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少年犯罪との類似点

私は、世田谷一家殺害事件を、10歳~20代前半の若者による快楽殺人だと捉えている。そこで今回は、凶悪犯罪を起こす少年少女 について、その傾向をまとめたサイトがあったので、そちらを参考にさせて頂き話を進めて行きたい。

少年少女の犯罪と多く向き合ってきた著者によると、加害者に共通する8つの特徴があるのだという。そのことを前提に世田谷一家との関連性を探ってみたい。

1、周囲から「真面目な子」と見られていた点

凶悪事件が起こると、必ず近所の人へのインタビューに出てくるのが、挨拶をしてくれるような礼儀正しい子だったとか、本当に普通の子でこのような事件を起こすようには見えなかった とお決まりのようにきかれる。確かに、見るからに札付きの悪が、このような事件を起こした記憶が逆に思いつかない。

これに関しては、札付きの悪は普段から不満を外に放出する機会が多く、短絡的な暴力事件は起こしても計画的な大量殺人などは起こそうという発想に陥り難いからではないのだろうか? むしろ世間的に問題行動を起こしていない子ほど、内に鬱憤を溜めこんで、それが歪んだ形で暴発させるという危険性をはらんでいるのかもしれない。

あともう一つ注意しないと行けないのは、近所の人や加害者を知る人間が、加害者のどの時期のことを言っているのかということにも左右される。最近は見かけたことがなかったとか、必ずしも容疑者の近況を語っているとは限らず、小さい頃の話をしているだけなのかもしれないということである。そのため加害者の変化に、気づいていた人は少ないのだろうと。

2、 対人コミュニケーションが困難であった点

むしろ加害者と日々間近に接しっていた人間にとっては、もっと別のイメージを持っていた人も少なくはないのだろう。例えば 外見は普通に見えるが、社会性がなく、コミュニケーションが取れなかったとのことだ。事件の1カ月前に女子中学生をターゲットにしたわいせつ行為で失敗したため、さらに弱者である小学生を狙ったとみられている。 なんて話が、ここでも出てくる。今回のカリタスの刺殺事件に限らず、世田谷の事件においても、犯人の標的が、小学生低学年の女の子 にあったとしても不思議ではないのだ。

また多くの凶悪少年事件では、思春期以降に仲間集団や異性への関心が高まったものの、対人コミュニケーションが難しく、相手の気持ちを理解し、自分の気持ちを伝えたりすることがうまくいかずに接近方法を誤って不適応を起こしてしまうケースがほとんどだった。

世田谷事件に関しても、異性への気持ちは高まったものの、それが性欲という形よりも人を壊したいという破壊衝動へと歪んだ形に発展してしまったのではないかと私はみている。そこには、母親か姉か妹など女性の家族に虐げられてきた背景があったのではないのだろうか。それが、女性陣に対する執拗な攻撃にも現れていたのではないかと。

3、身近な社会的弱者をターゲットにする点

今回のカリタスの事件に限らず、過去の多くの凶悪事件では顕著にこの傾向がみられる。世田谷の事件も、みきおさんこそ成人男性ではあるが、あとは奥さんと子供2人であった。私はこの事件が起こった背景の1つに、みきおさんがそれほど屈強な男性ではなく、むしろ小柄な体格だったからというのが要因にあったのではないかとみている。このぐらいの体格の男性ならば、自分でも倒せるという自信が犯人の中に芽生えたのかもしれない。もしそうでなければこの事件は起きなかったか、みきおさんのいない時に事件が起きたのではないかと思えるのだ。しかし一家全員が揃っている時に起こしたのは、、幸せそうな家族をめちゃくちゃにしたい という大前提があり、一家全員が揃っていることが犯人の事件を起こす重要なファクターだったからだと考えられる。そうでなければ、ここまで悪条件が揃う中、無理に決行した意味が理解できない。もう一つは、20世紀の最後までに、こういった事件を起こすということにも重きを置いていたのではないのだろうか。

4、刺激的な映像などに影響を受けている点

すぐ凶悪事件が起こると、ゲームやアニメとかと結びつけたがる傾向は個人的に好まない。しかしこういったものに限らずとも、刺激的なものが事件を誘発としたと思われる節は世田谷事件にもある。それは、過去に放送されていた一家殺害をテーマとしたドラマや舞台に映画や小説など、犯人が好んでみていた可能性があるということ。それが少なからず、犯人の行動に影響を与えてなかったとは言いきれないだろう。

