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宮沢家の一階部分

先日、宮沢家の取り壊しを警察から打診された遺族が、事件現場を報道陣に公開する運びとなった。そこで今回は、現場をみて新たに気がついたことを書いてみたい。



(玄関の鍵)

宮沢家の玄関の鍵は、MIWA製の特殊な鍵だったと言われている。そこで今回、杏さんが玄関を開ける時に注目してみた。キーは縦穴式で、一度左に55℃傾けてから元に戻すと開くというタイプではないかと思われる。おそらく私の勝手な推測だが、これは 1998年(平成10年)に発売された MIWA製の 「JNシリンダー(リバーシブルピンシリンダー)」という、かなり防犯性が高いタイプだったのではないかとみている。

そのことが何を意味するかというと、犯人がスペアキーを作って玄関から侵入したのではないかという説を否定することできるからである。というのは、この鍵は複製が極めて困難で、スペアキーを作るためにはメーカーに受注してシリアルナンバーが刻まれたものになるのだ。もし第三者がそんなことをすれば、すぐに足がついてしまうということ。容易には、ピッキングをしても入ることは難しかっただろうということにもなる。何かしらの理由で宮沢家にあった鍵を入手しない限りは、第三者が玄関から鍵を開けて侵入することは無理だったろうし、また鍵穴からはそうした痕跡も見つかっていないのだという。

もう一つ大事なことは、1990年にこの家を新築したときにはこの鍵は世の中に存在していなかったということ。すなわち宮沢家は、何かしらの理由で玄関の鍵を防犯性の高いものに変えていたことが伺われる。最も考えられる理由は、発達障害の礼くんが知らぬ間に友達の家に向かおうとして出ていってしまったことがあったそうな。そういうことを防ぐ意味で、家のドアを変えたのではないのだろうか。もちろん、不審者の陰をたびたび感じていた家族が、あえて防犯のために変えた可能性も捨てきれないのだが・・・。

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(玄関左側の壁)

玄関を開けてすぐの、左側の壁紙の上に何か紙が貼られているのにお気づきだろうか? 実は、事件後はじめて杏さんが現場を訪れた時の映像に、玄関を開けた時に壁が壊れ断熱材がむき出しになっていたのをニュースでみて驚いたことがあった。おそらくそれを、警察が補修した跡なのではないかとみている。上記の画像は現場のものではないので、それらしい画像をイメージで載せてみたが、こういった感じで(実際もっと小さいが)中身がむき出しになっていたと記憶する。

これは事件から月日が経って、単に家の壁髪が劣化して剥がれてきたからだったのか? 私には何か、警察がここの壁に証拠となりえるものがあって、壁紙こと捜査資料として保存するために剥がし取ったのではないかと推測している。それが犯人の指紋だったのか? 何かの血液だったのか? それともメッセージ的なものが残されていたのか? は定かではない。私が以前みた映像は見つからなかったが、やはりあれは幻ではなかったのではないかと思えてくる。

(玄関の電灯は入ってすぐ右側)

杏さんが手慣れた感じでパッと手を伸ばし、家の中の電灯をつけたのがわかった。実は、事件発覚前の3時ぐらいには近所の人の証言では電気はついておらず暗かったとされている。あるいは、朝方新聞配達にきた配達員も暗かったと証言していたという。しかし事件発覚し警察がかけつけたときには、玄関の外灯はつけっぱなしになっていたのだ(事件後まもなく撮影したと思われる警察の写真から確認できる)。

もし犯人が電気を付けたり消したりしたならば、この入口まできて電源をいじったはずなのだ。ただ暗くなった玄関を犯人がわざわざつけたのであれば、それは暗い時間に玄関から逃走したことも考えられる。しかしこれは、第一発見者であるおばあちゃんや入江家の人たちなど、あとから入った人間が付けたものではないのだろうか。わざわざ暗いなか電気をつけて、目撃されやすくして玄関から犯人が逃走したとは考え難い。ただし犯人が玄関から逃走した場合、鍵穴が真っ暗だと見えないので鍵を施錠するために明るくして逃走したという可能性は捨てきれない。その場合、発見を少しでも遅らせる意味合いがあったということになる。ただし第一発見者の泰子さんのお母さん(おばあちゃん)が家に入ったのは、午後10時過ぎ。この家は日中から、部屋の電気をつけないといけないほど暗い作りだったかどうかは、実際に行ってみないとよくわからない。日中に電気をつける必要がないぐらい光が差し込むのであれば、逆に明るくなってから電気をつけたことに疑問が残るからだ。

あともう一つ大事なことは、玄関の鍵以外に入り口にチェーンだかの補助鍵らしきものがあることに気がつく。遺族が玄関の鍵の開閉のみで入れたということは、事件発覚当時ドアチェーンはかかっていなかったことにはなる。普段から宮沢家は、ドアチェーンをかける習慣があったのかどうか? もしあったならば、なぜ当日はかかっていなかったのか? 可能性があるとすれば、犯人が玄関から逃走して、鍵をかけた場合である。そしてあとから、浴槽の中に鍵を投げ込むという非常に面倒なことをしたことになるが、それはちょっと考え難い。すなわち犯人が、玄関から逃走したのかには疑問が残る。逆に犯人が外から誰かが入ってくるのを防ぎたいのであれば、ドアチェーンをなぜかけておかなかったという疑問も残る。ドアチェーンがあれば、家に誰か入るまでの時間はかなり稼げる可能性があったからだ。そこで考えられるのは2つ

