖房があるゲーセンにでもいたほうがよっぽどいい。わざわざ、スケボーというのは、仲間のアリバイ作りではと疑ってしまいます。その時間、○○は一緒にスケボーしてましたよ。みたいな。考えすぎかもしれないですが。

事件当日のスケボーの音はどうだったんですかね?冬なので窓を閉めていたので聞こえなかったのか!?いや、あの手の音は冬場ならかなり響くはずです。散歩中の男性は、言い争う声の他にスケボーの音は聞かなかったのか。それなら、スケボーをやらずに、公園にたむろっていたのは何故なのか、寒いのに。他に、仲間でワイワイする場はあるはずなのに、ゲーセン、カラオケBOX、コンビニ前の駐車場など。寒い中、スケボーやらずに公園にいた意味とは何だろう。事件に関与とは言わないまでも何かを感じます。

No title

確かにスケボー少年達かどうかは、明確なものがありませんね。私の表現が悪いので、あとで少年たちと訂正ておきたいと思います。

当時スケボーに対する時間の取り決めがあって、1人だけ守らなかった人間がいると訊きました。そこでみきおさんともめていたようなのですが、ですから他のスケボー少年たちは、夜間そこにたむろっていたのは別の人間かもしれない。更に少年という表現も適当かわかりません。20過ぎの人間もスケボー関係者にはいた可能性もあり、若者たちというふうに訂正したいと思います。

非常にハーフパイプから着地するときに、ガラガラうるさかったという話も書いてありましたね。更にかなり近くを通るだけで睨みつけてきたりされることもあったようで、あまり健全なスポーツ青年達ばかりだったのかには疑問が残る話もあります。ただし場所柄、近所の仲間じゃないと、こんな便の悪いところに屯わないよなという気はする場所柄なんですよね。

お久しぶりです。

最後のモナさんの疑問点である時刻についての文面を読みながら
ふと、ASKAさんのブログに降臨した公園近く氏の
「捜査本部は時刻をズラして発表(リーク)している」
というコメントを思い出しました。

私も個人的には23時前後の侵入だろうなとは思ってきましたけど
この時刻のズレがどの部分にまで及んでいるのかは捜査本部にしか分からない為
もしかするともしかするのではないかという疑念が100%払拭できません。

仮に様々な事柄について時刻をズラしていた場合、
事件の印象がずいぶん変わってくるかもしれませんね。

No title

おそらく警察は、パスワード付きのメールの送信含めて、そこはみきおさんが行った行動だろうという動かしがたい証拠があり、そのため他の証言を曲げてでも、時間をそこに合うように、事件を想定せざる得ないのではないかと考えています。特にそこに、何か特別な意図が介在しているわけではないと思っています。

胃の内容物の消化に関しては、23時頃だろうというのはかなりアバウトで幅があってもおかしくない推定時間だったかと。

個人的には、不審者が22時や22時半ぐらいにはまだ家の周りにおり、その情報が確かならば、まだその辺の時間までは侵入していなかったのではないかと捉えています。

犯人はもとより侵入経路、殺害順、逃走時間すら、はっきりしていない事件なんですよね。外でたむろしていたという若者が何らかで事件に関わっているとしたら、事件当日、もし、雨だったら、カッパを着てでもたむろしていたのか、それとも、事件当夜、雨なら、この事件すら起きてなかったのか。それが疑問点ですね。もし、顔見知り犯人で、動機が怨恨であるなら、雨でも事件を決行したのか、流しの犯行なら、犯人は雨でも、あのあたりをぶらついていたのか。少々疑問に思いました。

No title

天候については調べました。事件前ずっと雨がなく、裏の公園の土も極めて乾燥していた可能性があります。

おそらくまとまった降水量は、1/7にあった大雪までなかったかもしれません。

個人的には、入江家ではなく宮沢家を狙ったところからも、かなり計画的だったと考えています。

また天候の件なのですが、もし、複数犯として、公園側に見張りがいた場合、雨だったらどうしていたのか。雨でないことを見越して犯行日を決めたとも言えるし、冬の天気は変わりにくいし、予報通りになる可能性は高いです。(←晴れ・雨・曇、選択肢三つ。合格者5%未満の科学の結晶の気象予報士。三つくらいの選択肢くらい当てて下さい。こちらは、18頭走って、ワンツースリーだよ・・・いやはや、失礼しました)。閑話休題です。万が一、雨になってしまったら、どうしていたのか。と考えてみました。延期するには、晦日というのは融通利かずだと思います。翌日は大晦日、正月三賀日と続きます。親戚が来る可能性もあり、実行を5日以上延ばさなければならないのです。雨の場合も決行か、延期なら、1月4日に事件発生だったのか。流しの犯行なら、事件当日雨なら、外をぶらついてないだろうから、この、世田谷一家殺害事件すら起きていなかったのか・・・。

No title

複数犯であれば、この日でなければという事情があったのでしょうね。逆に流しであれば、本当に浴室の窓が空いていたからという感じでしょうか? しかし単独犯である可能性はあっても、流しの犯罪にはちょっと思えません。
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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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