5、事件に対して反省の態度が見えない点

世田谷の事件では、被害者を殺害後も執拗に刺し続けていた。遺体があるすぐ横でパソコンをいじったりアイスを食べたりという行動からは、世田谷事件の犯人も人を殺したことによる動揺は微塵も感じられない。しいて言えば、遺体を見えないように上から衣服などをかぶせたことが、唯一みられるそれらしい行動だろうか? それも一概に、反省から出た行為とは断定できない。

6、 事件後の行動が「頭隠して尻隠さず」であった点

世田谷の事件では、自らが手を怪我して血液を残してしまったのは誤算だったのかもしれない。しかしその後は、指紋を現場に残したり、身元の特定に繋がる可能性もありえた大量の遺留品を現場に残している。発覚を恐れている反面、そうとは到底理解しがたい行動をとっているのも、非常に過去の少年犯罪と共通するものがある。

7、殺人にまで至る大きな事件の直前に、重要なシグナルがあった点

世田谷の事件においては、現場近くで事件前1年余りの間に、たびたび動物虐待事件が報告されていた。もちろんこれが、加害者によるものだったのはわからない。また事件現場からすぐ近くにあったNTT寮には、そこの子供に危害を与えるという脅迫状が送りつけられていて、運動会の時には警察が警戒していたとの話も近所の人の話として残っている。また実際に礼君の通う保育園の掲示板には、赤いスプレーで真っ赤な文字(血を模したような)でメッセージが書かれていたといわれている。また黒ムツさんによる例の書き込みも、事件前の重要なシグナルだった可能性も捨てきれない。

さらに著者が記すように、行動の結果が予想したものと違ったり、未遂に終わった場合は不満を感じ、こだわりがさらにエスカレートしていってしまう傾向がある。そして「何がなんでも完遂しなければ」という強いこだわりに変わり、抑制が効かず、感情が抑えきれなくなって大きな悲劇が起こっている。 というのが、世田谷の事件でも当てはまるのかもしれない。というのは黒ムツさん二度目の投稿では、犯行の動機は動物虐待の現場を家族に見られたからだと書かれていた。もちろんその書き込みが信用にたるものかは微妙だが、まんざらありえない話でもないだろう。動物虐待を目撃され目的を達成できなかったことを逆恨みし、この家族をターゲットに切り替えたのかもしれない。

8、家族がシグナルを察知していても行動に移せなかった点

地蔵に関しては、容疑者の家族が置いたものではないかというストーリーを、警察は長らく描いていた。というのも、事件から100日目の朝、地蔵を拝んでいた人がいるとの通報で地蔵の存在が発覚したから。おそらく警察は、それがどんな人だったのか通報者の情報から把握していたのではないのだろうか。そこから地蔵を置いたのは、容疑者本人ではないと判断していたのかもしれない。

それが事件から5年後の追悼集会で、女性捜査員が容疑者家族にむけて「誰が犯人かわかっているのでしょう。罪を償い、裁きを受けてこそ、家族の新たな道が開かれるのではないのですか」との呼びかけに繋がっていったのではないのだろうか。少なくても警察は、事件前に何かを起こす予兆を感じていたかは別にして、事件後には事件との関わりを家族が気づいていたとみていたのではないのだろうか。

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(玄関の侵入を許したのか?)

さて話は変わりますが、犯人が何かしらの理由をつけて玄関からの侵入を試みたのかどうか?ということについて検証してみたいと思います。先日更新したものに、アポ電の犯人は動物の死骸が転がっているといって家人に玄関を開けさせたということを書きました。警戒心が強かったとみられる みきおさんが、年末の深夜に尋ねてきた見ず知らずのものに対し玄関を開けて侵入を許す可能性などあったのだろうか?

