浴室の網戸の謎・続き

事前直後の木々の状況について、もう少しハッキリした写真を見つけたので、ご確認頂きたい。「ひとりごと検証ブログ」様のところに、宮沢家裏の浴室の下の写真が映っていて、これが最も当時の木々の状況がわかりやすい写真ではないかと考えます。

これを参考にさせて頂ければ、当時の浴室窓の下に椿の木があったことがハッキリわかります。ただしこの写真だと、この椿の木が公園フェンスまでどのぐらいの距離があったのか? あるいはフェンスを越えて宮沢さんの家の敷地側にまで枝が伸びていたのかまでは掴みかねます。

ただしこのように当時木があったとなると、フェンスを昇った際に左側の窓から入ろう、あるいは出ようとした場合には、かなり枝や花と当たることになったと思うのです。降りるときならば、そういうのをあまり気にしないで突っ込んだ可能性もありますが、昇る時は木々に身体が当たって音がするのを嫌った可能性が高く、むしろ右側の窓から入ったのではないかと思えてきました。仮に右側の窓から入ったと仮定すると、給湯器を調べるよりも入江さんの屋根の方に何かしらの痕跡が残っていた可能性もあります(当然警察はそちら側も調べたのでしょうが)。

setagaya 4

その可能性を感じるのは、浴室の窓以外に残されたトイレと中二階の廊下窓の網戸がいずれも右側に寄って残されているのが上記の写真からもわかるからです。これが偶然なのか? 家人の癖なのかはわかりませんが、家人の癖ならば事件当日も、右側に浴室の網戸が寄っていたのではないかと考えることができます。逆に椿の木の枝が邪魔で右側の窓から入ろうと試みたとしたら、左側に網戸が寄っていた場合は触れる必要がありませんから(もし左側の窓から入ろうとしたら、網戸は左側に寄っていたはずです)。ですから網戸を外した(外れた)ということは、網戸に触れる必要があったわけで、入った(出た)窓側に網戸が寄っていたことがわかります。

上記の写真の上の方を観てもわかるように、事件後窓の下付近にあった椿の木は、伐採された可能性が高いと考えられます。上の写真では、撮影するのに邪魔な木が一切ないことからも、それを伺うことができますし、他の写真でも後に撮影されたと考えられるものには、椿の木がありません。

2015-03-26 12.48.09

確か私が行った時にも、浴室の窓の下に木があった記憶はありませんし、小さな木の切り株があったような記憶があります。もし上記の写真の上の方に見える小さな切り株がその椿の木のものであれば、おおよそフェンスとの距離は1メートル足らずだったことがわかります。この椿との位置関係を考えると、もう一人侵入を手伝った人物がいた場合、男は木があって邪魔なので入江家との境目あたりに立って、実行犯から網戸を受け取った可能性が考えられます。だからこそ網戸が、宮沢家と入江家の境目付近に立てかけられてあったと考えることもできるわけですし、先日触れたように給湯器に上がる際に鑑識が邪魔なので、網戸を横にズラして立てかけた可能性もあると触れました。

miyazawatei4.jpg



そこで事件当時の状況を記す新聞記事があったので、それを参照させて頂くと

「現場検証で、捜査幹部は公園側のツバキの赤い花びらと小枝が散らばっているのを不審に思っていた。地面に靴跡のようなへこみもあった。網戸も、フェンス外側に転がっていた。」

この記事を読む限り、2つの大事なことがわかってきます。

1、網戸はフェンスの外側(公園側)にあったこと

2,網戸は転がっていたこと


ここで大事なのは、網戸が90センチ離れたフェンスを超えて転がっていたとしたら、単独犯だった場合、それは進入時に起きたとは考えづらいということ。すなわち網戸は、逃走時に焦って網戸を突き破った時だったことになります。以前にも書いたように、侵入する場合に網戸を外そうとすれば身体が網戸の前にあり、網戸がフェンスを超えることなどありえません(犯人の身体が邪魔しますから手前に落ちます)。

しかしもう一つ考えられることは、やはり共犯者がいて進入時に外した網戸を受け取り公園側に置いたという考え。そうじゃないと問題はいつも言うように、家とフェンスの間の90センチを超えることなど通常よほどの勢いがないかぎりありえないのではないかということ。仮にあったとしても3メートルの高さから網戸が転がれば、外に大きな音が響き隣の入江さんの家族の記憶に残ったのではないかということになる。そう考えると網戸が発見時にフェンスに立てかけられていなかったとしても、誰かしらが受け取ったと考えるのが自然ではないのでしょうか?

気になるのは、網戸は再現実験の結果ハズレやすく、いつも同じところに落下したという話。それが常に公園側に落ちたというのならば、それは逃走時に網戸が落ちたということを意味するはず。もしそうならば浴室の窓から逃走した可能性はあっても、侵入した可能性は極めて低いことになるし、共犯者がいたという話も怪しくなって来ます。

網戸が発見された時の詳細な情報が明らかになれば、侵入経路と犯人の人数は自ずと見えて来ると思うのですが ・・・ 。少なくても警察は、それを十分把握しているはずなのです。しかし今私が知り得る情報では、そのことを明らかにできるものは揃っていません。

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