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イメージがわかない

世田谷一家の現場説明の中でも、1つ読んでいてもイメージがわかないものがある。今回は、そのことについて考えてみたい。

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(段ボールの謎)

それは、被害者である旦那さんこと 宮沢みきおさん の殺害状況についてだ。捜査報告書を元に書かれた「真犯人に告ぐ!」の文中には、次のような説明がある。

メッタ刺しの遺体北側には、みきおさんの動脈から噴出したとみられるB型の飛泡血痕が付着した段ボール箱が遺体を覆い隠すように置いてあった。その表面には頭毛をかたどった血痕がべったりと残されていたことから、みきおさんが力尽きて倒れたその場所にあった段ボールを犯人が後に移動させたとみられる。

と書かれている。この場合、段ボールとは箱のままあったものなのか? それとも潰して平に広げて置いてあったものなのかわからない。

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この文章からすると、遺体北側とは上記の絵で言えば頭の方、すなわち納戸の入り口付近に段ボールが発見されたことがわかる。また、みきおさんが力尽きて倒れたその場所にあった段ボールを犯人が後に移動させたとみられる と書いてある。おそらくここで書かれている 後に は、うしろではなく、のちに と読むのが自然だろうか。

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その表面には頭毛をかたどった血痕がべったりと残されていた という表現からすると、普通に考えれば段ボールはすでに潰され平に広げられたたたまま壁に立てかけてあった。それが犯人との乱闘中に床に倒れ、その上に みきおさんが最後横たわったと考えるのが自然な推理になりそうだ。

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もし箱が潰されていなかった場合は、みきおさんはその段ボールの箱に頭を寄りかかるようにして倒れたということになるだろうが、その可能性は低いのではないかと。というのは、そんな箱のままのかさばるものを納戸の入り口付近や階段下の狭いスペースに置いていたとは考え難いからだ。潰した段ボールを平に広げ、その付近に立てかけてあったとみるべきだろう。

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なんでそんな細かいことを気にしているかというと、みきおさんの殺害場所に関わることだからだ。仮に当初言われていたとおり、階段からみきおさんが落ちたとしたら、その時に立てかけて置いてあった段ボールはみきおさんの身体の上にあったはずで、力尽きたその場所の床にはまだ段ボールは敷かれていなかったはずなのだ。すなわちこのような状況が生まれるためには、みきおさんと犯人が一階で揉み合い、その時に段ボールは床に倒れた。その後みきおさんは、階段を昇って逃れようとしたが犯人によって再び一階の床に引き戻されたという状況が生まれたはずなのだ。少なくても階段下には、みきおさんがいない瞬間があったはずで、警察の説明どおり みきおさんは家族に危険を知らせようとしたのか?その場から逃れようとかしたかで、一度は階段を4段ほど上がろうとしたことは間違いなかったのではないかと考えられる。

すなわち立てかけてあった段ボールが床に倒れてきたのは、みきおさんが階段を4段上がって逃れようとしたとき、もしくは階段下で犯人と揉み合った時だったと考えられる。いずれにしても1つだけ言えるのは みきおさんが階段下から離れた瞬間があったということ。しかし結局は、階段下に引き戻されて最後は殺害されたことが伺えるのだ。

そして犯人は、みきおさんの遺体の下にあった段ボールを、わざわざ引き抜いて遺体を隠すように上に被せたということなのだろう。また みきおさん の遺体の上には、発覚当時この段ボールの他にも階段下にあった棚の引き出し(納戸側ではなくパソコン机の隣にあった棚の)を逆さにして、遺体を隠すように被せられていたのだという。ただしこの引き出し二段は、警察がきた時には納戸前の床に積み重ねられていた状況だったという。しかし遺族が発見した時には、遺体の上に被せられていたとの証言が残されている。そのためこの引き出しは、隣の家族か駆けつけた救急隊員などによって、動かされたということになる。整理すると

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パソコン作業を終えて二階に上がろうとした みきおさん と階段に潜んでいた犯人が鉢合わせになり、一階の階段下でも揉み合いになった。一度はみきおさんが、二階に逃れようとしたという事実を物語っている。このようにこの段ボールの存在を理解すれば、警察発表の意味も納得でき、段ボールの謎も解けた気になるのだ(あくまでも推測だが)。

(みきおさんの傷)

