FC2ブログ

未解決事件71

「未解決事件71」(PHP文庫)なる本がある。戦後に起こった主だった未解決事件71件の概要を、おおまかに紹介する本だ。その中にも「世田谷一家殺人事件」についての記載がある。ページ数としては、僅か6ページほどの内容。しかし私自身、これまで知らなかったことが幾つか記載されており、参考になった。この本は、何か気をてらったような とんでも本 の類ではなく、あくまでも事件概要と、捜査状況。幾つかの俗説などについて触れているだけの、非常に事実関係に基づいたオーソドックスな作りになっている。

世田谷区在住のフランス人ハーフの存在

2006年には、世田谷区在住のフランス人ハーフが、重要参考人として名前があがっていたそうな。この話は全く知らなかったのだが、確かにその当時の情報を集めてみると、そういった話が幾つか出てくる。しかしその人物は、その後渡航し日本に戻ってきておらず、捜査は進展していないのだという・・・

噂されるDNA鑑定の結果(これ自体が怪しい)に基づく重要参考人だとは思うが、そこまでの重要な人物にしては、警察の反応・動きが極めて鈍い気がするのだ。私自身10ヶ月以上この事件を調べていて、この話を初めて知ったぐらいであり、実際事件との関わりがどの程度なのかは疑問が残る。

韓国からは捜査協力を得ていた

この事件でよく出てくる話に、韓国人犯行説がある。そして今もなお、韓国政府による捜査協力が得られていないなんて話も耳にしていた。しかしこの事件が起こった2000年当時は、日本との関係は悪くなかった。その後の韓流ブームなども含めると、そういった可能性は低いだろうとは思っていた。

この本によると、17歳以上の成人3643万人分との指紋とも照合したが、一致しなかったのだという。韓国は徴兵義務がある国なので、国民の指紋を国家がすべて把握しているという話を以前にも訊いていた。警察が韓国人犯行説に消極的なのは、このような照合結果が背景にあるからではないのだろうか。

最大の関心事

そして今私が、最も事件との関わりあいを感じている、アオキノブオ についても触れられている。しかしその人物の消息は、不明だと記載されていた。

「また事件当日、被害者宅近隣で不審な男などが目撃されたなどの情報もあるが、犯人の具体的な人物像を確定する決定的な情報とはなっていない。」 とここでは記載されている。

やはりここからわかることは、アオキノブオの消息はその後掴めていないこと、不審者の確定的な情報も警察は掴めこないまま、15年の月日が経とうとしているということだろう。未だに警察も、黒いセダンの存在や飛び出しマンへの興味は捨てていないだけに、重要な目撃情報だと認識していても、犯人にまでたどれるような情報は得られていないということなのだろう。

私にとっては知らない情報が多く、これらの情報を得たことは、この本を手にとってみたことは正解だった。

スポンサーサイト



ここまでの整理7(後編)

今までの整理をすべく、今回もその後編を。

犯人の仕事: 建設業や塗装業など、高いところや足場のないところを昇り慣れている

あの二階の小さな窓から入りこもうという発想は、なかなか一般の人では考え難いものがあります。実際に私も現場で行ってきましたが、かなりの上背と運動能力がないとやろうとは思わない。しかし、やって出来ないことはないだろうという感想も持ちました。すくなくても小柄な みきおさんからすれば、まさかここから侵入されるとは思ってもみていなかったのではないのでしょうか。

警察が、ある程度若い人間だと考えているのも頷けます。自分のそういった運動能力に、自信を持っている人間だと考えられます。そういうところを苦になく上り馴れている人間、すなわち 塗装業や建設業 などの経験があった人物ではないか、あるいは現役でそういう仕事をしていた人間ではないかと。

しかし実行犯はそうだとしても、主犯の方はよくわかりません。こういう犯罪グループの頭で、その他の犯罪にも多く関わっていた人物かもしれない。しかし興味深い目撃情報があるのは、事件前日に、公園警備員ともめていた二人の目撃情報です。一人は、作業服・もう一人制服を来ていたということ。これは、二人が同じ会社ではなかったとしても、何かしらの組織・仕事に当時ついていたのではないかということ。事件が起こったのも、年末押し迫った12月30日(土)。これは、犯人たちの仕事の都合などもあったのかもしれません。

犯人の環境: 親の愛情を受けにくい複雑な家庭環境で育った可能性も

さて実行犯が、メンタルに問題を抱えていた人間の可能性を強く感じるわけです。しかしそれが、単純に知的障害者とか、発達障害者だとか、そういった類の人間だったのかは疑問です。私はアスペルガー症候群の可能性は感じていますが、この分野にそれほど詳しいわけではないので、確信が持てるわけではありません。あるいはこういった人の痛みを極端に欠如した人間には、親の愛情を受けられずに育った、複雑な家庭環境だった可能性を感じます。

問題は、実行犯と主犯がいた場合、二人がどのような形で結びついたかということ。この手の猟奇的殺人の場合、価値観が共有しにくいため、私は今まで単独犯であるのではないか? 現場に入ったのも一人の可能性が高く、黒いセダンの男と実際に犯行に及んだ人間を結びつけるものが見つけられなかったので、変質者による単独犯と考えてきました。しかし二人が、同時刻に同じような場所で目撃されたことで、大いにつながりを持つ関係だとわかり、複数犯による犯罪と考えるようになりました。少なくても実行犯にとって主犯は、親子のような特別な絆、もしくは絶対的に服従関係だったと考えられます。この事件は、実行犯は委託されたアウトソーシング、主犯との関係とは希薄という犯罪とは違うように思うのです。

組織の関与 組織的犯罪ではなく、少人数もしくは単独犯

特定の国家・宗教団体・反社会的組織 とか、そういった大掛かりな組織犯罪だとは私は考えていません。しかしながら、一人の主犯がいて、複数のグループの実行犯がいるような犯罪グループが事件に関わっていた。そういった可能性は充分考えられます。そのためこの事件は、その1グループによる、2、3人による犯行かもしれません。以前のようなイカれた単独犯による事件という考えは、急激に薄れつつあります。

犯人はプロ? 元軍人や殺し屋の可能性は低く、殺人に興味のある素人

実行犯は、人を殺害することに興味を持っていた可能性は高いものの、プロの仕業だとは思えません。しかし主犯に関しては、この手の犯罪を繰り返す、プロ中のプロなのかもしれない。どうやれば警察を撹乱できるのか、熟知していたのではないかと。

逃亡時間  むしろ発覚直前まで現場にいたのではないのか?

それまでは、事件前の不審者情報はあれだけあるのに、31日の10時過ぎなのに目撃情報がないというのは、犯人が暗いうちに逃走したのではないかと考えていました。

しかし電話線やパソコンの問題、何より網戸が朝はまだ落ちていなかったとの目撃情報もあり、実は事件発覚まで犯人は現場にいたのではないかと思われるからです。実行犯は、主犯が迎えに来るまで現場に留まってた可能性があります。暗いうちに逃亡という考えには、私自身かなり揺らぎはじめています。むしろ警察とは、逆の推理で推移しています。

犯人の国籍 日本人・もしくは日本で育った外国籍・日本に長く住む外国人など

一つ言えることは、日本語を違和感なく話せた可能性。そして日本語の識別能力が、それなりにあったのではないかということ。それを考えると、この犯行を行うために来日し帰国したような、外国人によるものの犯行ではないだろうということ。少なくても生活の拠点が日本にあり、事件後も日本に戻ってきた、あるいは日本から出て行っていない可能性すら感じます。

現在の犯人 (精神病棟など)特殊な環境で隔離状態

実行犯と主犯に別れているのならば、実行犯は国内で普通の生活を送っていることは考え難いでしょう。もし証拠をあれだけ残した人間を、主犯がほっとおくわけがありません。すでに死亡しているか、海外で同様の犯行を繰り返しているか、隔離病棟など特殊な環境で、隔離されているのではないかと。

主犯に関してはなんともいえませんが、当時40代半ば・みきおさんと同年代ぐらいだと考えると現在60歳前後。この手の犯罪を繰り返し起こしているような人間は、相当なストレスを常に抱えて生活していますから、意外にもう病死しているかもしれません。この辺のイメージは、スーパーナンペイ事件の指紋の一致した人物のこととダブります。

その証にこの事件の被害者一族も、すでに入江さんの旦那・お婆ちゃんは亡くなり、宮沢さんのお父様も亡くなっているわけです。こういうショッキングな事件が与える影響は、被害者のみならず周りにも多大に影響するわけです。少なくても事件の主犯は、事件後も日本に居続けた人物ではないかと私は考えます。

