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侵入経路は限りなく特定されている

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世田谷一家の事件において、まず犯人は何処から家に入り込んだのか? この最初の疑問でさえ、未だに謎とされている。しかしこれに関しては、警察は早くから把握していたのではないかと考えている。というのも、犯人しか知り得ない情報として、あえてお茶を濁しているのではないかと。ただし、それを特定する(裁判の証拠能力として使える)ほどの、確かな痕跡を発見するまでには至っていない。それゆえ浴室の窓からだと、断定しきれないというのが、現状ではないのだろうか。

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というのも上記の写真は、事件直後に鑑識を行っている映像を拡大したものである。よくみると、窓縁には黒い足跡らしき形のものが。そして給湯器の上にも、その上に乗ったような跡が白く残っている。私の知り合いは、まず給湯器の上に乗って、給湯器の上のススか土埃かわからないが、その汚れの着いた足で窓枠を踏んだのではないかとの意見を寄せてくれた。確かにそうであれば、この足跡が白いのと黒いののと違いが生じていることも説明できる。

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その一方で気になるのは、給湯器に乗った同じ足で、どのようにして窓枠に足を置いたのか?という疑問が残るのだ。私は左足を給湯器の上、右足を窓枠のところに置いて風呂場の窓を開けて侵入したのではないかとみている。少なくても警察は、ここに残っている足跡らしき跡が現場に残されていたスラセンジャーの足跡と同一、もしくは同じサイズのものであったかは、この初期の鑑識の結果でわかっているはずなのだ。しかし警察が明らかにしているのは、公園側のフェンスの向こうに、犯人らしき足跡が残っていたというまでである。すなわち侵入は断定できないが、逃走時には浴室の窓を使ったのではないかということは匂わしているのである。ただし、逃走時に窓枠や給湯器の上を踏んだというのは、正直考えづらいものがある。それは逃走時に窓の前で立ち上がる必要性がないし、これだと身体を後ろ向きにして降りたことになる。ちなみに公園側の足跡も、犯人のものだと断定できるほどハッキリしたものではなかったのだという。

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おそらく警察を悩ましたのは、ここから侵入したという決定的な証拠を家の中からは発見できなかったからではないのだろうか。実は浴室の中にも、つま先のみの足跡は残されていたのだという。しかし部分的なものであり、これが犯人の靴跡だと断定できるほどのものではなかったという話が残っている。そしてスラセンジャーの靴跡は、中ニ階の途中から突然始まっているように見えたという。その詳細はわからないが、FBI捜査官サファリック氏の出演したときのものにヒントになるものがある。その時の靴跡までも再現されていたテレビ朝日が作成したCGには、足跡は浴室の更衣室のあたりから始まっているように見受けられるからだ。突然とは、この更衣室のあたりから子ども部屋の入り口付近ということを意味しているのではないのだろうか。

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またこれが侵入時だとわかるのは、もし逃走時ならば家の中で散々被害者の血液を踏んだはずの靴だったわけで、ルミエール反応が検出されたはずなのだ。しかし警察がいうには、家の外からは一切のルミエール反応を見つけることができなかったとされている。これだけ明らかな痕跡が残っていたのであれば、警察は侵入時に着いたものなのか、逃走時に着いたものかも把握済みのはずなのだ。そして靴を履き替えて逃走したのであれば、窓枠に靴のような跡はハッキリとは残らなかったのではないのだろうか? 普通逃走するのであれば、窓枠に腰掛ける感じで座り、足を下に伸ばし前を向いて降りるはず。いずれにしても靴跡の向いている方向で、どちらのときに着いた跡かは、把握しているものだと考えられる。

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捜査本部が、犯人の侵入経路をを浴室の窓から入ったと考えていることは間違いない。というのは、06年までに全国の警察署に「世田谷一家殺害事件の捜査のポイントをまとめたDVD」を配布している。その中に、侵入経路は浴室の窓からだと、身内に配布する資料の中で述べているということが明らかになっている。少なくても決定的な証拠まで掴んでいるかは定かではないが、捜査本部はそういった方針でこの事件を見ているということは明らかだ。それならば何故、再現実験までして確認しようとしたのか(それも事件から3週間ぐらい経ってから)? それはやはり、侵入したという明確な痕跡(証拠になりうる)を家の中で見つけられなかったと考えるのが自然ではないのだろうか? また玄関からも、犯人が出入りした痕跡を見つけられなかったからに違いない。

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少なくてもこの事件の最初の謎とされる犯人の侵入経路に関しては、浴室の窓だったということで私の中では固まっている。そしてその最初の確信になったものは、侵入時に顔を覆うのに黒いハンカチを使ったとされているからだ。もし顔見知りであれば、顔を隠して玄関から家の中に招き入れられたとは考えづらいからである。顔を隠していたということは、玄関からであったとしても招き入れられたのではなく、犯人は家人の意志に反して侵入したことを意味しているのではないのだろうか。

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網戸の謎を整理する

過去ここでも何度も取り上げてきたが、改めて侵入経路と想定されている 浴室窓の網戸 について整理してみたい。2006年度までに、全国の警察署に配布された「世田谷一家殺害事件の捜査ポイントをまとめたDVD」や捜査報告書を入手して書かれた、「真犯人告ぐ!」によると、警察は06年度の時点では浴室の小窓からの侵入と断定づけていると書いてある。

