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世田谷一家殺害事件を考えるにあたり

私は、事件発生以来14年近く、この事件の存在を知りながらも、詳細を知ろうとは思いませんでした。元々私自身に、「未解決事件」を考察する趣味や「推理小説」に興味を示したり、「凶悪事件」に関心を持つ人間ではありません。これ以外に関心を示した事件は、「3億円事件」や「グリコ森永事件」ぐらいでしょうか。

たまたまテレビで「世田谷一家殺害事件」の特集番組をみたのがキッカケでした。被害者家族に対する特別な思いや犯人を逮捕したいという正義感があるわけでもなく、何か釈然としないこの事件に対するモヤモヤした気持ちを、少しでも整理できないかと思ったわけです

そのため私は、他の事件に対して詳しいわけでも捜査方法を熟知しているわけではなく、素朴に素人が感じたことを述べてゆきたいと思ってる次第です。この事件の詳細は ウキペディアにある「世田谷一殺害事件」などを参照して頂き、ある程度事件に対する予備知識があることを前提に話を進めてゆきます。下記にも、事件の特集をした番組の動画を掲載しておいたので、参考にして頂けたら幸いです。
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不審車両の目撃情報は確かか? 

この事件は、現場を細かく検証すると、快楽殺人 だったのではないかという結論に至ってゆく。その一方で当初私が疑ったのが、少人数の犯罪者グループによる犯行だった。どうして当時そう考えたかと言えば、様々な目撃情報を集約すると、そういった方向にならざるえなかったからだ。しかし目撃情報の信憑性が、何処まで信用にたるものなのか? そこにこの 少人数の犯罪者グループによる犯行説 は依存してしまう危うさがある。目撃情報の8割は、事件とは無関係な情報であると言われている。そういったものを前提に考えると、非常に危うい推理になってしまうのだ。

ただしそんな中、多くの証言者に共通する目撃情報がある。それは事件前たびたび近所の人に目撃されていた不審車の存在なのだ。そのことは被害者となった泰子さん自身も、12月23日に義父が自宅を訪れていた時に、「うちの前の道路に最近、よく車が停まっているのよ。誰かしら?」と話していたことを記憶していたという。何よりこれは、事件前に亡くなった当事者から訊かれていたということで、非常に信憑性の高い情報ではないのだろうか。

なかでも事件当日の夜21時ぐらい~23時ぐらいにかけて、黒いセダンがアイドリング状態で停まっていたとの情報がある。この不審車両は複数の人からも目撃され、それを重ね合わせると時間ごとに宮沢家に近づき、最後は宮沢家裏のぽっぽ公園の横あたりに23時15分ぐらに目撃されたのが最後となっている。またこの目撃情報に関連性が高いものとして、事件から1ヶ月足らずの「週刊新潮」の記事に、当日、濃い藍色で車高の低い88ナンバー(当夜1時間も止っていた) とされている。恐らく夜だったということで、目撃者によって黒だったとか、紺だったとかいう話の食い違うがあるのだろう。この食い違いこそが、目撃者が複数いたことを物語っているのではないのだろうか。

ちなみに、不確かな情報ではあるが、不審車両の目撃情報をまとめると次なようなものになる。

12/04(月)
公道に黒(紺色)セダン

12/19(火)
公道に黒(紺色)セダン

12/23(土) 「家の前の道路に最近ずっと車がとまっている」とみきおさんの父に泰子さんが話すのを記憶 みきおさんの両親が来訪

12/24(日)
泰子さんの姉の夫、英国より帰国

12/25(月)
公文教室クリスマス会

12/26(火)
公道に黒(紺色)セダン

12/27(水)
17時03分、2chに「黒ムツさん」の投稿。
宮沢さん宅前の私道から家の様子を覗いていた不審な男性

12/28(木)
公文教室年内最終日

12/29(金) 公園警備員と二人組の男がもめているのが目撃される

     家族で小田急・成城学園前駅経由で渋谷の映画館に
     成城橋付近で遺留品にそっくり格好の男が目撃される

12/30(土)