           

ここまでの整理7(前編)

最近の考察によって、今まで描いてきたものに変化が生じ始めている。その辺のことも含めて、今回は推理を整理してみたい。


犯行開始時刻 22時30分 → 23時前後

それまでみきおさんのテレビの閲覧は、一階で行われていたと思っていた。みきおさんが22時50分過ぎまでアニメの閲覧を1階でしていたため、そこから礼君の殺害・遺留物を居間に置いたなど、みきおさんの殺害までは時間があったのではないかと考え、家への侵入は22時30分ぐらいではないかと推理していた。

しかし最近の考察で、二階にテレビがあり(パソコン以外の)みきおさんのアニメ鑑賞は2階のテレビによるものだったのではないのか?と考えられ、それが22時50分。すなわちそれまでは、居間に犯人のジャンパーをはじめ遺留物は置かれていなく、みきおさんが2階リビングにいても不審がった形跡はなかったのだろうと推測される。と考えると、22時50分にアニメを見終わり、いったん一階に降りた可能性があり、その後に侵入~礼君殺害などが行われた考えられ、犯人が行動を始めたのは22時50分以降の、23時前後ではないかと変更する。

潜入箇所  2階浴室からの侵入が有力 
        招かれた可能性も残されている

散々これまで検証してきた結果、二階からの侵入。それも浴室の窓が有力だと書いてきた。しかし玄関からの侵入は考えづらいものの、招かれて入った可能性までは完全否定するだけの十分な材料は揃っていない。しかし私は、犯人は侵入したと、様々な状況証拠から考えている。

殺害順  礼君 → みきおさん → にいなちゃん・泰子さん

これまでは、ひょっとして礼君は最後かなという可能性も感じていた。しかし最近の検証でそれは考え難いことがわかり、殺害順はこの順番だと確定したい。

犯人の目的  家族全員の殺害が第一、それ以外もあったのか?
         ストーカー的な粘着質な犯人が引き起こした快楽殺人 

それまでは、泰子さんなど女性陣を目的とした、ストーカー的変質者の線が濃いと考えてきた。しかしここに来て、複数犯の可能性が高まったこともあり、どうもそういった犯罪ではないのかもしれないと思うようになってきた。

しかし何より優先されているのは、家族全員の殺害 これこそがこの事件において最優先されている。それ以外に何かを探そうとしていた、あるいは消去しようとしていたという目的があったようにも思う。この線からも、家族への強い怨恨、もしくは何かしらの強い思い込みが犯人にあったものと考えられる。

犯人像 メンタルに問題を抱えている(実行犯)
      かなりの知能犯(主犯)

これまでは、メンタルに問題があったと考えられる実行犯と、もう一人の容疑者を結びつける有力な目撃情報がなかった。しかし現場付近で目撃された40代中年男と20代の怪しい男の二人が、同時刻すぐ近くにいた情報を発見し、この二人のつながりが有力になってきた。

埼玉の興信所で宮沢家のことを依頼した アオキノブオ なる人物とのやりとりでは、若いぞんざいな感じのアンドウと名乗る男の存在もあり、その二人が現場で目撃された二人だった可能性が高まってきた。特に現場付近でたびたび目撃された黒いセダンのナンバーは、春日部ナンバーだったという。

興信所で依頼したものは、所在地・住民票・戸籍謄本などの類だったことを考えると、犯人は家族になりすまして、口座を作ろうとしたとか、「婚姻届」「離婚届」「養子縁組届」「養子離縁届」「認知届」 などの可能性も。しかしなりすましを目的するのであれば、家族を殺してしまっては何の意味もない。ここから考えられるのは、やはり家族の正確な居場所を探していたのではないかということ。戸籍謄本があれば、引っ越しても引越し先まで見つけられる可能性があるから。そこから考えられるのは、やはり犯罪への悪用よりも、強い殺意というものが感じられる。

犯人の年齢  40代中年男性(主犯) アオキノブオ を名乗った可能性
          25~35歳ぐらい アンドウ を名乗った可能性


興信所とやりとりした二人が、現場でたびたび目撃された二人の男だったと結びつける明確な証拠はまだ見つかっていない。しかし今残されれている情報をいろいろ考察する限り、年齢も合致するだけに最も可能性としては考えられる。

事件前の兆候   事件前から動物虐待などを繰り返していた
            事件前・事件後も2ちゃんねるなどの書き込みの可能性
            泰子さんへのいたずら電話や家族に目撃されていた不審者
            黒いセダンで乗り付け、現場を頻繁に視察


どうみても嫌がらせを含むストーカー的な行為が、観られるということ。これは、やはり家族への強い復讐という線が強いのではないかと。しかしそれが、特定の誰かというよりも家族全員に向けられているところに、この事件の異常さが滲んでいる。しかしもし誰か一人に殺意を抱いているとすれば、それは 泰子さんしか考えられない。しかし宮沢家の本籍まで調べているところに、宮沢家経由での犯罪なのかという気もしなくもない。

犯人の住まい  自転車などで往復できる距離
           現場から北東方向・八幡山駅周辺など
           春日部ナンバー取得できる範囲

これまでは、バイクや自転車で容易に現場と往復できる距離に犯人が住んでいたと考えていた。しかしここに来て、春日部ナンバーが浮上してきたことで、大いにその様相は変わってきている。

しかし実行犯は、今までどおり現場からほど近いところから、自転車かバイクなどを使ってきた可能性が。主犯の方の居住地が、春日部方面だったということも考えられる。

これまでどうしても現場に一人しか入った形跡がなく、かつメンタルに問題を抱えている人間が、他の人間と結びついて犯罪を行う可能性が低いことが懸念され単独犯と考えていた。

しかしここに来て、二人の人物が結びつく情報が確認できたこと。そして外された浴槽の網戸の置き場所からして、侵入に際し誰かが手伝った可能性が高いこと。そして隣の公園で事件があった時間に、40代のメガネをかけた中年男性が目撃されていることからも、犯人の矛盾する二面性など様々な疑問が説明することもでき、複数犯である可能性が高まってきている。

ただ気になるのは、当然警察も同様の情報を得て、この アキオノブオ や アンドウ を探したはずなのに、事件から15年経っても逮捕に至っていないということ。その後に起きた幾つかの事件には、類似するような事件も起こっており、犯人が目的を成就しおとなしくなったとか、自殺したとかいう可能性も疑わしくなってきている。そうすると単なる個人的な怨恨という線では、この事件は片付けられないのかもしれない。

最近知ったこと

この事件のことを調べ初めて10ヶ月あまり、それまで気がつかなかったこと、新たにわかったことが幾つかあったのでご紹介したい。

元々は平屋だった

宮沢夫婦と入江夫妻が共同出資で購入した事件現場の家は、元々は平屋だったという。私は元々あった家には、入江夫婦やお婆ちゃんが、そして引っ越してきた時に宮沢夫婦の家を増築する形で、あの形ができたのだと思っていた。しかしそうではなく、元々平屋があったところを、入江家の建物も三階建てにしたということらしい。そのため建物の構造自体は、この家族とそれを建てた関係者しかわからないものであり、元々平屋を建てた時代に住んでいた前の持ち主や、前の住人と接点のあった人達にはわからない構造になっていた。何故そんなことが気になったのかというと、この前の持ち主が、お金を払えなくなって手放しような物件だったという話も訊いており、競売物件を手に入れたのではないかという複雑な背景があったのではないかと思い、少し気になっていたからだ。

黒いハンカチは、犯人の日常品?

