各局の温度差

さて前々回にご紹介したように、もしこの事件が 事件当日に起きたスケボー少年によるトラブルだったと考えると、明らかに気になる話があります。それは事件前日に、現場に残されたラグランシャツやヒップバックをつけた男が目撃されているからです。

年末のフジテレビの報道によると、事件前日の29日15時頃、成城学園駅前に向かう道すがら、親子連れがこの男とすれ違ったと目撃情報があります。この男が事件との関わりを指摘されているのは、単に現場に残された格好と似ているだけでなく、この男とよく似た男が、事件のあった30日の夜にも現場近くでも目撃されているからです。

更に年末明らかになった情報では、この29日の15時というのは、宮沢さん一家が家族で渋谷の映画館に向かうため、成城学園の駅を利用していた時間と合致するということがわかりました。すなわち、宮沢さん一家のあとを追って駅までついてきたのか? あるいは、あらかじめ駅を使うことを知っていて、駅前で待ち伏せしていたのか? 恐らく考えられるのは、前者のあとをつけてきたと考える方が妥当でしょう。もちろん、偶然だったという可能性もあります。

元々成城学園前での目撃情報は、29日の15時ぐらいに、成城橋のところで、このラグランシャツの男が佇んでいた という情報でした。この情報とは別に、親子がすれ違ったのを目撃していたのか? はたまた同じ目撃者の証言なのかは定かではありません。

もしこの男が犯人だとすれば、スケボー少年とのトラブルが、本当に事件のキッカケになっていたのかには疑問が残ります。以前から、宮沢一家をつけ狙っていた可能性があり、かなり計画的な犯行だった可能性があります。またスケボー少年が、この男と同一人物だったのかどうかも怪しいところです。そう前回も書いたように、16~18歳ぐらいだと言われているスケボー少年に比べ、この成城橋の男は、25~30代前半ぐらいだったと言われているからです。

(何処までいって委員会の視聴)

先日、大阪のよみうりテレビ(関東では放送はなかった)で、この世田谷一家殺害事件について触れられるコーナーがありました。パネリストの一人には、桶川ストーカー殺害事件などを暴露し、現在日本テレビの解説員をやられている 清水 潔 氏 なども出演し注目されました。その動画が、UPされたので感想でも。世田谷事件は、39分ぐらいから



さて番組を見ての印象は、特に目新しい情報はなかったということ。少し事件のことを知っている人が、各々自分の言いたいことを言っている印象であり、これなら世田谷一家に詳しい素人を集めてきても、もっとマシな番組作れるだろというお粗末のものだった。もう少し当時現場を詳しく取材した清水氏の話を訊きたかったが、この事件好きの経済評論家が自説繰り広げるなど、素人まるだしの番組作りにゲンナリ。元警視庁の小川氏も、持っている情報は我々外部者と同じようなもので、独自に何か内部情報を持っている感じもしなく、ASKAさんのところでも書かれたいたとおり、単なるバラエティ番組だったという感想は私も同様だった。もっと清水氏から、独自の話が聞きたかっただけに残念でならない。番組全体を通しては、外国人犯罪の可能性が高いという話で、終始話は進んでゆきます。

この1年世田谷事件を追ってみて、各局によって情報や温度差が激しいことがわかってきたので、個人的な印象を述べてみたい。

NHK ☆☆☆

これまで何度となく、この事件の特集を組んできた最も熱心な局。特に最近は「未解決事件」の中で、電話やSNSを使って情報提供を呼びかけるなど、独自の方法で事件に近づこうとしている。また今まで言われてきた情報を、事件記者を大量投入して再検証に入っているという。独自に持っている情報自体はたいしたことはないが、この事件に現在最も真摯に向き合っている局だといえる。今後への期待感という意味では、やはりこの局が一番ではないのだろうか。

日本テレビ  

最も世田谷の事件に対し、現在距離を置いている局。この事件の特集は、この1年間で無し。今回の「ここまで言って委員会」も、系列のよみうりテレビの製作であり、日本テレビものではない。まさに事件記者の大御所・清水潔 というスーパーエースがいるものの、別の事件に力を注いでおり、この事件の扱いには弱い。ただし年末のニュース報道の時に、捜査員が現場で使っていたものと思われる、聞き込み用のモンタージュ写真 を入手しているなど、持っている情報は独自のものを持っている可能性がある。それだけに本腰を入れて取材してくれた時には、清水氏の存在と共に期待を持たせるものがある。

TBS ☆☆

先日も「0からの70年」の中で、足跡に注目し特集を組むなど、事件への関心は低くない。また生前の 泰子さんやにいなちゃんを収めた映像を持っているなど、独自性もある。しかし持っている内部資料が弱く古いままで、詳細さや信憑性というもので、首を傾げたくものも少なくない。悪く言えば、古い情報を使いまわしているだけという、感じしかしてこない。

テレビ朝日 ☆☆☆☆

昨年末に放送された「FBI捜査官・サファリック」の番組で魅せた、詳細な3D映像や事件メモなどを見ている限り、持っている資料は全局でも随一と言えるのではないのだろうか。番組では触れられなかったが、TBSが番組ではなかったと報じていた屋根裏の床にも、多くの足跡をCG化している。漏れ聞こえる細部の情報と照らしあわせても、そのCGの精度の高さは驚嘆に値する。

ただ残念なのは、サファリック氏も事件記者の真剣味も高かったものの、製作サイドが色気を出してしまいバラエティ色を出す失態をしでかしてしまったこと。これにより番組に協力した入江杏さんの心象を損ね、番組に対し異議申し立てをされてしまうという汚点を残した。これにより民間の中でも、最もこの事件に力を注いでいた局の報道が、完全に停止してしまっていることは非常に残念でならない。早期の問題解決を望んでいる。

フジテレビ ☆☆☆☆

染料の謎に迫ったり、新たな目撃情報を見つけて来るなど、新たらしいものを見出そうという意気込みは、全局の中でもNO.1。それゆえに情報の取捨に、危うさも感じさせるところもある。しかし殆どの局が、現場の状況と目撃者情報の取材に終始するなか、その枠を越えて検証しようという姿勢は、今後に期待を持たせてくれる。

(結論)

テレビ朝日の現状を考えると、フジテレビの検証力と、NHKの情報収集から、新たなものが出てくることを期待せざる得ない状況だということ。NHKに関しては、今後もこの事件の特集を組んでゆくだろうから、事件の風化は避けられそうだ。

テレビ朝日の現場復帰と、清水氏のいる日本テレビが、この事件に本気で向き合って来れることを期待したい。この事件の遺族を報道記者に抱えるTBSには、もう少し頑張って頂きたい。

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新しい情報や他局が注目してない部分にスポットを当てる事は視聴者としてはインパクトがありますが、今までに報道されてきた確度が低い情報や噂の総合的なクロスチェックをしてくれる局が一つでもあると個人的には有難いです。それでは視聴率とれないか…。

No title

NHKが過去の情報を再検証していると、前回の未解決事件で言っていたので、いつか発表してくれるのではと期待している。あと清水氏のいる日本テレビも、力を入れてくれれば、そういった視点でやってくれると期待しております。
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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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