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フランス人ハーフの新事実

先日発売された「文藝春秋」の「世田谷一家殺害事件・18年目の新事実」には、驚くべきことが複数書かれていた。その中でも、最も驚かされたものの1つに、フランス人ハーフの話がある。

この話は、にいなちゃんが通うバレー教室に出入りするフランス人ハーフの男が近所にいた。男は子供達に、行き過ぎたスキンシップをすると評判になっていたという。その男は、まさに現場に残された犯人のDNAからはじき出されていた 東洋系の父と南欧系の母親と一致するハーフの青年だった。この男が疑われたという記事は、この事件に詳しい人ならば一度は聴いたことがある話だろう。そして男は任意で指紋やDNAなど様々な捜査を行ったが、結局は一致せずにシロだったとされている。

ここまでは、よく知られた話である。しかしこの事件にからめて、男は事件との関わりがあったのではないかと疑っている捜査員が未だいるというコメントが残されていた。私は当時から何故? 指紋もDNA鑑定でもシロと出た男を疑い続けているのだろうと思っていたが、ようやくその意味がわかる時がきたのである。

実はこの男の家族には、他にも若い男性がいたのだという。調べたところ、その男は南欧のX国に留学していることが突き止められた。そこでその男の指紋を採るべく、ICPOを通じてX国の警察当局に捜査協力を依頼する案が出たが、刑事手続きに資する証拠がなかったため見送られたそうなのだ。捜査員を派遣する案も検討されたが、X国への主権侵害になると却下。結局警察は、X国に支局のある全国紙の記者を使って、男の指紋を付着したコップを入手し警察に送ってもらった。しかし指紋は、一致せずシロだということが判明したのだという。

ここで気になることが書いてあったのだが、「警視庁の刑事部最高幹部は、その男が犯人である可能性が高いと判断し、犯人逮捕時の記者会見に自分が出席すべきかどうか、興奮しながら真剣に悩み始めた」という。刑事部最高幹部が、興奮した理由が何だったのか、その答えを持っている関係者は最後まで見つからなかったと筆者は綴っている。

最初に疑われたハーフ青年は、当時20代後半だったそうな。もし男の家族で留学しているとなると、それより年齢は下だった可能性が高い。ちなみに南欧というのは、ヨーロッパ南部のこと。具体的な国でいえば、ギリシャ・イタリア・フランス南部・スペイン・ポルトガル などの国々を指すのが一般的である。フランス人とのハーフであるのならば、その中でも母方の故郷であるフランスが有力ではないのだろうか?ちなみに犯人が事件現場で使用していた、ドラッガーノワール という香水は、フランス製である。

(何故刑事部最高幹部は興奮したのか?)

「警視庁最高幹部は、その男が犯人である可能性が高いと判断した」と書かれている。すでに最初のハーフ青年(ここではAとする)は、DNAも指紋も不一致だったからシロだったのだろう。ということは、留学中の家族(ここではB)のDNAもほとんどAと似たものだったはずなのだ。もし現場に残された犯人のDNAと近いものが検出されていたとするならば、充分にICPOの刑事手続きに資する証拠になりえたのではないかということになる。その条件を満たさずして、何故刑事部最高幹部は、Bを犯人である可能性が高いと踏んでいたのかが最大の謎となる。

ここでもう一度整理してみたい

A は、 指紋 ✕ DNA ✕
B は、 指紋 ✕ DNA ?

という構図になる。それでもBを疑う要素があるとすれば、AとBは家族ではあるが血縁関係がなかったのではないかという可能性だ。しかもそれでBが疑われるということは、Bもまた同じように、東洋系の父・南欧系の母とのハーフという特殊な条件を満たしていた人物だということになるのではないのか? だからこそDNAの一致はしなくても、Bの指紋を手に入れる必要があったとしか考え難い。

そうでないとすればAとは腹違いの兄弟や従兄弟ぐらいの間柄で、片親のDNAは極めて現場に残されていたDNAと近いものが検出されていたのかもしれない。しかしそこまで決定的なものがあれば、徹底的にその後もBが海外にいようとも、警察はマークし続けたのではないかという気がしてならない。

