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3つのキーワード

世田谷一家の事件において、犯人は象徴的な3つのキーワードを残したと私は考えている。そのうちの2つは、黒 と 6 。今回は、犯人が意図的に残したかはわからないものの、もう一つ犯人に繋がるかもしれないキーワードを考えてみた。



この事件の犯人に関わらず、犯罪に手を染めるものの多くが、何か 黒 という色に惹かれることが多い。この犯人も、珍しい黒いハンカチを二枚現場に残している。また、残した遺留品のユニクロジャンパーは黒色だった。さらに使用していた香水「ドラッガーノワール」は、黒い海賊 という意味だという。犯人が、好んで黒いものに惹かれていた可能性もあるし、あえてこの事件の不気味さを演出する意味で、この黒という色を使ったのかもしれない。しかし、全てが黒で統一していたわけではないので、これは何処まで意図的に残していったのかは微妙ではあると思う。しかし犯人が、日常的に黒という色を好んでいた可能性はありそうだ。



黒と同じように、何か犯人がこだわっていたのではないかと思われるのが、6 という数字ではないかと。犯行に使われた刺し身包丁は、関の孫六 だった。あえて殺人には適さない凶器を使用したのは、実用性よりも行動様式の方を優先する、愉快犯 に見られそうな傾向ではある。犯人にとって凶器は、この 6の文字を含む 関の孫六 ではないと行けなかったのかもしれない。

また事件から100日後、現場近くの川沿いで発見された地蔵の裏にも、六 と おぼしき文字が刻まれていた。これは、6体ある地蔵の1つとして、台座と本体を間違わないために業者が目安としてつけたものかもしれない。しかしいかにも、あとから素人が掘ったような跡だった。

そして当時から言われていたのは、この6という数字は亡くなわれた 礼君 の年齢を指しているのではないかと。関の孫六・礼君・そして地蔵と、6が3つ揃うことで、666 と悪魔の数字の完成を目指したのかもしれない。

この666というのは、元々は聖書に登場するのが由来。かの映画「オーメン」では、悪魔の数字として恐れられていた。犯人がホラー好きだったり、影響されやすい人間だったとしたら、この数字に触発された可能性も否定できない。

黒ムツさん

そして事件前に、犯行予告とも読み取れる文章が残されていた。それが掲載されいていた2ちゃんねるのペット嫌い版では、無記名の場合、全て 黒ムツさん というハンドルネームになって記載される。そのうち一つの書き込みが、事件前に書かれた有名な文章になる。

70 名前: 黒ムツさん 投稿日: 2000/12/27(水) 17:03

俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺し、又はては烏に与え、これを13歳に成った今でも続けている。其れと並行して犬も殺すことを7歳の頃に覚えた。最初に殺すのもあまり躊躇いは無かった事が鮮明に記憶に残っている。俺に突然噛み付きかかって来た体長約60cmの少し大き目の犬だった。一発蹴るとまだ噛み付きかかって来やがるので、俺は犬の腹を引き続き蹴った。何発蹴ったのか覚えていない。死んだ時には其の犬は口から大量の血を流し、腹からは内臓が少し食み出ていた。勿論今でも此れは野良犬を見掛けるとやる。いまでは蹴る力も倍増し、手でバラバラにする事さえ躊躇わないようになった。悪臭がするがそんなこと気に為ない。猫にも時々同様のことをやる。猫を顔を含め包帯でぐるぐる巻きにした上で、内臓を切り裂いて取り出し、道路に放り出して置く。すると烏が咥えて持って行ってしまうか、自動車に引かれて余計に悲惨な光景に成る。が、其れがまた快感だ。友達とどちらの結果に転がり込むか賭けをしたことさえある。最近では人間を切り裂いて内臓を見たいとも考える。あの歌舞伎町で起きたビデオ屋爆破事件の容疑者の少年が供述していたように。今では隣の幸せそうな家族を見るとあの大分一家殺傷事件のようにしてしまいたいとも思う。決行日は12月31日午後11時59分だ。21世紀がやって来る前にちゃっちゃと殺ってしまおうか考えている。


そう、ここまで読んだ方はお気づきだろう。黒とムツ(6)、あえて犯人が、この版に殺人予告とも読み取れる書き込みを犯行前に行った意味を。ちなみにこの書き込みが事件との関連性を匂わせるのは、隣の幸せそうな家族 という13歳の視点から宮澤家を見る形で書かれていること。これは、宮澤家の隣に住む・姉の入江さん(仮名)の息子さんの年齢と合致しているからだ。