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犯人にしか知りえない情報として、このことはマスコミをはじめ一般には一切お茶を濁している。しかし、内輪向けの「取扱い注意」の資料には、このように考えているとハッキリ述べているのだ。また過去何度もここでも検証してきたように、総合的に考えても二階からの侵入としか考え難いこと。その中でも、浴室の窓からが最有力であることを触れてきた。今回は、その中でも事件発覚直後に、外れた網戸が公園フェンス側に立てかけられるように発見された。その謎について、改めて考えてみたい。

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(当初は)

事件発覚当初は、玄関から侵入した犯人が浴室の窓から逃走したという見方が有力だった。しかし事件から3週間ぐらいすると、一切玄関から犯人が出入りした痕跡が見つからないことに焦りはじめた捜査陣。当初から怪しいとも考えられていた、浴室窓からの侵入の再現実験などを行い可能か検証することになる。

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(侵入に際して)

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公園フェンスに足をかけつつ家の壁に手をつきながら、あるいは風呂場のホースに足をのっけながら、それとも誰かに肩車をされての侵入でも良いのだが、ここからよ~くイメージして頂きたい。侵入の際に網戸はどのように見えるのかといえば、自分の胸のあたり~顔のあたり来るはずなのだ。その網戸に触ったら、簡単に外れてしまった(実際簡単に外れるようなものだったらしい)。その場合、どうするのか?考えて欲しい。

普通は、他人に気がつかれないようにそれを何処かに静かに置こうと思うだろう。この場合体を斜め前に伸ばしていることからも、自分の体より手前下のあたり。すなわち、宮沢家の敷地内に網戸をおろそうとするのではないのだろうか。そうでもなければ、非常に無理な体勢を立て直してフェンスから降りなければならないからだ。しかし発見された網戸は、公園側のフェンスに立てかけられるように置かれていたのだ。

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ここから考えられるのは、大きな音を立てるのを嫌った犯人が、わざわざ公園側に一度戻って立てかけ置いたのか、侵入を手伝った共犯者がいて、その人間が受け取り置いたかのいずれかだろうということ。それも立てかけられていたのは、宮沢家の浴室窓のすぐ下なのではなく、1メートルぐらい横の入江家側で、両家の境目付近なのだ。ここから考えられるのは、

1,なにかフェンスを登るための足場があり、その横に置いたのではないかという可能性

そこで先日侵入に際しては、事件前に浴室の窓のすぐ下に置かれていた縁台を利用したのではないかと述べた。このフェンスは網目が非常に小さく、足を引っ掛けることができず登ることさえ困難だったはずなのだ。ただし靴を脱げば、登れたのかもしれない。縁台などを使わなかった場合、犯人の土の付いた足跡が、中二階の途中から突然始まっていたことの説明がつくことにはなる。

あと縁台を使っても、たかだか30センチぐらいの高さにしかならず、フェンス上までは1メートル70センチぐらいまだ高さがあったことになる。縁台を侵入に使った場合、私は台を横に倒して高さを稼いだのではないかと思うのだ。そして入江さんの息子が聞いたという、ベニアをひっくり返すようなボワ~ンという音とは、この縁台を動かしたときに生じた音だったのかもしれない

2,共犯者が受け取るために斜め後ろに立った可能性

犯人は、刺し傷などから右利きであったことがわかっている。すなわち左手で壁に手をつきながらバランスを保ち、利き腕の右手で網戸を外して持ったのではないかということ。それなら網戸を共犯者にわたすときに、入江家側に網戸が立てかけてあった理由も理解できる。仮に一人で侵入してなんとか網戸を持ったまま一度公園側に戻ったとしても、右手で網戸を持っていれば右側にある入江家側に網戸を置いた理由も納得できるのだ。ただしこれは、相当バランス的に難しかったのではないかとおもうのだが・・・。

(網戸の不自然な発見のされ方は)

浴室窓から公園フェンスまでは、90センチ離れている。窓の高さは地上から3メートルあり、フェンスの一番上は2メートルの高さ。すなわち1メートル落下する間に、90センチの幅を飛び越えるという物理的にありえないことが起きているのだ。さらに真下ではなく、1メートルぐらい入江家側に横にスライドしながらである。これは常識的には考え難いことで、何かしらの人為的な力が働いたのではないかと考えざるえない。

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(自然落下や掃除のあとハメ忘れていた可能性)

自然落下であるならば、それは宮沢家の敷地内に落ちてゆくはずなのだ。また3メートルの高さから落ちたのであれば、必ず網戸に土が付着したりレールの溝に土が入り込んだりするので、落ちたところには網戸の跡がついていたはず。まして事件から15年ぐらい経った時点でも、他の窓の網戸はそのまま落下せずに、当時のまま残っている。風呂場の網戸だけ、そのとき自然落下したことを説明するのは難しい。

また31日には、宮沢家は午前中から大掃除をしていたことが杏さんの書物に書かれている。しかし仮に網戸を掃除して乾かすために立てかけていた。そして、それをしまい忘れていたとしよう。それを、なぜ公園側に立てかけておこうとするのだろうか? 普通は自分の家の敷地側に、立てかけて置いておくはずだろう。だいたいそんなことしたら、とりにゆくのも面倒だ。公園に入るには、フェンスがあるのでグルッとまわらないと入れないからだ(戻って来るのに数分はかかってしまう)。

(逃走時に外した可能性)

これも、正直考え難い。宮沢の浴室窓の前には、浴槽が横たわっている。そのため、勢いをつけて網戸を吹っ飛ばすことなど容易ではなかったはず。仮に、蹴破るように網戸をふっとばして逃走したとする。それで勢い余って、90センチ超えた公園フェンスを飛び越えていったとする。ましてそのような力が働けば、網戸はフェンスに立てかけるようにはならず、前方に転がっていたはずなのだ。また当時山茶花の木が浴室の窓の下付近に植わっており網戸が転がるのを枝が妨いだとしても、それによって入江家側に1メートル近く横に転がることを説明するのは困難だ。ましてそれならば、網戸の形状すら大きな衝撃で歪んだのではないかと思うのだ。