1,犯人が玄関から出て逃走したから

2,そもそも玄関に犯人は近づいていない可能性だ



(内線電話・ドアフォンは2箇所にある)

宮沢家と隣の入江家をつなぐ内線やドアフォンらしきものは、今回の映像で二箇所にあることがわかった。1つは、一階階段下のスペース(子供がシールを貼っていた)。もう一つは、2階の台所の奥にそれらしきものが確認できる。泰子さんが、1階にいても2階にいても出られるようになっていたのだろう。

もし犯人が犯行発覚直前まで現場に留まっていたとしたら、この2箇所のインターフォンが鳴ったはずなのだ。犯人は、現場の電話線を引きちぎったと言われているが、これは内線が鳴ったから引きちぎったのではないことがわかる。2台のインターフォンには壊されたあとが見られないからだ。すなわち引き抜いたのは、2階のリビング付近にあったと言われる電話線を、あらかじめ引き抜いてから犯行におよんだと考えられるのだ。

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ようは、最初に遺留品をリビングに置いたぐらいのタイミングで、外に電話をかけられないように家族を殺害する前に電話線を引きちぎったのではないかと。そこからは、最初から一家を殺害しようとする強い殺意が感じられる。またその一方で、隣の家族に発見される直前まで、現場にいたという可能性はかなり低いのではないかという印象を強めた。ただし電話線を引き抜いたという話が、本当に固定電話の電話線だったのか? インターネット回線の電話線だったのかは定かではない。あるいは、その両方なのか?

(コンセントの位置)

事件発覚直前の10時過ぎにインターネットは接続されており、それから後に何者かによってパソコンの電源や電話線は抜かれていたとされている。そこでコンセントの位置がどこにあるのかで、偶発的に抜けるものなのかどうかは、この事件の謎を探る意味でも重要な問題となっていた。

今回の公開でわかったのは、階段下の部分にはコンセント(インターフォン用の電源は存在していたが)は存在しなかったことがわかった。そしてコンセントがあったのは、一階納戸の入り口付近に確認できた(どうもここにFAXらしきものを置いていた可能性が)。すなわちインターネットに接続したといわれる、入り口側のにいなちゃんパソコンの電源は、おそらくこちらからはとっていなかったのだろう(パソコンからの距離がありすぎるので)。そこから考えるとコンセントがあったのは、パソコンの机の下あたりか玄関の入口正面付近だろうと。前にも書いたが、机の下に電源があった場合非常に掃除機などをかけるのに面倒くさいので、そこにはなかったと考えられる。あるいはあったとしても、延長ケーブルを使って繋げやすい場所に移して電源をとっていただろうということ。机の反対側には備え付けのデッカイ本棚があって電源があったとは考え難い。また納戸の入り口付近に電源があるので、おそらく階段付近には他にはなかっただろう(ただしインターフォンのの電源の下には1つコンセントがあるので、みきおパソコンの電源はこっちからとっていた可能性はある)。そこから考えると電源が他にあったとすれば、玄関の周辺あたりから~パソコンが置いてあった机までの間の壁だったろうと想像できる。警察がおばあちゃんが入った時に抜けてしまったとするのであれば、その付近でないと説明がつかなくなるからだ。

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仮に机の下に電源があったとしたら、この非常時にわざわざ潜って抜いたとは考えずらい。また玄関付近の壁だとしても、かなり壁側にコードは這わせていただろうから、引っかかるとか何かの拍子で抜けたしまうことなどありえたのかには未だに疑問が残るのだ。ましてインターネットのコネクトなどはソケット式で、引っ掛けたぐらいでは簡単には抜けない(線が切れる可能性はあっても)構造だったのではないかと思うのだが・・・。しかし今回の公開では、ダンボールがうず高く積まれておりコンセントの位置までは確認できなかった。

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これに関しては、おばあちゃんが抜いたとするにはかなり無理があるのではないかという気もしなくはない。ただもしそうじゃないとすれば犯人が事件発覚直前まで現場にいて、なぜかインターネットのコネクトを抜いて行くという不思議な行動に出たのも疑問が残る。急いで逃げないといけない状況において、10時過ぎに全く繋いだ形跡のない(トップ画面から動いた形跡がない)ネット回線のソケットをざわざわなぜ抜いてゆくのだろうか? これまた、説明がつかない問題になる(電源なら瞬間的に引き抜けるが)。

(現場をみて)

今まで気がつかなかったことに多く気がつけたが、かえって謎が深まったという気もしなくはないが ・・・ 。今回みて強く感じたことは

1,犯人が玄関の鍵を開けて入った可能性は考え難い

2,玄関入ってすぐ左側の壁紙には、何かあったのではないのか?

3,部屋の明かりは、あとから入った人間によって付けられた可能性

4,10時過ぎに内線が鳴った時に、電話線をぶち抜いたわけでは無さそう

5,にいなちゃんパソコンの電源は玄関側の可能性が高く、誰が抜いたのかは未だによくわからない



では次回は、2階部分で気がついたことについて触れてみたい。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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