12時頃  みきおさん、千歳烏山の洋菓子店に赴く

12時00分前後、公道に黒(紺色)セダン

お昼すぎ スケボーをしていた若者とみきおさんもめる

15(時間を指すのか不明) 茶色コート

15時30  青か黒のジャンパー 40歳前後

16時?    青いつなぎ 30代

16時30   薄緑 ダウン  30才前後

午後    一家4人で家の大掃除を行っていた(入江さんの著書によれば)

16時30分頃、宮沢さん一家、玄関にしめ飾りをつけた後、成城学園前駅近くの商店街に自家用車で外出

17時00分過ぎ、公道に黒(紺色)セダン

17時15分 黒いジャンパー (スケボー広場側)

夕方      仙川沿いを帽子と黒っぽい上着の男 175センチぐらい 
         を近所の住民目撃

18時     黒ジャンパー 40歳ぐらい 浮浪者風

18時16分 泰子さん、千歳烏山駅近くの写真店で現像写真を受け取る

18時38分 泰子さん、隣の薬局で四千円分の買い物。
 
 のち帰宅

19時過ぎ  宮沢さん一家家族で鳥鍋の夕食

19時    黄土色コート

◯◯時   35歳~40歳

◯◯時   40歳男トイレから出る

20時頃  現場付近にタクシーで乗り付けた男の存在

20時20分 公道に黒(紺色)セダン

20時30分 隣人が宮沢家のインターフォンが鳴ったとの証言(しかし入江家では否定)

20時半~21時 師谷の第七分団消防団による見回り(異常なし)

隣家内線で宮沢家(恐らく泰子さん)と会話

21時頃 現場付近で3人組がタクシーに乗車(時間が曖昧)
      黒(紺色)セダン
     
仙川沿いの歩道で男性目撃(前日成城橋付近で目撃された男似)

21時10分 黒(紺色)セダン

21時30分 黒(紺色)セダン

21時48分まで にいなちゃんパソコンでテレビ視聴

22時00分 公道に黒(紺色)セダン
            中年男性仙川沿いの歩道で目撃
            (坊主頭の気持ちの悪い男が道を歩いていた)
       
            泰子さんと男が言い争う声(前日という説も)

22時15分 みきおさんインターネットに接続

22時30分頃、金髪の白いジャージ男、犬を睨む

身長170 センチ、年齢40歳ほどの男で黒っぽいスーツ姿でビジネスバッグを 持って歩いていた。その男から10メートルくらいの間隔で 大柄な若い男が歩いていたという。若い男は身長175センチ、頭には 黒ぽっいニット帽子、色あせたジーンズ、黒ぽっいジャンパーを着て、 スニーカーをはいていた。

22時30分頃、175cmの黒ジャンパー、黒っぽい帽子を被り、運動靴を履いていた若い大柄な男が宮沢さん宅前で目撃される

22時50分頃まで、みきおさんが趣味のアニメーションビデオを鑑賞。

23時    黒(紺色)セダン

23時15分 ぽっぽ公園横に黒いセダン最後の目撃情報

23時20分 スケボー広場に若者達がたむろっているのが目撃される

23時25~40 宮沢家へ入る横道付近 黒か紺のジャンパー・Yシャツ
         (飛び出していないが第一の飛び出しマン情報のことか?)

23時30分前後、事件発生推定時刻
 
入江家長男 ベニアをひっくり返すような音を訊く
近所住人  ドスンという大きな音を訊く

175cm、四十歳前後の眼鏡をかけたスーツ姿の男が公園近くで目撃
現場方向から飛び出してきた男が、車を横切りぶつかりそうになる(飛び出しマン)

12/31(日)

0時00分前後 丸刈りの男・タクシーで乗車

01時18分 犯人、インターネットに接続

01時30分 公園北側のバス通りを自転車で何度も宮沢家を振り返る男が目撃

03時頃    倒れたバイクの前で立ちすくむ男(公園南側)
        
        公園南側の仙川にかかる橋で何か投げ込まれるのが目撃

04時00分 朝日新聞の女性新聞配達員が郵便受けに新聞を届ける

時間不明  散歩をしていた人が電気は消えていたと証言
        宮沢宅方向から飛び出してき男と接触 運転手に「大丈夫」と言って去る(飛び出しマン3)

