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登戸殺傷事件との共通項

5月28日・川崎の登戸駅からほど近いバス停で、痛ましい殺傷事件が起きた。

もちろん私は、この事件の犯人が世田谷一家の犯人だとは思っていない。しかしこういった連続殺傷事件を起こした犯人と世田谷の事件を起こした犯人の心理に、共通する何かがないか検証してみたい。

(共通点)

1,柳刃包丁を使用

世田谷事件で使用され犯人が持ち込んだとされる柳刃包丁は、刃渡り21センチ の「関の孫六」と呼ばれるものだった。今回の登戸の事件では刃渡り30センチにも及ぶ柳刃包丁を使い、それを両手に持って振り回したという。また犯人のものと思われるリュックには、他にも二本の包丁が入っていたという。

2,全身黒ずくめ

黒のTシャツ、黒のジーンズなど全身黒ずくめの格好だったのだという。世田谷の事件でも遺留品には黒系統ものが多く、黒いハンカチなど、黒という色に強いこだわりを感じさせる。この手の犯罪の犯人は、不思議と全身黒ずくめの格好したがるものが多いのは何故なのだろうか?

3,短髪

引きこもりなどの場合、あまり世間体を気にする必要がないので、短髪である必要がないのでは?と以前書いたことがある。世田谷の犯人も、ヒップバックから犯人のものと思われる短髪が発見されている。したがって短髪だったということは、ある程度の社会性があったのではないかと以前書いた。

しかし今回の事件をみると、そうとも言えないことがわかる。この髪を短くするというのは、事件に向けての犯人の決意の現れみたいなものだったのかもしれない。世田谷の犯人も、散髪をした時に落ちたと思われるようなバリカンなどで切断された毛髪がヒップバックから発見された。これは普段から短髪で社会性があったからではなく、こういった事件を起こす前の決意の現れだったのかもしれないと今回思うようになった。おそらく世田谷の犯人も、事件直前に散髪を行ったのではないかと考えられる。

何故柳刃包丁なのか?

世田谷の事件でも今回の登戸の事件でも、大勢の人を刺すのに適しているとは思えない柳刃包丁が凶器として選ばれたのか?ちょっとこの手の事件のことを調べれば、こういった凶器が人を殺傷することに適していないことはすぐわかったのではないかと思うのだ。

それに気がつかなかった可能性もあるが、むしろ犯人にとってはこの強い殺意を感じさせる 柳刃包丁 で人を傷つけることに何か大きな意味があったのではないかということ。また世田谷の事件でもほとんど使われた形跡のない包丁が事件に使用されたり、今回も事件のために用意されたと思われる包丁が使われていたという話がある。犯人にとっての凶器は、新品であることが何か意味のあることなのかもしれない。彼らに観られる行動として、実際の殺傷能力云々よりも、こういったもので人を傷つけることに意味がある気がするのだ。彼らには実利よりも、思い描いた様式にこだわる傾向がつよい。

幼い子が狙われたのか?

世田谷の事件でも大人の男性が殺害されたように、登戸の事件でも大人の男性が最初に刺殺されている。一概にそれだと、犯人が子供を狙った犯罪だったかどうかの判断は難しい。しかし今回刺された男性は、止めに入って刺されたという話もあり、みきおさんの場合も目的の障壁になるので女性陣よりも先に殺害された、という見方もできるのだ。

どうも事件の詳細を調べてゆくと、亡くなわれた男性以外は女子生徒だったとのこと。それも、このカリタス学園の生徒を明確に狙ったものだと考えられている。世田谷の事件でも、執拗に 泰子さん、にいなちゃん と女性陣を刺しており、本当の目的は女性陣、あるいは最後まで生きていたとされる にいなちゃん だった可能性も否定できない。それも幼児、さらに女の子というところに共通した何かがあったのではないかという気もするのだ。それは秋葉原の事件のように誰でも好いからとか、池田小学校の宅間被告のように弱いものならば男女に関係なくというものと違い、女性・あるいは幼い女の子 をターゲットにしていたのではないかということ。

(快楽殺人の可能性)

快楽殺人の大きな見分け方の1つに、刺されている部分が重要なヒントになる。今回の事件でも、頭・胸・首・脇 など刺し傷が上半身に集中している点が気になる。通常日本人の殺傷事件では、腹などを刺すのが一般的で顔などを切る例は稀だという。しかし猟奇殺人・あるいは快楽殺人犯の特徴として、上半身への攻撃が集中することがあげられる。特に、顔や頭の部分を刺すというよりも壊したいという衝動にかられるのだという。そう考えると今回の犯人も、単なる連続通り魔的な色彩だけでなく、快楽殺人犯に近い心理の持ち主だったのではないのか? それは、私が世田谷の事件における犯人像だとしているものに近いものがある。

(何故カリタス小学校だったのか?)

犯人は、伯父伯母によって育てられたという複雑な家庭環境が背景にあったようだ。そして親族には、カリタス学園に通っていたものがいたという。何かしらの理由でその接点から同校の生徒が狙われたのではないかという話が出ているが、それが事実かどうかはまだよくわからない。

以前世田谷の事件の際に私は、女性に対する執拗な攻撃には何かしらの女性に虐げられてきたコンプレックスみたいなものがあったのではないかと書いたことがある。そのため犯人には、姉だか妹だか女性の姉妹がいるのではないかと。また包丁で女性を刺すという行為は、性的欲求が歪んだ形で現れたものなのではないかとも書いたことがある。今回の被害者が、幼い女の子に集中していたのも似たような背景があったからかもしれない。

(何故4キロ離れたところで事件を起こしたのか?)

自宅から事件現場までは4キロほど離れており、電車に乗って朝の登校時間に合わせて向かったのだという。性的犯罪者の場合、自宅近所では事件を起こさないものの、自宅からの距離は1~3キロ程度という極めて狭い範囲で事件を起こすのだという。そのためドーナツ状に事件を起こす傾向があり(一番内側の近所では起こさず周囲の1キロ~3キロ内で起こす)、何かしらの理由でそれらの中でも土地勘のある場所で事件を起こすことが多くなるのだという。今回の場合は、カリタス学園の生徒という明確な目標があったからそうとも言い切れないのだが、おそらく世田谷の犯人も近所ではないけれど、そう遠くない地域からやってきた土地勘のある場所で事件起こしたということではないのだろうか。私は周囲5キロ圏内ぐらいには、犯人の住居があったと世田谷の事件でもみている。当然警察もそういったことで、近所から重点的に捜査を行い徐々にその範囲を広げていったがみつけられなかった。

gazou nyuu

ちなみに上の画族は、一番小さい◯が、事件現場から1キロ、次の円が3キロ、一番外の円が5キロで設定してみた。この場合犯人の住居が最もあった可能性が高いのは、緑の円という真ん中の円を除く範囲なのだ。もう少し余裕を持って、5キロ圏内の大きな縁も一応可能性として記してみた。

(いずれにしても)

今回の登戸の犯人と深層心理の部分では似通ったものが、世田谷の犯人にもあったのではないかと私は考えている。登戸の事件をヒントに、世田谷の事件の犯人像に結びつく手がかりは少なからず存在するのではないのだろうか。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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