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犯行時刻の不思議

先日発売された「文藝春秋」に、「世田谷一家殺害事件・18年目の新事実」と題する記事が掲載された。この中には、全く私が知らなかった事実が掲載されていて、近年みた世田谷関連の記事では最も衝撃的な内容となっている。記事は、複数の捜査関係者などから取材されたもので構成されているという。

いろいろ驚きのことが書かれていたのだが、その中で気になったものを1つ。司法解剖鑑定書の記述として、「宮沢一家の内容物は、多くが未消化のままであり、死亡してから(?)40分以内のものだったとある」。これはちょっと文章の記載ミスじゃないかと思うのだが、意味がよくわからない。また「真犯人に告ぐ!」の記事によると、遺体検案書には、30日の19時~20時ぐらいに食べたと思われる残留物が、胃の中に残されていたという。そこから死亡推定時刻を、23時半ぐらいだと割り出したとされている。しかし実際の現場の状況と照らしわせると、恐らく事件は23時前後だったのではないかと考えられる。

私は医学的な知識に乏しいので間違っていたら指摘して頂きたいのだが、胃の消化というのは通常食後2~3時間後には十二指腸へと運ばれると認識している。それがほとんど未消化だったということは、上記の記事の文章に当てはめると、家族が殺害されたのは、食後40分以内だったのではないかということにはならないのか?ということになる。仮に19時~20時ぐらいに夕飯を食べていれば、死亡推定時刻の23時~23時半ぐらいには胃の中の食べ物は、多くが消化されていたのではないかということ。

このことを前提に考えるならば、

1,死亡推定時刻が意図的に遅く発表されている。

2,夕食をとったのが22時過ぎで極めて遅かった


のいずれかではないかということになる。しかし買い物から家族が帰って来たのは19時前後であり、そこからのんびり食事の準備をしたとしても22時過ぎに家族が食事をとったとは考え難い。まして当日は、にいなちゃんは風邪気味だったことや子供がまだ幼かったことなどを考えると、遺体検案書に記されているように19時~20時ぐらいだったと考えるのが妥当であるようには思える。

そして、幾つか気になることを思い出すのだ。1つは、この事件の詳細に詳しい近所の 公園近くさんのコメントで、警察は意図的に事件の発生時間を遅らせているのではないかと指摘していた点である。これを知った当時、何を根拠に言っていたのかはわからなかったのだが、少なくてもこのことから考えれば納得できるコメントとなる。

もう一つは、隣の家のおばあちゃんが宮沢家のインターフォン(呼び鈴)だかが、20時頃聞こえたと証言していた件である。しかしこの証言は、後に隣家の家族によって否定されているという。この2つの証言を考えると、実は事件が起きたのは20時過ぎだったのではないのか? というのと、何故それを隠すように発表しなくてはならなかったのかという疑問が残るのだ。

仮にだ、もし宮沢さん一家が20時ぐらいに殺害されたとしよう。そうなると21時半ぐらいに一階のパソコンで、子供向け番組を視聴していた形跡があるとされた、にいなちゃんのパソコン履歴。そして22時20分~50分ぐらいに見られる、みきおさんのパソコン操作も犯人が行ったものということになる。そしてどのようにして、みきおさんのパスワード付きメールを送信したのかと言う疑問も出てくるわけだ。そして犯人が居間のソファーに、キャッシュカードや運転免許などを並べたこと。さらに居間にあったノートに様々な番号を書き込んでいたのは、銀行の暗礁番号などではなくパソコンのパスワードを推定するためだったのではないかという可能性も高まってくる。しかしそうすると、送信されたメールがどのようなものだったのかは恐らく警察自体は把握していたのではないかと思うのだが・・・。それがわかれば、犯人の行動の意味も大方想像はついたはずなのだが、それを匂わせる発表は一切ない。誠に、不思議な話ではないのだろうか? この疑問に、応えられる方は教えて頂きたい。

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2000年12月30日に意味があるのか?