私は、現場に残された多くの遺留物は、捜査撹乱のために犯人が意図的に準備した可能性が高いものとみている。しかし返り血がつき、その場で脱ぎ捨てたラグランシャツについては、何度も洗濯したあともあり、このような状況になったから仕方なく脱ぎすてていったもの。すなわち犯人が、日常で使っていたものではないかと考えている。さらにスラセンジャーの靴も、とくに犯人が置いていったものではないので、日常品だった可能性は考えられるだろう(まぁ事件後これだけ話題になったので、すぐに処分したとは思われるが)。

そんな中、いかにも事件のために用意したと思われていた、2枚の黒いハンカチは、洗濯を繰り返したことによる縮みがあり、アイロンがかけられていたこともわかった。と、当時の読売新聞が伝えている。以前ハンカチを日常的に使うならば、普通同じ柄のものを二枚買わないのではないかと書いた。しかし日常的に使っていたとなると、この私の見立ては外れたことになる。

そうこの黒いハンカチには、日頃からかなり強いこだわりが、犯人にはあったのではないのか? そこで考えられるのは、以前にも書いたように、動物虐待などの時にこれを使用していたものではないかということ。これにアイロンをかけていたとなると、家族も何かしら犯人の行動に不信感を持っていた同居人がいた可能性があるか、よほど一人暮らしでも細かさやこだわりを持っていたように思える。しかしその反面事件現場では、そうとも思えない行動をしている。カーテンのめくれをそのままにしておくなどの行動は、その典型的なものではないかと思うのだ。それでいて自分の衣服は現場で丁寧に畳まれていたなんていうのもあり、非常に矛盾する二面性を持っている。しかしこのアイロンは、本人ではなく、他に同居人がいたことを示すものではないかという気もするのだが。すでに犯人には奥さんなどの家族がいたか、まだ親元にいたのか、いずれにしてもそういった生活感を感じなくもない。

ネタ元は週刊誌

お風呂場の繊維痕がなかったという記事は、週刊文春の2009年1月1日・8日新年特大号の記事であり、警察発表によるものではなかった。

まぁお風呂の窓の冊子の下には、犯人の指紋と一致する両手の指紋が残っていたとか、浴室の床には犯人の靴のつま先の跡が、外~家の中に向かって残っていたとか、給湯器の角には土が付いていたなどの情報も、その類なのでその信ぴょう性はどっこいどっこいのレベル。

元この事件の管理官を勤めていた人物が、年末のFBI捜査官サファリックの番組でも、浴室からは指紋や掌紋の類は見つかっていないと述べていた。まぁ玄関も同様なわけで、様々な状況からみて、浴室からの可能性が高いとは見ているが、侵入経路は、ハッキリしていないことは間違いない。ただし繊維痕はなかったというネタ元は、あくまでも週刊誌レベルの記事が出処であり、これを根拠とするのかは意見の別れるところなのではないのだろうか。

浴室の窓は低かった

先日のサファリック氏の出ていた番組中に、にいなちゃんと礼君がお風呂に入っていた写真が出ていた話はした。その背景には、どうも窓らしきものが見える。この窓は、礼君やにいなちゃんが湯船に浸かれば、頭がちょうど隠れるぐらいの上に窓があるように映っているのだ。これは何を意味するかというと、湯船の蓋を張った時に、窓までの高さは50~60センチもあればいいとこで、更に湯船の床か湯船の蓋までが20~30センチぐらいが通常なので、窓~床までは70~90センチぐらいしか、この家の場合なかったのではないかということ。

通常湿気は下の方に溜まるそうなので、どの家も外からは簡単に覗かれない高さにあっても、浴室の床からは、それほど高い位置に窓を設置しない、そうしないと換気にならないからだ。さて前回も述べたように、犯人が浴室の窓から侵入した場合、頭から入りこんだ可能性は極めて低いだろうということ(湯船にお湯があったり、お風呂の蓋が貼ってある場合において)。そう考えると、捜査員もやっていた、一度窓枠の上を手で抑えながらそこにかがみ、足から入っていったのではないかと考えられる。

ここで重要なのは、浴槽の窓から床までの高さが、実は1メートルもなかった可能性があり、窓枠をまたぐ感じで実は出入りができたのではないかと考えられるのだ。そのため繊維痕は、極めて窓枠には残らなかった可能性が考えられるということ。そう考えると、繊維痕が窓枠から発見されなかった、あるいは服が擦ったあとがなかったというのも、あながちあり得ない話ではないかと。

しかしその場合に、窓枠の上を抑えた時に手袋なりの痕跡や繊維痕。あるいは、窓枠のところでの足あとというものが残った可能性は充分に考えられる。その痕跡がなかったのは、どうしてなのか?という疑問は当然残るわけだ。

進入時に付けていたかもしれない手袋の接着面が、ビニール素材のように繊維痕が残り難かったとか、どうも犯人は靴を脱いで入ったのではないかとも考えられる。

その靴を脱いで入った可能性が考えられるのは

その一つが、足あとが二階の廊下付近から突然始まっていること。

事件のあった夜に、靴を履かずに靴下で出歩き、目が笑っていた男を近所のオバちゃんに目撃されている


などの情報があるからだ。どういう理由で、浴室に入るときに靴を脱いだのかは不明なのだが、その可能性は充分考えられる。しかし靴下であれば靴下の繊維痕が、裸足なら裸足の痕跡が見つかるのではないかという疑問が残る。しかし浴室は湿った状態であり、なかなかそういったものを見つけ難い状況だったとの話も耳にする。

浴室には、散々それを匂わせる状況のものはあるのだけれども、その反面玄関からは全くその痕跡が見当たらない。踏み荒らして消えてしまったからというのにも、あまりなさすぎるのだ。しいて言えば事件のあった20時30分ぐらいに、宮沢さんの家のピンポンが鳴ったのではないかというぐらい。しかしこれも、入江家の人達によって否定されている。

事件前、近隣には4軒の家があった?

事件当時の航空写真をみても、宮沢家の他には、隣の入江家の建物。向かいに一軒しか家を見つけることができず、何処に4軒あるのかわからなかった。実はもう一軒は、宮沢家よりも一本南側の私道の角に、どうも家があったらしいのだ。その家は公園を南北に走る公道に面したところにあったようで、恐らく事件前はこの家の近くに 黒いセダン が止まっていたりした形跡がある。そう詳細な黒いセダンの目撃情報が残っているのは、自分の家のすぐ近くに、年がら年中この車があったことを気にして可能性が考えられる。公道に車があって邪魔に感じるのは、公道をすれ違う車ではなく、私道から公道に出るところに住んでいる人達であり、変なところに車が止められると、公道に曲がって出られなくなってしまうからではないのだろうかということを、現場に行って強く実感した。宮沢さんの玄関前の道路より一本南側の私道に車を止めていたのは、斜めから宮沢家の様子を伺っていた可能性が高い。

しかし目撃情報が不思議なのは、微妙にこの車がだんだん宮沢さんの家近づいて数メートルずつ北側に時間の経過と共に移動していること。最後には、宮沢家の後ろのぽっぽ公園あたりまで移動し、例の飛び出しマンが飛び出してきたとされる、宮沢家裏手の道あたりまで移動しているのだ。まるで、より宮沢家の様子を伺うために少しずつ現場に近づくように。私が知る限り、この黒いセダンが最後に目撃されたのは、事件発生時間とされる23時30の少し前である、23時15分になる。少なくても現場近くに4軒の家があったという報道の意味は、ようやく理解することができた。

FBI捜査官サファリック氏の番組を見直す 2

年末に放送された FBI捜査官サファリック氏の番組を見なおしてみた。できれば今回の内容は、かなり細かい部分への疑問なので、もう一度番組を見なおした上で読んで頂きたい。今回は、後半の部 の動画をリンクしておく。ちなみに現場CGによるサファリックの検証は、1本目の1時間22分~2本目0時間14分までである。

リビングのCGは、警察の模型と同じだった

以前事件現場を再現したセットの話を書いたが、それと警察が発表したミニュアチュアセットの詳細が違い、どちらが正しいのかわからないと書いた。しかし今回テレビ朝日がCG化したものは、警察の模型とほぼ同様のものになっていた。

setagaya 10

何が違っていたかというと、リビングのソファーの位置。以前番組で再現された原寸大のものでは、ソファーは出窓側に付いて置かれていた。しかしこれだと出窓側にはついていない。ここで重要なのは、出窓の高さが床から1メートルぐらいあり、さらにそこから50センチ以上はありそうなカーテンのめくれは、やはり大人が覗いたものであり、犯人によるものの可能性が高いということ。

demado 1

そしてもう一つ、部屋の角にはテレビがある。しかし原寸大の再現ではここに大きな花瓶が置いてあった。ここにテレビ(ビデオデッキとかもあっただろうから)があったということは、22時50分ぐらいまでみきおさんがアニメを鑑賞していたとか、21時40分過ぎまでにいなちゃんが、子供向け番組を見ていたという。ロフトにも一台テレビがあったように描かれていたので、風邪をひいていた にいなちゃんは、ロフトのテレビを見ていたのかもしれない。それならば、風邪との関連性も説明がつく。