あと考えられるものがあるとすれば、5ちゃんねるのスレにも書いていた人がいたが、警察は指紋とDNAの持ち主が別々であることも視野に入れていたのではないかということになる。そう、その場合はAとBが血の繋がった兄弟だった場合でも、指紋を残した男がBだったのかどうかを確認したかった。すなわち警察もまた、家の中に共犯者が複数いた可能性も視野に入れていたのではないかということになる。そうこの事件には、他にも C という男が事件に関与していたかもしれないということになる。

ただしその後の警察の動きを見る限りは、この指紋の不一致をもってBを疑うということを諦めた印象がある。記事でも書いてあった通り、刑事部最高幹部は、何をもって犯人である可能性が高いと興奮したのかと?という疑問は未だ残ってしまう。警察は実はBが犯人だと突き止めているが、男がX国から出てこないので手が出せないのか? それとも捜査はこの時点で容疑者はいなくなり振り出しに戻ってしまったと判断したのか? 警視庁の動きを見る限りは、後者であるように捉えられる。もしそうだとすると、現地記者が集めた指紋の不一致をもって諦めてしまうという程度のもので、刑事部最高幹部はそもそも興奮していたことになるのではないのだろうか。

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犯行時刻の不思議

先日発売された「文藝春秋」に、「世田谷一家殺害事件・18年目の新事実」と題する記事が掲載された。この中には、全く私が知らなかった事実が掲載されていて、近年みた世田谷関連の記事では最も衝撃的な内容となっている。記事は、複数の捜査関係者などから取材されたもので構成されているという。

いろいろ驚きのことが書かれていたのだが、その中で気になったものを1つ。司法解剖鑑定書の記述として、「宮沢一家の内容物は、多くが未消化のままであり、死亡してから(?)40分以内のものだったとある」。これはちょっと文章の記載ミスじゃないかと思うのだが、意味がよくわからない。また「真犯人に告ぐ!」の記事によると、遺体検案書には、30日の19時~20時ぐらいに食べたと思われる残留物が、胃の中に残されていたという。そこから死亡推定時刻を、23時半ぐらいだと割り出したとされている。しかし実際の現場の状況と照らしわせると、恐らく事件は23時前後だったのではないかと考えられる。

私は医学的な知識に乏しいので間違っていたら指摘して頂きたいのだが、胃の消化というのは通常食後2~3時間後には十二指腸へと運ばれると認識している。それがほとんど未消化だったということは、上記の記事の文章に当てはめると、家族が殺害されたのは、食後40分以内だったのではないかということにはならないのか?ということになる。仮に19時~20時ぐらいに夕飯を食べていれば、死亡推定時刻の23時~23時半ぐらいには胃の中の食べ物は、多くが消化されていたのではないかということ。

このことを前提に考えるならば、

1,死亡推定時刻が意図的に遅く発表されている。

2,夕食をとったのが22時過ぎで極めて遅かった


のいずれかではないかということになる。しかし買い物から家族が帰って来たのは19時前後であり、そこからのんびり食事の準備をしたとしても22時過ぎに家族が食事をとったとは考え難い。まして当日は、にいなちゃんは風邪気味だったことや子供がまだ幼かったことなどを考えると、遺体検案書に記されているように19時~20時ぐらいだったと考えるのが妥当であるようには思える。

そして、幾つか気になることを思い出すのだ。1つは、この事件の詳細に詳しい近所の 公園近くさんのコメントで、警察は意図的に事件の発生時間を遅らせているのではないかと指摘していた点である。これを知った当時、何を根拠に言っていたのかはわからなかったのだが、少なくてもこのことから考えれば納得できるコメントとなる。

もう一つは、隣の家のおばあちゃんが宮沢家のインターフォン(呼び鈴)だかが、20時頃聞こえたと証言していた件である。しかしこの証言は、後に隣家の家族によって否定されているという。この2つの証言を考えると、実は事件が起きたのは20時過ぎだったのではないのか? というのと、何故それを隠すように発表しなくてはならなかったのかという疑問が残るのだ。

仮にだ、もし宮沢さん一家が20時ぐらいに殺害されたとしよう。そうなると21時半ぐらいに一階のパソコンで、子供向け番組を視聴していた形跡があるとされた、にいなちゃんのパソコン履歴。そして22時20分~50分ぐらいに見られる、みきおさんのパソコン操作も犯人が行ったものということになる。そしてどのようにして、みきおさんのパスワード付きメールを送信したのかと言う疑問も出てくるわけだ。そして犯人が居間のソファーに、キャッシュカードや運転免許などを並べたこと。さらに居間にあったノートに様々な番号を書き込んでいたのは、銀行の暗礁番号などではなくパソコンのパスワードを推定するためだったのではないかという可能性も高まってくる。しかしそうすると、送信されたメールがどのようなものだったのかは恐らく警察自体は把握していたのではないかと思うのだが・・・。それがわかれば、犯人の行動の意味も大方想像はついたはずなのだが、それを匂わせる発表は一切ない。誠に、不思議な話ではないのだろうか? この疑問に、応えられる方は教えて頂きたい。

ゴールデンステイト殺人事件からの教訓

今年4月、全米で40年間未解決事件だった「ゴールデンステイト殺人事件」の容疑者が逮捕されたという。1970年台後半~80年台中盤にかけて、12人が殺害され50人以上が暴行された事件だという。アメリカの事件史の中でも、代表的な未解決事件だったそうな。その事件について、先日とあるテレビ番組で取り上げられていた。下記の動画の 54分45秒ぐらいから始まるので、ぜひ動画をみてから考えて頂きたい。



(動機がわからない)

まず、この事件。当初から犯人の目的がわからないとされていた。そう、現金や金目のものには手をつけない。現場では、被害者の写真立てを破壊したり、縛られた遺体の手の中には、「罰」という文字が書かれたメモがあったりしたという。現場には、被害者への恨みを匂わせる状況が作り出されていたり、小学校時代に体罰を受けたことへの恨みめいた手紙が残されたりと、犯行の動機が二転三転していて犯人像を絞りきれなかったようなのだ。これは、世田谷の事件でも手法こそ違うが、一見犯人の狙いが何なのかわからないような行動が観られるのである。世田谷の犯人が現場を荒らしたのは、犯人像をわざと絞らせない、あるいは別方向に捜査を導くためだったとも考えられる。

(事件からヒント)

世田谷の事件でも、事前に小説・映画・劇・ドラマなどからヒントを得た、影響を受けたものの犯行ではないかと当初から言われてきた。またこの世田谷の犯人も、このゴールデンステイト事件のことも知っており参考にした可能性も考えられる。それだけ、似たような状況が多く見られるからだ。

ゴールデンステイトの犯行の特徴として、まず家の電源を落とすことを行ったという。世田谷の事件の時にも、家の電源を落としたのではないかという見方をする人がいるが、実際のところはよくわからない。ひょっとすると、犯人が浴室の窓から侵入した理由の1つに、家の電気ブレーカーをいち早く落とすためというのもあったのかもしれない。ただし電気ブレーカーは、家によって設置場所がまちまちである。玄関にある家もあれば、台所にある家もある。まして、脱衣所にある場合だってある。そうもしこの事件の犯人がブレーカーを落とすことを優先したとしたら、事前に宮沢家に上がった経験がありブレーカーの位置を把握していた可能性も考えられるのだ。それも1階にみきおさんが当時いたことを考えると、ブレーカーの位置が2階の台所とか中2階の浴室の脱衣所など中2階以上にあることが条件になる。実際に何処にあったのかは不明なのだが、宮沢家の電話線が切られていたという話もあるので、そういった外部との連絡を遮断することを想定してブレーカーを落とした可能性は捨てきれない。しかしこれに関しては、あくまでも想像の域の話でしかない。

それ以上に明確に共通点をあげるとすれば、ゴールデンステイトの犯人も現場の玄関を閉めて裏口から逃走する行動をとって事件発覚を遅らせようとしたようなのだ。このへんは、世田谷事件も玄関を閉めて(最初から閉まっていた可能性も)、浴室の窓から逃走した可能性が高く似たものを感じる。さらに現場には、29センチの大型の靴跡を残した。犯人は大柄の人間を印象づけるためで、実際には平均的な体格で偽装のため大きめの靴跡を残したのだという。世田谷の事件現場でも、28センチという非常に日本人としては大柄な足跡をペタペタと家中に残していった。この靴跡が少し怪しいのは、完全に足裏全体を着いた足跡がほとんどなかったどの話がある。その真意のほどは定かではないのだが、もしそうだったとしたら犯人は実際の足より大きな靴を履いており、しっかりカカトを落として歩けなかったのではなかったかもしれないのだ。もし外ならば、土の凹み具合などで体重などを割り出すこともできたのだが、家の中では何処までそういったことまでわかったのだろうか? という疑問は残る。お風呂場の侵入時に着いたと思われる、つま先のみの足跡も明確というほどではなかった。あるいは、外に逃走時に着いたと思われる足跡も、木の葉などがありハッキリしたものだったわけではないという。また犯人の足跡は、中2階の踊り場や脱衣所付近あたりから突然足跡が始まっているという。その理由は、ぶかぶかの靴では侵入する時に邪魔だったので、侵入するまではあえて脱いで侵入した(あるいは別の靴で侵入した)とは考えられないだろうか? 更に家の外の血痕を探るためのルミノール反応が一切見つからなかったのは、サイズの違う靴では逃走し難いので、逃走時には本来のサイズの靴に履き替えて逃走したからかもしれない。 ただし発見されたスラセンジャーの足跡は、使い古した靴だったことがわかっている。