もしそうだとすると、この犯人は、入江さんの息子の年齢も礼君の年齢も把握したものが行った可能性があるのだ。入江さんの息子は、イギリスで育ったはず。事件前の4月に10年ぶりに帰国し、日本の学校に通っている。少なくても近所で育ったわけではないので、彼の年齢を知るものは極めて少なかったのではないかと。まして幼い礼君の年齢を知るものなどは、極限られたものしかいなかったのではないのだろうか? あるいは犯人は、両家のことを事件前に入念に調べあげていた可能性も否定できない。

(最後のキーワード)

それは、フランス である。まず、犯人が使用していた香水・ドラッガーノワール は、フランス製の香水だという。これまでこの香水は、有名なプロスケーターが愛用していたため、それに触発されて使用していたのではないかと言われてきた。確かに、その可能性は高い。

そして事件で最も警察が色めき立ったと言われる重要参考人が、DNA解析の結果導き出されたものに近い フランス人を母に持つハーフ青年だった。しかしこの男は、警察の捜査の末シロだと判定される。しかしこの話には続きがあって、この男の家族には南欧に留学している若い男が他にもいたようなのだ。警察は、この男の存在を重要視したのだという。

捜査本部では、その男の指紋を採るべく、ICPOを通じてその国の警察当局に捜査依頼をする案が出た。しかし相手国の主権侵害になりかねない事案として、これを断念した。そこで現地在中の新聞記者に依頼して、その男の指紋を入手することに成功。しかし、男の指紋は合致しなかった。そして、この話は裁ち切れになったという。しかし、捜査本部がそこまでエネルギーを注いだからには、相当な条件がこの男と合致していたからではないのだろうか? そして刑事部最高幹部は、記者会見に自分が出席するべきか本気で悩んでいたほどだったという。その理由は定かではないが、この話はむしろ何かしらの政治的判断で、無罪放免にせざる得なかったのではないかと疑いたくもなる事案だった。

あともう一つ気になるのが、犯人が現場で4つも食べ、5つ目も誰が食べたかわからないものの、食いかけのまま放置されたアイスのことである。このアイスは、フランス・パリ マドレーヌ広場で美味追求する FAUCHON のものだった。私は、犯人が異常なまでにアイスを現場に残したのは、実は何か意味があったのではないかと思えてきた。ひょっとするとこのアイスは、本当に最初から宮澤家にあったものだったかどうかも、少し疑いを持っている。そして4つもアイスを平らげ、5つ目が食べかけのまま放置されていた。現場で、みきおさんの服を吟味した後に逃走した犯人が、なぜ食いかけのままアイスを放置したのか? ちなみにFAUCHONのアイスは、6個一組のものが多い。ここにもまた、犯人が何かしらのメッセージを込めていた可能性があるのかもと勘ぐりたくなる。また偶然なのか否なのか? 宮沢家の赤い車も、シトロエン というフランスのメーカーの車だった。

(最後に)

この犯人は、何か愉快犯的な傾向を持っており、こだわりと犯人なりの意味を遺留品に込めていたのかもしれない。あるいは、公式に発表されていないだけで、まだ他にもメッセージを現場に残していたり、我々が気がつかない意味がこめられているのかもしれない。もちろんこれらは、偶然の一致であってこちらの思い込みの可能性も捨てきれない。

ただし私が思い描く、快楽殺人・愉快犯 的な色彩が強い犯人像であったとしたのならば、充分にそういった意味を遺留品に込めていても不思議ではないのだ。そして警察は、あえて愉快犯が増長しないように、こういった情報を極力無視・あるいは早期に公表することを避けていたのかもしれない(地蔵の公表までには3年以上かかった)。これもまた、私の勝手な思い込みなのかもしれないのだが ・・・ 。

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単純な強盗事件だったのではないのか?

世田谷一家については、シンプルに 強盗で押入り、家族に騒がれてしまったがゆえの悲劇だったのではないかという見方も多い。私自身も、当初はその線が一番あるのではないかとみていた。特定の組織犯罪というよりは、少人数の半素人的な人間が企画し行った強盗事件ではなかったのか。

当時から外国人などが、技能実習生や留学生などという形で来日。しかし、当初の話と違い日本では稼げない。あるいは、酷い待遇や職場環境で仕事を続けられないといった事案は現代の日本でも多く発生している。帰りたいにも来日までに多くの借金を作ってまで日本にやってきたので、帰るお金もない。そういった人間がやらかした事件は、全国でも多発していたのがこの時代である。その一つが、この世田谷一家殺害事件ではなかったのではなかったのかという。