みきおさんは22時38分に、パスワード付きのメールを送っていたことからも、それまでは一階にいた可能性が高い。しかし事件前は、この二階にいたのではないかということ。しかしそれならば、2階に見慣れないものが置いてあれば、当然異変に気がつくはず。そう犯人は、すでにこの時点で家に侵入して子供部屋あたりで潜んでいたか、一階の電気が暗くなったのを見計らって一階からの侵入を試みたとも考えられるわけだ。少なくてもここで言えるのは、22時50分までは、犯人が招かねて家に入っていない限りは、リビングに遺留品を置いてはいなかったということ。しかしその後みきおさんが、再び一階に降りた可能性もあるので、必ずしもすぐにみきおさんが襲われたとは限らない。というのは、食卓のイスに血のついていないジャンパーをかける余裕がないとおかしいから。事件を考える上で、ソファーの位置やテレビの有無は大変重要な意味を持つので、いい加減な再現はしないで欲しい。

子ども部屋のカニ歩きの謎

この番組で一番関心したのは、CGでうっすら犯人と思われる足あとをすべて再現していること。そこで子供部屋の足あとも、よ~くみると映っている。しかし言われていた、カニ歩きで移動したと思われる足あとは、このCGを見る限りよくわからない。しかしハッキリしたのは、礼君はベッドの上で仰向けで亡くなっていたということ。

テレビ朝日の記者が、サファリックに礼君が起きていた可能性あると言ったところ、それならベッドの上で寝かしつけている意味がわからないと述べている。以前推理したように、礼君はやはり寝ているところを襲われたのだと私も思う。しかしサファリックの見立てでは殺害は最後だったのではないかと。しかしこの間も書いたように、アレだけすぐそこで家族が襲われたり、階段から人が落ちたりしていて、普通に寝ていられるものなのだろうか? 家族が襲われているところに起きてきたら、それこそ血がついた形で殺されていたはず。やはり家族の中で、最も最初に殺されたのは、礼君と考えるのが自然だと考えられる。

しいて礼君は起きていて、殺されたあとベッドに寝かされ布団が被せられて殺された可能性を考えるとするならば、最初に殺害したため家族への発覚を遅らせる意味があったのかもしれない。礼君の顔に布団が被せられていたのは、顔見知りだとか感情的なことよりも、家族への発覚を恐れてのことだったのではないのだろうか? それ故に、最初に殺害された可能性も高いと考える。

子供部屋は荒されていなかった?

「山上の木」か何か書いてあったのだと思うが、犯人は礼君殺害後は子供部屋には入っていないのではないかということ。というのは、子供部屋は一切荒されていなかったのだという。しかし再現のCGをよくみると、洋服ダンスの下の棚やその隣の洋服棚らしきものは中途半端に引かれたままになっており、やはり泰子さんなどの上にかけられたものは、この辺から持ってきた可能性が高いのではないかと。 しかしそれ以外の目的で、部屋が荒されていたのかは定かではない。このCGでは、子ども部屋の机は存在せず、代わりにピアノが置かれていた。にいなちゃんの勉強机は、ランドセルのかけてあった一階だけだったのだろう。

浴槽のフタはプラスチックだった

番組の中でも、サファリックが記者に浴槽のフタについて質問する場面があった。しかし私は、番組中ににいなちゃんと礼君がお風呂に入っているところを映した写真が出てきたのに注目した。確かに二人の後ろには、畳まれたお風呂のフタらしきものが立てかけてあるのが確認できた。それは、プラスチック製のごく一般的なものに見える。

これは何を意味するのかといえば、仮に犯人が頭から浴室の窓から侵入したとしよう。その場合、必ずこのフタの上に体重をかけない限り、侵入は不可能な作りになっている。すなわち大人の男がそんなことをしたら、プラスチックのフタなどは体重を支えきれずに壊れてしまうか、ズレて頭から浴槽に突っ込んでしまうようなことに。少なくても犯人は、頭から浴槽の窓をくぐったとは考え難い

ちなみに今まで知らなかったが(番組で触れられたことではない)、浴室に残っていた足の爪先の痕跡というのは、外から家の中の方向に向けて伸びた足あとだったのだという。それも浴室からの侵入を考える、大きな要因の一つになったそうな。しかし番組に出演した元管理官は、浴室にはそういった痕跡は一切なかったと語っている・・・。

ちなみにサファリックは、気温6度の寒い時期にお風呂の窓が開いていたのはおかしいとか、窓の下から鍵が開いていたかもわからないと言っていたが、これは日米の文化の違う部分だと思う。浴槽を掃除する人間ならわかると思うが、お湯が張っている状況で窓を締め切った状況にしておくと、すぐにカビが繁殖してしまう。そのため日本のように湯船を張る文化で治安も良い国では、入浴後多くの家が窓を換気する。まぁ寝る前にそれを閉めてから寝るかどうかは、家によって様々だ。まして窓が閉まっていても、浴槽の鍵がかかっているかどうかは目視でわかるし、それが無理でも懐中電灯で光でも当てればわかる作りになっている。恐らくいつも空いてたことは、この家を毎日見ていた犯人なら充分把握していた可能性が高かったのではないのだろうか。

網戸は公園フェンスの公園側に立てかけてあった

今回の一番の発見は、網戸がどのような形で発見されたかということ。私は、フェンスよりも自宅側に網戸が置いてあった、あるいは落下したものだと思っていたが、それまで網戸が何処に実際落ちたのかは具体的に理解していなかった。

ここで重要なのは、もし犯人が侵入しようと網戸をいじった時に、網戸が外れたとしよう。その場合は、まずすぐ下に静かに置くはずだというこ(バランス上外した本人が戻ってフェンス際に立てかけるのも難しい)と。そう公園側のフェンスの向こうなどに、網戸を立てかけるわけがない。置くなり落っことすなりするのならば、宮沢さんの敷地内側の可能性が極めて高いということ。綺麗にフェンスの外側(公園側)に立てかけてあったのは、侵入するときに誰かが手伝って網戸を受け取り、そこに置いた可能性が極めて高い。そうこの事件は、家の中に侵入した人間は一人だとしても、侵入を手伝った人物がいた可能性が極めて高いということなのだ。

では逆に逃走時だけ網戸が落下したと考えよう。前にも書いたが、入江家が床についた23時過ぎに網戸を3メートル以上落下させたら、それこそ外には大きな音が響いたはず。それを、家族の誰も気がつかなかったはずがない。そう網戸がもし逃走時に落下させたとしたら、23時半ぐらいとか、朝方だったら外に大きな音が響いたはずなのだ。そうすると、逃走時のみ窓を使ったとしても、誰かが手伝って網戸を受け止めたとしか考えられない。

そうでなければ、家からフェンスまでの距離は90センチあり、中から網戸に触れたとしても、家の敷地の内側に落下したはず。ましてフェンス向こうの、公園側フェンスに綺麗に立てかけるように落ちることは、どうにも考え難い。勢い余ってフェンスの向こうに網戸が落ちたとしても、フェンスに立てかけるようには落ちず、網戸は前に倒れた形で公園敷地内を倒れることになるのではないのだろうか?

この網戸の位置は、人為的に置かれたもの(落下したとは考えづらい)であり、それも犯人ではなく、別の誰かがそこに立てかけた可能性が極めて高いということになる。そう犯人は、複数犯であったことが極めて高いということを証明している。

しかし朝方犬の散歩をした人は、網戸はまだ落下していなかったと証言し、公園フェンス付近に異常がなかったと証言している。その証言が確かならば、少なくても朝方までは、犯人はまだ家にいた可能性があったのでは? そう考えると網戸を外したと考えられるのは朝方以降であり、犯人が家に留まったのは共犯者が再び現場付近に迎えに来るのを待っていたからという可能性が考えられる。 共犯者が近くに誰もいないことを確認し、そのタイミングで家から脱出。その後犯人の用意したもので逃走すれば、極めて朝方の逃走でも、目撃者がいなかったことも説明がつくことになる。

ちなみに網戸の落下は、再現実験をすると必ず同じところに落ちたというが、それがフェンス向こう側に立てかける形になったとは考えづらい。このCGは相当詳細に作られており、網戸のあった位置をいい加減に作ったとは思えない。その位置が間違っていない限り、犯人は複数犯であった可能性は極めて高い!

