世田谷一家殺害事件を考えるにあたり

私は、事件発生以来14年近く、この事件の存在を知りながらも、詳細を知ろうとは思いませんでした。元々私自身に、「未解決事件」を考察する趣味や「推理小説」に興味を示したり、「凶悪事件」に関心を持つ人間ではありません。これ以外に関心を示した事件は、「3億円事件」や「グリコ森永事件」ぐらいでしょうか。

たまたまテレビで「世田谷一家殺害事件」の特集番組をみたのがキッカケでした。被害者家族に対する特別な思いや犯人を逮捕したいという正義感があるわけでもなく、何か釈然としないこの事件に対するモヤモヤした気持ちを、少しでも整理できないかと思ったわけです

そのため私は、他の事件に対して詳しいわけでも捜査方法を熟知しているわけではなく、素朴に素人が感じたことを述べてゆきたいと思ってる次第です。この事件の詳細は ウキペディアにある「世田谷一殺害事件」などを参照して頂き、ある程度事件に対する予備知識があることを前提に話を進めてゆきます。下記にも、事件の特集をした番組の動画を掲載しておいたので、参考にして頂けたら幸いです。


【世田谷一家殺害事件】犯人は誰?15年目の新事実 投稿者 ponpocorin

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宮崎勤 と 世田谷一家殺害事件

先日フジテレビで、「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」の犯人でもあった 宮崎 勤 とこの事件に関するドキュメンタリーが放送された。私は世田谷一家殺害事件も、快楽殺人 ではなかったかとみている。そこでこの宮崎勤の行動から、共通する何かを見出だせないか考えてみた。

同番組を見ていて、気になるキーワードが2つあったので考えてみたい。

1,所有者意識

宮崎勤は、殺害した2人の女の子の遺体を自宅の自分の部屋に運びこんでいる。宮崎には、両親の他2人の妹と同居していたのにだ。宮崎の部屋は同じ敷地内でも、ちょっと独立した離れにあった1室。その部屋に入ろうとすると勤が怒るので、家族も部屋に近づくことはなかったのだという。そういった彼だけの特別な空間が、この家には存在した。

何故勤は家族に見つかるリスクまで犯して遺体を部屋に運びこんだのかというと、自分が手をかけた女の子達を自分の所有物として認識していたからだという。そして何より殺害後も、彼女たちの近くにいたかった という驚きの証言をしている。まるで、趣味であるビデオや雑誌を集めるような感覚だったようだ。

もし世田谷の犯人も、殺害した家族に似たような感覚を持っていたとしたら、殺害後すぐに現場を離れようとはせずに長時間居座った理由も理解できなくはない。ひょっとすると隣のおばあちゃんが訪ねて来なければ、正月三が日ぐらい一緒に遺体と過ごそうとしていたのではないかという、以前紹介した苫米地氏の推理も的を得ていたのかもしれない。通常殺人犯は発覚を恐れいち早く現場を逃走したくなるものだが、この犯人が妙に落ち着いて現場に居座ったのには、そういった心理が働いていた可能性もあるということ。ただし私は、この部分に関しては同意し難いのだがそういった考え方もあるということをご紹介しておきたい。

2,仏心

宮崎勤は、マスコミに 今田勇子 の名で犯行声明を送ったりと愉快犯的な行動を魅せるようになる。そして被害者宅の玄関前に、ダンボールに遺骨を入れ置き去るというショッキングな行動に走っている。これに関し宮崎は、葬式もあげていない遺族の姿をみて、早く葬式をあげて欲しかったという仏心が生じたからだと証言している。

世田谷一家の事件においても、事件からちょうど100日目に現場から仙川挟んだ対岸に地蔵を置かれることがあった。何か犯人と関係ある行動ではないかと警察が熱心に調べた背景には、世田谷一家の前に起きたこの事件の宮崎の行動も頭にあったのかもしれない。成仏して無事三途の川を渡って欲しいという犯人の仏心が、起きたとしてもおかしくないということだろうか? 

あるいは警察は、現場に残された遺留品を公表した直後だったので、これを見た家族が自首させることはできなかったものの、せめてもの償いとばかりに置いていったものではないかと捜査関係者は長く考えていたという。そういった我々には理解しがたい心理が犯人は浮かぶものということだが、この点に関しても私は疑問を持つ。というのはもし犯人が当時私と比較的近い年齢~あるいはそれより若い世代だったとして、地蔵を置くことが何かの供養になるという風な考えが浮かぶのだろうか?ということ。地蔵を置くということに、何か挑発的なメッセージ性がない限りは、極めて遥か上の世代が考える発想ではないかと思えるのだ。警察が考えるように犯人の親が置いた、あるいは生前宮沢家と付き合いのあった年配の世代が密かに置いていったものじゃないかという気もするが、警察はなにか犯人との繋がりを示すものを見つけているのだろうか?

