年末情報

今年は、事件から本来ならば時効を迎える15年目であるにも関わらず、警察からは正式に新情報は発表されていません。警察としては、発表できる情報は出し尽くしたということなのでしょうか?

そんな中、マスコミの取材により幾つかの新情報が出てきたので、簡単に触れておきます。

犯人の軍隊経験者説を否定

この事件では、犯人による階段でのカニ歩きと言われる壁伝いに横歩きしていた跡が残っていたことや、ナプキンを怪我した手の傷に使っていた形跡が残っており、犯人は軍隊経験者なのではないかという説があります。

しかし捜査員の話では、カニ歩きをしたのは血で滑らないためじゃないかとか、ナプキンも表裏を間違えて使っており、とても軍隊経験者だとは思えないとのコメントを残しています。

そもそもカニ歩きの足跡が残っていたという場所は

中2階踊り場~1階へ向かう階段の途中まで

中2階~2階リビングへの階段

子供部屋のベッド付近


だとこれまで言われていました。以前から階段の足あとは、犯人が一階の棚を二階に持って上がった時の跡ではないかとか、素人でも音を立てないためにはそのぐらいやるだろという話もあったぐらいです。

ただし、このカニ歩きの跡というのが、実際何処にどのような形で残っていたのかは、いまいち曖昧な情報です。特に子供部屋の足跡をサファリックの番組で見ていましたが、カニ歩きには見えないよなぁとかいうのもあり、非常に判断が難しい。その足跡というのが、血を踏んだものなのか、家に入った直後の土が付いた状況なのか含めて詳細がわからないので、なんとも言えません。

ナプキンに関しても、たまたま表裏を間違えただけで、すぐに間違いに気づいて反対に戻したのかもしれませんし、発見時の詳細がわからないと簡単には我々が否定できる材料ではありません。ただし捜査員がそうだと言っているならば、限りなく逆側で長時間傷口にあてていたという、かなり間抜けな状況だったわけですね。それでは、止血に全く役立たなかったのではないのでしょうか?

3時半には、宮沢家の明かりは消えていた

向かいに住んでいた方の目撃情報なのですかね? 例えばそのぐらいの時間にトイレに行った時にでも、外を見たのでしょうか? 当然犯人が、そのぐらいの時間までまだ現場にいた可能性は充分あるでしょう。

一方で警察でも、電気が付いていなくても街灯の光などで作業ができるぐらいだったとコメントしています。私も以前リビングに最初に荷物を置いただろう犯人は、明かりを付けなかったのではないかと書いたことがあります。街灯や前の家の光で、薄ぼんやり部屋の中が見えて動くことが可能だったのではないかと。

しかしこれには一つ疑問があるのです。というのは、事件起こした後に犯人は、絆創膏を止血のために貼ったり、カードや通帳類をリビングのソファーに並べ、暗証番号を探るかのように数字を羅列したメモを残していたといいます。このメモの発見場所の詳細はよくわかりませんが、恐らくリビングに残っていたと考えられます。その場合は、外から入ってくる光だけでは、とてもじゃないが無理だったでしょうから、事件後は、電気を付けざるえなかったはずです。

すなわち家族を殺害したあと一定時間は、犯人は家の電気を付けていたと思われます。また4時ぐらいに訪れた新聞配達の人や、早朝宮沢家の近くを通った人は、家の電気は消えていたとも証言しており、この目撃情報を後押しします。犯人が、この時間帯以前に逃走した可能性も否定できませんし、外からの目撃を避ける意味でも家の電気を消して作業し続けてた可能性もあるわけです。2階リビングは、昨年末に公安委員長が視察に訪れた時の様子でもわかるように、リビングのソファー付近にいても中の人影が外から見えてしまう状況だったわけです。より目線の高さが一緒だった可能性が高い、向かいの家からは中の様子が窺い知ることが容易だったと考えられます。そういったことを、犯人が警戒した上での行動だったのかもしれません。

礼君の布団に犯人の血液が付着していた

昨日なにげに読売の記事を読んでいて、ぶったげました。これまで礼君の遺体には血液の付着がなかったからこそ、礼君は最初に殺害されたのだろうという、大いなる根拠になっていたわけです。それが、完全に崩れるような捜査員の証言です。

ただしこの話も、布団に犯人の血液が付いていた。あるいは、どのようにという詳細な部分がわからないので、それでは礼君は最後だっただろうと簡単に言える話ではありません。

というのは、犯人が礼君を殺害したのであれば、礼君自体に別の人間の血液が付着していた、血液反応が残っていても不思議ではないからです。礼君を最後に殺害した時に、ほとんど血液がつかなかったとするならば、それは完全に止血が終わっていた、あるいは、服も着替えていたと考えられるわけです。それならば、布団についていた血液は何だったのか? 

