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2006年 FRIDAY 12月1日号

たまたま部屋の整理をしていたら、古い写真週刊誌が出てきた。その中の記事をペラペラと見ていたら、未解決事件特集だった。その中に、2ページを割いて「世田谷一家殺害事件」について振り返っている。事件から6年近く経った、当時の捜査状況がまとめられていた。

ちょうどこの記事には、事件から5年目の追悼集会で女性捜査員が語った 「平成12年12月30日午後11時過ぎ、あなたは宮沢さんの家に入りました。あらかじめ用意した包丁を持って、宮沢さん一家4人を殺害しました。覚えていますか、死にたくないと抵抗した4人の姿を。あなたの目的は達したのですか」 という言葉を引用し家族にも 「知人の家族のみなさん、誰が犯人なのかを知っているのではありませんか。血痕の付いていたを見ていませんか。罪を償い、裁きを受けてこそ、それぞれの家族の新たな道が開けるのではないでしょうか」

と書かれいている。この呼びかけはつまり、捜査当局が犯人は現場近くに住む人間であり、事件を知る家族によって匿われていると確信していることを意味していると綴っている。少なくても捜査当局は、事件から6年経った段階で、このような見立てで捜査していたことは確かなのだろう。ちょうどこの頃の警察は、京王線沿線に住むスケボーをする若者 に強い関心を持って捜査していると言われていた時期である。しかし事件から19年近く経った今、この見立てはかなりトーンダウンしている。特に犯人とスケボーとの繋がりを避けるようにしているようにすら感じられ、警察はこの線は捨てているのではないかとさえ思える。事件当日の昼、みきおさんと揉めていたと言われスケボーをしていたる若者に、警察はたどり着くことができたのかもしれない。そして男は、シロだという証拠が出てきてしまったのではないかとさえ思えてしまう・・・。

また早くから捜査当局は、韓国製品と犯人との密接な結びつきを重視し、外交ルートを使って指紋照合を韓国捜査当局に働きかけてきた。以前も書いたが、当時の日韓関係は良好な時代で何年にも渡り照合を繰り返した。しかしその都度、該当者は無しという返事をもらっている。そのため捜査当局では、韓国人犯行説は早い段階で消滅していたとされていたことがここにも記されていた。

また近くに留学生会館があった関係で外国人留学生説が浮上したり、米軍関係者や覚醒剤中毒者説もなども出たが、捜査当局はこれらの線もすでに完全に潰しているのだと。そこで浮上してくるのが、精神病質的人物 による犯行についてだ。その理由として記事では、凶器である包丁で被害者を襲った際に、刺すのではなく鈍器のように降り下ろして使っていることを指摘している。それは、プロによる計画性のある犯行とはいえず、子供じみた衝動的な凶行の可能性が高いのではないかと。

しかしこの記事によると、精神病院などの入院患者に関しては全て潰していると書かれていた。以前読んだ本では、人権などの観点から全体の70%ぐらいしか捜査協力が得られなかったと書かれていたが、実際のところはどうなのだろうか? 捜査可能な施設は全部捜査が終わっているという意味なのか? 拒否していた病院・施設なども潰せたことを意味しているのか?しかしこの記事でも、通院者や自宅療養者に関しては、人権などの問題があり未だ全て洗い出すことができていないと記されている。ここでも、人権という壁が捜査の前に立ちはだかっていることが伺われるのだ。

(それでもこだわりたいスケボー犯)

またこの記事では、深夜にこっそり滑りにくるスケボー少年達がいたことが近所の住民の証言からも明らかになっていると。ここで気になるのは、この 少年達 というキーワードである。これは2つ大きな意味があって、1つはスケボーをしていたのは、少年(すなわち未成年者の可能性)で、それも複数人 存在していたということである。そしてこのことは、幾つの目撃情報とリンクしてゆくのだ。

1,事件発生時間帯に少年達がたむろしていた

これはアルバイト帰りの女子大生が、事件発生時間に近い30日の23時過ぎに、スケボー広場でたむろっている若者達を目撃したという証言があること。現場周辺は深夜になると、宮沢家を見上げるように立っている住宅地の生活音さえ響いて聞こえるような場所なのだという。当然この少年たちも、事件当時そこにいれば何かしらの音や声などを耳にしていても不思議ではないはずなのだ。彼らがたむろっていたのは、事件とは無関係だったのか?