また百歩譲ってそうなったとしよう、それならば物凄い衝撃音が外に響いたはずなのだ。隣家の住人はすでに床についており、聞こえた音がカタンカタンだったり、ベニアをヒックリ返すようなボワ~ンとした音がしたぐらいということはなかっただろう。ましてフェンス側に立てかけられるように落下したのならば、なにか網戸とフェンスが当たって落ちるような音も響いたのではないのだろうか。そのため網戸が外されたのが、逃走時だったとは考え難い。

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(おばあちゃんが落とし可能性)

家族の変わり果てた姿を発見したおばあちゃんは、開いていた浴室の窓を閉めたがまた開けたと証言しているのだという。その際に網戸を落としたのではないかということが、当初記事になっていたりもしたそうな。

その場合に、おばあちゃんは気分が悪くなったのか匂いが酷かったのか、凄い勢いで窓の方にゆき網戸を落としたのだろうか?これも、同じように考えて頂きたい。先にも書いたように窓の前には浴槽が横たわっているので、そんな勢いよくは網戸に突っ込めない構造になっている。それでも、網戸に突っ込むようにおばあちゃんが落としたとしよう。そこには前から書いてきたように、フェンスと90センチとの距離があり、それを超えることは考え難い。

仮に網戸が、そのときに公園フェンスを超えたとする。おばあちゃんが家族の代わり果てた姿を発見したのは、12月31日の年末年始休みの10時過ぎの話である。雨でも降っていない限り(当日は降っていない)ぽっぽ公園に、誰も人がいなかったとは考えづらく(その時間のぽっぽ公園に行ってみればわかる)、誰も目撃情報がなかったとは思えないのだ(これは犯人が逃走した場合も同様のことが言える)。網戸の落下に気がついた親切な人が、仮に立てかけてくれたとする。しかし事件が事件なだけに、名乗りでなかったのも不思議な話になる。ただし31日の朝に犬の散歩で公園を訪れた人は、網戸は落ちていなかったなんて証言も残っているのだが・・・。

あと、今一度考えて頂きたい。犯人が、浴室の窓から逃走したとする。そのときに、落とした網戸をわざわざ公園フェンスに立てかけてゆくだろうか? 何より逃げる犯人が、窓を開けて・網戸を開けて、それをわざわざ閉めて逃走しますか? 仮にすぐに事件が発覚しないために、閉めていったとしましょう。そのときに、網戸を閉めますか? 自分の体を外に出したということは、網戸も・窓も一度は開けたわけです。発覚を防ぎたいのならば、窓の方を閉めますよね? それでも窓はあけて網戸だけ閉めて逃走したとします。そして後に、おばあちゃんが網戸を落っことしてしまったとしましょう。いくら気が動転してても、網戸を二階から落としてしまったら覚えていませんかね? パソコンの電源を、引っこ抜いてしまったのを覚えていないのと同じぐらい不思議な話です。

様々な偶然が重なったとしても、犯人が逃走時に落とした、おばあちゃんが発見時に落としてしまった。この2つは、ちょっと考えづらいことがわかって頂けたでしょうか。

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(警察の不思議)

また警察も、網戸の落下について不思議な見解をしています。網戸は、簡単に外れるものだったとのこと。そう、普通ならば網戸などわざわざ外さずに、静かに横にずらせば面倒ではなかったはずです。なぜこの犯人は、網戸を外したのでしょうか? 動かそうとしたら、簡単に外れてしまったとしか思えません。錆びついていた、あるいはレールが歪んでいて容易には横にスライドできなかったなんて事情があったのかもしれませんが。動かすことで、大きな音がするのを避けたかったということなのでしょうか?

そこで気になるのは、警察のコメントなのです。何度再現実験をしても、同じところに網戸は落ちたと言っているのです。まず警察では、鑑識が最初に網戸を調べたはずです。ですから、網戸が落下したものなのか? 人為的に置かれたものなのか、再現実験などする前からわかっていたのでしょう。前にも書きましたが、私も3メートルぐらいの高さから網戸を落としたら、地面に刺さったことがあったことは以前ここで書きました。何かしら土が付着し、地面に刺さったレール部分に土が挟まっていたはずです。

すなわち警察は、この網戸は落下したものと捉えていたのではないかと考えられます。しかしフェンスから90センチ離れている状況からも、落下するならば宮沢家の敷地側だったことは容易に理解できていたはずです。理由はわかりませんが、一度地面に落下させた(投げた)網戸を、わざわざその後公園側に置き直したというふうに警察は捉えていたのでしょうか? 本当に、そんなことをするでしょうか? また浴室の窓辺には、山茶花の花を挿して飾っていたらしいですよね。その花瓶だか鉢も、転がっていたなんて「真犯人に告ぐ!」には書かれています。この記事のことは他では確認できないのですが、もしそうならば音に対する意識というものが、犯人は家のなか同様に外でも無頓着だったことが伺われます。それならば、手にした網戸を公園側に放り投げた可能性は確かにあります。しかそうならば、23時頃に床についていた(まだ寝ていない)隣の家族が、もっと何か違う音を聞いてないとおかしいようにも思います。本当にこの事件は、不思議な話ばかりです。

(いずれにしても)