FBI捜査官サファリック氏の番組を見直す 1

さて昨年末に放送され反響を呼んだ 元FBI捜査官・サファリック氏が考察する世田谷一家殺害事件 の番組を改めて見なおしてみた。私がこの事件に興味を持ったのは、その少し前に放送されたフジテレビの番組がきっかけ。それからまだ一ヶ月も経たないうちに放送された番組で、当時の私では気がつかなかったことが沢山あるのではないかと見なおしてみた。案の定、当時気が付けなかったことがでてきた。今回は2回にわけて、この番組で新たにわかったことについて触れてゆきたい。まず動画の方も殆どが削除されてしまっているのだが、その中で現在も観られるものがある。その前編の動画 をリンクしておく。

(事件の諸説)

まず番組冒頭で、この事件で過去浮かんだ様々な犯人像が紹介されており、現在まであまり伝えられていない話もあったのでピックアップしてみた。また事件から一ヶ月あまりの1月後半の新聞には、犯人は宮沢家の周りにいた15人に絞られたという見出しが紹介されていたのだが・・・

1、スケボー愛好家

これは今でも 宮沢家の近くにスケボー広場があり、深夜まで滑っていたスケーターとみきおさんが揉めていたという話が伝わって来ている。警察も一時期は、犯人はスケーターではないかとして重点的に捜査したが、犯人まで結びつくに至らなかった過去がある。

2,暴力団絡み

当時宮沢家の土地買収を巡り、暴力団とトラブルになっていた話があったそうな。そのため暴力団のヒットマンによる犯行説や、覚醒剤常用者の組員が浮上してきた話が出てきた。土地絡みの話があったのは知っていたが、こういった具体的な話を訊くのは、私自身初めてだった。

3,アメリカ人強盗団

具体的な話の紹介はなかったが、恐らくこれは みきおさんが転職を予定していた会社の人間が絡んだ話しで、国際手配された男がいるという話だと思われる。その後、この男が捕まったのかは定かではない。

4,外国人窃盗団

この辺も具体的な話はなかったが、確かベトナム人だかが絡んだ説が、この事件の中にあった気がする。そのような話だろうか?

5,韓国人犯人説

韓国人絡みの説は複数あるようだが、ここで紹介されたのは韓国マフィアに属する組員が容疑者だったという話。キレると何をしでかすかわからないという、Zという男の存在の話だと紹介されていたような。

あまり細かくは見ていないが、恐らくこれは警察の見解ではなく、今まで雑誌や新聞などで話題にあがった説を簡単に紹介したものと思われる。しかし今に伝わっている話が少なく、そんな話もあるのだと知り、今度調べてみようと思った。

(事件発見時までの入江家の再現ドラマ)

入江杏さんの書物に元づいて再現ドラマを作成したと紹介されていたが、実際には書物とは内容が違うので、その点に注目したい。

おせちの準備をしはじめたのは10時40分ぐらい

入江本には、11時近かったと書かれていたお節づくりを始めたのは、10時40分ぐらいだったと、この再現ドラマでは表現されていた。そしてそこから、宮沢家に何度か内線をつかい「るるるる・るるるる」という呼び出し音が再現されている。何処までリアルさにこだわったかはわからないが、電話線は切れていないように表現されている。そしてお婆ちゃんは、計量カップを杏さんに渡され、起きて来ない隣家に向かい、お婆ちゃん自身が合鍵で家の扉をあけて、家族の変わり果てた姿を発見したことになっている。 

入江本に書かれていなかった 10時40分という具体的な時間。これならば、留守電の返事を待つのに5分、お婆ちゃんが隣家を訪ねて5分ぐらい、そして入江家の他の家族が現場を確認したとなれば、10時56分の警察の通報にも違和感なく応対したことが再現されている。その入江家の証言を、何故警察は年末発表で覆したのか? 

マウスの指紋は、子供用のパソコンのみだった

現場を3D映像で再現して紹介していたのだが、犯人の血痕や指紋の位置が記されていた。その中で気になったのが、1階のパソコンの指紋である。1階には、子どもたち用にみきおさんが用意していたパソコンと、みきおさんが仕事で使うパソコンの二台が机に置かれていた。しかし犯人の指紋が残っていたのは、子どもたち用のパソコンのマウスの上のみで、みきおさんのパソコンには指紋が残っていない。

果たして犯人は、みきおさんのパソコン自体をいじったのだろうか? そして閲覧したサイトは、みきおさんのお気に入りに入っていたものか、閲覧履歴あたりをたどって見ただけなのだろう(キーボードに触っていないということは)。それは、子どもたち用のパソコンの中にあったものだということなのか?

ここでもし子どもたち用のパソコンしかいじっていなかったとなると、犯人の目的が随分と変わってくる。もしパソコンで何かを探すのならば、二台両方を調べるか、みきおさんの机にあるパソコンを優先して調べようとしたはず。それをそうしなかったのは、子どもたち用のパソコンに必要なデータが入っていたというのを、あらかじめ知っていたか? あるいは、単に暇つぶし程度にパソコンを起動させただけということにはならないのだろうか? またみきおさんのパソコンでは、一切インターネットは使わずに必要なデータを探したり、消去する作業のみに終始したのか? その辺の事情はわからない。ただし、子どもたち用のパソコンに指紋を残しながら、みきおさんのパソコンには指紋を残さなかったということは、全くそちらのパソコンは起動させなかった可能性もあるということではないのだろうか。もしそうだとすれば、犯人がパソコンで何かを探していた、何かデータを消去しようとしていたという仮説は、かなり怪しくなる。単なる、興味本位・暇つぶしで5分程度インターネットを閲覧しただけなのかもしれないし、もう少し突っ込んで考えても偽装工作をしたかった程度にしか思えない。

血液は、一階に残っていた

一階のみきおさんの机の前の床には、書類が散乱。そこには、犯人の血液・指紋・アイスカップが2つほど置いてあった(アイスカップの置かれ方詳細は不明とのこと)。ここで気になったのは、1階の床だか散乱した書類に、犯人の血液が残されていたということ。これまで犯人の血液は、階段を下から上に昇るようにとか、あとは2階より上の部分でしか発見されていないと訊いていたからだ。

少なくても犯人は、手を怪我してから止血するまでに、一階にも立ち寄っていたことがわかる。もしくは犯人が手を怪我したのは、やはり みきおさんを襲った時だったのではないのだろうか? また犯人が、床が血だらけになり、階段の途中から靴を履いたのではないかという説も、少々怪しくなってきた。ちなみにCGで再現された足あとは、子供机の少し玄関側までで、玄関に続く足あとはなかったように見える。

飛び出しマンは家の裏側の道

サファリック氏は、飛び出してきた男が公園フェンスの向こう側(公園敷地内)か、柵の手前の家の後ろを走ってきたか確認している場面があった。もし柵を越えて公園の敷地内に入ったすると、公園出口から飛び出してきたことになり、5メートルぐらいは手前から飛び出してきたことになる。しかしハッキリとはわからなかったが、説明ではフェンスの手前の家の裏手を走って道路から出てきたように説明していたように見えた。ちなみにNHKの飛び出しマンの再現では、家の裏手ではなく宮沢家の玄関方向の道路から飛び出すように描かれており、実際どちらが正しいかはわからない。

しかしここは重要で、もし飛び出しマンが犯人だった場合、家の裏手の浴室の窓から出てきたのか? 玄関側から飛び出してきたことかで、この事件の推理は全然変わってくるからだ。それゆえサファリックも、入念に確認していたのだろう。そこでもう一つ気になることが・・・。番組の説明どおり、柵の手前を飛び出しマンが走ってきたとなると、公園の柵の向こうに残された足あとは、いつ着いたものなのか?ということになる。すなわち犯人は、実は複数回家の出入りをしていた可能性が、あるいは複数の人物が現場に入った可能性を示すことになる。ここは、実は非常に重要なポイントなのだが、詳細な説明はなかった。

証拠とは 何を意味するのか?

