世田谷一家殺害事件を考えるにあたり

私は、事件発生以来14年近く、この事件の存在を知りながらも、詳細を知ろうとは思いませんでした。元々私自身に、「未解決事件」を考察する趣味や「推理小説」に興味を示したり、「凶悪事件」に関心を持つ人間ではありません。これ以外に関心を示した事件は、「3億円事件」や「グリコ森永事件」ぐらいでしょうか。

たまたまテレビで「世田谷一家殺害事件」の特集番組をみたのがキッカケでした。被害者家族に対する特別な思いや犯人を逮捕したいという正義感があるわけでもなく、何か釈然としないこの事件に対するモヤモヤした気持ちを、少しでも整理できないかと思ったわけです

そのため私は、他の事件に対して詳しいわけでも捜査方法を熟知しているわけではなく、素朴に素人が感じたことを述べてゆきたいと思ってる次第です。この事件の詳細は ウキペディアにある「世田谷一殺害事件」などを参照して頂き、ある程度事件に対する予備知識があることを前提に話を進めてゆきます。下記にも、事件の特集をした番組の動画を掲載しておいたので、参考にして頂けたら幸いです。


【世田谷一家殺害事件】犯人は誰?15年目の新事実 投稿者 ponpocorin

また「FBI捜査官・マーク・サファリック」の動画は、こちら から観ることができます。

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犯人の顔 

世田谷一家の事件において、捜査を担当する警視庁が思い描いたストーリーは次のようなものだったという。現場の近所に親と同居する、裕福な家庭に育ったもの。そしてこの事件は、そんな男が単独で行った犯行 だったのではないかというもの。このストーリーは、その後も微調整されながらも、現在に至っていると言っても過言ではない。

しかしそういった見立てをしながらも、そこに確かな根拠が何処まであるのか? 明確に犯人を絞り込めた結果なのかと言われると、私にはどうにも疑問が残るのだ。そこまで絞り込めているのならば、必ずやそれに該当しそうな人物が浮かび上がってくるはずだが、事件から16年経っても犯人が絞り込めている様子はない。

(私が描くストーリー)

私もこの事件に対し、ここ数年多くの時間を割いて向き合ってきた。そんな中、幾つかこれは確かだと確信していることがある。 その一つが、この似顔絵こそ 容疑者 の人相だということ。

私は、この事件が単独犯だろうと複数犯だろうと、組織的犯罪だろうと個人の快楽殺人だろうと、この右上の男こそ実行犯ではないかと考えている。

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これは警察が公開したものではなく、日本テレビ系列が世田谷一家のニュースを流した時に使用したものである。私の推測だが、これは事件捜査に使われたものを、何かしらの形で日テレが独自入手したものなのではないのだろうか? 

私が知っている限り、警察が最も関心を寄せている目撃情報は、事件前日の29日に小田急・成城学園前駅近くの成城橋に佇んでいた男の話である。その男が目撃された時間帯に、宮沢さん一家は家族全員で渋谷の映画館に向かうため駅を利用した時間帯と重なっているのだという。そして男は、事件当日の夜(21時ぐらいに)にも、宮沢家近くで目撃されているのだという。この成城橋の目撃情報を元に描かれてたものが、似顔絵の右上の男ではないかと私は考えている。

その根拠として、現場に残していったヒップバックの中からは、犯人のものと思われる短髪の髪の毛が残されていたこと。この似顔絵の中で、その条件を満たすものは右上の男しかいない。そして痩せ型の顔立ちは、まさに私の思い描く犯人像と一致する似顔絵だからだ。

(何故警察はこの目撃情報を重視しているのか?)