朝方  犬を散歩させていた人が網戸はまだ落ちていなかったとの目撃情報

現場近くの空き地で、朝方車に荷物を積む男が、手にタオルを巻いた男とすれ違う

10時05分 インターネットに接続(マウス落下の可能性)

配送の車バックして家の前の道路に入ってきて 荷物を届けに来る

10時56分、家族が警察に通報

11時過ぎ 新幹線に首元に血が着いたシャツの男が自由席乗車

17時26分 東武日光駅で 手から骨が見えるほど負傷した男を駅員が手当

これらの目撃情報が、すべて信頼できるのかには疑問は残る。しかし事件当日だけでなく、事件前から不審車が宮沢家周辺ではたびたび観られたことは、泰子さんの証言からも明らかなのだ。

仮にこの車がすべて、同じ車だったとすると、レンタカーであった可能性は低いだろうということ。また、濃い藍色で車高の低い88ナンバーだった場合は、その可能性は確定的になる。車高の低い88ナンバーなど違法車の可能性が高く、レンタカーに使用されるとは考え難いからだ。ちなみに88ナンバーとは、パトカー、消防車、救急車、広報宣伝車などの「特殊用途車」である。税金が優遇される特別車のため、広報宣伝目的の車両として登録をするのなら、車両構造上も 「広報宣伝のための装置」が設けられており、かつその目的で使用されなければならないとされている。当時税金対策などから、これらで申請してすぐに改造して使用する輩が後をたたなかったという。しかしレンタカーが、そのような違法車を取り扱うはずはないということ。もし犯人の車ではなかったとしたら、犯罪用に盗難車を使用していた可能性も考えられる(犯罪者集団なら自分の車など使わないだろう)。

またこれだけたびたび訪れていた場合、車を運転していたのは日本人だったろうということ。年末年始の取締りは厳しく、職務質問のリスクを伴うわけだ。その時に対応できるためにも、外国人など免許をもたないものが運転していた可能性は低く、国際免許を持っていたとしても免許をひかえられたり、警察官の記憶に残ってしまう。そんなリスクの高い人間に、車を預けることはしないだろう。すなわち実行犯が外国人だったとしても、この事件の共犯者には日本人が絡んでいた可能性が高くなる。

まして88ナンバーを悪用していたとしたら、やはり普通の輩ではない可能性が考えられる。違法行為を行っていた人間が、現場近くに連日車を停めていたことになるか、特殊車両を使用する限られた人間が停めていたことになる。

場所すがら、営業の人間が長時間停めていた。あるいは、テニスなど公園利用者が停めていたという可能性も、時間帯や年末だったことを考えると考え難い。ちなみに祖師谷公園の管理事務所は、28日(木)でその年の業務を終えていたのだという。ひょっとすると車を犯罪に使用しようとした場合、この管理事務所の存在が事件を年末年始休みに行った大きな理由の一つだったのかもしれない。しかし犯人が金銭目的だったとしたら、銀行が休みに入り、限られたキャッシュディスペンサーしか使えなかった時期に、この手の犯罪はしないだろう(よほど宮沢家に大量の現金を持っていたという情報がない限り)。犯人の目的は、現金であった可能性はかなり低い。

(しかし疑問が)

だいたい事件前に、なぜ家人のみならず近所の人にまで不審がられるような目立った行動を繰り返すのか?という疑問が残るのだ。事件当日の夜だけならいざしらず、一見計画性がありそうで逆に警戒心がなさすぎるのではないかとさえ思えてくる。そこからは、プロの犯罪者集団としての匂いが感じられない。

目撃されていた不審車は、「春日部ナンバー」だったというだけでなく、車種も含めて大方わかっていたようなのだ。実際目撃者は、春日部ナンバー以外は控えを捨ててしまったと書いていたが、本当はここまで気にしていたのならば詳細なナンバーを控えており警察に情報提供したのではないかということ。ただし事件から15年近く経っても、この黒いセダンの情報を警察は気に留めている。そう考えると、車の持ち主の特定にまでは至っていないということなのだろうか?