歴代のテレビ朝日の担当記者達が記した、宮沢家にあった物のチェックリストみたいなのが映されていた。そこで気になったのが、九九カードと使用説明書 という部分に証拠 という文字が記されていた。一体これは、何を意味するのか?恐らく 九九カードとは、公文式の数学の教材か何かに使うものなのだろう。そして使用説明書というのは、家にあった電化製品か何かの使用説明書が棚の中だか、机の上あたりにあったのが散乱していたものと想像する。しかしそれらが、証拠品として何の意味があるのだろうか? 犯人の血液なり指紋だか、それを物色した形跡があったということか? 証拠という文字は、他のものにもついていたわけではないので、ちょっと気になった。少なくても記者達には知らされていても、報道されていない何か現場の情報らしい。

みきおさんの財布らしきもの

階段手前には物入れがあり、そこの上段3つ引き出しが引きぬかれ、みきおさんの上に乗せられたり、二階まで運ばれ浴槽に中身がぶちこまれたりしていた。その物入れの上に、CGでは財布らしきものが置かれていたのがわかった。番組では触れられていなかったが、恐らくみきおさんの財布だと思われる(遺体すぐそば)からだ。犯人は、みきおさんのポケットの中にでもあった財布を取り出したのか、机の上にでもあった財布を、一階でも物色したことになる。

マウスの落下は、みきおさんのパソコンの方だった

またまたパソコンに話が戻ってしまい申し訳ないが、マウスがイスに落ち落下したというのは、指紋が全く残っていなかった みきおさんのパソコンの方だった。ここで整理しておかないといけないのは

1時18分 犯人がいじったと思われるパソコンは、子供達用のパソコン(指紋の跡からも)

10時05分 指紋がなかった みきおさんのパソコンのマウス 


だったということになる。それまでいじっていない方のパソコンを、犯人が朝になって初めていじろうと思ったという可能性も無きにしもあらず(しかし指紋は残っておらず、手袋をすでにしていたことになる)。

ここで考えられるのは、みきおさんのパソコンには最後までいじらなかった可能性。もうひとつは、あえて子どもたち用のパソコンに指紋を残したりインターネットの閲覧を行い、こちらだけをいじったように見せかけた偽装工作。狙いはやはり みきおさんのパソコンであり、インターネット以外の作業をこちらのパソコンでは行っていた。あるいは、パソコンは単なる暇潰しだか何かあると思って開いてみたものの、パソコンが例えば最初から日本語使用で上手く扱えそうもなかった、普段使い慣れていないマックで思い通り操作できないなどの理由で5分程度で閉じてしまったということも考えられる。


長くなったので、今日はここまで。鳥留もなく、メモに記した気になったことを拾いあげて書いてみた。次回からは、2階などで気になったことを続けてゆきたい。ここでは、更に重要なことが新たにわかった。

2000年12月の不審者情報

ここで様々な媒体で記された、2000年12月~の不審者の情報などを時系列で記してみたい。様々な記事をごちゃ混ぜにしているので、その信ぴょう性は定かではない。

12/04(月)
私道に黒(紺色)セダン

12/19(火)
私道に黒(紺色)セダン

12/24(日)
泰子さんの姉の夫、英国より帰国

12/25(月) 
「家の前の道路に最近ずっと車がとまっている」とみきおさんの父に泰子さんが電話で話す

12/26(火)
私道に黒(紺色)セダン
宮沢家近くで、丸刈りの男が目撃

12/27(水)
17時03分、2chに「黒ムツさん」の投稿。
宮沢さん宅前の私道から家の様子を覗いていた不審な中年男性

12/28(木)
タクシー三人組の一人が現場付近で目撃

12/29(金)
13時ぐらい 公園警備員と二人組の男がもめているのが目撃される
15時ぐらい 成城学園前駅でトレーナーを着た若い男が目撃
時刻不明  吉祥寺で事件に使用された包丁と同型のものを30代の男性が購入
22時ぐらい 宮沢家宅から男女の言い争いの声

12/30(土)
一家4人で家の大掃除を行っていた(入江さんの著書によれば)

12時00分前後、私道に黒(紺色)セダン

12時頃 宮沢さん(泰子さんか?)成城学園駅前の洋菓子店で買い物

16時30分頃、宮沢さん一家、玄関にしめ飾りをつけた後、成城学園前駅近くの商店街に自家用車で外出

17時00分過ぎ、私道に黒(紺色)セダン

18時16分 泰子さん、千歳烏山駅近くの写真店で現像写真を受け取る

18時38分 泰子さん、隣の薬局で四千円分の買い物。のち帰宅

18時50分頃 お婆ちゃんと泰子さん内線
        にいなちゃん割り下を入江家に届ける


19時頃    宮沢さん一家家族で鳥鍋で夕食
        仙川沿いの歩道で中年男性目撃

20時頃  現場付近にタクシーで乗り付けた男の存在

20時20分 私道に黒(紺色)セダン

20時30分 隣人が宮沢家のインターフォンが鳴ったとの証言(しかし入江家では否定)

20時半~21時 師谷の第七分団消防団による見回り(異常なし)

21時頃 現場付近で3人組がタクシーに乗車(時間が曖昧)

21時    公道に黒(紺色)セダン
21時10分 公道に黒(紺色)セダン
21時30分 公道に黒(紺色)セダン

21時48分まで にいなちゃんパソコンでテレビ視聴

22時00分 私道に黒(紺色)セダン
       中年男性仙川沿いの歩道で目撃
       坊主頭の気持ちの悪い男が道を歩いていた

22時15分 みきおさんインターネットに接続

22時30分頃、金髪の白いジャージ男、犬を睨む

175cmの黒ジャンパー、黒っぽい帽子を被り、運動靴を履いていた若い大柄な男が宮沢さん宅前で目撃される

身長170 センチ、年齢40歳ほどの男で黒っぽいスーツ姿でビジネスバッグを 持って歩いていた。その男から10メートルくらいの間隔で 大柄な若い男が歩いていたという。若い男は身長175センチ、頭には 黒ぽっいニット帽子、色あせたジーンズ、黒ぽっいジャンパーを着て、 スニーカーをはいていた。

22時38分 みきおさんのパソコンからパスワード付きメール送信

22時50分頃まで、みきおさんが趣味のアニメーションビデオを鑑賞。

23時    公道に黒(紺色)セダン
23時15分 公道に黒(紺色)セダン

山梨学院大付属の野球部のバックを持った若者が、公園で親子(と思われる)でキャッチボールしていたのが目撃されている

23時30分前後、事件発生
175cm、四十歳前後の眼鏡をかけたスーツ姿の男が公園近くで目撃
入江家長男 ベニアを剥がすような音を訊く
近所住人  ドスンという大きな音を訊く
23時35分頃 現場方向から飛び出してきた男が、車を横切りぶつかりそうになる(飛び出しマン)
      
時間不明 靴を履かずに靴下で出歩き、目が笑っていた男を近所のオバチャン目撃

12/31(日)

0時00分前後 丸刈りの男・タクシーで乗車

01時18分 犯人、インターネットに接続

01時30分頃 自転車乗った男が公園北を走るバス通りに飛び出し宮沢家方向を何度も振り返り走り去る

03時頃    倒れたバイクの前で立ちすくむ男(公園南側)
        
        公園南側の仙川にかかる橋で何か投げ込まれるのが目撃

04時00分 朝日新聞の女性新聞配達員が郵便受けに新聞を届ける(電気は消えていた)

時間不明  散歩をしていた人が電気は消えていたと証言
        宮沢宅方向から飛び出してき男と接触 運転手に「大丈夫」と言って去る

朝方  網戸はまだ落ちていなかったとの目撃情報

現場近くの空き地で、朝方車に荷物を積む男が目撃される

10時05分 インターネットに接続(マウス落下の可能性)

配送の車バックして家の前の道路に入ってきて 荷物を届けに来る

10時56分、家族が警察に通報

11時過ぎ 新幹線に首元に血が着いたシャツの男が自由席乗車

17時26分 東武日光駅で 手から骨が見えるほど負傷した男を駅員が手当

1/3(水)

被害者宅の塾に出入りしていた22歳の男が、病院で緊急治療

取り急ぎパッとわかる不審者情報を書き連ねてみました。

ついにつながった

私はこの事件の犯人像を、泰子さんやにいなちゃんを目的とした、ストーカー的変質者だとみている。そのため事件の目的は、黒ムツさんの書き込みにあるように、幸せそうな家族を20世紀中にめちゃくちゃにしたいという、欲望を満たすための犯行であり、犯人は比較的近隣に住む単独犯だという見方が一番強い。

その一方で、埼玉の興信所に宮沢家のことを調べて欲しいと依頼した、 アオキノブオ なる人物が、土地買収による資金目当ての犯行の可能性も捨てきれてはいない。その場合、複数犯である可能性が高い。しかし事件前後にたびたび目撃された20代の若い男と40代の中年男性を結びつける接点がどうしても今までなかったのだ。そのため アオキノブオ が黒いセダンを使って宮沢家周辺を監視していた可能性はあっても、実行犯とを結びつける情報がどうしてもなくて困っていた。しかし今回、新たな目撃情報の存在を知り、この アオキノブオ と名乗る人物が、事件に関わっていた可能性が深まってきた。

アオキノブオが埼玉の興信所に、宮沢家について調べて欲しいという依頼については、興信所から警察の方に正確なやりとりが捜査協力という形で提出されている。その情報によると、実際に興信所に現れた40代の男性の他に、アンドウと名乗る若くてしゃべりがそんざいな男が電話してきたこともあるという。少なくてもアオキノブオには、このアンドウを含めて最低二人以上で行動していたことがわかる。