犯人は逃走前に、みきおさんの服を引っ張り出し、試着などをしながら逃走用の服を選んだとも言われています。その服があったのは、恐らく子供部屋だった。あるいは泰子さんにかけられていた衣類なども、恐らく子供部屋にあった引き出しから引っ張りだされたものであった可能性が高いわけです(他にこの家からは、両親の服を置いていた場所が検討つかない)。

止血を完全に終えたあと、遺体にかける服や自らの逃走を図るために子供部屋に入った。その時に、礼君の存在に気がつき絞殺したという可能性がなかったとはいえません。しかしドア挟んで向こうで家族が刺殺される間、礼君は気がつかず眠り続けていたのでしょうか? どうにも考えづらいものがあります。少なくても礼君と他の三人の家族の殺害には、最初にしろ最後にしろ、一定時間空いていた可能性があります。

そして礼君を殺害する時に犯人は、片手で口を押さえもう片方の手で首を締めて殺害したと言われています。他の家族を散々刺して刺殺したのに、礼君の時は口を塞ぐ必要があったのでしょうか? あるいは、殺害方法が異なる必要性があったのでしょうか?

その可能性を考えると、布団に血液が付いていた、だから礼君は最後だったとは簡単には言えないでしょう。というのは、礼君を殺害したあとに、再度本当に死んでいたのか犯人が確認した可能性も布団に血液が付着していた程度ならば考えられなくもない。あるいは、お婆ちゃんが二階踊り場付近で残っていた犯人の血液に触れてしまい、それが礼君の生死を確認する時に付着してしまったのかもしれないなど、様々な可能性があるわけです。この辺は、血液の量や状況を観てみないとどうなのかな?という気もします。警察の見立てでは、礼君は最初に殺害しているという見方をしていると言われており、たとえそのような情報を知っている警察でも、見立てには影響していなかったことがわかります。

またそのいったんを伺うことができるのが、昨年放送された「FBI捜査官サファリック」の番組で、元管理官の人物との話からもわかります。サファリックの見立てに対し管理官も「殺人順には疑問があるけれど」とサファリックの見立てに対し、唯一否定的な見解を残していました。

(年末情報について)

例年観られる、警察からの小出し情報は今のところはありません。しかし各社の関係者への取材により、幾つかの新情報が出てきました。余計推理を混乱させるような話にも思えますが、結構驚きの情報も含まれています。しかしそのへんの誤解が生じないように、警察はもう少し事件の詳細を整理して公にできないのでしょうか?捜査員によっても、どうも出てくる情報がバラバラであるようにさえ思います。

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警察のコメントがないのは残念ですね。これらの情報が確度の高いものなら、礼君殺害はやはり最初なのかなと思いました。同じ部屋の衣服の棚に他の被害者の血痕が沢山ついていた、といったようなある程度確信するような証拠が存在する気がします。

↑といきなり矛盾しますが、間取り図を見てみると大人用の衣服はロフトの可能性が高そうですね。

Re: タイトルなし

もし礼君が最後である場合、止血が終わっている、血が洗い流されているなど、礼君自身に血液が付着しなかったことが考えられ、かなり他の三人とはタイムラグが生じていたと考えられます。全くありえないとは言いませんが、三人が殺害されていたのに、全く気がつかなかったとは思えません。

特に昨日のTBSの番組では、子供部屋のドアが開いた上体で、泰子さんが子ども部屋の方に倒れこんでいた。まさに、音は筒抜けだったわけです。泰子さんは亡くなる前に、礼君の死も把握していたのかもしれません。

No title

確かに屋根裏部屋には、何が置いてあったのかわからないスペースが存在しますね。あそこが二人の洋服が置かれていた可能性も高そうです。

しかし泰子さんにかけられていた衣服、TBSの番組では白いタオルなどは、子供部屋にあった洋服タンスから出されたものではないかと推測しています(確信はありませんが)。

またこの家には殆ど情報のないスペースとして、一階の物入れの詳細。更に二階リビングから奥に入る物入れみたいな扉があるのですが、あそこには洗濯機でも置かれていたのでしょうか? 

3Dプリンター模型を見ると一階奥は物置のような感じですね。靴棚?とタンス?と真っ黒な正方形の何かがありますね。あれなんだろう?公園にあるゴミ箱みたいな…。二階奥は洗濯機の可能性が高そうですね。

お騒がせしました。黒い正方形は書類を入れるような引き出しのようですね。FBI番組でここにも指紋があり再現されてました。このスペース、面積としてはある程度ありますが棚や引き出しが置いてあり、上の階にはトイレがあるため面積の半分程は天井も低くく窮屈な感じです。やはり物置の可能性が高そうですね。

No title

一階のは納戸なのでしょうね、書類関係やいらない新聞紙とかの廃品回収のものを置いといたり、ウチも階段下がそうなのですが、掃除機とかしまって置いたりとか。

まぁ私が泥棒ならば、この一階納戸の格子を外して現場に侵入しますね。特に家人が出かけるのを確認しているなら、そこを開けて侵入して潜んでいることに。プロの物取りなら、30秒もあれば開けられる格子のネジを外すと思うですけれどね。

そうですよね。泥棒なら外出時の昼間、夜間なら深夜、それに一階に明かりがあったのならかなり厳しい気がします。やはり最初から殺害目的、殺害もやむお得ない情報の入手で侵入というのが無理がないですね。

No title

ここで考えられるのは、一家全員が揃っていなければならなかったのではないか?

もしくは家族のいる時にあえて侵入し、何かを聞き出そうとした可能性があったのではないかと考えます。
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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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