男は12月も暮れだというのに、ラグランシャツ1枚でいるなど非常に寒そうな格好していたことで目撃者の記憶に残っていたのだという。その男の服装が、極めて現場に残されていたものと似ているからだということらしい。

当初私が訊いていたのは、成城橋のところに男が佇んでいたというものだった。しかし最近の報道では、親子連れが仙川沿いで男とすれ違ったという目撃情報が出てきたのだ。これが同一人物による目撃情報なのか? それとも複数の人からの証言なのかは定かではない。しかし警察がこの目撃情報を重視しているのは、複数の人から似たような目撃情報を得たからではないかと。そしてこの男に似たものを事件当日の夜も現場近くで見たという情報もあいまって、この情報が信憑性の高いものだと判断されたのではないのだろうか。この証言の詳細は次のようなもので

「この男は中肉中背で身長は170センチぐらい。短めの黒髪に太い眉、色黒で彫り深い顔立ちだった。緑色のポーチを腰につけ、類似したラグランシャツに黒ズボン姿で犯人像とも合致していた。この男と同一ではないかとされる人物が事件当日の午後9時頃にも仙川沿いの遊歩道で目撃されていた。だが、人定はいまだできていない」 (捜査一課関係者)

恐らく犯人の身長が175センチ前後から170センチに修正された最大の理由は、このすれちがった時の目撃情報が大きな理由ではないかと私はみている。そしてこの男の容姿に近いと思われるものこそ、上記の似顔絵の右上の男なのだ。

警察は、公式にはこの似顔絵を発表していない。また私自身、この似顔絵がどのようなものなのか? 放送元の日本テレビの報道関係者に問い合わせたが、未だその返事はもらえていない。しかし事件捜査にこの似顔絵が使われていたとしたら、恐らくこの目撃情報を元に作成された似顔絵、それこそがこの右上の男ではないかということ。そしてこの男こそ、事件の実行犯の有力な人相なのではないかと、私自身強く思いを描いている。もしそれが誤りだというのであれば、そのことを私に伝えて頂きたい。

蛍光染料 の別の可能性

この事件をシンプルに考えれば、車庫の中で発見された蛍光染料や犯人の遺留物から同様の染料が発見されたことは、スケボーのペインティングやクラフティのような落書きと関係していた人物ではなかったのかと、これまで書いてきた。 しかし当日入り込んだ形跡のない車庫内の棚の底に残されていた蛍光染料は、みきおさんと犯人が色や染料について打ち合わせた跡だったのではないかとも考えられる。そして事件当日に使った形跡のないスリッパからは、犯人のDNAが採取されたとされている。そうなるとこの染料の打ち合わせをした時や、あるいは事前に何度か みきおさんと犯人は何かしらの接点を持っていた可能性があるということになる。

では、蛍光染料のその他の用途について調べてみた。

ブラックライトは、屋内における視覚効果のほか、医学・生物学・鉱物学・美術品鑑定の分野や、真贋判定でも利用されている。細菌には、蛍光物質を持つものがあるため、ブラックライトを当てることにより、それらの菌の繁殖を確認できる。この性質を利用し、白癬などの皮膚病の一種は、ブラックライトを使った確定診断が可能になっている。ブラックライトは、紙幣・骨董品・各種証明書・パスポート・査証・クレジットカードの真贋鑑定にも使われる。多くの紙幣には、偽札や偽造を防止するため、UV不可視インク(紫外線蛍光インク)を使った模様が描かれているからである。

そこで考えられるのは、ブラックライトや染料が何か紙幣や証明書・パスポートやクレジットカードなどの重要なものが本物かどうか見極める意味で使われたのではないかということ。しかしこの場合は、自分たちが染料自体を用意する必要などなく、ブラックライトがあれば済むだけなのだ。すなわち染料を使ったということは、自分たちが何かを行うために必要があったということ。例えば菌の存在を確認するためなど、特殊な用途が含まれていた可能性がある。ただし小さい子どもがいる家の中に、そのような危険なものを持ち込んでいたとは考えづらい。ここから考えるに、風呂場で選別されたものが書類の類だったことからも、これらに関する重要書類に染料が使われていたとは考えられないだろうか。

(鉱物学)

そこで気になるのは、生物学や鉱物学 への応用の部分だ。というのは、犯人が置いていったヒップバックの中からは、日本には存在せず、更に取り扱いに許可がいる モナザイト という特殊な放射線を発する危険な鉱物が含まれていたというのだ。この関わりからも、犯人と鉱物学を結びつける接点があり、染料やブラックライトがこれに絡んでいたかもしれない。