そしてこの車は、事件前たびたび複数の人から目撃され、泰子さん自身も12月25日にみきおさんの父に家の近くに黒い不審車が停まっていると電話で話していたという。そして近所の人の目撃情報によれば、その車は春日部ナンバーだったということ。アオキノブオが興信所に記載した、048 の市外局番は、春日部も含まれる番号だった。そしてその固定電話に事件後一週間後にかけると、すでに使われていなかったとのこと。そこで私はこの黒いセダンの持ち主は、アオキノブオ だった可能性が高いとみている。

そしてこの黒いセダンは、事件発生時間直前の 20時20分・22時にも現場近くで目撃されている。事件前の12月27日には、宮沢家を覗く40代の中年男性がおり、これが興信所に現れた アオキノブオ と一致しないのか? 警察も裏をとろうとしたに違いない。しかしこれまでの事件前の目撃情報では、現場近くで見られた20代の怪しい男と40代の中年男が同時に見られたという目撃情報を見つけることができなかった。しかし過去の書き込みから、今回この二人が同時刻に極めて近くにいた可能性が指摘される目撃情報を見つけることができたのだ。

世田谷区一家殺害事件PART45 名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/31 21:30

⑥犯行時刻直前の不審人物
現場近くで犬を散歩していた人が犯行当日の午後10時30分頃、
不審な二人の人物を目撃している。それによると、一人は身長170
センチ、年齢40歳ほどの男で黒っぽいスーツ姿でビジネスバッグを
持って歩いていた
。さらにその男から10メートルくらいの間隔で
大柄な若い男が歩いていたという。若い男は身長175センチ、頭には
黒ぽっいニット帽子、色あせたジーンズ、黒ぽっいジャンパーを着て、
スニーカーをはいていたという。
目撃者は「ラグビーか柔道をやる
ような感じのごつい体格で、すり足で大股で歩くような奇妙な歩き方
をしていた」と印象を語っている


という目撃情報。もちろん二人が直接やりとりしたものが確認できたわけではないが、事件前の二人の男が同時刻に近くにいたことで、極めてこの事件への関わりを匂わせる情報を初めて私は見つけることができた。

ここでこの目撃情報と、事件前日に宮沢家の近くで公園管理事務所の警備員と二人の男が言い争いをしていたという時の目撃情報とを照らしわせてみよう

言い争いをしていたのは、公園管理事務所の警備員と、「ベージュ色」の上下作業服の男と「紺色の制服姿」の男だったというのだ。それも30日ではなく、前日の29日午後13時頃の話だったという。みきおさんは、十メートルほど離れた玄関横に居合わせただけだったという。

警備員とこの二人の男がもめていた原因がハッキリしないが、私はたびたび宮沢家の近くに車を止めていた(恐らく黒いセダン)のを、宮沢家が気にして公園管理事務所に注意するように促したのではないかと想像している。あくまでも想像ではあるが、ようはこの二人こそ、事件当日にも目撃されていた二人ではないかと。

仮にこの二人が当日目撃された人物達と同一人物だったと仮定しよう。その場合二人の服装が、制服や作業服から、スーツとジーンズへと変わっているところに注目したい。この違いはなにか? そう前日のこの男たちの服装は、まさに仕事着のまま現場に来ていたのではないかということ。事件の起こった12月30日は土曜で仕事も終わっていた。しかし事件前日の29日は金曜日であり、ひょっとしたら彼らは、まだ当日まで仕事がありそれが終わったあと、あるいはまだ勤務中だったのではないかということ。犯人の職業を考える上で、有力なヒントになるかもしれない。

警察が何処まで、管理事務所の警備員や、これらの目撃情報の裏がとれているのか?あるいは、アオキノブオと名乗った人物に、捜査上近づくことができたのかは定かではない。しかしこの事件を考える上で、私が知る限りもっとも事件当日宮沢家に近づいた可能性のある重要参考人だった可能性は否定できない。

そして昨日発表された警察情報の中に、犯人が残したラグランシャツが、マルフルというメーカーのものであり、発売地区や詳細な情報が新たに記載されていた。犯人の残した遺留品の多くは、荻窪や京王線沿線・小田急線あたりで購入することができたという。しかしこのラグランシャツは、2000年の8月~発売されたものであり、それでいて相当何度も洗濯された形跡や車庫やヒップバックに残っていた染料と一致するものが付着し、それは付着してから洗われた形跡がなかったとのこと。ひょっとするとこのシャツだけは、当初犯人が意図的に残すつもりはなかったもので、返り血を大量に浴びたことで仕方なく置いていった犯人が普段から使っていた私物だったのかもしれない。

当然警察の捜査も全国の販売していた店にまで及んだと思われるが、私は埼玉の3店舗である・草加・所沢・川越の店舗の周辺に、ひょっとすると彼らの生活圏が存在した、そんな可能性があるかもしれない。今回この二人の不審者がつながっていた可能性が出てきたことで、この黒いセダンの持ち主が、事件と直接関わっていた可能性は増したと考えられるのではないのだろうか。

この時期異例の警察発表

最近は新情報も乏しいので、年末に新しい情報を小出しする警察が、9月のこの時期に新たな情報と呼びかけを行った。世田谷一家殺人事件から15年になるのを前に、警視庁は情報提供を求めるため、 内部向けの事件の経緯をまとめた冊子を新たに4カ国語で公開したという。その内容が、これだ!

それほど目当たらしい情報はないのかな?と読み進めて行くと、幾つか気になるものがあったので、あげてゆきたい。

1,犯行時 いずれかの手に怪我をしていたが、現在は傷痕が残っていない可能性がある。

以前使われたいたパンフレットと見比べていないので、新たな情報かはわからない。しかし警察もやはり、手に怪我をしていたことはわかっていても、どちらの手かという明確なものがないことをここで認めている。以前の更新で、犯人は礼君の首を右手一本で締めたと書いたわけだが、それならば最初に礼君を殺害したのでなければ、怪我をしていたのは左手だったのではないかと書いた。また道路から飛び出してきた男が車と接触した時に、左腕から血を流していたという証言もあり、警察もその辺で揺らいでいるのかもしれない。

ただし礼君殺害には、首を締めたとか、何かヒモ状のもので巻いたとか、枕に顔を押し付けたなどの情報が錯綜しており、実際のところよくわからない。NHKの「未解決事件」の放送の時に、殺害現場のスケッチがあったのだけれども、あれを見る限り 実は礼君はベッドの中ではなく、ベッドの外から枕に顔を押し付けられて窒息したような、うつ伏せの格好で亡くなっているように描かれていた。あれだけみると、殺害の瞬間は礼君は起きていたのではないかという気もする。

犯行時刻前後に祖師谷公園内で

◯友達と遊んでいた
◯スケボーをしていた
◯野球(キャッチボール)をしていた

これは警察から今まで語れていなかったかもしれないが、私のネット上の知り合いが事件のあったと言われる時間帯に、現場近くでキャッチボールをしている親子らしき人物の姿を目撃したと教えてくれた。そしてその親子ならば、何か目撃したのではないかという風に言っていたのだ。しかし警察もこの親子を探しているみたいだが、未だに見つかっていないということだろう。逆に何も証言が出てこないのは、この親子は本当に何かを観てしまったのかもしれない・・・。

この流れならば事件当時祖師谷公園では、上記の2つの目撃情報があったのかもしれない。若い男がたむろっていたとか、スケボーをやっていた若者がいたとかいう。

事件現場付近に住んでいる人で

変わった人(大声を出す、怒鳴り散らすなど)を知っている

これはちょっと意外な情報の求め方なので気になりました。何かそういった感じの、異常者・不審者が当時公園で目撃されていたということでしょうか? あるいは、事件当日の22時頃に男女の言い争う声が聞こえたというところから、来ているのか? ですがこの情報、最近実は30日ではなく事件前日の29日だったのではないのか?という話を耳にしました。もしそうだとすると、これは宮沢夫婦がもめていた可能性が高いのかもしれません。それにもし30日の22時でも、宮沢さん夫婦は健在だった可能性が高く、犯人と泰子さんのもめたやりとりだったかは疑問です。しかし地元の人の話だと、警察の発表する時間が、どうも地元の人の証言よりも、意図的に遅く発表されているのでは?という書き込みも見受けられます。