さて上記のCGは、先日警視庁が作成した事件現場を正面から再現したものです。仮に深夜玄関から誰かが尋ねてきた場合、宮沢家は玄関横の窓から、どんな人物が来訪してきたか見られる作りなってました。雨戸がない作りなので、そこで確認してから応対しようとしたはずなのです。警戒心が強かったと思われる宮沢さんが、そう易易と玄関の扉を深夜に開けたとは考え難いわけです。さらに警戒心が強い人ならば、玄関ではなくこの玄関横の窓を通して、やりとりをしたかもしれません。

もう1つは、新聞を配っていた配達員の証言によると、この家の玄関前のポストには防犯灯がありパッと人を察知すると明るくなる作りになっていたといいます。すなわち、みきおさんがパソコン作業をしていると、玄関付近に人が近づけば暗闇が明るくなって人の存在に気づく仕組みだったようなのです。ですから知らない間に、玄関をこじ開けられた可能性も低かったのだろうなと。また犯人にしてみれば、そのような作りになっている家に対し、玄関から侵入しようとは考えなかったのではないかと私は思うのです。まして玄関側には、向かいの家の目や隣の家の存在もありますから。宮沢家への侵入を考えると、自然と家の裏側である公園側に意識が傾くことがわかります。公園側からみれば、第三者でも堂々とこの家の状況を見続けることができたからです。現場にゆくと隣の公園には高台があり、きっと犯人もこの場所から 宮沢家のことをじっと伺っていたのだろうなと思えてきます。

過去何度もいろいろな観点から侵入の状況を考えてきましたが、やはり家の裏側から犯人が侵入したとしか思えません。そしてこの事件は、この時代に頻発していた「キレる17歳」の事件に影響されたり、「大分の一家殺害事件」などに触発された若者による犯行だったのではないかと私は考えてしまうわけです。

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登戸殺傷事件との共通項

5月28日・川崎の登戸駅からほど近いバス停で、痛ましい殺傷事件が起きた。

もちろん私は、この事件の犯人が世田谷一家の犯人だとは思っていない。しかしこういった連続殺傷事件を起こした犯人と世田谷の事件を起こした犯人の心理に、共通する何かがないか検証してみたい。

(共通点)

1,柳刃包丁を使用

世田谷事件で使用され犯人が持ち込んだとされる柳刃包丁は、刃渡り21センチ の「関の孫六」と呼ばれるものだった。今回の登戸の事件では刃渡り30センチにも及ぶ柳刃包丁を使い、それを両手に持って振り回したという。また犯人のものと思われるリュックには、他にも二本の包丁が入っていたという。

2,全身黒ずくめ

黒のTシャツ、黒のジーンズなど全身黒ずくめの格好だったのだという。世田谷の事件でも遺留品には黒系統ものが多く、黒いハンカチなど、黒という色に強いこだわりを感じさせる。この手の犯罪の犯人は、不思議と全身黒ずくめの格好したがるものが多いのは何故なのだろうか?

3,短髪

引きこもりなどの場合、あまり世間体を気にする必要がないので、短髪である必要がないのでは?と以前書いたことがある。世田谷の犯人も、ヒップバックから犯人のものと思われる短髪が発見されている。したがって短髪だったということは、ある程度の社会性があったのではないかと以前書いた。

しかし今回の事件をみると、そうとも言えないことがわかる。この髪を短くするというのは、事件に向けての犯人の決意の現れみたいなものだったのかもしれない。世田谷の犯人も、散髪をした時に落ちたと思われるようなバリカンなどで切断された毛髪がヒップバックから発見された。これは普段から短髪で社会性があったからではなく、こういった事件を起こす前の決意の現れだったのかもしれないと今回思うようになった。おそらく世田谷の犯人も、事件直前に散髪を行ったのではないかと考えられる。

何故柳刃包丁なのか?

世田谷の事件でも今回の登戸の事件でも、大勢の人を刺すのに適しているとは思えない柳刃包丁が凶器として選ばれたのか?ちょっとこの手の事件のことを調べれば、こういった凶器が人を殺傷することに適していないことはすぐわかったのではないかと思うのだ。

それに気がつかなかった可能性もあるが、むしろ犯人にとってはこの強い殺意を感じさせる 柳刃包丁 で人を傷つけることに何か大きな意味があったのではないかということ。また世田谷の事件でもほとんど使われた形跡のない包丁が事件に使用されたり、今回も事件のために用意されたと思われる包丁が使われていたという話がある。犯人にとっての凶器は、新品であることが何か意味のあることなのかもしれない。彼らに観られる行動として、実際の殺傷能力云々よりも、こういったもので人を傷つけることに意味がある気がするのだ。彼らには実利よりも、思い描いた様式にこだわる傾向がつよい。

幼い子が狙われたのか?

