「世田谷一家殺人事件」との相違点

一橋文哉氏の「世田谷一家殺人事件」を読んでいて、私が知っている情報と若干異なる見解が観られる場面が幾つか拝見される。どちらが正しい正しくないということではなく、その相違する部分について今回は考えてみたい。

(当日のみきおさんの行動)

一橋の記事によると、みきおさんは夕食を19時頃に家族ととり、その後19時半ぐらいから出かけたと書かれている。その根拠になるのが、近所の人が19時半頃車がなく、車庫のシャッターも開いていたというのだ。私は、この話を初めて耳にした。

しかし事件発覚してしばらくは、みきおさんは仕事で遅くなり、先に家族が殺害され、帰宅を待ち受けていた犯人によって、みきおさんも殺害されたのではないかという話が続いていた。しかしみきおさんは、27日から休みに入り事件当時も家にいたことが警察から明らかになり、そういった話は消えてゆくことになる。

私が訊いているのは、近所の人が(恐らく向かいの住人だと考えられる)が 18時30ぐらいに見た時は車がなかったという話であり、これは後に家族で買い物に出かけており、このすぐ後に帰宅したことが明らかになっている。実際に19時前には、内線で泰子さんと隣人が会話しているし、鶏鍋の調味料をにいなちゃんが取りに入江家を訪れている。

勝手な解釈ではあるが、これは一橋氏が目撃情報の時間を勘違いして捉えていたのではないか?という疑問を持つ。ただし仮に宮沢家に侵入することを考えると、何かしらの用でみきおさんをおびき寄せ、玄関を開けたままの間に家に入るという手段は有効ではあっただろうと思う。しかしもし本当にそうならば、当初の報道のように最初に他の家族を殺害し、帰ってきた みきおさんを襲っていたはずで、そのような事実はなかったのではないかと考えられている。更に22時30分ぐらいには、宮沢家の前に立ち尽くす不審者の目撃情報もあるし、それ以外の不審者情報も22時台などにあることを考えると、こういった事実があったかには疑問が残る。仮にそうだとしても、事件との関連性は薄いのではないのだろうか。

(第三の凶器)

一橋氏は、事件当初噂された第三の凶器の存在についても触れている。そして彼の考えでは、最初に玄関ドアを開けた・アーミーナイフによって みきおさんに2つの包丁とは違うと思われる傷が残ったのではないかと推測している。

しかし当初噂にあがった第三の凶器は、アーミーナイフといった小型なものではなく、包丁よりも長く大きな洋刀なものによるものではないかと考えられていた。しかしこの話も、第三の凶器は存在しなかったということで、その後終息することになる。

私もこの第三の凶器は、実在してもおかしくはなかったと今でも思っている。私は4人を殺害した犯人は、飛び出しマンとして家を飛び出してきたのではないかと考えている。一つは、極度の興奮状態で目的を達成したため。もう一つは、持ってきた 関孫六の包丁も折れて使いなくなり、更に宮沢家の洋包丁もグニャグニャに曲がり果ててしまったからだ。そう犯人にとって、誰かが家に入ってきた時に武器になるものがなくなってしまったわけで、それは大いなる不安であったはず。そこで一度現場から出てきて、他の仲間から凶器を借り受けたか、あるいは一度アジトに戻って包丁を持ってきた可能性があったのではないかと考える。そして戻ってきた時に改めて遺体を指すことで、安否を確認した可能性は充分あったのではないか? と推理するからなのである。

(メロン)

一橋氏の今回の記事の中にも、犯人がメロンを皮の上から被りついて床に皮を捨てたとか、ハムにも被りついたと書かれている。このハムを食ったという話は、今回はじめて耳にした話。他の記事によると、メロンに被りついたのではなく、メロン味のアイスクリームを犯人が食べたのであって、メロンを食べた形跡はなかったされている。元々よその新聞が誤って報道してしまったのを鵜呑みにして、記事を作成したのではないかと以前から指摘されていた部分。

しかし今回の一橋氏の記事によると、メロンやハムに加え、メロン味のアイス も食べたという風になっている。恐らくそういった報道に対し、誤りなのではなくメロン味のアイスではあったが、他にもメロンやハムも食していたという風に加筆されているのだ。もちろん私には、その正否がどうなのかはわからない。

(出血に対する見解)

一橋氏によると、犯人の手の怪我は思いの外、浅かったのではないかと書かれている。実際に犯人の血液が検出されたのは、踊り場の数滴であったと。だからこそ、バンドエイドで止血しようとしたのではないかと書かれていた。

そこで シトロエンの事件簿 さんに、昨年放送された「FBI捜査官サファリック氏」の番組の中で使用された家の中のCG写真が掲載されているので観て頂きたい。このCGだけでも、一階の散乱した書類付近、中二階の浴室、二階の台所付近には複数、屋根裏にも、犯人の血液を示す血液マークが記されている。このCGは、足あと一歩一歩も忠実に再現されており、かなり信頼性が高いものだと私はみている。

私が訊いている話だと、犯人の手の傷はその出血量からいって、結構深いものであっただろうという話。それだからこそ警察は、傷の手当を行いに医療機関を訪れたはずだとして、全国の医療機関に捜査を伸ばしたのだという。確かに私も、絆創膏で止血できてしまうような傷だったのかよと犯人の行動を思ったものだが、その辺はだいぶ意見に隔たりある部分だと感じられた。

今回は、どちらの見解が正しいとかいうのではなく、あくまでも今まで私が知っていた情報との隔たりを感じたので、あえて気になる部分をあげさせて頂いた。今後も読み進めてゆくうちに、いろいろとそういった疑問点も出てくるだろうが、またあったら考えてみたい。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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