少し間が開いてしまい申し訳ございません。前から引っかかっていたのが、世田谷一家の事件が起こった 2000年12月30日に、何か意味があるのかということ。

2000年というのは、ちょうど20世紀最後の年であり、一部の人間からはノストラダムスの世紀末思想などがもてはやされたり、現実問題としてコンピューターの2000年問題がクローズアップされていた年でした。そういった区切りの年末に、事件が起こった理由はあるのでしょうか?

まず2000年12月30日を調べてみると、土曜であったことがわかりました。多くの職場でも、遅くてもこの日ぐらいからは休みに入っていた可能性があります。もし犯人が無職・あるいは学生・あるいはサービス業に従事していた人間でなければ、時間ができる12月30日は行動を起こす大きな要因になった可能性があります。

あるいは、入江杏さんの話によると、宮沢みきおさんは12月帰宅が非常に遅い日が続いていた。そのみきおさんなど、家族が家に揃う日を待っていたという考え方もできます。私は、この12月30日の土曜日という決行日には、何かしらの大きな意味があるのではないかと思っています。

では何故12月31日ではなく、30日なのか? 私が考えるに31日の大晦日は、初詣に向かう人など多くの人が深夜まで出歩きます。当然そうなれば、非常に現場近辺で目撃される可能性が高い。犯人はそう考えたのではないのでしょうか?まして30日に事件を起こせば、31日の20世紀最後の日に、大々的に事件が報道される可能性が高いわけです。犯人は、そういった劇場型の犯罪を狙っていたかもしれません。実際には警察発表されていないだけで、現場には犯人からのメッセージすら存在していたのかもしれない。だからこそ公安なども、動いているのかもしれません。

この事件と関連があるのではないかと言われる書き込みが、匿名掲示板に存在します。そのことについて触れた記事を書いてある「ASUKAの事件簿」さんの記事を参考にさせて頂くと、犯人の心理がなんとなく読み取れます。ここに出てくる人物が、世田谷一家の事件とつながっているかはわかりません。しかし2000年12月30日 に犯行を実行した心理状態は、なんとなく読み取ることができます。そう20世紀中に、どうしてもやり遂げなければならないという感情が、犯人の中にはあったのではないかと。これは、以前触れたように、人間何か大きな行動を起こすとき、切りの好い時間や日時などの、動機付が必要になります。犯人にとっては、20世紀中に実行することに大きな意味があったのではないのでしょうか。

もうひとつ気になるのは、金融機関も休みに入る12月30日の深夜から事件を起こしているということ。当時は、今よりも自動支払機での引き出し額は大きく設定されていました。しかし金銭目的であれば、事件が発覚して口座が凍結される前に、いち早く大量のお金を引き出さなければならなかったはず。そのため口座凍結が遅れることを考えて、あえてこの時期を狙ったのか? それとも買い物時に尾行して、大量の額を銀行から引き出しているのを確認して行ったのでしょうか? 私には、どうもそうは思えません。やはりこの事件は、終始して言っているように 一家惨殺こそが目的であるのだと私には思います。だからこそ、みきおさんもいる家族全員が揃っている時に合わせて、わざわざ侵入したのではないかと考えます。

(ここから考えられること)

犯人は、当時普通に働いていたのではないか。

もしくは、家族が全員が揃っているタイミングを狙っていたのではないのか。

20世紀中に、自分の衝動を実行に移したいと考えたのではないのか。

金銭目的の線は薄いのではないのか。

特別宮沢家に強い怨恨があったわけではないのかもしれない。


と考えるようになりました。

犯行時刻を考える

ここまでは、侵入~一家殺害までの流れを考えてきました。ここからは、一つ一つの事案に照らし合わせ、疑問を考えてみましょう。今回は、犯行時刻 についてです。

犯行を結構するには

人間何か大きなことを始めようとするには、主に3つに動機づけが別れると考えます。

1,あらかじめ時間を決めておき、その時間になったから始める

2,その状況になったから始める

3、条件がそろう


1,あらかじめ時間を決めておき、その時間になったから始める

何か大きなことを始めるときには、必ず何か大きな動機づけがないと行えないのが人間というもの。勉強を22時になったらはじめようとか、明日から試験勉強の準備に入るとか、皆様もいろいろと思い当たるフシがあるのではないかと。