2,宮沢さん近くのゴミ

以前も触れたが、侵入箇所と見られている浴室の窓の下には事件前に大きな縁台らしきものが置かれていたと、近所の人が証言している。しかし事件の直前から、その縁台らしきものは無くなっていたというのだ。その縁台とは、恐らくスケボーに使うジャンプ台だったのではなかったかと以前にも書いた。

気になるのは、その縁台がまさに宮沢家の浴室の真下という鬱蒼とした木々が茂っているところに普段置かれていたということ。それは使わない時に、そこに置いていたのだろうと想像がつく。しかし気になるのは、その縁台の上にゴミが散乱していたというのだ。ようは若者達は、あえて宮沢家の間近で騒いでた可能性が高いということだろう。ここは本当に公園の一番端で、深夜でも暗い部分。普通ならば公園内で騒ぐにしても、幾らでも座るところや明るい場所が他にあるのにだ。あえて公園の端でゴミが散乱させていたということは、宮沢家を挑発するかのように騒いでいたのではないかという疑いを私は持ちたくなるのだ。本当に警察は、これらのことをどう捉えているのだろうか? そして彼らは、事件と関わりがなかったと証明できたのだろうか?

ちなみによその記事には(8/8のSPAの記事だったという話も)、当日たむろっていた若者達を特定するまでには至っていないということが書かれていたという。少なくても2006年当時捜査当局が、現場近くに住む家族と同居する若者が事件に関与しているのではないかという見立てをしていたのも間違いない。またその他の可能性という可能性は、すでに捜査によって潰されていたことが2006年度当時の記事を読んでみて伺えるのだ。最近の警察の情報開示を見ていても、スケボーをしていたかは別にしても、この見立ての延長線上で今も捜査をしていることがわかる。そして昨年警視庁が発表した現場周辺の3D映像を観ると、最後にスケボー広場が映され、そこから見える宮沢家をみる形で終わっている。これは捜査当局が、このスケボーに関わるものが犯人ではないかと未だに疑い続けていることを示しているのではないかと思えたが私の勘ぐり過ぎなのだろうか? 

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茨城県境町殺人事件の疑問

世田谷一家の事件を調べるようになって、類似した事件は起きていないか常に気を配るようになった。しかしこの事件と同じ臭いがする事件は、極めて少ない。

事件から19年近くたった今年の9月23日の深夜に起きた 茨城県境町で起きた一家殺傷事件は、最も世田谷の事件と似た臭いのする犯行だった。 全てに関して なぜ? という疑問ばかりが残る、実に不可解な事件だったからである。

疑問1 なぜ犯人は2階に直行したのか?

犯人の侵入経路は、一階の施錠されていない窓だったという。普通はじめてその家に入るものならば、自分が入ったフロアから物色するのが人間の心理なのだ。しかしこの犯人は、脇目も振らず2階に上がっていったのである。1階には長女がいたが、それには目もくれずにだ。ここからも、家の作り・内情を良く知るものでなければ出来ないと思われる犯行だった。むしろ一階に長女がいるということは、全く犯人の頭の中になかったのではないのだろうか? いずれにしても、金品目的の犯行とは思えない行動をとっている。

疑問2 家の内情を知り尽くしていたのでは?