いずれにしても網戸が転がっていた理由をいろいろ検証してみますと、犯人が侵入時に外したもの という以外に説明するのが難しいということがわかってきます。逃走時に外した可能性もなければ、おばあちゃんが外してしまって、それを第三者が拾って立てかけてくれた可能性も低いわけです。

ちょっと捜査上考え難いのですが、別に考えられるのは元々は宮沢家の敷地側に転がっていた網戸を、鑑識が終わりそれ以外の捜査(鑑識)の邪魔だと、捜査員の手によってフェンスに立てかけられた可能性です。しかしこれも事件直後の写真ですでに公園側に立てかけられていたことを考えると、容易に動かすとは思えない。そして事件の記事でも、壁に立てかけてあったかは別にして、網戸は公園側に転がっていたと書かれています。少なくても立てかけてあったかは別にしても、網戸はフェンスを超えて公園側で発見されたのではないかと考えられるわけです。外れた網戸の解釈だけでも極めて難解なわけですが、この事件の導入の部分だけに、けして安易に扱うわけにはゆきません。

足跡の謎を紐解く

以前TBSで放送された、犯人が残した足跡の図を改めてじっと眺めてみた。そしてその画像を拡大したりして、何か新たな発見があるのではないかと観てみた。そしたら、今まで気がつかなかった事実がわかってきたのである。ちょっと画像をしっかり観ながらじゃないとイメージし難いので、噛み砕きながらついてきて頂きたい。

図1
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私が改めてこの図1の画像が気になったのは、この足跡だけだと玄関からの侵入もありえたのではないかと思えたからだ。しかし警察は犯人にしか知り得ない情報として、侵入経路に関しては完全にお茶を濁しており公にはハッキリとさせていない。そのためこのTBSの番組でも、あえて一階の足跡は、血の着いた足跡と土の足跡の区別を記さないで放送されてたのである。

まず私が注目したのは、図1の右側一階部分の足跡である。玄関から数えて6個目(写真中央本棚の横)の足跡に注目して頂きたい。この足跡の位置が正確に表現されていたと仮定した場合、玄関から犯人が侵入して階段方向に向かった場合、この足跡は左足であったはずなのだ。逆に階段付近から玄関に向かっていた足跡ならば、これは右足であったはずなのである。何故そうかというと、本棚に足跡が近すぎて逆の足だと本棚にぶつかってしまうからなのだ。それも階段側から玄関側に向かったとすると、例え右足だったとしても限りなく本棚にぶつかりそうな方向につま先が向いている上に、目線を本棚側に向けて移動したことになり、通常ありえないことがわかる。普通部屋を移動する際に、人は前が見えるよう部屋の中側を向いて移動するはず。そのためこの足跡は、限りなく玄関から階段方向に向かってつま先が向いていた足跡だったに違いないということがわかってくる。

あれ?それじゃ他の足跡も、玄関から階段に向かって歩いた時に着いたの?と言われると単純にはそうではないことがわかる。というのは、別のテレビ朝日がFBI捜査官サファリックを招いて検証した時のCG映像を観て頂けると、犯人の足跡が両方向に残っているのがおわかりだろうか。すなわち足跡は、行きも帰りのも残っていた可能性があるということ。ちなみにこのテレビ朝日のCGは他の部屋も詳細に再現されており、TBSがこの番組で屋根裏部屋には足跡はなかったという話だったが、テレビ朝日では屋根裏部屋にも靴の足跡が再現されていたのである。

そう考えると必ずしも犯人が、玄関から入ってきたものとは断言できないことがわかる。そう一度犯人は、玄関が施錠されているか確認して戻った時に着いた足跡だった可能性があるということになるのだ。さて今度は、下記の図2の写真を観て頂きたい。

図2
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図2では、犯人の血の着いた足跡と土の着いた足跡を区別して掲載されている。2つの図を拡大していて、私はあることに気が着いたのだ。実は図1の血の足跡と土の足跡がわからないように描かれているはずの図には、大きなヒントが隠されていたことを。実は見分けがつかないように描かれているように見える図1の足跡が、中2階の2人の遺体そばの土の足跡はそのまま黒く描かれており、また台所付近の土の足跡は消えているのだ。すなわちだ、白い足跡というのはすべて血の着いた足跡だった可能性が高いことがわかってくる。

図3
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それじゃ図1と図3の1階に続く階段の足跡はどう説明すべきなのか?図1だと1段ずつに全部足跡がついているが、図3では血の着いた足跡は飛び飛びになっているのがおわかりだろうか? これは私の想像だが、警察がこの資料を提供する時に侵入箇所を明らかにしないために、このように記せと番組関係者に指示して許可したか? あるいは、番組関係者が忖度で気を遣ってわざとハッキリ示さなかったのではないかと考える。

よく考えて頂きたい、最初の二段に血の着いた足跡が残りながら、最後の二段にだけ血の着いた足跡が残るなんてありえないのだ。宮沢家の階段は非常に急だったと言われ飛び段して降りるなど容易にできる階段ではなかったと考えられる。実際には格段には、血の着いた足跡も同時に残っていたはずなのである。特にこの階段まで昇った人間は、事件後極限られた人間だけだったはずで、1階ほど足跡自体が消えるほど他の人間に踏み消されていた可能性は低かったと考えられるからだ。このCGの描きからいって、図1の白い足跡はすべて血の着いた足の足跡だったと考えても過言ではないのではないかということ。そしてすべての段には、血の着いた足跡が実際には図1のように残っていたのではないのだろうか。

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では、この足跡は何を意味しているかのか? 血の着いた足跡の正体は、中二階の踊り場で亡くなっていた泰子さんとにいなちゃんの血液によるものだった可能性が極めて高いといえる。すなわちその2人を殺害した後に着いた足跡であり、犯人の侵入は玄関からではなく、極めて中二階の浴室窓からが濃厚だと改めて実感させられるものだったのだ。そのため冒頭で述べた本棚横の6個目の足跡は、家族全員を殺害した犯人がまず玄関の施錠状況を確認しにいった可能性が高く、その帰り道に着いた足跡だったのではないかということ。また2階リビングのテレビのすぐ近くにも血の着いた足跡が残っていたことは、図2を見るとおわかりだろう。これは、犯人が4人を殺害直後にリビングの出窓のカーテンを開けて外の様子を伺おうとした時に着いたものと私はみている。それだけ犯人は、隣の家の住民が気がついたのではないかと気にしていた証ではなかったのだろうか?