個人的には、この2つ心理は世田谷の犯人と重なる部分はないように感じるのだ。ただし幾つかの部分おいては、過去の快楽殺人と近いものを匂わせるものがある。以前ご紹介したものと重複する部分があるが、改めて考えてみたい。

1,殺害方法の違い

礼君だけは絞殺で、最初に殺害されている。この謎は、私は現場の状況から偶発的に起きたものと捉えていた。犯人が侵入したとみられる浴室は、壁1つ向こうには礼君が寝ていたベッドがある。それもベッドはまさに、浴室の壁側に設置されていたからだ。そう宮沢家に侵入した時に、礼君は物音で起きてしまっていた。そして鉢合わせになった犯人が慌てて口を塞ぎ、もう一つの手で首を絞めるという状況に陥ったのではないかと。あるいは物音をたてないためには、寝ている礼君の口を塞ぎ首を締めるのが一番良い方法だと考えたのかもしれない。しかしそうならば犯人は、包丁をすでにとりだした状況で寝ている礼君に近づいたのではないかと思うのだ。そのため犯行方法が違うのは、家族を殺害する準備が整っていなかった中で礼君と遭遇するという状況に出くわし、偶発的に絞殺が手段として用いられたのではないかと考えていた。

しかしもし犯人が、過去の快楽殺人犯と似たような思考回路だった場合全く違う理由が考えられるという。それは、いろいろな殺害方法を試したかったという心理なのだ。「神戸児童殺傷事件」の犯人である酒鬼薔薇聖斗は、まずナイフで女の子を刺す事件を起こした。しかし次の段階に入ると「絞殺をためしてみたい」という衝動を持つようになったという。これにより、知り合いの男の子の首を締めて殺害するに至った。

世田谷の事件でも犯人は、「絞殺で人を殺してみたい」、これが第一の衝動だったのではないかと。そして第二の衝動としては、京都小学生殺害事件の犯人である てるくはのるのように、めった刺しをしたいという衝動にかられたのではないか。これは、第二の犠牲者である みきおさんの 殺害方法に現れてくる。しかしその後の 泰子さんやにいなちゃん の殺害方法にも多くの切り傷が確認できるのだが、少しこれとは趣きが違っている。

2人は、屋根裏部屋で襲われ確かに最初斬りつけられた。しかしそこでは、にいなちゃんの歯が転がっていたり、殴打するなどの行動が目立つ。もちろんこれには、持ち込んだ包丁が使い物にならなくなったという理由もそこにはあったのだろう。しかし問題は、その後2人がはしごを降りた中二階のところで、自宅にあった果物ナイフで絶命させられたところに現れてくる。

傷口から事件を再現する3D鑑定法によれば、ナイフを顔になぞるように剃って皮を削いだり、包丁で刺したあと肉をえぐったりと猟奇的な殺害だったことがわかってきた。それまでのめった刺しと思われていた殺害ではなく、殺人を楽しんでいた節があるということ。この手の快楽犯に多く観られる、頭部への攻撃、遺体の損壊へと犯人の興味が移っていったことを意味する。その証拠に、傷の半分以上は死後につけられたものだとされている。これは神戸の事件でも、遺体の目や口元を傷つけるという行為が観られ、2人の遺体はその状況に近いものを感じさせるものだった。

(執拗な拷問の理由は)

特に泰子さんに関しては、生きている間に執拗な拷問を繰り返えされたとされている。それは何かを聞き出すための手段だったのではないかとも思えたが、犯人はどのぐらいで人は死ぬのか? どのように傷をつけたらどのような反応が観られるのかみてみたいという、この手の快楽殺人犯にみられる興味がそこにあったからではないかとも考えられる。

(最後に)

世田谷の事件と宮崎勤 との共通した心理はあまり感じられなかったが、以前に紹介した快楽殺人犯の犯行と世田谷の犯人は極めて似たものがあると改めて強く実感した。この事件の最大の動機は、快楽殺人 をするためだったと私は考えている。

