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土地絡みの話

世田谷一家の動画を眺めていたら、どうも私のサイトを参考にされているものがあった。その方が引っかかっているのは、事件発覚直後の31日の昼頃に、埼玉のみきおさんの実家の隣の家にかかってきたという電話で「ご近所の宮澤さんは何をしている人ですか?、近所にビルなどありますか?(その中に)事務所か何かが入っていませんでしたか?」 という類の内容だったという。この話は、一目撃情報と一緒で、私自身はその信ぴょう性含めてあまり重視して扱って来なかった。ちなみに新聞社を名乗った30~40代ぐらいの男は、その後かけてくることはなく警察などの呼びかけにも名乗り出たものはいないという。もしこの話が本当ならば、電話主は犯人や関係者であった可能性は高いだろう。事件が発覚したのは、31日の11時前。最初のニュースが流れたのが、その日の正午のニュースだったという。お昼頃が13時ぐらいだったとしても、みきおさんの実家の隣の電話番号まで調べあげるには、あまりに手際が良すぎる。さらに、被害者父のビルの所有の有無について訊くというのも、この時点でする質問だとは思えない。まして年末の12月31日である、調査会社や探偵など依頼されたものが宮澤さんの身辺を探っていたとしても、こんな日に仕事をするだろうか? 

なぜ宮澤家の実家や近所の人の電話番号まで把握できたのか?

これは当時の電話帳には、個人の固定電話の番号・氏名・住所などの個人情報が記載されており、まだ第三者でも簡単に知ることができた時代であったからではないのだろうか。事件のあった20年前には、NTTが自宅に毎年分厚い個人の電話番号が記載された電話帳をおいてゆくような時代。ただそういった個人情報の取り扱いも、その後厳しくなって個人の情報は掲載されなくなってゆく。そんな頃の話だったため、宮澤さんの実家の存在を把握していれば、近所の電話番号を知ることも難しい作業ではなかったのではないのだろうか。あるいは2000年当時だと、ネットなどでもそういった情報を調べられるサイトがすでに存在していたという。

なぜ、宮澤さんの父親がビル持ちだと思ったのか?

そこでまず、2ちゃんねるに掲載されていた みきおさんの履歴を貼ってみたい

 1,1956年07月 00歳 東京都板橋区で長男として誕生
 2,1974年03月 18歳 都立戸山高校卒業
 3,0000年00月 XX歳 東京大学農学部林学科入学
 4,1979年00月 23歳 人形美術家川本喜八郎氏に師事
 5,1982年03月 26歳 風致計画学専攻科卒業
 6,1983年00月 27歳 森林都市研究所の契約社員
 7,1983年00月 27歳 NHKアニメガジェット警部演出
 8,1983年07月 27歳 泰子さんの父親死去
 9,1984年00月 28歳 映像関係プロダクション設立
10、1986年12月 30歳 泰子さんと結婚
11、1987年00月 31歳 米国企業日本支社就職
12,1988年00月 32歳 泰子さん化粧品会社を退職
13,1990年00月 33歳 泰子さん別の場所で学習塾開設
14、1990年05月 34歳 世田谷区祖師谷に自宅購入
15,1990年12月 34歳 泰子さんが祖師谷公園教室開設
16,1991年00月 35歳 群馬水上町シンボルマーク作成
17,1991年00月 35歳 都立祖師谷公園の拡張整備計画
18,1992年01月 35歳 妻の姉一家が英国に移住
19,1992年04月 35歳 長女にいなちゃん誕生
20,1994年06月 37歳 長男礼くん誕生
21,1996年00月 39歳 共著にて本を出版
22,1997年03月 40歳 米国企業日本支社退職
23,1997年07月 41歳 同業他社に転職
24,1998年00月 42歳 英国企業日本支社に転職
25,2000年03月 43歳 都と立ち退き交渉がまとまる
26,2000年04月 43歳 妻の姉とその息子が帰国
27,2000年08月 44歳 広島国際アニメフェス運営
28,2000年12月 44歳 事件発生

ここで出てくる、米国企業の日本支社を退社して、23 に同業他社に転職 と出てくる。実は、ここで勤務していた会社があったビルが、宮澤ビル なのだ。神宮外苑の銀杏並木の入り口からほど近い小さなビルで、一階には飲食店が入っている。私自身も何度か観に行ったことがあるが、立地は東京の中心だが古びれた小さな建物だった。犯人は、みきおさんが偶然なのか必然なのかわからないが宮澤ビルに勤務していたことを掴んでいたのではないかという可能性が出てくる。しかしその割には、宮澤さんのお父さんが、このビルの所有者かどうかの情報を把握していなかったという曖昧さも残る。気になるのは宮澤ビルの存在は知っていても、その場所がわからないことや、登記簿で調べれば所有者が誰なのかさえわかるような情報を、なぜ近所の家に電話して確認しようとしたのだろうかということ。

しかもこの会社にいたのは事件の3年以上前で、すでに別の英国系企業に転職しており、さらにそこからも別の会社への転職話を進めていたという。外資それもコンサルティングの世界では、そうやってキャリアを積んでゆくことは日本でも珍しくないのだという。ただし犯人が宮澤家のことを調べるにしては、持っている情報が少し古くかったり、これだけの事件を起こすにしては情報が少な過ぎはしないかと思うのだ。それでも凶行に及んだのは、時期尚早だったのではないかと。

みきおさんの事件になぜ父親が絡んで来るのか?