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(一つ気になることが)

一つだけ気になったことがあるのだが、何故台所には血の足跡が残らず土の足跡のみが残ったのかということ。私は家族全員を殺害してすぐに、台所に行って包丁を置いたと考えていた。その証に殺害に使用されたとされる刺身包丁の関の孫六と宮沢家にあったとされる文化包丁が一緒に台所には置かれていたからだ。また血の着いた手のあとが、台所の棚や冷蔵庫の中にも残っていたというから、当然この台所の中にも血の着いた足跡残っていたのではないかと思っていたが、どうもそうではなかったことを不思議に思う。

(飛び飛びの足跡の謎)

もう一つこの犯人の足跡が、不思議と飛び飛びの変な残り方をしている点が気になる。一階玄関付近に関しては、多くの人間が入り込んだことで途中の足跡がハッキリ残らなかったのではないかと。もう一つ考えらえれるのは、すでに部屋を荒らしてしまった後で、何かしら障害物があって飛び飛びに歩かざるえなかった可能性も無きしにもあらずだが、その可能性は低いだろう。あと玄関から入った足跡だった場合、こんな飛び飛びの歩き方はしないだろうということ。宮沢家の床がフローリングなのかカーペットなのかはわからないが、そんなに飛んで移動したら大きな音がして家族に気がつかれているしまう危険性が高まるからだ。もし玄関から侵入したのならば、小さな歩幅で静かに移動していたはずなのだ。

すなわちこの飛び飛びの足跡は、他の人間が多く出入りして途中で消えてしまったせいなのか? 進入時ではない時期に犯人が残した足跡であると考えるのが自然なことになる。

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(もう一つ疑問が)

私の読みだと、犯人はまず中2階の浴室の窓から侵入。そして2階のリビングに進んで荷物を降ろし臨戦体勢に入ってから家族の殺害に向かったと考えている。しかし土の着いた足跡は、中2階の踊り場部分と二階台所や居間、二階から1階の階段にしか残っていないのだ(このTBSのの足跡だと)。子ども部屋には、血の着いた足跡しか残っていないのだ。もし階段途中に土の着いた足跡が残っていたならば、先に殺害したはずの礼君のいた子ども部屋にも土の着いた足跡が残っているはずなのだが・・・。ここで考えられるのは

1,TBSの残したCGが、屋根裏部屋の足跡同様に不確かなものだった。

2,犯人のものと断定できる土の足跡はハッキリとは確認できなかった

かのいずれかではないのだろうか? 

指紋もそうだろうが、足跡も実際には発表されているものよりも遥かに多くのものが現場には残っていたと考えられる。しかしそれが、犯人のものとして実証できたものは極限られた指紋と足跡だったということではないかと私は認識している。テレビ朝日の足跡は、犯人ものと断定されていないものまで表現しており、TBSは犯人ものと断定されている足跡のみをCG化した違いではないのだろうか。現場には土足で、他の人間が入った可能性もあるからだ(ただし警察も救急職員も遺族も人の家に上がる時に土足で入り込んだかのかは疑問が残るが)。

(最後にもう一つ)

図1の階段下に、みきおさんの遺体後ろに何やら黒いものが表現されているのがおわかりだろうか? これはなんだろうと画像を拡大してわかったことがある。これは、服が幾つか置かれているものを表現されていたのだ。

恐らくこれが、犯人がみきおさんの服を着て逃走しようとした形跡の9着の服を表現したものだったのではなかろうか。みきおさんの服とは、ここに脱ぎ捨てられていたことを初めて知ることになる。そして以前から、みきおさんの遺体そばにあったハンガーらしきものは、何だったのか気になっていた。

私はみきおさんが犯人と対峙した時に、とっさに「刑事物語」で武田鉄矢がハンガーを武器に使ったように、みきおさんも近くにあったハンガーで包丁に応戦しようとした跡ではないかと思っていた。しかしここに みきおさんの服が散乱していたとなると、犯人はみきおさんの服を着ようとして、服がかけてあったハンガーをみきおさんの遺体そばに投げ捨てていった跡だったと理解することができるのだ。

今回改めてこの足跡のCGをみて

1,1階の足跡は血の着いた足跡だったのではないのか?