ちょっと気になったこと

世田谷一家の犯人が、現場に残していったユニクロジャンパー。事件直前の2000年11月に販売し、すぐに完売したという。そのポケットからは、「飼育用の飼料を食べていたとみられるスズメより小さい鳥の糞も検出された」 という部分が気になった。

ユニクロが海外展開するようになったのは、2001年からで東アジアに進出したのは、2002年9月の上海店が最初だったという。すなわちこのジャンパーは、日本で11月以降に購入したものとみて良いだろうということ(ただし通販・ネット販売などは存在していた)。

また小鳥などの小さな鳥は特に警戒心が強く、そう簡単には懐かない生き物。鳩のようにエサをあげれば、すぐに寄って警戒心をとく鳥とは違う。更に気になるのは、飼育用の飼料を食べていたとみられる、スズメよりも小さい鳥の糞が検出。それもポケットの中から発見されたということで、限りなくこの小鳥は、犯人に懐いていた可能性が。このことからも犯人が、小鳥を飼っていた可能性が高いとみて良いだろう。あるいは、毎日のように公園の何処かでエサを蒔いていたような人物かもしれない。その辺は、ポケットの中から公園によく植わっているケヤキらしき植物の花粉や枯れ葉が発見されていたことからもありえる話ではないのだろうか。

そして11月に販売され、すぐに完売していたユニクロジャンパーだったことを考えると、少なくてもこの犯人は、11月には日本にいた人物だったのではないかということ。あるいは、日本と海外の出入国を繰り返していたのかのいずれかだろう。ちなみに値段は3900円~5900円 と、ダウンジャケットとしては、けして高価なものではなかった。

犯人が一定レベルの日本語読解能力は有していたと考えられており、一定期間は日本にいた留学生や労働者、日本で育った外国人、もしくは日本人だと考えられる。ここで何が言いたいかというと、ようは日本に犯罪をするために来日したような、言葉もわからないような外国から来たプロの犯罪者ではなかったのではないかということ。

少なくても事件当時は生活の拠点が日本にあり、そこに根付いて生活していたもの。もちろん帰国前の留学生や外国人労働者だった可能性も、当然否定はできない。しかしお金目当ての犯罪にしては、お金に対する執着がそれほど強いとも思えない。まして隣接する家族がいる、宮沢家も在宅している時を狙うのも金銭目的だとするとどうなのか?金目のものが目当てならば、年末年始成城の豪邸で家を空けていそうな家など、他にも幾らでもありそうなものだったのだが・・・。それも、みきおさん以外は寝ている家族を、わざわざ殺しにゆく必要があったのかは全く矛盾した犯罪だとも言えよう。まして最初に寝ている礼君の殺害を行った可能性が高く、明らかに一家の殺害ありきでこの事件は始まっているのだ。それも居間で身支度を整え、まさに臨戦体勢という形で、他の家族への殺害にも入っていったのだから。

(その一方で金銭目的を匂わせる書き込みも)

前回、犯人が立てたスレッドではないかと紹介したもののなかに、以前も紹介した気になる書き込みがある。

66 :>62:2000/12/31(日) 13:13
そだよ。
あの家だったら土地付きで1億5千万くらいじゃないの?

ちなみに被害者宅の車はシトロエンだったね。
(まあまあ高い)


確かに事件を伝える映像で、家の前には赤い車が停まっていたこと。世田谷区のおおよその相場を知っていたものがいても、おかしくはないだろう。しかしだ、土地というのは同じ世田谷区でも駅からの利便性や、まして土地の大きさなどでも全然違うわけで、それをちょっとしたニュース映像で流れたぐらいで正確に把握することは難しい。ましてや報道があって1時間ぐらいしかたっていない、極限られた情報しかない時点でだ。

しかもこの家は、宮沢さん夫婦、入江さん夫婦、そして泰子さんのお母さんが出資して、1億5000万で購入した物件であり完全にその額と一致していたのは偶然なのか?奇妙なのは、事件当時の相場ではなく購入時の額と一致しているところなのだ。恐らくバブル絶頂時に1億5000万で購入していても、事件当時は半減していたに違いない。そして家の前にちょこんと顔を出している車が、シトロエンだとわかる日本人は、そうは多くないはずだ。日本でも知る人しか知らないフランス車であり、それもある程度の値段を知ってるような口ぶりだ。これも偶然の一致かもしれないが、このスレが犯人が立てたもので、その犯人自身が書き込んだ可能性のある書き込みではないかと私は疑っている。また事件前には宮沢家の住民票や戸籍謄本を第三者が入手していた形跡があることも含めると、公園の移転代金含めて、宮沢家の資産を事前に調べていたものがいた可能性も否定できない。そのため事前に宮沢家の建物の値段やシトロエンという車が幾らぐらいするものか知っていた人物がいたのではないかということ。しかしそれだとこの事件の動機は、完全に金銭になる。