これまた長いあいだ謎だったのだが、実は事件のあった世田谷の土地というものに関わってくる。あの土地は、1億5千万で姉夫婦と共同出資する形で宮澤家が購入したことは良く知られた話である。実は土地の名義には、入江家・宮澤家の他に、泰子さんと杏さんの母親で当時入江家で同居していたおばあちゃん、さらにみきおさんの実家も出資していて土地の権利を持っていたようなのだ。また事件のあとの年明けには、みきおさんは実家から2000万ほど工面してもらうという話がお父さんとの間で決まっていたという。そのへんの絡みで、宮澤さんの父親とはどのような人物なのだという話が浮上してきたのかもしれない。ただし私が聞いている限りでは、みきおさんのお父さんは資産家ではなく生協勤務の職員だったというから、コツコツと貯めたお金で一人息子を援助しようとしていたのではないかと想像する。

東大卒で外資のコンサルティング会社において、グループリーダーなどを任されるエリートサラリーマンであったみきおさん。有に年俸は1000万どころか2000万近くはもらっていたのではないかと想像できる。しかし、そのみきおさんが、何故そんなにお金がなかったのか? それは外資故にローンが組めず、都の土地売却資金だけでは にいなちゃんの通う小学校近くに建てるはずの家の資金が足りなかったということなのだろうか? それとも他に、何かお金が必要な理由が存在したのだろうか?

そもそも、土地絡みの話などありえたのだろうか?

すでに事件のあった2000年3月には、都との話し合いにより土地の売買契約は成立していたとされている。そのため第三者が、それをどうにかできる話ではなかった。ましてこの土地は、上記にも記したように権利関係がとても複雑であり、宮澤家とだけ話し合っても解決できる話ではない。そのため同様の話を、それぞれの権利者としないといけなかったはず。もしそのさなかに事件が起きれば、たとえ依頼殺人であっても簡単に関係者は疑われてしまう。しかしそういったことがあったとは、遺族や捜査関係者からは一切漏れてこない。

それでもありうるとすれば、都から振り込まれた土地の売却代金を狙った事件だったということになる。確かに事件直前には、売却代金の2/3が宮澤家に入金されていたと聞く。しかし事件後、そのお金が引き出されたという話は一切ないので、そのお金を最後まで守り抜いたことになる。しかしそれが狙いにしては、みきおさんをあっさりと殺してしまったのではないかと。その情報を得るために、一家殺害後も家中をくまなく荒らして情報を探したということなのだろうか? 

プロとは思えない仕事

もし金銭目当ての依頼殺人だったとしたら、粗っぽいだけでプロとは思えない仕事だと感じる。しかしその背景にいる人間も、なぜ登記簿を調べればわかるような情報を、宮澤さんの実家近所に電話をかけて確認しようとしたのだろうか? よっぽど金が無くて、断片的な情報だけで事件を起こした素人集団が行った犯罪だったのか? 少なくても犯人の目的が土地の売却代金であったとしたら、何も目的を果たせないで終わってしまったということになる。しかしその売却代金が事件前に振り込まれていたことを、いかにして知り得たのだろうか? 

FLASH の記事

以前写真週刊誌の「FLASH」に、世田谷一家の事件の重要参考人の写真だとして、目隠しながらデカデカと載ったことがある。その記事の詳細はこうだ

アメリカでFBIに強盗容疑で逮捕された韓国人の供述により、事件を指揮したアメリカ籍・アメリカ人の男が判明。男は別の強盗事件で5,000ドルの懸賞金が懸けられ、指名手配されている。また、男は事件の実行犯らが事件の翌日には日本を離れたと周囲に話しているが、この男ならその出国先も知っているはずである。日本警察にもこれらの情報はFBIから直接渡っている。被害者との接点について、男は事件前にアメリカに本社があるヘッドハンティング会社の東京支店に勤めており、被害者はその会社に転職希望者として登録をしていた。そこで、被害者宅の情報や経済状態などを知り、犯行に及んだのではないか (2006年8月1日号)。

しかしその後の捜査の進展は、全くといって聞かれない。この男の行方が未だにわからないのか? あるいは、事件とは無関係だとは判明したのか? もしこの場合、このヘッドハンティング会社の情報は、かなり古かったということになる。ようは、みきおさんが登録したのは亡くなる前に務めていた英国系コンサル会社のものではなく、この宮澤ビルにある会社に勤務していた時のものだということではないのだろうか? それにしてもヘッドハンティング会社やコンサル会社という情報こそ命の業界の人間が関わった犯罪としては、情報の集め方が素人過ぎるのではないのだろうか? まして自分たちで無理ならば、専門家に依頼し詳細を把握してからでも遅くはなかったはず。いずれにしても彼らが犯人だったとしたら、目的のものを見つけられないまま終わるという最悪のシナリオだったことになる。そのため私にとっては、土地やその売買代金を狙った犯行という説は重視していない。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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