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何故指紋を隠そうとしなかったのか?

さて以前も取り上げたように、残された痕跡からDNAを採取するのは難しかったという記事が残されている。となると事件の決め手となるのは、指紋において他にはない。今回は、何故犯人は指紋を残すことを気に留めなかったのか考えてみたい。

まず私の考えでは、犯人は進入時~手を怪我をするまでは手袋をしていた可能性が高く指紋を残していない。犯人が残した指紋は、手を怪我したあとからのものだったと考えている。それゆえに、招かれて入った人物ならば、もっと事件を起こす前に指紋を残していたはずだと指摘してきた。しかしこの犯人は、いったん手を怪我すると諦めたのか? それともそこまで意識がまわらなくなったのか? 躊躇なく現場に指紋を残し始める。

過去の犯罪者の指紋と照合して、一致する指紋はなかったと警察は発表している。すなわち日本国内において、この事件までに犯罪を起こしたことがない人物だったということ。もう一つ言えるのは、指紋押捺制度 という制度が事件の起きた2000年3月まで日本では義務化されていた。これは、日本に1年以上在留する16歳以上の外国人は、居住地の市区町村長に外国人登録証明書の公布申請をする場合、また、5年ごとの切替え申請をする場合、登録原票などに左人差し指の指紋を押さなければならない強制の制度 。すなわち犯人が、2000年3月までに、1年以上日本に住んでいた外国人ではないことになる。おそらくこの辺の照合が済んだこともあり、犯人は日本人である可能性が高いと 関係者はみているのかもしれない(もちろん日本語の認識力の部分もあるのだろうが)。

しかし私の考えでは、この犯人は 日本人でも外国人にせよ、当時日本に生活の拠点があった人物だと見ている。犯人が指紋を残すのを気にしなかったのは、事件後高飛びして国に戻るから心配がないという理由ではないように思うのだ。それならば最初から邪魔臭い手袋などしないで侵入した方が、よっぽど侵入も包丁も扱いやすかっただろうに。むしろ手を怪我をしたことで冷静さを失い、指紋のことまで意識が行かなくなったと考える方が自然であるように思える。だからこそ服を丁寧に折りたたんで置いて置くような几帳面な人間が、手袋だけは床に投げ捨てるように残されていたのは、精神状態の違いを現していたのではないかと考える(礼君と他の家族の殺害の違いにも同様の印象が)。

いずれにしてもここで考えられるのは

1、以前から日本に定住していた16歳以上の外国人ではない

2,日本での犯罪歴がある人間ではない


このことは間違いない事実ということになる。逆な見方をすれば

1,2000年3月以降に、日本にやってきた外国人の可能性・あるいはそれ以前に住んでいても15歳以下の外国人

2,この事件後も、犯罪を起こしていない日本人

3,正規のルートで、日本に入って来なかった密入国者

だということになる。もし指紋を残すことを問題がないと考える人間とはどういう人物なのか?

1,捜査の及ばないと考えられる外国に逃亡予定

2,目的を果たしたあとは、速やかに死ぬつもり

3,何かしらの理由によって、自分まで捜査が及ばない自信



1,捜査の及ばないと考えられる外国に逃亡予定

このケースは、普段生活の拠点が海外にある 外国人 及び 日本人 である可能性が高い。例えば休みに入るから国に戻る留学生(日本に戻ってくる気のない留学生など)や就業期間を終えたから国に戻る外国人就労者など、この当時この手の犯罪は頻発していたことは確か。いずれにせよ、目的を果たしさえすれば速やかに帰国する予定があったもの。

しかし一家全員の殺害を考えると、金銭目的の犯罪という色彩は薄く、また侵入が困難なこの家をわざわざ選んだ理由には乏しい。よほど宮沢さんの家に、多額の現金がというアテがない限りは(土地の売買資金狙いか)、ちょっと考えづらい。あるいは、宮沢家じゃなくてはならない理由があったということだろう。

2,目的を果たしたあとは、速やかに死ぬつもり

しかし殺害後、アリバイ工作と思える行動をしていることからもこの線も薄い。また私の経験上、ここまでの大事件を起こした犯人は、驚くほど事件後死なないで生きているケースが多い。少なくても、自分の意志で命を経つような人間ではないだろう。

事件直後、動物虐待を繰り返していた17歳の少年が自殺したなんて、関連情報が流れてくる。しかしこの人物は、事件前にすでに死んでいたという。ひょっとしたら、入江本にも出てくる近所の自殺者の話は、この人物のことを指しているのかもしれない。