2,遺体そばに、みきおさんの服は置かれていた


ことに気がついたのである。

結果的に再現実験に・・・

今朝のことである、私は外の天気が気になり二階の窓を開けた。その時に網戸の立て付けが悪かったのか?そのままハズレて落下してしまったのだ。外れた網戸は、2階屋根の先端まで転がり、長い棒を持ってきて手繰り寄せようと思ったが上手くゆかない。そこで諦めて、下に落とすことにした。ちなみに屋根にはかなりの傾斜があり、屋根の先端から地面までの高さは、宮沢家の中2階にあった浴室の窓からとそうは変わらない3メートルぐらいの高さではなかったのだろうか。そこで網戸を落としてみて、2つわかったことがある。

1、思いのほか静かだったこと

2,レールの溝に土が入り込んで取れなくなったこと


1、思いのほか静かだったこと

まだ早朝だったので、網戸を落としたら近所に鳴り響くと恐る恐る落とすことにした。しかしだ、思いのほか音が響かなかったのである。その原因は、網戸が縦に落下して地面に突き刺さるように落ちたから、そしてその後転がったものの、何にも当たらなかったからだろう。宮沢家の場合、まず90センチ向こうには、公園フェンスがある。仮にそれを超えるように落下した場合、公園フェンスなどに当たりもっと音がした可能性があったと思う。しかしもしウチのように地面に突き刺さるように落下した場合、誰も気がつかない程度の物音だった可能性もあったのかと思えてきた。

2,レールの溝に土が入り込んで取れなくなったこと

縦に網戸が落ちたことで地面にめり込んだ分、土が網戸のレールの部分に深く詰まってしまったのだ。そう、落下時の網戸を検証すれば、それが3メートルの高さから落下したものなのか、置かれたものなのかは警察は容易に判断できていたはずなのだ。そして落下したと思われる場所には、くっきり網戸が落ちた跡が凹んでいた。これをみれば、網戸が外れたのが逃走時なのか侵入時なのかは、警察は当初から把握していたことになる。

我が家の網戸が落下した場所は、いわゆる土である。これは、宮沢家浴室下の公園の地面と良く似ている。実は以前現場を視察したときに、私は靴跡がどのように残るか試したことがある。そこは固い土と落ち葉が積もっているような場所なので、容易には足跡が残らない状況だったのだ。そこで足跡を残すためには、かなり力を入れないと地面が掘れないのである。網戸の発見場所の近くに、家の中に残されていた足跡によく似た形状・サイズの足跡が、公園側につま先を向けて発見されたとされている。そのような明確な跡が残るためには、かなり高いところから降りるなどしないと殆ど明確な足跡は残らなかったのだろうということ。以前検証したように足跡が地面に残ったのは、一度侵入時に外した網戸を、自分で持って公園側に降りた時に生じたのではないかということ。その時に深く地面を掘ったことで、より家に土の着いた足跡が残りやすかったとは考えられないだろうか? ただ一つこの場合、靴を履いて侵入したのではないのか? ということになりそうだが。

泥の着いた足跡

以前調べたのだが、実は事件前10日ぐらいは一切雨が降った形跡がなかったのだ。そのため地面は極めて乾燥しており、地面の土は靴に付き難い状況だったはずなのだ。足跡は、二階から突然始まっていた(恐らく浴室の脱衣場のあたりから)とされており、その足跡も部分的に残されたものを繋ぎ合わせて 28センチのスラセンジャーだと判明したのだという(むしろスラセンジャーとわかったのは、血を踏んで家中あるき回ったからだとも言われている)。恐らくその足跡が検出されたのも、屋内だったからわかったようなかなり微量の痕跡だったのではないかと私は思っている。それだけ大量の土が、靴に付着するような状況や場所ではなかったと思われるから。まして裏の公園でも、アスファルトの部分だけを歩いてきた人間ならば、目に見えるような足跡はほとんど残らなかっただろうということ。少くても家の中に、目に見えるほど土の着いた足跡があったとするならば、それは直前に土のあるところを歩いた可能性が高いということ。

警察は出入り口を断定している

「真犯人に告ぐ!」では、各警察署に配布した「世田谷事件」をまとめたDVD,捜査一課がまとめた現場鑑識結果、遺体検案書などをまとめた捜査報告書 を独自に手に入れそれを元に書かれたという。これらは、現在一部マスコミの間では広く流出していると思われ、テレビのニュースでもこのDVDの中の映像と思われるものが使用されていたりした。それはともかく、事件発生直後~数年間の警察の捜査状況・資料は、ほとんど一部の人間には明らかになってしまっている。この資料を作成したときから一体どの程度の新発見が警察にあったのかと言われれば、かなり限られたものしかないだろうということ。まして事件発覚当初の状況は変わるはずもないので、動かしがたい証拠となる。

そんな警察が、侵入も逃走も浴室の窓から だと内部資料では述べている。そこには網戸の落下状況も当然加味された上での結論だろうから、警察がマスコミに対し犯人の出入りの情報をあえてぼやかしていても、動かしがたい事実なのだと私は見ている。それを裏付けるかのように、私はこれまで様々な現場の状況からも犯人の出入りは、この浴室の窓からしか考えにくいと何度も書いてきたとおりである。警察が侵入も浴室の窓からだと断定している理由は、この網戸の落下状況や痕跡だけでも、かなりの部分で推測できたことに気がつかされた。なぜこんな単純なことに、私は今まで気がつかなかったのだろうと・・・。

(なぜテニスシューズだったのか?)