しかしこの車が、本当に事件と関係していたかは明確な証拠は出てこない。ただし本当にこういった車が存在していたのならば、極めて事件との関連性を疑わなければならないだろう。

口論していた男

亡くなわれた泰子さんのお姉さんにあたる入江杏さん(仮名)の著書によると、事件当日は一家で大掃除をしていたと記載されている(掃除をしていたのは夕方だったようだ)。そして家族のこの日の足取りを調べると、12時頃 に、千歳烏山方面にある洋菓子店に みきおさんが 出向いていることが確認されているという。子供達のご褒美もかねてケーキでも買いに行ったのか、それとも予め予約してあったケーキを取りにでも行ったのだろうか。これを読む限り、その前に起きていたであろうトラブルがそこまで深刻だった空気は伝わっては来ない。

その洋菓子店が何処かまでは裏付けがとれていないが、当時からこの地域で有名な洋菓子店として同店の名前が知られていたようだ。仮にここだとすると、宮沢家から800メートルぐらいの距離になる。そこならば、小学生の にいなちゃん となら歩ける距離だっただろうと推測する。何故そのように推測したかというと

東京・世田谷で一家4人惨殺、自宅前で口論目撃
 三十一日午前十時五十分ごろ、東京都世田谷区上祖師谷三の会社員宮沢みきおさん(44)方で、一家四人が倒れているのを、隣に住む宮沢さんの妻の母親(71)が発見、110番通報した。四人は刃物で首を刺されるなどし、室内が物色されていることから、警視庁捜査一課と成城署は強盗殺人事件として特捜本部を設置した。
 調べによると、宮沢さんは一階の階段下にうつぶせで倒れ、階段の上には、妻の泰子さん(41)と長女で区立千歳小二年のにいなちゃん(8)が倒れていた。三人はいずれも首や顔をメッタ刺しにされ、血だらけだった。二階子供部屋のベッドの上では、長男で保育園児の礼ちゃん(6)が首を絞められて死んでいた。死後半日以上経過しており、三十日の夕食後に殺害されたらしい。同日昼過ぎには、宮沢さん宅前で、見慣れない男が家人と言い争う姿が目撃されており、同本部で関連を調べている。

 室内ではたんすの引き出しが開けられ、書類が散乱するなど物色された跡があった。二階台所からは、凶器とみられる血のついた包丁二本が見つかった。窓ガラスは割れておらず、同本部は、犯人は玄関から入って、カギを閉めて逃走した可能性があるとみている。(1月1日03:18)


という事件間もない頃の記事が出てくる。この口論は、お昼過ぎとの目撃情報があり、みきおさんがこの洋菓子店に行った帰りではないかと推測できるのだ。そしてこの口論のキッカケになった話が、以前テレビで放送されて目撃情報を元に再現されていた。 こちらの動画 の2時間52分35秒 ぐらいからはじまるので注目して頂きたい。

この口論について番組では、スケボーを滑っていた男が にいなちゃん をひきそうになり、みきおさんが謝れと詰め寄ったのが原因だと描いている。かなり険悪な状況だったと、目撃者のメモには記されている。このことからも、みきおさんは洋菓子店に行ったときには、徒歩で にいなちゃん と向かったのではないのか? その帰りに自宅へ戻る途中、スケボー広場の近くを通った時にトラブルが起きたのではないかと推測されるのだ。

またこのことに関連した話として 穂高健一氏が次のようなレポートを記している。このことからも、事件当日には、確かに みきおさんとスケボーをしていた人間とのトラブルがあった可能性が高いこと。彼らの証言によれば、土地勘のさほどない18歳未満の少年 が、みきおさんと口論になっていたのではないかとわかってくる。

(ここからは私の推測)