3,何かしらの理由によって、自分まで捜査が及ばない自信

親が警察上層部の人間、あるいは司法に関わる人間のため、捜査が及ばない22歳の青年がいると、この事件を調べると、必ずこの手の話が出てくる。実際事件直後、22歳の青年が病院で傷の手当したを話が新聞に載ったが、その後この報道は誤りだった記事が掲載されたという。これで、一気に逮捕かと思われたのだが。

その時に親が成城署の上層部の人間だったとか、司法に関わる人間だったとか言われている。前にも述べたが、そのような権力による隠蔽ならば必ず責任者が別の人間に移ったり、対立する派閥の人間によって格好のネタになってしまう危険性が高い。また政権も変わったりもしていることから考えると、この手の陰謀論は現実味を持たない。

むしろ警察も追っていたと言われるのは、軍関係者の家族。そう治外法権がある米軍関係者。それも帰国予定が迫っていたなどの理由があれば、この事件の捜査が自分に及ばないことに自信を持っていた可能性は十分あるのでは?

そこで日本の警察は、PCSC協定 という 日本の警察庁が管理する約1000万人の指紋情報をアメリカが、アメリカのFBIと国土安全保障省が管理する約7000万人の指紋情報を日本が、それぞれオンライン上で照会できるようになる、この協定の成果に期待しているという。ただ仮に犯人が米軍関係者の家族だったと仮定しても、向こうで犯罪を犯していない限り、7000万の指紋情報に含まれる人物なのかも定かではない。しかしこれが実際に動き出せば、解決への可能性は広がる

しかしながら

しかし私のこれまでの記事を読んで頂いた方ならばわかると思うが、私の考えは日本に定住していた人物 。さらにこの犯人は、指紋を残すことに疑問を持たないぐらいの人間、あるいは注意が徹底できない未成年者の可能性の方が高いとみている。したがってこの協定が実用されても、おそらくこの事件の解決は期待できないだろう。むしろそれならば隔離病棟などの出入りや、そういった人間の事件との関連性を徹底させた方が、私は解決に近づくと思うのだが・・・。

少なくても犯人の思惑どうりだったのか? それとも偶然だったのかはわからないが、ここまでの15年間で、この指紋が決め手となることはなかった、これだけは紛れもない事実である。

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指紋の謎

今回は、犯人が残した 指紋の謎について考えてみたい。

指紋について

この事件の犯人は、現場に10数カ所の指紋を残していると言われている。しかしこの数が多いのか?と言われると、他の事件の知識がないので、私にはよくわからない。ただし今回の事件において、この残された指紋には大きな傾向があるのではないかと考えている。それは、犯人が手を怪我してから、指紋を残すようになったのではということ。年末の放送されたFBI捜査官・サファリックの番組において、家の中の詳細な3D画像があり、指紋の発見場所もすべて記されていた。そこで私が気にしたのは、みきおさん か にいなちゃん・泰子さん 殺害時に犯人が手を負傷した可能性が高く、その後の行動でついた指紋なのか、刺殺前についた指紋なのか、私は注意して見ていた。私の見落としがなければ、すべて残された指紋は、手を負傷したあとのものと思われる指紋だったはず。この事件の犯人が豹変するのは、どうもこの手の負傷によってからではないかと私は考える。



手袋の謎

そして犯人は、侵入~礼君の首を絞めるまでは手袋をはめていたのではないかということ。犯人の手袋が発見されたのは、二階リビング。しかし年末の番組を観ていて驚いたのは、上着など丁寧に椅子の背にかけられていたという犯人しては、この手袋はリビングに入る道すがらに投げ捨てるように放り投げてあったように番組では映っていた。そして、その手袋の横には血痕のマーク記されていた。そう犯人は、最初手袋を使って包丁を使ったものの、手を負傷したことで手袋を脱いだのではないのだろうか。すなわち礼君殺害後に、丁寧に持ってきた荷物を置いた精神状態とは明らかに違う精神状態で、手袋を投げ捨てたのように見える。しかし捜査資料からは、手袋に血液がついていたとの情報はなく、犯行にしようされた形跡はなかったとされている・・・。 そうすると犯人は、礼君殺害前に荷物を置いたのか? あるいは手袋だけ投げ捨てて礼君のもとに向かったのか? この辺も疑問が残るところなのだが。