そう犯人も、22時だからとか、23時だと決めていたから、結構しようかという考えのもと動き出した可能性は充分考えられると思います。もしそのような動機づけならば、切りの好い時間・一時間単位・30分単位を目安に行動を始めたのではないかと推測できます。

setagaya 17

2,その状況になったから始める

この場合考えられるのは、電気の消灯です。例えば侵入を狙った浴槽の電気が消えたからなど。上記の写真を観て頂けるとわかると思いますが、宮沢家には玄関横の窓、二階の出窓、子供部屋の雨戸もなさそうなど、外から明かりの消灯が確認しやすい作りになっていたわけです。そこで、外から家中の電気が暗くなったことを確認してから、行動を始めだしたとも考えられます。しかし事件当時、まだ みきおさんは起きていた形跡が強く、電気を消灯していたかは疑問ですし、していたとしても、まだ一階にいたことを考えると、その直後だったということで、犯人が電気の消灯(お風呂場を除く)を理由に、行動を開始したかには疑問が残ります。また何処かから侵入を試みようと考えていた場合は、むしろ みきおさんは一階にいた方が、家族がバラけて個別に殺害しやすい状況が生まれます。そのため 家族全員の殺害を考えるならば、全員が寝静まるよりも起きている方がやりやすいと考えるべきではないのでしょうか。

3、条件がそろう

あらかじめ消灯の有無や大まかの侵入時刻を決めていたものの、隣が公園だということを考えると、近くに人がいなくなるタイミングをじっと待ち、その機会を伺っていたという可能性があります。そして今ならば、目撃されることなく侵入出来るであろうタイミングを狙った。実際のところは、1,2 の条件に、3 が加わったことが一番の動機づけだったのかもしれません。しかしそうなると、おおまかには 22時頃とか23時頃とは、いえるかもしれません。

犯行時間を考える

長女の にいなちゃんが、二階リビングにあるテレビ(パソコンモニターをテレビ代わりに日常的に使っていたらしい)で、21時~21時半ぐらいまでの番組を見ていたことが、記録として残っていたそうです。そうなると少なくても、犯人の侵入はその後だったと考えられるのではないのでしょうか。

また みきおさんの1階のパソコンからは、22時30ぐらいにはメールを送付、22時50分ぐらいには、電源を強制終了した履歴があることからも、みきおさんの殺害はそれ以後ということになります。誰かを訪問して招き入れていたのではという説もありますが、少なくても にいなちゃんが普通に21時頃テレビを見ていたことを考えると、2階には通さなかったのではないかということになります。いずれにしてもそう考えると、2階の足あとの問題や殺害順を一階の みきおさん からなど、中々考え難い複雑な行動を犯人が行ったことになり、理解し難いことになってしまうわけです。私は、やはり侵入説という方を、いろいろな物証からみて、考えざるえないと思いますが、ここではそれ以上は触れません。

また22時頃、宮沢さんの奥さんと男が、怒鳴り合う声が聞こえたという情報があります。これが時間的に大まかに合っているとすると、宮沢さんのパソコン履歴時間からして、その相手は みきお さんだった可能性が高まります。この情報の時間に間違いがないか、そんな声は存在していなかったのか、はたまた犯人自身が、22時30~のパソコンを操作していなければ、犯人の侵入は22時以降である可能性が高まります。ちなみに1時台にパソコンをいじったのが犯人だとすれば、わざわざこの時間にパソコンを強制終了させる意味がわかりません。すなわち、このパソコンの電源を落としたのは みきおさんである可能性が極めて高いことになります。

前にも書いた通り、二階から潜入した犯人が最初に礼君を殺害し、二階居間で荷物を広げて万全の準備で みきおさんを襲ったと考えると、22時半ぐらいを目処 に、犯人は動き出したのではないかと私は考えます。
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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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