事件そのもののキッカケは、このときの口論によるものではなくもっと前からあったのではないかと私は考えている。というのは、事件前にあったとされる 宮沢家浴室窓の下にあった、縁台(スケボーのジャンプ台の可能性)の上や近くにゴミが散乱していたという目撃情報に由来する。少なくてもこのジャンプ台の上にゴミが乗っていたということは、この台のところで飲み食いをして騒いだ輩がいた可能性が高いことになる。現場にゆけばよくわかるのだが、この浴室の窓の下付近というのは、公園の端であり木々が鬱蒼と生えるような場所で屯うのには適した場所だとは思えない。公園には他にも、いくらでもベンチなり座れる場所があるのにだ。ここであえて騒いでいたとしたら、事件前から宮沢家の人間を挑発するかのように騒いでいた輩が存在したということではないのだろうか。

みきおさんに注意された、もめていたとの目撃情報は、それ以前にもたびたびあった。夏ぐらいには暴走族に囲まれたなんて話も残っていれば、犬の散歩で誤って宮沢家の敷地内に犬が入り込んでしまって注意されたなんて話も残っている。そう考えると、みきおさんが以前注意した人間の中に、宮沢家のことを逆恨みしていた、あるいはそういうことをキッカケに宮沢家の存在を知った人間がいたのではないかと。

そしてそれ以来、宮沢家の動向を気にするようになった。そのことにより、宮沢家の家族構成など把握。その男には執拗以上に恨みを持つ習性と、元来持っていた人を殺して(壊して)みたいという欲求が重なったのではないかと。それが、日に日に増長していったあげくの結末だったのではないか? 特に事件前の夏頃から、祖師谷公園周辺には動物虐待の報告が相次いでなされていた。ひょっとすると注意されたこと自体がトラブルの原因ではなく、動物虐待をしている現場を一家に目撃された、そのことが一家惨殺の動機なのかもしれない。そのときのことを何か書き記したものがなかったのか、犯人は家中を探し回ったのかもしれない。だからこそ一見金目のものとは無関係そうな、子どもの勉強机の引き出しにまで開けた形跡が残っていたのではないのだろうか。

特にこのことを匂わせるものとして、12月27日に2ちゃんねるに書き込まれた 黒ムツさんの書き込み が犯行予告であった可能性があること。すでにこの時点で男は、事件を起こすことを決意。宮沢家の隣には、13歳の男の子(杏さんの息子)の存在も把握していたほど、宮沢家周辺の情報には詳しかった可能性がある。もしそうだとすると30日の事件当日には、にいなちゃんを偶然ひきそうになったわけでもなければ、この時のトラブルだけで一家殺害を決意したわけではなかったことになる。すでに一家を殺害する機会を常に狙っており、あえて親子を見かけて挑発したとしか考えられない。

70 名前: 黒ムツさん 投稿日: 2000/12/27(水) 17:03

俺は3歳のガキの頃から鼠を刺し殺し、又はては烏に与え、これを13歳に成った今でも続けている。其れと並行して犬も殺すことを7歳の頃に覚えた。最初に殺すのもあまり躊躇いは無かった事が鮮明に記憶に残っている。俺に突然噛み付きかかって来た体長約60cmの少し大き目の犬だった。一発蹴るとまだ噛み付きかかって来やがるので、俺は犬の腹を引き続き蹴った。何発蹴ったのか覚えていない。死んだ時には其の犬は口から大量の血を流し、腹からは内臓が少し食み出ていた。勿論今でも此れは野良犬を見掛けるとやる。いまでは蹴る力も倍増し、手でバラバラにする事さえ躊躇わないようになった。悪臭がするがそんなこと気に為ない。猫にも時々同様のことをやる。猫を顔を含め包帯でぐるぐる巻きにした上で、内臓を切り裂いて取り出し、道路に放り出して置く。すると烏が咥えて持って行ってしまうか、自動車に引かれて余計に悲惨な光景に成る。が、其れがまた快感だ。友達とどちらの結果に転がり込むか賭けをしたことさえある。最近では人間を切り裂いて内臓を見たいとも考える。あの歌舞伎町で起きたビデオ屋爆破事件の容疑者の少年が供述していたように。今では隣の幸せそうな家族を見るとあの大分一家殺傷事件のようにしてしまいたいとも思う。決行日は12月31日午後11時59分だ。21世紀がやって来る前にちゃっちゃと殺ってしまおうか考えている。


もちろんスケボーで当日揉めた男と、この事件を起こした犯人が同一人物だったかには確かな確証はない。しかし縁台の下で騒いだのも、にいなちゃんにぶつかったのも、本当に偶然だったのだろうか? と思わずにはいられないのだ。男はかなり前からこの公園をうろつき、事件への思いを高ぶらせながら事件に至ったっていったのではないのか。この事件現場からは、未成年者ゆえの不安定さと未熟さを感じずにはいられない。

(さほど近所ではなかったのではないのか?)