この家の正面入口から入ると、犬小屋があり必ず吠えられるというのだ。そのため犯人は、犬小屋の前を通らずに入れる、もう一つの北側の入り口(普段は使われていなかった)を利用し、犬に吠えられないように住居に近づくことに成功した。また当日は台風が来ていて雨が降っており、犬の嗅覚を鈍らせたり雨風の音で家人に気づかれ難い状況だったのだという。明らかにそういう状況を意図して、当日犯行に及んだのではないのだろうか。近所の敷地に不法侵入した男が防犯カメラに映っていたが、その男もやはり台風が来ていた日だったというのだ。そうすると同じ人物がこの周辺の家々に侵入したり泥棒を働いていたのだろうか? もしそうすると、小林さんへの怨恨による犯行ではなかったという線も浮かんでくる。

疑問3 なぜスリッパを置いていったのか?

この犯人は、どうもスリッパを履いて現場に侵入したらしいのだ。足跡を残さないためだと思われるのだが、なぜにそのスリッパを逃走する際に、侵入してきた北側の入り口門近くに投げ捨てていったのか? この犯人は、世田谷の犯人と違い遺留品を残さず持ち帰っている。しかしこのスリッパに関しては、用は済んだとばかりに投げ捨てていったのだ。そこからは、何かDNAなど犯人関わる情報が残されていた可能性もあったのにだ。警察犬にこのスリッパの臭いを嗅がせている捜査関係者の姿が見られたが、そこから先警察犬が追えなかったのは、何かしらの乗り物を使って逃走したと考えられるからだろう。その乗り物に乗る直前に、最後スリッパを投げ捨てていったものと考えられる。もし検問などに引っかかった時に、血の着いたスリッパを履いての運転は、返って怪しまれると考えたのだろうか?

ただしスリッパの形状は良くわからないものの、これから強盗や殺害を目的に侵入する男が何故スリッパという履物を選択したのだろうか? 家人と乱闘になったり逃走するのに、動き難い・踏ん張りがききにくい履物だったはずなのにだ。それでも足跡を残すことを、機能性よりも重視した理由がわからない。

疑問4 家族は不審者を気にしていた

近くで事件などが頻発していたからなのか? あるいは見知らぬ男にでも家の敷地内に侵入されたとか覗き込まれたことでもあったのだろうか? 奥さんは不審者を気にして、家の敷地の周りにロープを張り巡らせるようにしたり、今回犯人が侵入したと考えられる入り口も使わないようにしていたという。しかしそうとはいえ、ロープが二本程度張り巡らされていても、入ろうとは思えば簡単に誰でも侵入できる程度のもの。さらに防犯に気をつけていたのならば、一階の窓など複数箇所が施錠されずに侵入可能だったのだという。その辺の矛盾は、どうにも気になる部分ではある。まして台風の日である、普段以上に戸締まりは確認したと思うのだが・・・。

疑問5 夫婦の殺害

犯人は侵入後、迷うことなく2階に向かい夫婦を襲っている。これは、夫婦が2階で寝ていることをあらかじめわかっていたからなのだろうか? それとも1階に侵入した時点で、家人に気がつかれたのがわかったからなのだろうか? 恐らく旦那と犯人がもみ合っている間に、奥さんが警察に連絡。それから、わずか10分ほどで警察は現場に到着したのだという。しかし連絡した奥さんも、寝室で首を切られて発見されたのだという。二人の腕には、攻撃をかわすための防御創が残っていたというのだ。しかし抵抗したはずのに二人の遺体は、キレイに布団のところで発見されていたのだ。旦那は仰向けなって心臓を刺され死亡。奥さんの方は旦那の方を向いて、右腕を下にした形で横になって首を切られて死んでいたのだという。これは、偶然この形になったのだろうか? それとも犯人が殺害後、わざわざそういう形にして逃走したのかは大いなる謎となる。もし犯人が意図的にそういう形にしたとしたら、これは愉快犯や快楽殺人的な色彩が強くなる。しかし現時点では、両親・あるいはどちらかに対する怨恨とみるのが自然な流れにはなると思う。