あるいは当初からそうなることを見越して来日させ、反社会勢力などが仕事を斡旋し犯罪を請け負わせる。そういった事件は、この時代かなり多かったという。そしてバックボーンがしっかりしていれば、犯人を逃がす手はずも組織的に上手くやれるという話も耳にしてきた。しかし留学生や技能実習生の場合、一定期間日本にいる。それも身元がハッキリした人間でなければ来日できないわけで、そういった連中が関わっていた場合、当然警察はあとを追いやすかったはず。しかしその線で浮かんだ疑わしい人物に関しては、殆どを警察は潰して行ったはずなのだ。そして何より事件を長く追ってきて感じるのは、そういった類の外国人犯罪とは何かが違う。そう感じさせる何かを、今回は考えてみたい。

(侵入・現場)

宮澤家・そして隣の入江家には、雨戸がありません。したがって電気がついているのが、外からもわかります。ということは、家人がいることを承知の上で、あえてこの家に侵入したということです。しかしそういった状況でも侵入するケースは、結構この手の犯罪でも少なくないということを、ここのコメント欄にも詳細を書き込んでくれた人がいました。

確かに事前に、何処まで宮澤家や入江家のことを把握していたかはわかりません。しかし家人がいるのがわかって押し入るには、現場に一人しか侵入していない、これはかなり無理があります。宮澤家の家族は4人、家の中で入江家と繋がっていたらさらに3人を一人で相手にしないと行けないわけです。少なくても強盗に押し入るには、あまりにリスクが高すぎるように感じます。単に風呂場の窓が開いていたのが確認できたとはいえ、もっと他に狙える家はなかったのかと思ってしまいます。ただし、常習性を感じさせる形跡もあります。それは、引き出しの棚が下から順に開けられている点。上からだと、いちいち出してはしまいを繰り返さないと行けないので、プロの泥棒が行う下の段から順に開けてゆくという行動を、家中の引き出しで行っているのです。殺人は初めてだったとしても、この手の窃盗の類は初めてではなかった可能性があります。

(なぜ一家を殺害したのか?)

この時代、日本中の金持ちの家を狙って事件を繰り返していた日中混成窃盗団の主犯格の男は言います。俺らは、殺人はしないのだと。日本の警察は単なる窃盗ならばそこまで力を入れて捜査はしないが、それが殺人となると全然違ってくる。まして一家皆殺しとなると、極刑は間違いない事案。警察は総力をあげて捜査するので、まずそんな面倒なことはしない。あくまでも彼らの目的は、金品なわけです。そのため彼らが関わった多くの事件では、被害者に致命傷の危害を及ぼした事件はほとんどなかったと記憶しています。

ただしこの事件、そんな統率の取れた集団だったかと言われると大いに疑問が残ります。すなわちあの家は、赤いシトロエンを乗っていてお金がありそう。帰国前に、ちょっと忍びこんでやるかというさほど計画性のない犯罪だったのではないかと。そして企画したのも、個人・あるいは極めて素人である人間によって考えられた少人数による犯罪ではなかったのか?という見方は当然できますし、当初私もその線でこの事件を捉えていました。

しかし、この事件は何か異質なのです。 それは何故か? 侵入直後に寝ている子供を最初に殺害しているからです。犯人がいかにして礼君に近づいたかというと、子ども部屋のベッドに壁伝いに横歩きで近づいた足跡が残っています。これは、寝ている礼君に気が付かれないように近づき、いきなり口を塞ぎクビを締めた形跡となるわけです。気がついて騒がれたから殺害した、それとはちょっと現場の状況を見る限りは違うのです。すぐ下の階では、みきおさんが起きていてパソコンと向き合っていたと考えられ、気がつかれないまま殺害に成功し、2階のリビングで荷物を置いてから次の行動に移ります。すなわち、無抵抗な寝ている子供をまず最初に殺害した。最初から強盗が目的なのではなく、一家殺害こそが最大の目的だったのではないかと。家中を荒らし始めるのは、一家全員を殺害し一息ついてからだったようなのです。

もう一つ不思議なのは、屋根裏部屋で寝ていた、母の泰子さん・娘のにいなちゃんを殺害する時。これもかなり静かに忍びより、二人が寝ているところを襲ったとされています。わざわざ、事件に気がついていない家族を目指して二人に近づきました。これも、単なる窃盗の類では稀です。プロの空き巣であれば、5分~10分もあれば目的を果たし出てゆきます。金品が目的であるのならば、寝ている家族に忍び寄る必要はなかったのではないかと。