口論の目撃情報にも、見慣れない男 だと記載されていたり、ことの次第を知っていたスケーター達の話からもさほど土地勘はなかったのではないかという話が出てくる。ようは、祖師谷公園にスケボーができる場所があるから、多少離れたところから来ていたとは考えられないだろうか?

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以前祖師谷公園周辺で、スケボーができる施設を調べたことがある。そうすると地図の斜め上にあたる杉並区・中野方面 と斜め下の川崎方面 に、スケボーができる施設が不足していることがわかってきた。この地域の住人ならば、あえて駅から遠い祖師谷公園にも滑りに来ていた可能性が高いのではと。また以前は、祖師谷公園は24時間開放されていた数少ない施設だったという事情もあり、多少の離れたところから人を引き寄せやすかった背景があったのかもしれない。

もし近所の人間でないとするならば、何かしらの移動手段を持ってここまで来ていたのではないかということ。それが自転車なのかバイクなのか、あるいは車なのか? 少なくても祖師谷公園と犯人を結びつける接点は、スケボーやバスケなどではなかったかと私は考えている。そして事件の前兆を匂わせる動物虐待が起き始めるのは、事件のあった年の夏頃から。この時期あたりから男は祖師谷公園をうろつくようになり、その流れの中で公園敷地内にある宮沢家の存在を知るようになったのではないかと考える。警察も散々調べたであろうところだろうが、何かしらこの部分の捜査で抜け落ちてしまったものがあるのではないのだろうか?

依頼殺人の可能性はあるのか?

私は、世田谷一家殺害事件は個人が行った 快楽殺人 だったと位置づけている。ただしこういった快楽殺人をいとわない暗殺者がいて、そういった人物に誰かしらが殺害を依頼したという背景がもしあるのであれば、それが何かなのかを探ることは私にはできない。

しかしプロに依頼した殺人であれば、あまりにずさんで証拠を残し過ぎている。まして組織的犯罪ならば、1個人で一家4人を殺害させようなどしないだろうし、証拠も極めて残らないようにするだろう。しかしこの時代は、外国人留学生などが絡んだ事件が多発していた。そのため素人が、僅かなお金のために平気で人を殺すような事件が全国で相次いだ。そしてその背景には、事件を主導する黒幕の存在があったのではないかともよくささやかれた。

またこの事件が語られる時に、よく某国絡みの案件だったという話がまことしやかに語られることが多い。しかしそんな国家が暗殺者を送り込むのに、こんな素人みたいな一個人に依頼するかよと思っていた。しかし昨年起こった 金正男暗殺事件 などをみてみると、あれだけの大物を仕留めるのにも素人を使って実行するのだと驚かされたのは確かだ。素人の犯罪に見せかけて、実は背後には国家が暗躍する可能性を、この事件は教えてくれた。

(Tの存在とは)

私は以前、この事件と接点が多い人物として T という男がいることを書いたことがある。警察が犯人の年齢を、15~20代とみていると発表したことでT の関与は間接的に否定されたのだと理解した(実際まともに調べたかまでは不明)。事件当時 T は、すでに30代だったからだ。

私自身も T は事件との接点が多い人物ではあるが、まさかという思いが強くむしろ否定されてホッとしている部分はある。しかしこの事件が、国家 をも絡むような重要事案であったならば、T はあえて野放しにされている、許されている可能性があるということになる。

(Tは何故許されるのか?)