事件当時のテレビ欄の掲載

これは事件当時、入江家の証言を訊くため、あるいは入江家の人が記憶をたどるために、テレビで何をやっていたのか警察に答えたと出てきます。そのやりとりは、家族別々に散々行われたはずで、今更何故31日のマウス落下が、お婆ちゃんによるものだったのではないかと言い出したのかと疑問を投げかけました。その疑問に対する答えが、まさにこの番組表なのでしょう。

入江本を読んでゆくと、ワイドショーを事件発覚の朝見ていたことが書かれています。その番組が終わった頃なので、10時30分ぐらいに朝食を終えようとしていたと書かれています。しかしここに書かれているワイドショーとは、入江本に浅丘ルリ子と石坂浩二の離婚話などを取り上げていたということで、恐らく日本テレビの「ザ・サンデー・総決算」なる番組だった可能性があります。ちなみにこの番組は、この番組表を見る限り、10時半ではなく 9時55分~ は違う番組が始まるので、それ以前に終わっていることになります。ちなみに、他の局で10時半に番組が終わったのは、NHK教育の「ファミリーミュージカル」だけで、これと間違えることはないでしょう。あと可能性があるとすれば、TBSのサンデーモーニングの芸能コーナーみたいのがあった可能性は充分あります。確かどこに書かれていたか今見つけられないのですが、関口宏が司会していた番組という記載も書かれていたような記憶もあるので、この番組の方が可能性は高そうです。もしそうならば、入江さんの記憶が間違っていたとも言えません(番組の進行状況の確認はとれていませんが)。しかし元々入江本には、家族が起きてきたのが9時過ぎだったと記載されており、そこから朝食が終わるのが10時半頃というのは、確かに時間がかかりすぎている気もします。

警察が、お婆ちゃんがマウスを落下させた可能性がと言い出したのは、入江さんの記憶が違うのではないか? そしてこの番組が終わって、おせちの準備に入ったのならば、10時5分~のインターネット接続はお婆ちゃんが最初に家に入った時に、誤ってマウスを落下させて起動したという話の辻褄があう。そのことを、我々に伝えたかったということではないのでしょうか。ようは、年末発表はけして矛盾したことは言っていませんよ ということなのだと思います。

まぁ確かにこのテレビ欄に間違えがなければ、警察の言い分は充分理解できますし、その可能性はあったと私も思います。しかし事件発覚当時、散々家族とその辺のやりとりをやったはずなのに、何故いまさらこんなズレが生じ発表されたのか? その疑問に当時誰も気がつかなかったのか? そのことについて、誰も入江さんに確認を取らなかったのか? そういう不信感は否めません。

それでは仮にお婆ちゃんが、マウスを落としたと仮定しましょう。

10時5分~ お婆ちゃん宮沢家に入り・マウスに接触

家族の変わり果てた姿を確認し、出て行ってから10分程度で戻ってきた(入江さんの証言)

10時20分前後(仮定) 家族が現場を確認

10時56分   警察に連絡

逆にこうなると、いくら現場が混乱していたとはいえ(入江さんの旦那さんは冷静だった)、警察への連絡まで30~40分もあり、一体入江家の人達は、何をしていたんだ? そういった疑問は出てきますよね。まず先に警察ではなく、救急の方に連絡していたとしても。

事件当時第一発見者は、その矛盾がないように、家族別々で徹底的に話を訊いたりして、疑いを晴らすようにまず警察は捜査したはずです。その時に、何故この問題は出てこなかったのか? もちろんインターネットの起動時間の問題は、もっとずっとあとになってわかったのでしょう。しかしテレビの放送時間の話は、どうみても捜査をはじめて数日内に矛盾がわかる話ですよね? その時に、警察はどう対応したのでしょうか? いやちゃんと対応しなかったからこそ、事件から何年も経ってから書かれた入江本に、その記述が書かれていたのではないのでしょうか? 

警察が、どうして昨年末になってマウス落下が犯人以外の可能性があると考えたのかは、今回の発表でよくわかりました。しかしむしろ、それ以前に初動の時点で大いなる誤りをしていたのではないのか? という疑問を持たざるえません。その一つ一つの詰めの甘さが、この事件が今日まで解決しないできた最大の要因ではないのでしょうか。

DNA報道の危うさ

前にも触れたが、世田谷一家殺人事件の犯人像を語るときに、DNA鑑定の結果がまことしやかに語られている。しかしその信ぴょう性について、疑問が残ると以前ご紹介した。改めて書くと

「警察庁科学警察研究所では、血液が新鮮な状態で保存されればDNAが抽出される。だが、世田谷の現場に残されていた犯人の血液はゼラチン状に凝固したものだった。捜査本部への回答は“ 判定不能 ”だった。」 

またこの紹介された報道の中身については

ある研究者がDNAの人種的特徴について( 英国で発表された論文を参考にして )仮説として解説した話。それを科学的根拠があるように書いてしまった 

と後に明らかにされている。しかし以前発表された記事が一人歩きしてしまい、犯人は外国人だと決めつける意見も少なくない。そこで、更にDNA鑑定に関する、興味深い書き込みがあったので、リンクしておく。ここに載っている、termmasyuさんの書き込みに注目して欲しい。

ここで氏によると、DNA調査となると「ミトコンドリアDNA(mtDNA)」と「Y染色体ハプロタイプ」となりますが、これでは、個人レベルでの区別はできません。テレビ番組等でよく用いていますが、残念ながら意味を成しません。

「ミトコンドリアDNA」「Y染色体ハプロタイプ」で民族の系統分析が出来ます。しかし、これらは大規模な集団についてはその比率において民族の違いが判別できますが、個人レベルでは不可能です。
と結論づけている。ようは、おおよその傾向は言えても、日本人の中にも同等のものを持っている人は一定比率おり、韓国人や中国人、欧米人だとその比率が日本人より多いとかその程度のものであり、これだから犯人は~人だとか断定できる絶対的なものではない。

DNA自体の採取が難しかったことに加え、DNA鑑定によってわかることにも限界があるわけだ。犯人そのものを特定するのには、同配合のものを見つけ合致すれば犯人だと証明できても、血液から民族的・人種を結論づけることは極めて難しい。そういうこともあって警察からDNAの話が殆ど漏れ聞こえて来ないのは、犯人のDNAを検出しても、それを捜査に活かせないことがわかっているからだろう。犯人を見つけてそこからDNAのサンプルでも手に入れない限りは、ほとんど使えないということがわかる。

そのため捜査で決めてになるのは、指紋がもっとも有効な手段になる。警察が躍起になって指紋を集めまくる理由は、まさにこのためではないのだろうか。

(私論)

犯人の日本語識別能力からしても、また駅から遠い現場の地理的状況から観ても、犯人は日本に一定期間在中していた人間だと私は考えている。そのため、この犯罪をするために、短期的に日本に来た人物ではまずないのではないかというのが私の考え。そして当時生活の拠点が、日本にあった人物 だったと私はみている。

事件後一時的に海外に逃亡していた可能性はあっても、必ずほとぼりが覚めた頃には日本に戻ってきたのではないか。しかし犯人が、日本人なのか外国人なのか、両方の血筋をひくハーフなのかの断定はできない。 ただし最低限の日本語読解能力は持ちあわせていた 留学生・就労者 など一定期間事件前日本で生活し、海外に逃亡したという可能性は捨てきれない。しかし前にも書いたが、2000年3月までは、1年以上日本で暮らす外国人すべてから、指紋の押印義務があったことからも、そういった人物ではなかったのではないかということ。ただしこれには、事件前に15歳以下であった場合は除かれるという例外もある。

しかも現場近くで目撃された不審者や、泰子さんの携帯に不審な電話をかけてきた人物からも、外国人というキーワードが全く出てこないことをみると、少なくても日本語を違和感なく喋れる人物だったのではないのだろうか。そのため私は、外国人犯罪の可能性を残しつつも、日本人による犯罪の可能性の方が、この事件においては高いのではないかと感じている。まぁ犯人が複数いて、暴対法が進んだその当時ならば、実行犯は外人によるアウトソーシング、主犯は日本に根を降ろしていた日本人(長く日本で生活する外国人)などの可能性も捨てきれない。

黒いセダンの男は主犯であり、依頼した犯人の仕事っぷりを確認してから、現場に入ったという可能性もあるだろう。そう実行犯と主犯というのは、実際のところ殆ど面識のない人間同士だった、そういったことは外国人絡みの犯罪では少なくない。ただしこの事件に関しては、私はすべて単独犯によるものではないかという考えに傾いている。
カレンダー
08 | 2015/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
プロフィール

monazite

Author:monazite
世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
カテゴリ
負け犬の遠吠え
FC2拍手ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR