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警察発表を考える

先日、世田谷一家殺害事件 の最新の警察見解が発表された。それほど目新しいものはなかった気もするが、発表の裏に見え隠れするものを考察してみたい。まず、警察のHPに掲載してあるものを引用させて頂くと

ウエストサイズが70センチメートルから75センチメートルの痩せ型

現場に残されたヒップバッグのベルトの長さは83センチメートルでした。
この長さは、腰回り70センチメートルから75センチメートルの者が服を着た状態で使用する長さと推定されます。
犯人の身長が170センチメートルであれば、犯人は痩せ型の可能性が高いです。


首が細く痩せ型

現場に残されたマフラーの長さは、130センチメートルと短く、使い古された状態のものでした。
この長さのマフラーは、同程度の身長の子供がよく使用するものです。
よって、犯人は、マフラーを少年期から青年期を通じて使用していたとも考えられ、首が細く痩せ型の者である可能性があります。


警察は、犯人が痩せ型だったのではないかと推察。実はこれを裏付ける根拠は他にも何個かあり、現場に残されていた黒いハンカチが、どうもフェイスマスクのように使用した可能性が高いこと。あの大きさのハンカチをフェイスマスクに使用しようとすると、顔が細い痩せ型じゃないと結べないことがわかってきた。

また侵入経路と目される浴室の窓の幅は狭く、かなりの痩せ型ではないと厳しかったのだろうというのもあるのだろう。実際私も自宅の窓が似たサイズだったので試してみたが、あの窓から入ろうという発想自体が、自分はかなりの細身という自覚を持った人間じゃないと、あそこからは入ろうとはしないだろうと思うような大きさだったのである。

痩せ型ほどの根拠には薄いのだろうが、犯人の背の高さも170センチぐらいだったと警察はみている。少なくても事件当時は、かなり細身の体型だったという見方は私も大いに同意する。

ヒップバッグを学生時代に使用か?

ヒップバッグにはベーシックレッド等の蛍光剤が付着していました。
これは蛍光ペン等の文房具にも使用されている蛍光剤です。
よって、学生が頻繁に使用するキャップ付き蛍光ペン等の文房具をヒップバッグに入れていた可能性があります。


実は、以前フジテレビの番組でヒップバックの中身を検証したときに、蛍光ペンだったのではないかという話が専門家からも出ていました。その少し前には警察のパンフレットから染料の記載は削除されており、もう彼らの中では何かしらの結論が出たのではないかと言われていました。

ようやくそれが、蛍光ペン だったということが明らかになったのです。警察は犯人が学生で、暗記物をするときにマーカーで塗った部分を緑の下敷きなんかでかぶせると、黒く隠れるなんてことをやっていたのではないかというストーリーを描いているようです。今の学生はわかりませんが、私なんかが学生の時分には、そうやって勉強したのを思い出します。

またそのフジテレビの番組では、犯人が地図などと一緒に持ってきて、何かしら印をつけたりするためではないかと専門家は推理していました。もしこの専門家のとおりならば、宮沢家を探すため、あるいはどこか侵入するのにめぼしい家を物色していたなんて可能性もあるわけです。また営業なんかで回っている人なんかでは、同様のことをやっている姿を時々みます。しかし警察は、そういった可能性はあまり考えず学生だったのではないかというストーリーを描いています。

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以前から、ヒップバックの中身に蛍光染料が漏れていたのが謎としてあげられていました。そのフジテレビの専門家の意見では、ヒップバックをして侵入した犯人が、みきおさんと一階で格闘になったときに、蛍光ペンが破損して中身が漏れ出たのではないかという見解を示していました。上記の写真は、ヒップバックの内側にブラックライトを当てて蛍光染料の飛散の様子を写したものです。

確かにもみ合ったときに、中身が漏れ出た可能性はあるでしょう。ただし私の個人的な経験からすると、蛍光ペンの蓋って結構簡単に外れてしまいます。ハズレぱなしになっていたのを気がつかずに、乾燥して使えなくなったなったなんてことをしたことが何度かあります。蓋が外れているのに気がつかないまま動き回ってしまった、その結果なのかもしれません。自分自身カバンの中身がどの程度蛍光ペンで汚れてしまったのかなんて、内側だと気がつかなかった可能性もあるのではないかと。この飛散の仕方をみると、一回大きく漏れたというよりは、何度かに渡ってついたものではないかという感じもしました。普段から、目的はわかりませんが蛍光ペンを持ち歩いていた可能性はありそうです。デスクワークのサラリーマンならば、持ち歩かず会社の机などに置いているだろうという意見をよそでみましたが、それはそのとおりだなと思います。

ヒップバッグを野外活動等で使用か?

ヒップバッグ内からは砂が検出されており、野外活動等で使用していた可能性があります。

この話は、ヒップバックの中から三浦半島の砂だとかエドワード空軍基地周辺の特殊の砂などが検出された、なんて話を裏付けるような話です。しかし警察からは、それほど詳細な砂の情報は出てきていません。以前ならばスケボーなどと関連づけた話が真っ先に出てきそうな感じですが、野外活動という抽象的な言葉になり具体的な話は出てこなくなりました。かなりスケボー説は、警察の中ではトーンダウンしているのではないかと感じます。以前散々スケボー関係を捜査したものの、何もでて来なかったからなのか? あるいは、スケボーをしていてみきおさんと揉めていた若者が判明し、シロだと裏付けされているのかもしれません。

