アオキノブオは実在する

調査会社に、アオキノブオ という名前で宮沢家の調査依頼をした話は前回書いた。実際に、宮沢みきおさんとの接点がありそうな人物の中に、青木信夫 という人物がいる。その辺の詳しい経緯は、ASKAの事件簿さんの中でも触れられているし、この事件の仮説の中にも必ず出てくるお話。

ヤクバハイル というアダルトゲーム製作者がおり、その人物と被害者である みきおさんが 交流があったのではないかと言われている。みきおさんは、三目正人 というペンネームで「逆襲のエヴァンゲリオン」なる本を発売していたという。ネット上では、このヤクバハイルのブログの中に、この三目氏との交流を匂わす書き込みが残っていたという。

青木信夫 という人物は、同人誌・コンピュータゲーム等のダウンロード販売サイトなどを扱う会社・エイシス の創業者なのだとか。ヤクバハイルを通じて、この二人は接点を持った可能性が取り沙汰されている。2ちゃんねるでよく見かけるモナーいうキャラクターを巡ってのトラブルではないかというのが一つの通説になっているが、その正否は私にはわからない。

ただ みきおさん が、家に趣味(アニメ関係)の仲間をたびたび招いていたという話もあり、宮沢家の家の複雑な構造も事前に知ることができた可能性や、家族構成や家庭の事情を知っていた可能性も充分に考えられる。また車庫で発見された染料も、フィギュアやアニメ関係のものではないかとも言われている。仮にモナーをめぐるトラブルが原因でモメていたとすれば、以前は出入りするほどの仲の良かった人間が、当日は侵入しないと行けなかったという理由も、説明が付くことにはなる。ちなみに ヤクバハイルの作品の中には、宮沢家に良く似た家が出ていたという話もある。

しかし事件前たびたび見受けられた不審者情報においては、宮沢家との面識は全くなかった人物の可能性が高いこと。事件後も交友関係を徹底的に洗われても、犯人に結びつかなかったこと。そしてこの事件をずっと見て来て、犯人と家族を結ぶ接点は、みきおさんではなく、女性陣にあるように感じられるので、私はこの説には共感できない。

だいいち調査会社に 素直に自分の名前を伝えたとは、この犯人の性質上考え難い。むしろどうして、調査会社に依頼した男が、アオキノブオ と名乗ったのかの方が不思議でならない。何かしらこの人物は、アオキノブオ と みきおさんのトラブルのネタを掴んでいたのかもしれない。そう隣人に疑いが行くように仕向けたように、自分たちから目をそむけさせるために、アオキノブオ の名を意図的に語ったのではないかと。ヤクバハイルは宮沢さんの家を訪ねていた可能性も充分あり、調査会社を使って住所を調べる必要など、むしろなかったのではないか? というよりもとっくに捜査上に上がっており、指紋やアリバイの照合も済んでいるだろうから、彼は未だに捕まっていないのだろう。むしろ彼の口から友人が被害者だった可能性が高い この事件のことが全く出てこないのは何故なのだろう? 彼もまた、身の危険を感じていたということだろうか?


一方、一橋文哉氏などからは、金田 と名乗る キリスト教福◯教会(統一教会とは違う)の関係者が、この事件に関わっていたという記事を詳細に伝えている。この辺が今に伝わる、宗教団体や韓国人による犯罪説の元となっている。この アオキノブオ と名乗った人物こそ、金田 だと言うのだ。

当然この記事の正否は、私には図りかねる。しかしこのような人物がいれば、礼君との接点から宮沢家に近づくことは充分可能だろう。それこそ 山の木の作者が推理したように、年末の押し迫った夜に礼君目当ての客ならば、みきおさんも断ることができず家に招き入れてしまった可能性は高いし、事前に宮沢家を訪れて家の構造を把握していたり、スリッパにDNAが残っていたという理由もつく。そして金田という男が礼君に会っている間ならば、玄関のドアは閉められることはなく実行犯が侵入できる隙が生まれたとも考えられるのだ。礼君目当ての客ならば、家族もその間テレビをみたりパソコンをいじっていた行動も、用が済むのを待っていたからということで辻褄があう。しかしそれならば以前も書いたように、人が訪れていた痕跡は何かしら残っていたはずなのだが。犯人は、その痕跡をすべて持ち去ったということなのか?

ただこの話だとすでに事件当時、宮沢家の人間と金田との関係は壊れて不審がられており、容易に家に通すような関係だったとは思えない。まぁだからこそ、侵入を試みたいう理由は成り立つわけだが。しかしそうなると事件前家を覗いていた40代半ばの男が、金田氏だった可能性が高く、目撃情報との兼ね合いで彼らの周辺にいた人間は、徹底的に調べられたのではないのだろうか? それでも、シロ だとされたのは何故なのか? 

私は、この事件の捜査員の話を聞いている限り、もっと初歩的なところで行き詰まっており、犯人を絞り込む段階までは至っていなかったと感じている。すなわち何かしらの理由で、逮捕できない理由があるわけではない。むしろアリバイなり指紋が一致しないなどの理由で捜査の網からすり抜けてしまい、犯人に迫るような状況には全然至っていないのではないかとの印象を受けるのだ。

むしろこの事件は、これまで調べた人間・有力な容疑者に上がった人間の中に犯人がいた可能性があり、アリバイなどの証拠をもう一度洗いなおすことの方が重要なのではないのだろうか。すべてが正解だとはいえないだろうが、部分的に犯人のことを言い当てているものは、必ず存在すると私は考えている。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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