(犯人が残す爪痕)

快楽殺人犯によく観られる行動として、自分なりに事件の爪痕を残そうとすること。ゴールデンステイトの事件では、現場に2枚の皿を残すという奇妙な行動が観られた。世田谷の事件で言えば、2枚の黒いハンカチは犯人なりにこういった行為を真似た可能性も考えられる。またこの二枚の皿は、カップルや夫婦の場合に男の背中に残せて女性を乱暴している間に動かないようにするために使用したというのだ。この犯人は、被害者を後手に縛って、本人の前で乱暴することで快楽を得るというサディストの一面が垣間見られる。このような行動は、世田谷の事件において にいなちゃんに懇願させるようなポーズをとらせた行為と似た匂いを感じなくもない。

またゴールデンステイトの現場には、小学六年生の頃に教師から酷い体罰を恨む手紙が残されていたという。しかし実際に犯人にそういった体験があったのかは不明であり、世田谷の事件でも塾生徒が泰子さんに恨み抱いていたようにもみえる。それは浴槽の中に、ハサミや手でちぎられた公文塾塾関係の書類が残されていた。そして最初に泰子さんやにいなちゃんが襲われた屋根裏部屋にも、なぜか公文塾の名簿が残されていたというのだ。また事件前なのか事件後なのかわからないが、被害者宅にも脅迫電話をゴールデンステイトの犯人はかけていたという。世田谷の事件でも事件前に、泰子さんに嫌がらせの電話がかかってきていたことが塾関係者の証言からも出ていたのである。そのため世田谷の犯人も、事件前に泰子さんに脅迫めいた電話をかけていた可能性も捨てきれない(電話の履歴は徹底的に調べられたという)。

(犯人の動機は)

ゴールデンステイトの被害者をみると、30歳前後の若い男女・もしくは女性が多いことに気がつく。そう彼の目的は、女性に暴行を加えるということにあったのだ。いろいろ動機を探られたくなかったのは、犯人なりに婦女暴行に後ろめたさがあったのかもしれない。世田谷の事件においては、泰子さんやにいなちゃんという女性陣の刺され方が酷かったことから、犯人の目的が女性陣にあった可能性が考えられる。ゴールデンステイトの場合は、明らかに性的な欲求を満たすためであった。しかし世田谷の場合は、女性や子供など弱いものを殺してみたい。人を壊してみたいという衝動が、性的暴行とは違った形で現れた犯罪だったのではないかということ。犯人は性的暴行と似た快楽を、そういった弱い者をいたぶることで得ていたのではないかと私はみている。少なくても世田谷の事件は、お金は強盗に見せかけるための偽装工作か、少なくても一番の目的ではなかったのではないのだろうか。

(犯人の服装)

ゴールデンステイトの事件では、アーミーパンツに目指し帽 といった格好で必ず事件を起こしていたという。これは、幼い頃妹を乱暴した犯人の格好と同じ姿をしての犯行だったのだという。もし世田谷の犯人も、この事件から影響を受けていたとすれば、アーミーパンツのような格好に、目指し帽の代わりに黒いハンカチをマスクにして使用した可能性もあるのだ。また被害者の遺体に衣服などをかけたのは、本当に家族と顔見知りだからかけたのか? あらかじめこういう事件に関わる本などを読みあさっており、あえて顔見知りと思わせるためにそういった現場を繕った可能性も無きにしもあらずではないかと思うのだ。

(事件の終息)

普通連続殺人犯・快楽殺人犯というのは、本人が捕まったり死亡するまで続くとされている。そのため、このゴールデンステイトの犯人も、何かしらの理由で死亡した、海外逃亡したのではないかと長い間考えられていたという。しかし犯人は、事件後もずっと現場の近くで生活していたのだ。彼が犯行をやめるようになったのは、子供が生まれてからで、その後パタリと事件を起こさなくなったのだという。果たして世田谷事件の犯人は、どうだろうか?

(事件の解決)

アメリカで自分のルーツや音信不通の家族などを探すために流行っているという、DNAマッチングサイトを利用して、この事件は犯人を割り出したという。この画期的な方法で、全米では13もの未解決事件を解決。当然この方法を駆使すれば、犯人と登録している近い血縁の人間を割り出すことができるというのである。

残念ながら、日本においてこういったサービスがどの程度普及しているのかは定かではない。しかし犯人がアメリカ人だったり外国人だった場合、それに近い人物を見つけられる可能性も捨てきれないのだ。もちろん国内登録者の中に、犯人のDNAと一部でも一致する人間がいれば、そこからたどることが可能だという。この捜査手法がそのまま日本に持ち込めるかは、倫理的な観点や捜査手法としての合法性、証拠能力の観点からも可能かは微妙だろう。しかし犯人が何処の誰だか全く検討がつかない現状では、これが直接の証拠とならなくても、この手法をきっかけに容疑者を絞り込めることは間違いない。おそらく警視庁も極秘に、今年4月のゴールデンステイイトの解決から触発されて、同様の試みを行っているのではないのだろうか。犯人は、DNAと指紋という決定的な証拠を残した。このことを後悔する日は、そう遠くはないのかもしれない。

X  なる男 

今年夏に、1つ世田谷関連で 新たな記事 が掲載された。情報元の信憑性はともかく、なかなか興味深い記事ではあった。

この記事によれば、X という韓国人の重要参考人がいるのだが、その行方が事件から10年経っても全くつかめていないという。しかしこの記事を見る限り、取り調べを受けた K という人物は、Xの連絡先を知っていたことからも、少なくても2010年当時も X という男は生存していた可能性が高いということだろう。

この記事の動きが確かならば、すでにそれから8年の月日が流れている。しかし未だに事件の進展がみられないのは、この X なる人物の所在がつかめないままだからなのだろうか? それとも、X の所在はつかめたものの、事件との関連性を掴むまでには至っていない、もしくは事件と無関係だったことが明らかになったのか? 

(韓国の兵役制度)

警察では当初、犯人の年齢は15歳~22歳だと発表しようとしていた。それが何かしらの理由で、20代(29歳)までと範囲を広げての正式発表となった。私は、この警察がハッキリとはさせたくなかった 22歳 という数字が、最もキーとなる年齢ではないかとみている。

ちなみに韓国の男性は、満18歳で徴兵検査対象者となり、満19歳までに検査で兵役の判定を受けるとされている。一番早く入隊できたとして満19歳であり、最も短い陸軍・海兵隊などで2000年当時では21ヶ月(1年9ヶ月)となる。そのため最短の19歳の誕生日に入隊した場合、20歳と9ヶ月で徴兵義務を終えることができる。犯人が22歳だと考えた場合、19歳~21歳と3ヶ月内に入隊していないと、22歳の間に徴兵を終えることができないのだ。ちなみに韓国では、大学生の場合1,2年大学生として過ごしてから入隊するケースが多いようなので、大学生でもありえなくはないことがわかる。しかし私は、犯人の知能は標準より劣っていると考えているので、少なくても大学生ではなかったのではないかと。すなわち犯人が元軍隊経験者だったとしても、徴兵とは限らず志願兵だったのではないか。日本でいえば中卒・高卒の人間が、自衛隊に入隊するのと同じような状況だったのかもしれない。

ちなみに日本は4月が年度はじめだが、韓国は1月が年度はじめだという。仮に犯人が学生だった場合で1月に入隊したとすると、陸軍や海兵隊ならば21ヶ月で9月に除隊。海軍だと23ヶ月で12月、空軍だった場合24ヶ月で2年後の1月に除隊となる。もちろん業務によっては、もっと細かく期間が別れてはいる。ちなみに入隊時期は選択することができるそうだが、2~5月が人気が高いという。それは、大学に復学がしやすいからだそうだ。