この視点から考えると、以前散々考察したように少数犯罪者集団による金銭目的の犯罪だったのではないかという考察に行きつくことになる。そのため依頼された実行犯と指示を出した主犯、さらに事件をサポートしていた人間が他にもいた可能性もあるだろうということ。そしてそこまで大掛かりな犯罪となれば、明らかに宮沢家が都から振り込まれる土地売却代金を狙った犯罪だったということになる。

(ただし)

ここまでの考察で犯人は、極めてスケボーとの関わりが深い人物。そして、動物虐待などの猟奇性がみられる人物だった可能性が高いことを書いてきた。そういった犯人と計画的な金銭目的の犯罪集団が、どうしても結びつかないのだ。まるで みきおさんと揉めていた男をけしかけて、何者かが事件を起こさせたとしか考えられなくなる。しかし本当に、この事件にそんな複雑な背景があったのだろうか?という疑問も残るのだ。

(当初は)

スケボー仲間(動物虐待の価値観も共有できるような友人)も含めて、この事件を計画。仲間は、実行犯をサポートする役割で外で見張り等の役割。当初は、あの口うるさい家族を懲らしめるだけという話で協力を煽ったのかもしれない。特に自分たちの作った縁台を弁償しろとか、そういった単純な理由でこの事件を計画した可能性すらある。

しかしいざ立ち会ってみると、殺人事件に発展しまう。仲間は怖くなり、逃走(飛び出しマン)。その仲間は実行犯を運搬する役割も担っていたので、実行犯は仲間が戻ってくるのを待っていたが、いつまでも戻って来ないことで長時間現場に留まることになる(と言っても深夜には逃走した可能性)。しかし実行犯だけは、最初から人を殺してみたいという欲望があり、それを果たすことになる。しかし思わず仲間が逃亡したり、自らも怪我をしたりという事態に陥り、結果的に長時間居座るはめになった。結果小銭欲しさも相まって金銭を探しはじめたという、かなり行き当たりばったりな犯行だったのではないのだろうか? 

(結論)

結局この事件は、実行犯が自分の欲望を叶えるということが大前提にあったのではないかということ。それ以外の目的は、当初計画になかった行き当たりばったりなもののため、行動に一貫性がないのかもしれない。そこからはプロの犯罪者集団という匂いが感じられないばかりか、精神的にも不安定な人間であることを匂わせる現場に見える。けして知的な人間が入念な計画を立てて行ったという感じではなく、小賢しい程度の未成熟な人間による犯行で、思い描いたとおりにはならず取り乱した末の惨状だったのではないかという気もしてくるのだ。

動物虐待との関連性

3D鑑定システムによって凄惨な現場だったことがわかり、犯人は 泰子さん や にいなちゃん をいたぶるように拷問をかけて殺した疑いがあると書いた。それは、事件前から現場周辺で起こっていた動物虐待との関連があったのではないか。そして過去の猟奇的殺人と似た思考の持ち主が、事件を起こしたのかもしれない。今回改めて、この動物虐待との関連について考えてみたい。

(現場周辺における猫の虐待)

ASKAの事件簿さんのところに、事件前後に起きた 動物虐待の一覧表 が載っているので、参考させて頂きたい。

すでに現場近くでは、ボーガンで猫をうっていた銀行員が捕まったり、毒物を入れたものを食べさせて猫を殺害していた主婦が捕まっていたことは明らかになっている。その一方で気になるのは、表にある 3~5 の猫に対する目に余る残虐行為を行っていた犯人は捕まっていない。そしてそれらの事件は、事件前の8月~12月にかけて起きていた。しかし事件以後は、ピタリと無くなったと言われている。

別の記事では、事件のあった年の春ぐらいから、20件近くそういった猫の虐待事件が起きていたのだという。また近くの動物病院の院長が言うには、「すべてが鋭利な刃物で切られているのが特徴。開院して4年になりますが、昨夏まで虐待は1年に1回あるかないかだった。病院に運ばれていないネコも含めると、虐待は10匹を超える」。少なくても事件前当時、異常に宮沢さん一家の周辺では、こういった異様な事件が起きていたのだ。そして事件の二週間前にも、同様の事件が起きていたという。

そしてこの院長が話すには、2年ほど前、動物虐待をしている現場を目撃 したという。「夜中1時すぎに、近くの草むらを長い棒で叩きながら歩く少年を見た。そうやりながら、野良猫を捜し出し、追い回していた。当時は高校生くらいに見えたが、その頃から虐待動物がしばしば発見されるようになった」 。この院長の証言が確かならば、世田谷の事件当時は20前後ぐらいだった可能性が高いのではないのだろうか?

そして私は、黒ムツさん一回目の書き込みの人物こそ、この事件の犯人ではないかと考えている。

170 名前:黒ムツさん投稿日:2000/12/27(水) 17:03

俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺し、又はては烏に与え、これを13歳に成った今でも続けている。其れと並行して犬も殺すことを7歳の頃に覚えた。最初に殺すのもあまり躊躇いは無かった事が鮮明に記憶に残っている。俺に突然噛み付きかかって来た体長約60cmの少し大き目の犬だった。一発蹴るとまだ噛み付きかかって来やがるので、俺は犬の腹を引き続き蹴った。何発蹴ったのか覚えていない。死んだ時には其の犬は口から大量の血を流し、腹からは内臓が少し食み出ていた。勿論今でも此れは野良犬を見掛けるとやる。いまでは蹴る力も倍増し、手でバラバラにする事さえ躊躇わないようになった。悪臭がするがそんなこと気に為ない。猫にも時々同様のことをやる。猫を顔を含め包帯でぐるぐる巻きにした上で、内臓を切り裂いて取り出し、道路に放り出して置く。すると烏が咥えて持って行ってしまうか、自動車に引かれて余計に悲惨な光景に成る。が、其れがまた快感だ。友達とどちらの結果に転がり込むか賭けをしたことさえある。最近では人間を切り裂いて内臓を見たいとも考える。あの歌舞伎町で起きたビデオ屋爆破事件の容疑者の少年が供述していたように。今では隣の幸せそうな家族を見るとあの大分一家殺傷事件のようにしてしまいたいとも思う。決行日は12月31日午後11時59分だ。21世紀がやって来る前にちゃっちゃと殺ってしまおうか考えている。

(入江さんの家を意識した書き込み)

改めて、黒ムツさん一回目の書き込みを検証してみる。被害にあった宮沢家の隣には、姉夫婦と泰子さんのお母さんが住む家しか存在しなかった。他には、宮沢家のむかいに2軒ほど別の家族が住んでいた。すなわちこの書き込みが事件と関わりがあるとすれば、隣の幸せそうな家族とは、入江家からみた宮沢家 という視点になる。

もちろんこれだけならば書き込みとの繋がりは薄いのだが、その入江家には当時13歳の息子さんがいた。すなわち犯人があえて自分が13歳であると書いたのは、この息子さんの存在を意識してのことになってくる。事件現場の隣に13歳の子供が住んでいたのは、偶然の一致にしては、あれ? と思うはず。そう、そのことは杏さん自身が、自らの著書に記載している。

ここで気になるのは、どうやって入江さんの息子が13歳だと知り得たのか? そして外観的には入江家も宮沢家も繋がっているようにも見える建物において、別々の家だと認識できたのかという部分。到底それは、外からは知り得ない情報だったに違いない。事件前に何かしらの理由で、この家は中では別々になっているとわかっていた人物だということ。

こまめにこの家を見張っていると玄関が2つあり、お互いの家族は必ず玄関を行き来してやりとりしたことを見ていたのか? それとも何かしらの形で家に上がる機会があり、2つの家は中では繋がっていないということを知り得た人物だったのではないか。事件前に犯人のDNAと一致するものが、当日使われていないスリッパから検出されたのだという。そういった何かで、この2つの家族のことを知り得る人物の犯行だったのではないかとも考えられるのだ。

(気になるキーワード)

「悪臭がする」

この書き込みで、あえて臭いに言及するあたりが、黒ムツさんは本当に動物虐待を繰り返していたのではないかと実感させられる。そして血がつくと非常に臭いこと、そしてそれが容易には取れないことを経験からわかっていたのではないのだろうか。だからこそこの事件では、黒いハンカチを使い 返り血を浴びないようにした。あるいは黒いハンカチに香水をつけることで、この嫌な臭いを誤魔化そうとしたのではないかとも受け取れるのである。