犯人が現場で残した足跡は、スラセンジャー社製のテニスシューズだったという。私は元テニス部だったのでよくわかるのだが、テニスシューズというのは靴裏が厚く曲がらず、極めて動き難い特殊な形状をしている。普通の人が日常に使うには、不向きな靴なのだ。まして公園フェンスの上を上がって、浴室の窓から侵入するのには動き難い類のシューズだと言える。

その一方でこの靴は、極めてグリップ力に優れ滑らない特徴がある。テニスのように物凄くコートの中を動いたり・止まったりを繰り返すのには、このような形状が不可欠なのだ。そこでスケボーに使うシューズというのは、どのようなものが適しているのか調べてみると、このようなサイトを見つけることができた。

スケボーに適した靴とは、「ソール(靴底)はデッキの上で滑りにくく安定する作りになっています。そしてかかとからつま先まで乙凸の少ない平らな形になっているのが特徴です。スケートシューズと言われていない一般の靴でもこの条件を満たしていればスケートシューズとして使用することも可能です。」 と書かれている。ようはテニスシューズの形状に極めて近い機能が求められていること。そして、テニスシューズでも代用が効くことがわかってくる。

よくスケーターから、「スラセンジャーなんか使うダサい奴はいねぇよ」 という言葉も聞かれるが、ボーダー初心者ならば、このような機能の靴で代用していた可能性も充分考えられるということ。まして28センチ以上の足の大きさになると、日本ではなかなか手に入らない。そういった人間は、あまりメーカーとかにこだわらず、履けそうなシューズを優先的に購入すると訊いたことがある。また当時のスケーターの書き込みをみると、スケボー広場で滑れなかった連中が、道路挟んで向かい側のぽっぽ公園の方でも滑っていたという当時の状況を書き込んでくれている。スケボー歴の比較的浅い初心者~中級者ぐらいならば、充分にスラセンジャーのテニスシューズを代用していた可能性はあったのではないのか? ただしスラセンジャー自体が、日本ではかなりマイナーなメーカーだっただけではないかという気もするのだ。少くても段差のある家の上がり下りを前提にするのであれば、それこそ足の指の先までよく曲がるトビが使うような地下足袋が最も適しているはず。そのため私の勝手の推測だが、家の侵入に際しては靴を脱いで侵入したのではないかと想像している。そしてその靴を、浴室の脱衣場の辺りで再び履き始めたのではないかと。もう一つこの靴を使うメリットがあるとすれば、足底が平らなぶん音が響き難かった可能性があるということだろうか。それでも家人に侵入が気が付かれないように、あえて靴を脱いで侵入した可能性も否定できない。

(ボーダー説を決定づけるには)

事件前に宮沢家の浴室の窓の下にあったと言われる、縁台 の形状が大きな鍵を握っていると考えている。その畳一畳分ぐらいあったと言われる大きな台の座面が、すのこ状のものだったらそれはスケボーに使うために用意されたものではなく、明らかに宮沢家を挑発する、あるいは浴室の窓からの侵入を以前から意識していた可能性があるものが持ち込まれていたことになる。

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逆にだ、公園近くさんが 縁台 と称したものの上が、実はすのこ状ではなく滑れる平らな形状のものだったとすれば、この事件にボーダーが関わっていた可能性が高まって来る。当然警察は、このぐらいの情報の取捨はとっくに済んでいるはずなのだろうが ・・・ 。 警察も徹底的にボーダーの情報は集めたものだと思われるが、警察を忌み嫌うものが多い若者たちにとって、素直に同志(同じスケボー仲間)の情報をべらべら話したかどうかには疑問が残る。そう、捜査の網をくぐり抜けたボーダーの存在が、この事件にいたとしても不思議ではないのだ。

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ちなみに最後は余談だが、今まで書かなかったことを書いておく。私は二度ほど、過去祖師谷公園の現場を訪れたことはこのブログにも記載した。昨年の12月に訪れた時には、3人の若者が滑っていた。しかしよくみると格好の割に彼らは若くないのではないかと思えてきた。年齢は明らかに20を越えており、30近いでのはないかと。事件当時もここで滑っていたら、彼らはそれこそ当時は10代半ばぐらいの年齢だったのだろう。きっと彼らも未だに滑っているところをみると、今までに腐るほど捜査関係者やマスコミの類からこの事件のことに聞かれたに違いない。あるいは事件当時は、まだここで滑っていなかった連中かもしれない。

しかし私が気になるのは、この時の若者達ではなく最初に訪れた2015年の3月ぐらいのことだ。私はホッポ公園を一通りみたあと、スケボー広場の方に足を向けた。その時1人の男が、滑っていたのだ。男は顔は若そうに見えたが、頭には白髪が多少混ざっていたのを覚えているから、意外に年齢は行っていて40前後ぐらいではないかと思えた。

私がスケボー広場を撮影していると、そそくさといなくなってしまった。ひょろっとした痩せ型で、髪はこの年齢にしては珍しい短髪だったと記憶している。それもどうも、小さい子供を連れていたように思う(偶然近くにいただけの子供かもしれないが)。私はなぜこの男のことをよく記憶していたかというと、短髪でかなりの痩せ型・身長も175センチ以上はありそうな男は、まさに私が思い描いてた犯人像に近い人物だったからだ。もちろん当時はボーダーを有力な犯人とは考えていなかったので、きっと犯人ってこんな感じの奴だっただろうなと勝手に思ったものだった(この人物が犯人だったのではなんて言うつもりは毛頭ない)。

事件前にみきおさんと揉めていたというボーダーが犯人だった場合、極めてシンプルな犯罪となる。今後は複雑な事情が背景にありそうな T だけでなく、警視庁の見立てに近い観点も注視して犯人像を考えてゆきたい。

改めて 網戸 を考える

前回現場を訪ねた時に検証したように、網戸が外れたのは、犯人が侵入 した時だったと結論づけた。

その後、ASKAの事件簿さんなどにも興味深い考察がされており、そのことも含めて改めて網戸について考えてみたい。そこで、以前の網戸の記事の際に 侵入時だと結論づけたので、侵入時に関わる疑問を中心に今回は考えてみる。