T自身は、けして大物政治家だとか特別な権力を持った人物ではない。もしTが事件に関与していて放免されているのであれば、考えられるのは 国益 に関わる特別な存在だからだとしか考えられない。そして考え難いが、彼自身が事件を起こした正当な理由があるのならば、それは 国益 を守るためという大義名分 があったからだろう。しかしそれは建前で、本音は人を殺すのを快楽とする殺人鬼だったということになるのではと・・・。そしてそれでも国家は彼を野放しにしているという、とんでもなく恐ろしい構図がこの国には存在することになる。

(私以外にもいる)

実は T という個人を特定できていなくても、その周辺が怪しいとみているものは、この事件のことを調べている中には少なからず存在する。しかしそのハッキリした動機や証拠になるものまで掴んでいるのかといえば、恐らく私と同様に想像の域を脱していないのだろうということ。もし事件の全容を解明できるとすれば、これはもう警察組織などの国家による自浄作用が働くことを期待するしかない。

(改めて言う)

しかし改めてこの事件を見てきて思うのは、宮沢家の土地売買資金などの金銭を狙った犯罪、あるいは某国家や特定の団体による関与、はたまた国益を守るためという大義名分のもと行われた犯罪といった、そういった壮大な背景があったわけではないだろうということ。 あくまでも私が思うのは、この当時流行した17歳世代による凶悪事件に触発された若者が起こした、快楽事件 だったという、かなりシンプルな構図だったのではないかと捉えている。

衝撃の事実

setagaya 88

前回網戸について取り上げたところ、コメント欄に衝撃の報告がなされていた。それは、上記の写真のフェンス際に立っている捜査員が、何処に立っているのかという指摘だった。上記の写真を拡大してみてみると、公園側のフェンスの前と網戸の間に立っているように確かに見える。また下の写真をみると、ほぼ同時刻に撮影しているものと思われるものが出てきたので、それと見比べると、そのことがより明らかになってくる。

setagaya 2

そう、この捜査員は公園フェンスと網戸の間に立っている。すなわち発見された網戸は、公園フェンスに直に立てかけられていたのではなく、それより少し前方にある小さな植物の前に立てかけられていたということ。ここから想定されることは、

1,網戸はフェンスを超える以上の強い力で中から押し出された可能性

2,中から押し出された場合、こういった形に落下していても不思議ではないということ


1,網戸はフェンスを超える以上の力で中から押し出された可能性

公園フェンスを超えるどころか、それ以上の力が働かないとあそこまでは網戸が飛ばなかったという可能性だ。そこから考えるに、やはり網戸は犯人が逃走時に落とした、おばあちゃんが落下させたという可能性は低いのではないかと思われる。

2,中から押し出された場合、こういった形に落下していても不思議ではないということ

仮に中から強い力が加わり、網戸が外に押し出された場合、フェンスを超えたら立てかけるようにはならず前方に転がったのではないかと前回書いた。しかしこれに関しては、フェンスよりかなり前方に網戸があることがわかったことで、結果的にこのような形に落下した可能性は無きにしもあらかずかと感じる。しかし1で指摘した通り、90センチのフェンスを超え、さらにそれ以上前方にまで網戸が飛ぶ可能性。そして網戸の位置が、浴室の窓下ではなく、宮沢家と入江家の境目付近にあったことを考慮すると、やはり人為的にそこに置かれたと考える方が自然だろうということ。また正確な網戸の位置関係を把握する意味でも、あるいは鑑識前に網戸は立てかけられてあったのか確認する意味でも、様々な事件考察をしている 雑感さん のところにあった写真を参考にして頂きたい。しかしあらかじめそういった植物があったのならば、犯人は公園側になど戻らずに、網戸を草の上に投げた。それが、前に滑り落ちたという可能性も成り立つのかもしれない。

公園フェンスは1メートル80センチ?

公園フェンスは2メートルだったと書かれているものが多いのだが、正確には1メートル80センチだったのではないかと記載されているものもある。フェンス上から浴室の窓の高さが1メートル20センチ。合わせて3メートルの高さだったのではないかと。この鑑識の職員の顔が完全にフェンスを上回っていることからも、そのことを裏付けているように思う。そうじゃないと鑑識の人がいくら大きいとしても2メートル20センチぐらいはあったか、何かに乗っていたとしか考えられないからだ。私自身何度かフェンスを間近で見ているが、あまり高さのことは覚えていない。次回行ったときは、そのこともしっかり確認しておきたい。

sekimagoroku 1


犯人は何故包丁一本だけで潜入したのだろうか?