「21世紀がやって来る前にちゃっちゃと殺ってしまおう」

犯人が事前に予告した12月31日には決行しなかったが、犯人にとって重要なのは、21世紀になる前に行うということだったのではないのだろうか。そして12月30日の深夜に事件は起こり、12月31日に発覚することになる。

これらの状況に加え、現場周辺で起きていた動物の虐待の状況が、黒ムツさんの書いてあることとは完全には一致しないものの、極めて似た臭いを感じさせる状況だった。この辺の幾つかの一致も踏まえると、かなりこの書き込みが、世田谷一家の事件との関連性を、色濃く連想させるものだとわかって頂けるだろうか。

「友達とどちらの結果に転がり込むか賭け」

このような残虐行為に付き合う、同じような感覚を持つ友人がいたということだろうか? これは、かなり興味深い書き込みである。このような特殊な残虐行為を共有できる友人がいたというところに、何かこの事件を解決するヒントがあるかもしれない。もしこの友人ならば、犯人の心当たりがあったかもしれないし、ひょっとすると事件において共犯になりえた人物かもしれない。だからこそ、名乗リ出ていないのかもしれないが。

「人間を切り裂いて内臓を見たい」

確かに世田谷一家の事件の被害者は胸部も刺されているが、首から上への傷が目立つということ。黒ムツさんの内臓がみたいという衝動は、この事件の被害者の傷からは見られない。この書き込みが事件を起こしたものと違うと言える可能性があるとすれば、この部分ではないのだろうか。

(黒ムツさんの書き込み時間)

12月27日(水)17:03分 という時間が一つ気になる。サラリーマンならば、年末年始休みに入るか入らないかぐらいではあるが、大抵の職場ならばまだ休みではないだろう。また投稿時間をみても17時03分だということを考えると、この文章を用意するためには、17時前から準備していた可能性が高い。以前考察したときは、別のもので作成したものの、2ちゃんねるの文字数の関係で表示できずあのような詰め込んだ形の文章になったのではないかということ。いずれにしてもここから考えられるのは、学生・無職やフリーター・サービス業などに従事していた人物 などではなかったのだろうか?

(もう一つの書き込み)

そして私が、黒ムツさんの書き込みと共に最も犯人が関わっていたのではないかと考えているのが、このスレッドを建てた人物である。

この事件が警察に通報されたのは、31日の午前10時50分過ぎ。恐らく最初の速報は、正午のニュースだったと考えられる。あるいは、字幕でお昼のニュース前に流れた可能性もある。しかしこのスレッド主が最初に書き込んだのは、12時00分ちょうど。すなわち、お昼にこの事件のニュースが流れるのを、まるで待ち構えていたかのような迅速にスレを立てているのだ。もしお昼のニュースのトップニュースで流れたとしても、このニュースの内容を全部見てからスレを立てたとしたら、12時をまわっていたに違いない。このスレ主は、この正午のニュース前にこの事件を知り得た人物だったのだ。

事件通報から1時間ぐらいでニュースで流れたのも驚きだが、それ以上にこのスレッドを立てた人物の行動の早さに驚かされる。恐らくスレッドはあらかじめ準備しておいて、あとはニュースが流れるのを待ち送信するだけの状況を今か今かと待ち構えていたのではないのだろうか。そして最初の書き込みは

1 :名無しさん23:2000/12/31(日) 12:00
日テレで速報でたよ。


である。いかにも、事件が報道されるのを待ちわびていたかような書き込みから、このスレは始まっているのだ。この事件の犯人は、2ちゃんねる、あるいはインターネットというものと深い関わりがあったのではないのだろうか。

(改めて考えてみる)

動物病院の医院長がいう話が正しければ、事件の2年ほど前から猫などの動物虐待をしていた人物がいたのではないかということ。そしてそれは、祖師谷公園を中心に周辺地域で多発していたようなのだ。

その当時起きた動物虐待が他の何処らへんで起きていたのかにもよるが、犯人は現場周辺の人物。あるいは、この周辺に何かでやってきて頻繁に事件を起こしていた可能性があるということ。このことは、スケボー犯を考察したときにも似たようなことを書いた。ちなみに私が知る範囲では、祖師谷公園の南でも北でも、そして公園周辺でも動物虐待事件は起きていた(必ずしも公園の敷地内ではない)。