(現場で金品を探す)

不思議なことにこの犯人は、単なる泥棒・強盗の類ではないことがわかります。というのは、宮澤家のキャッシュカードや通帳をソファーにこそ並べて物色し、暗証番号を割り出そうとした形跡があります。しかし何故か?一階本棚にあった現金6万円は無視。さらに、冷蔵庫横に支払い用として用意していた現金にも見向きもしません。そして家中を荒らしたのにも関わらず、泰子さんの貴金属など金目になりそうなものも無視しているのです。奪った現金は、泰子さんやみきおさんの財布の中に入っていたと思われる、15万円ばかりの紙幣だったと言います。どうも小銭には興味はなく、それを床に撒き散らせて出ていった。この家には、何かもっと大きな現金がある。そういった情報を予めわかっていたかのように、少額の現金(6万円が少額だと捉える泥棒がいるのでしょうか?)を無視しているわけです。その癖慌てて逃走もすることなく、何故か劇団四季のサイトにアクセスして、チケットを購入しようとした形跡すら残っているわけです。このことの意味は、暗証番号を確認しようとしたのではないかという話もありますがよくわかりません。留学生や技能実習生が、お金欲しさに強盗に入ったというのとも違い、現金への執着が薄いのです。

(何故すぐに逃走しなかったのか?)

犯人が現場に侵入した時間は、夜23時前後だったろうと言われており、家族の死亡推定時刻は23時30分ぐらいだと考えられています。すなわち、侵入~一家全員を殺害するまでに30分前後しかかかっていないわけで、その間に屋根裏部屋にいた二人を襲い、さらに中二階に降りてきた二人を殺害したことが伺えます。そして1時過ぎのパソコン操作からも、犯人はその後少なくても2時間近くは現場に留まっていたことがわかります。その間にアイスを4個以上食べたり、仮眠をした形跡すらあるわけです。通常では考え難いですし、何より4人を殺害してもその横でアイスを貪るという神経は、単なる物取りとしては異常です。そういった異常気質の人物が忍び込み、偶然にも騒がれたので殺害にまで及んでしまい、居直って家に居座り続けたということでしょうか? ちょっと、そのへんも理解し難いものがあります。

(犯人の目的は?)

包丁を使用する際に、特殊な黒いハンカチの使い方をしてから刺しに行っていることからも、この犯人は最初から計画的に殺意を抱いて一家を襲ったことが伺えます。その割に殺人には適していない刺身包丁を一本だけを持ち込んで、事件に及んでいるという矛盾も感じます。しかし様々な状況をみても、明確に 一家殺害 が目的であり、その上で他に何か目的があったのではないかと思われる現場なのです。例えば殺害だけが目当てあれば、あそこまで家中を物色し何かを探す必要はなかったのではないかと(子どもの机や洋服ケースまで)。窃盗が目的であるのであれば、最初に子供を殺害。さらに、みきおさんをあっさり刺殺。さらに、事件に気がついていない二人を、屋根裏部屋まで行って執拗に殴打しさらに切り刻むという残忍な行為に走るのも違うように思えます。最初から犯人は、ある程度の時間長居することを前提に、一家を殺害し探しものをしたのではないかと。ここから言えるのは、単純な窃盗犯でもなければ、単なる殺人犯とも違う二面性がある。これは、当初から2つの目的があって、事件に及んだのではないかと思えるほどです。少なくても家族がいるのも承知で入り込み、騒がれたから殺害に及んだというのとは、明らかに違う状況だったというのが気になります。そのため家族の誰かを明確に目的にしたわけではなく、一家全員を殺害することに何か大きな意味があったとしか考えられない事件なわけです。

(そこで)

現場で行った、様々な犯人の理解し難い行動。そして事件の性質を考えると、私にはどうしても 一家を殺害してみたかった 快楽殺人。その目的のついでに、家族への興味や他に何かを知りたいなどの異常性から現場を荒らした 愉快犯的な色彩も帯びているのかな?と。特に警察を挑発するかのように犯人は、意図的に遺留品を残していった節があります。手を怪我し出血をしたいうこと以外は、犯人が事前に思い描き妄想していたことを、現場で実行し逃走したのではないかと私には思えるのです。また犯罪学的には、現場の状況は極めて 無秩序型の快楽殺人 に分類される犯罪ということで理解することができ、犯人の理解し難い行動もこれでほとんど説明できてしまう事件ではあるのです。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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