(まんざらデマでもなさそう)

警察の犯人像は、捜査陣が交代するたびに微妙に変わっている。2006年当時は、スケボー犯人説が有力になっていたが結局犯人までたどり着くことはできなかった。おそらくこの2010年頃は、韓国人犯人説を重視し追っていたのかもしれない。しかし、それから8年経っても捜査に進展は見られない。というか警視庁は、韓国人の指紋と照合して誰とも一致しなかったとしている。

韓国国民は、住民登録の際に指紋の提出が義務づけられている。そのため犯人が韓国国民の場合、必ず誰かしら一致するはずなのだという。しかし台帳は紙であり、その照合が膨大な作業になってしまうなど様々な理由で拒否され暗礁に乗り上げてしまったという話もある。しかし警察がここまで否定するからには、2005年に発表したとおり韓国捜査局の協力の元、その照合を終えたからではないかとも考えられる(それを信用できるものかは不明)。すなわち、韓国国民に該当者がいなかった可能性だ。しかしこの韓国の捜査協力を得られたと発表したのは2005年頃であり、今回の舞台は2010年頃の話なのだ。韓国側の返答を鵜呑みとはせずに、継続して韓国人犯行説の捜査を続けていたということになる。

(ハンカチが滑り止めになるのか?)

少なくても犯人が行った 黒いハンカチの真ん中に包丁を通しても、滑り止めなどにはならず、そのまま手を切ってしまう。実際そのとおり、犯人は手を怪我したと考えられている。あのような薄いハンカチを使っても、刃先で切るのを避けるグリップの役割にもならなければ、血がついてもすぐに血が染みて来てしまうのだ。そうすれば返り血を浴びるというのも、血の臭いがつくのをを避けるという意味でも大した意味を持たず、最初しか効果はなかったのではないかと。結局執拗に刺し続けてゆけば、血も手につくし臭いも手に残ったはずなのだ。

そう考えると犯人が軍隊経験者だとかプロの殺し屋だとか、そういった経歴ではないのではないかということ。犯人は、どうみても複数の人間を殺傷するのに適さない刺し身包丁を凶器にしようとした。それでも刺し身包丁にこだわったのは、快楽殺人者独特の行動様式を優先させたからではないのだろうかという気がしてならないのだ。犯人は、刺し身包丁(日本人を象徴するもの?)で人を殺すということに、何かしらのこだわりがあったのかもしれない。

(延辺朝鮮族自治州)

2007年の統一日報(在日韓国人が日本で発行する新聞)の記事に、犯人が履いていたスラセンジャーの靴は、韓国国内以外でも、多くの朝鮮人が住む・中国吉林省の延辺朝鮮族自治州 でも出回っていたという記事が紹介されていた。事件から7年の月日が経っておきながら、このような記事が彼らによって発表されたことは大きな意味を持つとも言える。

仮に犯人が朝鮮系の人間だったとしても、どうも韓国出身ではなく別ルートなのではないかということを示唆するような話なのだ。中華人民共和国 吉林省 延辺朝鮮族自治州は、中国領内でも最北部にあり、北朝鮮やロシアまでの国境にも程近い。中国領内においても、朝鮮半島と密接に関わる地域。朝鮮民族が多く住むこの地域の公用語は、ハングルと中国語を併用しているという。またこの地域の特徴として、韓国、日本等へ出稼ぎに出ている人が多く、1980年以後に生まれた人(80年代後半)の中にはエリートも多く、3か国語が話せる人も多数いるとされている。

そう最初のXの記事にも出てくる中朝国境付近こそ 延辺朝鮮族自治州 を含む地域なのだ。この話は、密接にこのスラセンジャーの話と関係する地域の話題だということに気がつくのである。特に2000年当時は、中国人による犯罪が多発していた時代なのだ。もしこの事件が、何かしらの理由で行われた外国人犯罪ならば、この地域を疑ってみる価値はありそうだ。また私が唱える快楽殺人者が、必ずしも日本人だとは限らないのである。その接点となるものが見つかれば、私も外国犯行説にも大きく傾くだろう。しかし現時点では、犯人が外国人だとしても日本の社会で育った・あるいは日本で一定期間定住していた人間だという思いは変わらない。この事件を起こすために、わざわざ世田谷までやってきた外国人が犯した犯罪だとは私には思えない。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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