最初の指紋

いずれにしても時系列で残された指紋を観てゆくと、もっとも最初に残した指紋は、ロフトの階段を降りるときに手をついたと言われる、手の跡ではないかと。あるいは、刺殺に使用された包丁から検出された指紋ではないのだろうか。あとに残された指紋は、いずれもその後の行動によってついたものと考えられる。やはり犯人は、刺殺中に手を負傷しその段階で手袋を外したのか、もしくは刺殺するに及んで、うまく包丁の柄が掴めない(滑る)ため、手袋を脱いたのではないかと考える。

手を負傷して犯人の行動が一変

それまで指紋を残さないように犯行を進めていた犯人が、この時点からガラリと証拠を残さないことに無頓着になる。犯人が大量の出血をしたことで、DNAからもう指紋などを隠しても意味がないと考えたのか? 精神的におかしくなり、指紋のことまで意識が及ばなくなったのか? そこからは犯人の開き直りとしか思えないし、我々の常識では図れない精神構造の持ち主なのか? その割にこのあと、アリバイ工作と思われる行動をしたりと、非常に理解し難い行動に走るわけだが。こうなるとあらかじめ実行犯と主犯がおり、主犯に事件前からそうしろと言われていたことを、そのとおりあとで実行したのではないかという二面性も感じなくはない。

指紋やDNAを残す意味とは

1,犯人はこの事件の目標である一家全員の殺害を成し得たことで、自分は捕まっても構わないと考えたのか?

しかしそう考えたのならば、その後長い時間かけてアリバイ工作や何かを探すという行動に走る理由が見つからない。

2、自分は痕跡を残しても捕まらない自信があった

事件後は、すぐに捜査の及ばない海外への高飛び、あるいは何かしらの後ろ盾があり、捜査が及ばないという確信があったのか? あるいは、目標を果たすことであとは命を絶つ覚悟があったのか? しかしこれだとアリバイ工作やその後の行動が説明つかなくなる。それでも考えるられるのは、自分が死んでいなくなったあとでも、残された家族に迷惑がかかると困るので、犯人が特定されることを恐れたか?

3、そこまで意識が及ばなかった・・・

当初は指紋や血液などの痕跡を残さない意識はあったが、手を怪我するという想定外のことが起こり、そういった痕跡を隠すところまで意識がゆかなくなった。もしそうならば犯人の知能は、一般より劣るか未成年で未成熟の可能性が出てくる。しかし長時間に及びそうなのだから、むしろ意図的に残したのではないかとさえ思えてくる。

事件の複雑化

この事件が複雑なのは、一家全員惨殺 という目的以外に、何かもう一つの目的があった(あるように見せかけた)ことにある。特に家族を殺害したあとから、このもう一つの目的を果たそうと犯人はいろいろ理解し難い行動を続けることになる。それゆえにこの事件は難解であり、不気味さを漂わせるのだ。

逃走時も

どうもこの事件の犯人は、部屋に脱ぎ捨ててあった手袋以外に、もう一つ手袋を用意していたか、あるいは宮沢さんの家にあった手袋を使って逃げたと思われる。しかし予備の手袋を持参していたのであれば、指紋を残さないように使用すれば好いのに、犯人はそれをしなかった。すなわち、予備の手袋は持っていなかったのだろう。

しかし手袋を使用したと考えられるのは、侵入時と同様に逃走時の痕跡も残していないということからも伺われる。恐らくこれは、証拠を隠す意味合いよりも手の怪我を周りの目から隠す意味合い強かったのではないかということ。そして恐らく犯人は、みやざわさんの家にあった手袋を使って逃走したのではないのだろうか。しかしそれなら、何故事件に使用していないはずの、自分の手袋をわざわざ置いていったのか? 

指紋やDNAの痕跡からわかること

指紋やDNAの痕跡を残すのを気にしなかったところを見ると、普段は海外に住んでいる日本人か外国人の可能性。あるいは意識がそこまで及ばなかったとなれば日本に住んでいて、少し一般人より知能が劣るか未成年だった と考えざるえなくなる。

事件後、この指紋やDNAと一致した犯罪は今に至るまで起きていない。ということは、犯人は日本にはいない、あるいはすでに死んでいる、生きていても何かしらの特殊な環境で隔離されているのではないかと私は考える。目的を果たしとはいえ、14年間おとなしく一般市民に紛れて普通の生活を送っているとは、この事件の特異さからいって考えづらい。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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