ちなみにこの動物病院は、私の予想を反して祖師谷公園から南の成城学園前駅よりも更に南にあることがわかった。これまで祖師谷公園より北の地域に注目してきただけに、ちょっと想定外だった。そして祖師谷公園~成城学園前駅までの間には、多くの動物病院が他にも存在する。当然虐待された猫達は、それらの病院にも多く運び込まれたことだろう。取材で関連性のあるコメントがとれた、あるいは表沙汰にできるコメントをしてくれたのが、この動物病院だったということなのかもしれない。祖師谷公園以外での動物虐待事件が、何処で起きていたのかその詳細を知りたい。

いずれにしてもこの事件が動物虐待と関連するのであれば、事件の2年ぐらい前からすでに関連する事案が起きていた可能性があるということ。また宮沢家からすぐ近くにあった、NTT寮に住む子供への脅迫事件。あるいは礼君が通っていた幼稚園には、事件前に「血のメッセージ」が書かれていたという。それらとこの事件との関連性も含めて考えてみると、極めて動物虐待と世田谷の事件との関連を疑いたくなる。

ここで1点だけ気になることは、NTTの社宅への脅迫という部分である。ここは、宮沢家からすぐ近くの祖師谷公園の北の端にあった建物のことだと思うのだが(最近なくなった)、ここに住んでいた子供を脅迫していたらしい。あるいは、礼君のいる幼稚園への血のメッセージ。そう犯人は、別に宮沢家でなくても良かったのではないのか? 幼い子供をターゲットに、事件を起こしたかったのではないのか? それが不幸にも、祖師谷公園内に住んでいて幼い子どものいた宮沢家だったということではなかったのか。この事件の動機は、弱いものを傷つけたい そこに最大の動機があったのではないかと私はみている。それも男の子ではなく、女の子や女性 という部分に、何か強いこだわりがあったのではないかと思えてならないのだ。

(ここまでを整理すると)

犯人は、スケボーとの関わりが深い人物。

犯人は、頻発していた猫の虐待事件を起こしていた可能性

犯人は、インターネットを利用し事件との関わりを書き込んでいたのでは?


細かいこと

今回も、事件現場の細かい部分を再度見つめ直すことで、何か見えて来るのではないかと考えてみます。

(抜き出された引き出しの中身)

みきおさんの遺体の上に、引き抜かれた棚の引き出しが二段残せられていた。その状況のイメージ は、この画像 をみるとわかりやすいと先日書いた。

しかしこの画像を見ると、引き出しの中身をそのままにして、みきおさんの遺体に乗せていたように見える。しかし 姉の杏さんの書物には、

デスクの引き出しの中身だろうか、書類、文房具の類。いったい何? 頭の中が混乱する。特に一階から(中)二階への階段下に、そのぶちまけられたものが山になっている。その山の中から信じられないものが突き出ている。異様に白い足、素足だったのを覚えている。みきおさんの足だった。不自然な格好で倒れたみきおさんの上に、その体を覆い隠すようにいろいろなものをぶちまけた、という印象だった。目を引いたのは、大きなデスクの引き出しがふたつ、逆さにされて、みきおさんの上に乗せられている。ちょうど蓋をかぶせるかのようだ。引き出しで隠されて、私にはみきおさんの顔は見えなかった。

この証言が確かならば、サファリックの番組で放送されたCGとは違い、中身は床にぶちまけるようにして蓋は逆さにして覆いかぶせていたということ。また前回も触れたように、みきおさんが息絶えたところにあったダンボールを引っ張りだし、遺体を隠そうとした形跡もあったのだという。

少なくてもこの犯人は、自分がめった刺しにしたにも関わらず、その遺体を見ないようにするという、かなり矛盾した行動をとっている。今回の問題は、この引き出しの中身を物色した末に必要ないと思って床にぶちまけたのか、あらかじめ何も考えずに中身を みきおさんの遺体にぶちまけたのかという部分だ。それによって、何かを本当に探していたのか? それとも殺害してもなお、おさまりがつかず家中のものをぶちまけたのか? 犯人の目的にも違いが出てくる。

しかしだ、もしおさまりがつかないのならば、一段を持って階段を昇り踊り場のところで 泰子さん や にいなちゃん の遺体のところで書類をぶちまけたのではないのだろうか。それをやらず浴槽の蓋を半分ほど開けて、そこに中身をぶちまけたということ。そう考えると何かしらのものを探したものの、そこにはないとわかり不要なものを浴槽にぶちまけたと考えるのが自然ではないのだろうか。 私が考えるに、階段下で引き出しの中身をぶちまけたのと 浴槽の中に引き出しの中身をぶちまけた行為は、同じ意味合いがあったのではないかと考えている。

ではこの行為は何なのか?