疑問6 なぜ子供部屋にも現れたのか

夫婦と同じ二階の子供部屋の二段ベッドには、中学生の長男と小学生の次女が寝ていたのだという。そして男は「ベッドから降りて来い」といい、長男を切りつけ足に重傷を負わせたり、次女にはスプレーをかけ軽度の痛みを与えた末に逃走したのだという。すでに奥さんが警察に連絡していたことを犯人は知っていた可能性があり、また二人を襲っている時にパトカーのサイレンが聞こえたとも証言しており、それにより逃走した可能性もあるという。まさに警官とは、入れ違いといったタイミングだったことになる。

しかし両親の殺害が目的ならば、なぜ犯行を目撃していない子供部屋にまで侵入してきたのか? まして警察に通報されたという切羽詰まった状況でも、それをしなければならなかったのかには疑問が残るのだ。またベッドから「降りてこい!」といったというマスクをつけた男は、ある程度日本語ができる能力・あるいは完全な日本人である可能性が高いことになる。両親への攻撃が上半身に集中しているのに対し、長男の痛手は足だったという。次女に至っては包丁ではなく、わざわざ違う凶器であるスプレーを使っている。ここからも、犯人は子どもたちを殺害する意志は薄かったのではないかと思われるが、その理由は定かではない。もし警察への通報やサイレンが聞こえなかったら、犯人は家に長時間居着くつもりだったのだろうか? そのへんは、ちょっと見えて来ない。少なくても、両親を殺害したという事実以外、犯人がなし得たものはなかったはずなのだ。

疑問7 逃走は

防犯カメラは現場周辺には一箇所しかなく、そこには不審者や不信車両は一切映っていなかった。現場は大変夜になると暗く、いくらカーナビがあったとしても、土地勘がないとなかなか運転しずらそうな場所だった(釣り堀でもあるし)。現場から2キロほどゆくと、交通量の多い道路に出る。そこまでゆけば、防犯カメラの映像も複数存在し、更に道路のポイントポイントには、Nシステムやオービスなどの取締機器が配置してあったはずで、その時間帯に通行した車のナンバーなどを読み取ることは可能だったと考えられる。ただし犯人は近所で、そこまでゆく前に逃げ込むところがあったとすれば、非常に捜査は難航する可能性もでてくる。茨城県南部に向かった車などの情報を収集しているという話もあり、それらしい車は捜査線上には浮かんではいるのだろう。また先のスリッパの話からも、何かしらの乗り物を使って逃走したのは間違いないのではないのだろうか。逆に犯人の居場所が近所ならば、警察犬が一致する匂いを見つけられるかもしれない。

(いずれにしても)

事件当時から取り上げていたマスコミ各社が報道しなくなってきていることからも、報道規制などがかかって犯人に大いに近づいてきているという可能性も考えられる。しかしこの事件には謎が多く、決定的な証拠を掴めていない限りこういった事件は未解決に終わることが多い。事件から一ヶ月経っても埒が明かないようだと、その可能性は高くなると言われている。

(犯人像)

普通に考えれば、この事件は夫婦あるいは旦那などに強い怨恨を持ったものの殺人目的の犯行だったのではないかと考えられる。しかし不可思議な点も多く、単純に怨恨による殺人とは断定できない。ただし怨恨にしろそうでないにしろ、夫婦を殺すことで何かしらのメリットを生じる人間の犯行・あるいはそのものから依頼されたものが起こした殺人事件ではないかという線が強い。

もし奥さんが警察に通報していなかったら、どうなっていたのかは定かではない。しかし子供達に対しては手加減が感じられ、世田谷の事件のような、快楽殺人者ではないように思う。両親の顔にも傷が見られたということだが、人を壊してみたいという類の犯人ではなさそうだということ。世田谷の事件を参考にした可能性はあっても、同一犯が再び事件を起こしたということではないのではないかとみている。ただし周りから隔絶された場所にある家で、家族が動機もわからず襲われたという構図は、極めて世田谷的な事件だったと言わざるえない。この事件独特の不気味さは、世田谷の事件にとても似た臭いがする。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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