世田谷の事件でも大人の男性が殺害されたように、登戸の事件でも大人の男性が最初に刺殺されている。一概にそれだと、犯人が子供を狙った犯罪だったかどうかの判断は難しい。しかし今回刺された男性は、止めに入って刺されたという話もあり、みきおさんの場合も目的の障壁になるので女性陣よりも先に殺害された、という見方もできるのだ。

どうも事件の詳細を調べてゆくと、亡くなわれた男性以外は女子生徒だったとのこと。それも、このカリタス学園の生徒を明確に狙ったものだと考えられている。世田谷の事件でも、執拗に 泰子さん、にいなちゃん と女性陣を刺しており、本当の目的は女性陣、あるいは最後まで生きていたとされる にいなちゃん だった可能性も否定できない。それも幼児、さらに女の子というところに共通した何かがあったのではないかという気もするのだ。それは秋葉原の事件のように誰でも好いからとか、池田小学校の宅間被告のように弱いものならば男女に関係なくというものと違い、女性・あるいは幼い女の子 をターゲットにしていたのではないかということ。

(快楽殺人の可能性)

快楽殺人の大きな見分け方の1つに、刺されている部分が重要なヒントになる。今回の事件でも、頭・胸・首・脇 など刺し傷が上半身に集中している点が気になる。通常日本人の殺傷事件では、腹などを刺すのが一般的で顔などを切る例は稀だという。しかし猟奇殺人・あるいは快楽殺人犯の特徴として、上半身への攻撃が集中することがあげられる。特に、顔や頭の部分を刺すというよりも壊したいという衝動にかられるのだという。そう考えると今回の犯人も、単なる連続通り魔的な色彩だけでなく、快楽殺人犯に近い心理の持ち主だったのではないのか? それは、私が世田谷の事件における犯人像だとしているものに近いものがある。

(何故カリタス小学校だったのか?)

犯人は、伯父伯母によって育てられたという複雑な家庭環境が背景にあったようだ。そして親族には、カリタス学園に通っていたものがいたという。何かしらの理由でその接点から同校の生徒が狙われたのではないかという話が出ているが、それが事実かどうかはまだよくわからない。

以前世田谷の事件の際に私は、女性に対する執拗な攻撃には何かしらの女性に虐げられてきたコンプレックスみたいなものがあったのではないかと書いたことがある。そのため犯人には、姉だか妹だか女性の姉妹がいるのではないかと。また包丁で女性を刺すという行為は、性的欲求が歪んだ形で現れたものなのではないかとも書いたことがある。今回の被害者が、幼い女の子に集中していたのも似たような背景があったからかもしれない。

(何故4キロ離れたところで事件を起こしたのか?)

自宅から事件現場までは4キロほど離れており、電車に乗って朝の登校時間に合わせて向かったのだという。性的犯罪者の場合、自宅近所では事件を起こさないものの、自宅からの距離は1~3キロ程度という極めて狭い範囲で事件を起こすのだという。そのためドーナツ状に事件を起こす傾向があり(一番内側の近所では起こさず周囲の1キロ~3キロ内で起こす)、何かしらの理由でそれらの中でも土地勘のある場所で事件を起こすことが多くなるのだという。今回の場合は、カリタス学園の生徒という明確な目標があったからそうとも言い切れないのだが、おそらく世田谷の犯人も近所ではないけれど、そう遠くない地域からやってきた土地勘のある場所で事件起こしたということではないのだろうか。私は周囲5キロ圏内ぐらいには、犯人の住居があったと世田谷の事件でもみている。当然警察もそういったことで、近所から重点的に捜査を行い徐々にその範囲を広げていったがみつけられなかった。

gazou nyuu

ちなみに上の画族は、一番小さい◯が、事件現場から1キロ、次の円が3キロ、一番外の円が5キロで設定してみた。この場合犯人の住居が最もあった可能性が高いのは、緑の円という真ん中の円を除く範囲なのだ。もう少し余裕を持って、5キロ圏内の大きな縁も一応可能性として記してみた。

(いずれにしても)

今回の登戸の犯人と深層心理の部分では似通ったものが、世田谷の犯人にもあったのではないかと私は考えている。登戸の事件をヒントに、世田谷の事件の犯人像に結びつく手がかりは少なからず存在するのではないのだろうか。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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