みきおさん発見時の状況をみると、左腕・左腹・左足を上にし身体を九の字のような形になって発見されている。おそらくこれは、先の階段を途中まで昇って落ちた時には、身体を左上にした形で倒れ、上から致命傷となる「胸部刺創による心・大動脈損傷に基づく失血死」へと繋がる刺され方をしたのではないかと考える。左耳の後ろ付近に、包丁が3センチほど欠けて刺さったままの傷があったのも、遺体が左上向きだったことを考えると、階段下で倒れた時に傷つけられた時のものであった可能性が出できた。特に傷の多くが 左上腕部・左大腿部・臀部 などに多かったのは、この階段下に落ちた時の姿勢が遺体発見時の左側を上にした姿勢であり、その上からめった刺しにされたからだったからではないのだろうか。

また左大腿部には、下から上に向かって刺された傷があり、これが階段に上がろうとした みきおさんを 犯人が下から刺した根拠になったとされている。ただし みきおさんの 遺体には、前頭部や顔面・右上腕にも無数の傷が残されていた。これは みきおさんと犯人が、かなり長い時間向き合った形で対峙していたのではないかということ。けして階段に逃れるまでは、マウントをとられるようなことはなかったからこそ、階段上に逃れる隙きも生まれたのだろう。この状況をさらに整理すると

やはり みきおさんと犯人が出会ったのは、お互いが向きあう形になりやすい階段途中と階段下であったと考えるのが自然なのだ(他は狭くてそのような状況が生まれ難い作り)。そして前頭部や顔面へという身体の正面側に傷があるというのは、犯人が階段の上、みきおさんがその下にいたという構図になっていたからだろう。それもこのような傷が生まれるためには、階段上でもかなり二人が接近した距離まで近づかないと段差があって起こりえなかったはずなのだ。そこから私が想像するに、黒ムツさん二回目の投稿にもあったように「階段から落ちたのは私の凶器を取り上げようと したから、足でけ飛ばし落としてやったのです。両手あげて 階段に来る馬鹿もいませんよね。」と書かれた似たような状況で、二人が段差二段ぐらいの距離まで近ずいて向き合っていた瞬間があったからではないかと思うのだ。そうでもなければ、なかなか向き合った状況で 前頭部や顔面への攻撃を容易に食らうことはなかったのではないかと。それは何かしらの理由で、みきおさんが犯人に対し油断する瞬間があったからではないかということ。そして突然刺されたことにより、階段下に落ちたのか逃れようとしたのかは定かではないが、そこから階段下で揉み合いになった。その後二階に逃れようとしたところを下から刺され、階段4段目から引きずり落とされ、身体を左側を上にした形で倒れ込み上からめった刺しにされたのではないかと推測されるのである。黒ムツさん二度目の書き込みは、傷口の箇所と照合すると、実に理にかなっていることに驚かされるのだ。

(この状況からも)

犯人が招かれて家にあげられた人間でない限りは、一階の玄関付近からの侵入ではこの状況は起こりえなかったこと(みきおさんに気づかれずに先に二階に上がることは考え難い)。そして招かれて入った犯人ならば、なぜ黒いハンカチを使ってマスクのように顔を隠さなければならなかったのかという矛盾を考えれば、やはり犯人は中ニ階の浴室の窓から侵入したとしか考え難いのではないかという結論になるのだ。

(アポ電強盗の手口)

先日逮捕されたアポ電強盗の手口が、電話線を引き抜いたり僅かな現金しか奪わないまま逃走したり、凶器の包丁を現場に残したりと世田谷の現場に似た状況だったと書いてきた。そんな中で、また1つ気になる証言が出できたのだ。それは家人の家の玄関を開けさせるのに、家の前に動物の死骸が転がっているといって鍵を開けさせたとの話が出てきたのである。

例えばもし宮沢家の周辺で事件前に起きた動物虐待事件というものが、この玄関を開けさせるために行われた伏線であったのかもしれないということ。そして深夜に誰かが尋ねてきても、玄関を開けて侵入を許してしまった恐れがあったかもしれないのだ。基本的に私は、上記に書いたとおり玄関から入った可能性よりも中二階の浴室窓から侵入した可能性が高いとみている。しかし第三者が、年末の遅い時間に玄関を開けてもらえる状況というものがいかなるものだったのかと考えると、こういった方法をとった可能性も捨てきれないことは頭の片隅に置いておきたい。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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