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このマフラーは、130センチで子供サイズだったことを警察は気にしています。しかしむしろ私には、色が気になりました。ちょっと中学生や高校生ぐらいの男子が使うのには、色が明るくないか?という気がするのです。むしろ色合いからすると、女子が巻いていそうなものにも感じます。例えば自分がある程度大きくなり、自我が目覚めてからならば男でもこういった明るい色もあるでしょう。しかし中学生や高校生の時分には、あまり他人と違うようなものは身につけたくないものです(仲間から冷やかされたりしますから)。これはひょっとすると、犯人に妹とか女兄妹などがいて、そういった身近に用意できる他人のものを置いていったのではないかという気もしなくはありません。もっと怖いのは、何かしらの理由で公園にでも置き忘れてしまった、にいなちゃんのものだったとかいうことはないのでしょうか? まぁそれならば、隣家の家族の記憶や家族写真などから捜査関係者が気がつくのでしょうが。

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ヒップバックは、手にもったり肩からかけたりもできるタイプだったそうです。しかし以前も述べましたが、当時20台後半だった私から言わせてもらうと、こんなダサいもの使いたくないし、使っている奴は同世代にほとんど見たことがない(思い出して大学時代なんか1人いたけれど違和感を感じたのを覚えています)。まして腰で巻く以上に、肩でかけたり手で持つなんて、もっとかっこ悪いだろうという感じがします。それを私より下の世代が犯人だったとしたら、普通はしないよなという気がするわけです。

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ヒップバックを日常的に使っていた世代は、少なくても私より一回り以上は上の世代。おそらく事件当時、40歳以上だったと思うのです。ここで何が言いたいかといいますと、このヒップバックも自分の父親などの私物を持ち出し(あるいはもらいうけて)、一定期間使用していたのではないかということです。もしこういったものを使用していても、違和感を感じなかった若者がいるとすれば、これは外国人などの文化の違う人間だったのではないかという気もします。やはり怖いのは、日中に宮沢家の車庫などに忍びこんで、置いてあった みきおさんのヒップバックを 盗んで使っていたのではないかという疑いさえ抱いてしまいます。みきおさんの家の車庫の上には、強烈な光を放つ防犯灯が設置されていました。ああいったものを設置した理由には、何か小さな被害が以前にあったとか、不審者の存在をかなり気にしていたからではないかと私は思うわけです。特に防犯灯が、家の前方側にあったというのは気になります。不審者を気にするのであれば、防犯灯は裏の公園側を照らした方が有効だったのではないかという気もしますが。

(遺留品の数々)

いずれにしても遺留品の多くは、ある程度犯人が一定期間使用していたものが多いということ。そのため捜査の撹乱を狙ったにしては、あまりに犯人に直結する可能性が高いものばかりを置いていったことになります。そこからは、他の人のDNAは検出されていないということでしょうか? それともそういった情報は、警察は発表していないだけなのかもしれませんが。

(例えば)

もしマフラーが妹(姉)のものだったとか、ヒップバックは父親のだったとしたら、何かしらの犯人と極めて近いDNAが検出されていたのかもしれない。しかしそういった第三者が使用していた痕跡が、遺留品にあったという話はないですよね。またおそらく遺留品だと断定されたものは、置かれていた場所だけでなく、何かしら犯人のDNAと合致するものが検出されたからそういう結論になったのだと考えられます。というのは、隣の家の遺族の記憶では殆ど遺留品の判別はつかなかったのだろうと、杏さんの著書を読む限り感じるので。

仮に第三者の持ち物だったという証拠が出てこない限り、置いてゆかれたものは捜査を撹乱するためというよりも、犯人の自己顕示欲現れだったと考える方が妥当なのではないかと思います。それか何かしらの、置いてゆかざるえない理由が発生していたのかもしれません。しかしなんとなくこの犯人の行動をみている限りは、捕まえられるなら捕まえてみろ! という挑発的なメッセージが見え隠れします。この挑発の仕方は、どこか地蔵と似た匂いがします。

(犯人像の絞り込み)

警視庁が、2006年ぐらいに発表した犯人のプロファイリング。その時には、犯人の年齡を当時 15歳~35歳ぐらいだと設定していました。あれから10年以上の月日が流れ今回発表したのものには、15歳~29歳 までと30代の可能性を捨てています。そして新聞報道では、犯人を15歳~22歳にしぼりこんだと読売新聞などには掲載されました。今回のマフラーや蛍光ペンから警察は、犯人が当時学生だったのではないかという筋書きで捜査を重点的に行なっていることが伺われます。

(上下6歳の捉え方)

DNAから、年齡が上下6歳ぐらいの誤差でわかる技術が開発されたという記事を前回ご紹介しました。前後6歳とは、全体の幅が6歳以内の範疇だという意味なのかもしれないということ。ようは、鑑定の結果18歳ぐらいだと出た場合ならば

18歳+3歳 = 21歳
18歳-3歳 = 15歳

だとすると、警察が15歳~22歳ぐらいに絞り込んだ理由も理解できます。その一方で前回考察したような、15歳~29歳 の幅が、これだと説明できなくなるのです。しかし技術としては、6歳ぐらいの誤差にとどめてもらわないと、捜査としては犯人の年齡が広すぎて実用的ではないように感じます。しかしこればかりは、技術の問題なのでなんとも言えませんが・・・。

(犯人の年齢)

いずれにしても警察は、以前よりもかなり若者に絞って捜査をしているということ。それならば捜査の幅を、今まで視野に入れて来なかったであろう15歳以下にまで範囲を広げて調べ直して欲しいと思うわけです。この事件の盲点は、そんなところにあったのではないかと私は思うのです。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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