犯人は、一家殺害をするのに何故「関の孫六」1本だけで潜入したのだろうか? そのため殺害目的なのではなく、脅すことが目的だったのではないかという指摘もある。しかしこれに関しては、私は明確に否定したい。

というのは、まず侵入した際に中2階にある子ども部屋に侵入。そこで最も幼い、礼君から絞殺している。そのことからも、この事件は明確に一家全員の殺害を目的としたものであることが明らかだ。さらに包丁には、滑り止めや返り血を避けるためかと思われる黒いハンカチを包んで使用。また血の臭いがつくのを嫌ったのか? 包丁に使用した黒いハンカチには、ドラッグノワールという香水をかけて使用していたからだ。こういった準備は、脅しではなく刺すことを前提に準備していたことを伺わせる。

過去ご紹介した、快楽殺人の考察サイトをみると、包丁が凶器で使われるケースが少なくないのだ。

かの池田小学校で起きた連続児童殺傷事件では、刃渡り15センチの出刃包丁で、幼児8人を殺害したような事件も起きている。これは、凶器が持つ殺傷能力よりも、快楽殺人者が持つ独特の価値観というか、行動様式が優先されているからではないかと。そのため犯人にとっては、刺し身包丁が殺人に適しているいないということよりも、自分で選んだ凶器で人を壊したいという衝動の方が優先されたのではないかと私は思うのだ。

またこのサイトにも書かれれているように、「その破壊の対象は誰でもいいのではなくて、絶対に自分よりも力の弱い者でなければならないのです。被害者に子どもや、お年よりや女性が選ばれるのは、そうした選定基準に基づくからです」と書かれている。そして犯人による破壊の対象は、成人男性である みきおさん でも、男の子であった 礼君 でもなく、女性であった 泰子さん や にいなちゃん だったということではないかと私は考える。そのために障害となる男性陣を先に殺害し、自分の欲望を満たそうとしたのではないのだろうか。

犯人たちの心の奥底に潜む『人(弱者)を殺して(壊して)自分も死ぬ(壊す)』

筆者は、このように彼ら独特の心理を書いています。こう考えると何故犯人は、現場で指紋をベタベタ残したり、遺留品を持ち帰らずに置いて行ったのかは、すぐに死ぬつもりだったからではないかと。実際に犯人が事件後、命を断ったのかまではわかりません。しかし事件を起こした直後には、そういった心理が働いていた可能性が。むしろ積極的には捕まりたくはないが、結果的に捕まってもかまわない程度には思っていたのかもしれません。

というのは、宮崎勤や酒鬼薔薇聖斗なども、けして事件のあとに自殺しようとした形跡が見当たらなかったです。むしろ私は、犯人はどっちでも良かったのではないかと。犯人にとっては、自分の欲望や衝動を満たすことが、何よりもこの時は優先されるべきことではなかったのではないのでしょうか。

犯人のその後

おそらく事件後しばらくは、ことの成り行きや世の中がどう反応するのか、見るのを楽しんでいた愉快犯的な傾向が見え隠れします。それが私は、2ちゃんねるなどの無記名掲示板への書き込みや閲覧、はては事件から100日後に現場近くに置いた地蔵にあったのかもしれないと。また現場には、公にされていない犯人によるメッセージすらあったのかもしれないとみています。

しかし警察は、それを無視するかのように地蔵の存在を数年に渡り公にしなかったり、家の中で残されていたかもしれない犯人のメッセージを明らかにすることはありませんでした。少なくても、犯人が望んでいたような展開にはならなかった。そのことが似たような事件が、その後には起きなかった最大の要因なのではないかとみています。そしてそのような事件が起きなかったもう一つの理由は、犯人が自らの命をすでに絶っているからなのかもしれません。

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Author:monazite
世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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負け犬の遠吠え
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