私がおもうに、大量にある引き出しの中身を一つ一つ観てゆくよりも、中身を床にぶちまけた方が目的のものが早く見つかると考えたのではないかと。それも単にぶちまけたのではなく、最初の二段と違うところでぶちまけなければ意味がない。ようは、前の段の中身と混ざってしまうと、犯人にとっては区別がつかなくなる恐れがあったということではないのだろうか。そうでなければ、階段下で三段の中身ともぶちまければ良かったのである。これは私の勝手な推測だが、恐らく最初に引き出しの中身をぶちまけた場所と、次の引き出しの中身をぶちまけた場所は多少違っていたのではないかということ。そして、その2つの引き出しの中身とまざらないスペースがもう階段下にはなく、やむえず階段上まで持っていったのではないかと。あるいは最初の2つの引き出しは、丁寧に中身を探していたのかもしれない。しかしこんなことをしていてはラチがあかないと、三段目からは浴槽でぶちまけることを思いついたのではないのだろうか。

そしてこの引き出しを調べたのは、部屋を物色している中でも最後の方だったのかもしれない。というのは、すでにパソコンの前あたりや、納戸の中の床はものが散乱していて、一階にはぶちまけるスペースが残っていなかったのではないのだろうか。もしそうじゃなければ、パソコン机の前あたりで3つ目の引き出しの中身をぶちまけても良かったのではないかと思うのだが。あるいは、雨戸のない宮沢家の構造上、パソコンの前あたりで中身をぶちまけ選別するのには外からの視線が気になり躊躇したのかもしれない。

いずれにしても床や浴槽に中身をぶちまけたのは、短時間に目的のものを見つけるためだったのではないかと私は考える。そのため浴槽の中身にも、特別な意味はないのかもしれない。

(台所)

捜査資料を元に書かれた「真犯人に告ぐ!」を読む限り、犯人は冷蔵庫にあった麦茶をペットボトルごとらっぱ飲みした形跡があり、冷蔵庫からアイスを取り出し4個を食べたのが確認されている。また台所には、食いかけのアイスが残っており、これは誰が食べたものかわからなかったという。ただし何故、台所のアイスは食いかけのままだったのかは未だに謎の一つである。

他の書物には、冷蔵庫の中にあったメロンを食べたとかハムを食べたとか、飲み物をコップに入れて飲んだ形跡があり、その中に犯人の唾液が残っていたという記述もあるが、それが確かなものなのかは定かではない。ただし台所のガス台の上には、宮沢さん一家が夕飯として食べたのに使ったであろう土鍋の中に玉子を入れた雑炊が残されていたという。あとで、みきおさんの夜食にでもするつもりで残していたのかもしれない。その他の洗い物は、すべてキレイに洗われて片付けられていたと、他の媒体に書かれていたと記憶する。

ここで気になったのは、犯人が空腹を満たすために、その雑炊ではなく、アイスを選んだという点である。アイスを4個も5個も食べるほど空腹だったのか? 喉の渇きが尋常じゃなかったのかはわからないが、単純に腹が減ったのであれば、腹持ちの良い雑炊の方を選ぶのではないかと思うのだ。まして室内とはいえ、外気が10度もなかった寒い日の夜にだ。幾らアイス好きだとか、アイスに特別な思い入れがある人間だとしても、短時間の間に4つは食い過ぎだろという気がするし、体が温まる雑炊を選んだ方が良いのではないかと思うのは私だけだろうか? 

例えば異常心理者だと、遺体のそばにいたかったとか、殺害した後に家族のぬくもりを感じるものに接したかったとかいう心理になったりするというのを耳にしたことがある。もしそういった 幸せそうな家族をめちゃくちゃにしたい 的な思考回路の人間であれば、あえてこの家族を強く感じさせる鍋に反応するのではないか? あるいはそれに拒絶反応を示し土鍋をヒックリ返して中身をぶちまけるなどのアクションが観られるのではないかと思うのだが、どうもそういった形跡はなかったようなのだ。ここからわかるのは、単に犯人が異常にアイスへの執着を魅せたということでしかない。鍋や雑炊といった食べ物には全く興味を示さなかったところに、ひょっとすると犯人像を探る手がかりがあるのかもしれない。ちなみに、世界の代表的な鍋 をここでは紹介している。犯人は、鍋文化がない国のものか、そういった家族団欒を味わって来なかった家庭環境の人間だったのかもしれない。この歪んだ事件現場を見る限り、かなり複雑な家庭環境で育った人間だったのではないかと私はみている。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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