まずASKAさんが気にされ、私も以前疑問に思っていた点として、網戸を外す時の体勢・バランスに非常に無理があったのではないか?ということ。これに関しては、以前も紹介した 下記の動画 の 45秒~ 観て頂けると捜査員が思いのほか無理のない姿勢で浴室の窓の捜査をしていることがよくわかった。これならば、公園側に何かフェンスに昇る足場さえ確保しておけば、1人でも網戸を持って降りることができたのかもしれない?そういった気にもさせてくれる。あるいは私がいつも書くように、網戸を受け取った人物が下にいたのではないかということ。



この捜査員はどうやって立っているのかというと、片足を公園フェンスの上に乗せ、もう片方の足を給湯器から伸びる鉄の固いパイプの上に足をかけいるのだ。鑑識の人も、そうやって給湯器の上の痕跡を探っていた。犯人も同様に、同じように足場を利用した可能性があったわけで、少くてもこの映像は、公園フェンスの上やその給湯器から伸びるパイプの検証が終わったあとの映像だと考えられるわけだ。しかし警察からは、そこから犯人の痕跡が見つかったのかは一切発表されていない。警察は玄関の出入りも含めて、一応に犯人しか知り得ない情報として侵入経路に関しては口が重い(わかっているのだろう)。

(網戸は落下したとは思えない位置に立てかけてある)

ASKAの事件簿さんの写真に、興味深い写真のものがあった。この写真を観て頂けると、明らかに立てかけてある網戸の位置が自然落下して落ちたとは考え難い位置にある。網戸の位置は、窓下どころか入江家との境目付近に立てかけられているのだ。

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ASKAさんは落下した網戸が枝に当たって、フェンスに立てかけるように落ちた可能性は否定できないとも書いている。そのためには、網戸の内側から強力な力を加え、まず公園フェンスを越えなければならず、深夜にそのような力を加えた時の衝撃、そして網戸の落ちた時の音を、隣家の住人や近くにいたかもしれない人が全く気がつかなかった可能性は低いと書いてきた(ちなみに杏さんはこの日1時ぐらいまで寝付けなかったと記している)。仮にフェンスを越え枝に当たって落下が妨げられたとしても、入江家との間まで横移動してキレイに立てかけられるように落下したとは、にわかに考え難い(上記の写真でいえば、雨水の落ちるパイプのあたりに立てかけてあった)。さらに下記の写真を拡大してみたりASKAさんのところの事件当時の網戸のある写真をみると、この山茶花の木、まだ小さいですよね。以前行った時にこの山茶花の切り株を見つけたのですが、フェンスまで1メートルぐらい離れたところに植わっており、網戸が前方に転がるのを妨げていたのかには疑問が残るのです。上記の写真のようには、当時はまだ覆い茂っていたわけではない細身の木だったわけです。

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やはりそうなると網戸は、侵入した時に外されたものか、第三者が転がっていた網戸をアソコに立てかけた可能性が考えられるわけです。鑑識が終わったあと警察が捜査の邪魔になるからあそこに置いたのではないかとも疑っていたのですが、上記の写真を観て頂けると、鑑識の人は宮沢家の敷地のところにハシゴをかけ、そこからフェンスに上がったことが伺われるわけです。そう考えると極めてこの網戸は捜査員が捜査の邪魔だからといって、この位置に立てかけた可能性は低いのではないかと。ご親切に朝方転がっていた網戸を見つけた誰かが、そこに立てかけたということがない限り、犯人・もしくは共犯の人間がそこに立てかけた可能性が高いということになります。

(では何故網戸を外したのか?)

私がこのブログを立ち上げてすぐの更新で、何故犯人は網戸を横にズラさず外したのか? それはレールの下が歪んでいてスライドできなかったからではないのか? と書きました。しかしこれは詳しい方から、網戸のレールとは窓に接するように下にあり、この部分は網戸とは関係ないのでは?と指摘され、私も確認しましたがなるほどそうでした。ですからこの歪みのせいで、網戸が横に動かせなかった可能性はなかったのかと。ただしこのような歪みを家の施工時からあったら、きっと みきおさんの性格なら指摘したのではないかという話にもなり、このレールの歪みは事件時についたものかもしれません。

setagaya 12

また警察の再現実験では、網戸は簡単に外れるものだった。落下場所も、いつも同じところに落ちたと証言されています。また自分の家の窓に何度も出入りした経験がある方のコメントからも、身体が少し触れるだけでも網戸は落ちやすいものだという話がありました。ですから侵入時に網戸を外すこと自体は、それほど難しいことではなかったのではないのでしょうか?

(気になるのは警察のコメント)

「網戸はいつも同じところに落ちた」 とのコメントがあります。再現実験を何度も行ったとすると、恐らくお風呂場の中から力をかけて落としたのだろうということ。そう考えるとフェンス手前に落ちる決まった場所があった。それも事件発覚当時も、そういった網戸が落ちた痕跡があったのではないか? ということ。それならば網戸は、逃走時に落ちたものだったのか、そして落ちた網戸は宮沢家の敷地側に落ちていたのではないか? という疑問がにわかに出てくるのだが、その詳細は明らかにされていない。ただし事件当時の記事を読むと、網戸はフェンスを越えた公園側に転がっていた とされており、少くてもフェンスを越えるほどの力が働いていたことになる。

しかし前回の検証で、退出時に網戸が落下した可能性はないだろうと結論づけた。、そのため犯人は、侵入時に網戸を外し公園側に置いた、あるいは放り投げたという可能性しか残らなくなる。 いずれにしてもここで1つ言えるのは、公園フェンス側に立てかけるように置いてあった網戸は、人為的に誰かによって立てかけられたものに違いない と私は考える。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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