実は事件の半年前に、モナザイト に関わる、このような事案が発生していた。モナザイトを送りつけた男は、すでに逮捕されており、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への輸出話があったとされる財団法人の関係者との間で金銭トラブルがあったという。「うまいもうけ話からはずされた腹いせにやった。北朝鮮への不正輸出を防ごうという正義感もあった」と後に供述しているのだ。

さらに2000年という年は、日本における北朝鮮に関する様々なルートや人脈が明らかにされた年で、関係者が続々と逮捕されていた。その北朝鮮の大物スパイの逮捕に みきおさんが関わっており、その報復として一家が殺されたのではないかというのは、この事件の背後で誠しやかに噂される俗説の一つなのだ。宮沢さんが北朝鮮と関わっていたという明確な証拠は表沙汰にされていないが、関与が噂される話は送金問題など複数存在する。その接点になり得るのが、この モナザイト という鉱物だということ。

(生物学)

もう一つの生物学の可能性で言えば、大学の研究サイトという専門的なページを犯人は宮沢家のパソコンで閲覧していたことは知られている。その大学の専門的なページというのが、化学研究室の細菌研究報告 に関するページだったという。すなわち 某国の細菌兵器開発の一貫と、宮沢家が何か関わっていた可能性もあるのだ。仮に宮沢家に蛍光染料を使わないと映し出されないような特殊な書類があったとしたら、それこそ一般人が扱わないような特殊な情報を隠していたことが充分考えられるのだ。そうブラックライトは、そういったことが書かれている書類を見分けるためのものだったのか? しかし宮沢家が染料を扱っていた形跡は一切なく、それらの証拠をすべて犯人が持ち去ってしまったのかもしれない。ここからは私の勝手な推測だが、みきおさんからこの機密書類を犯人は車庫で魅せられたことがある。その時に みきおさんにはわからないように、蛍光染料を手につけておき、後でその書類を見つけやすく細工をしていたのかもしれない。

モナザイトなど放射性物質の輸出、あるいは 細菌兵器 などに関する特殊な情報に宮沢家は関わっていたのかもしれない。それもそれを国外に持ち出そうとしていたのか、あるいはその全容を国内の関係者に明らかにしようとしていたのではないかという可能性はが全くなかったとは言い切れない。そのぐらいの何か大きなことに関わっていなければ、一家4人殺害というリスクを犯人が追う動機が考えられない(あとは殺人を楽しむ輩ぐらいだ)。わざわざ最初に幼い礼君を殺害、みきおさん殺害を目の当たりにはしていないであろう 泰子さん、にいなちゃんまであえて殺害したのだから。犯人は当初から、一家全員の殺害を前提に忍び込んだはずだ。

それに みきおさんが、「紙一重の仕事」 をしていると友人に漏らしたという話や、隣の公園で騒いでいた暴走族やボーダー達ともめていたという、妙な正義感とも微妙にリンクする部分なのだ。一家4人を殺害した動機や、そこまでしても逃げおおせるバックボーンが何かあったとすれば、一般市民が伺い知れないような巨大な闇に関わっていたのではないかとさえ疑いたくもなる。あまりにも現実離れしたような話なので、にわかに信じがたいのだが、この時代背景と現場に残る遺留物や犯人の痕跡からは、その関わりを無視することはできない。

らくがき 

事件当日に入った形跡のない車庫の中から、3種類の蛍光染料が横倒しになった棚の底の部分から発見された。それと同種の蛍光染料がヒップバックの中から、そして当日返り血を浴びたラグランシャツの胸部のあたりからうち2種類が検出されたという。しかしラグランシャツに付着した染料は、肉眼で確認できるものではないのだという。また3種類の染料といっても、そのうち2つは、旧製品と新製品の違いでしかなく、基本的に2種類みたいなものだと考えて良さそう。これらは緑色・茶色の粉末だが、水に溶かすと赤やピンクになり、ブラックライトをあてると蛍光発色するのだという。車庫の内部のものも、そうやって照らして浮かびあがったのだという。

ここで改めて、ASKAの事件簿さんのところに書かれた公園近くさんの書き込み に注目してみたい。公園近くさんは、気になる事象をただやみくもに書いていたのではなく、私はこの人なりに犯人と思ぼしき 個人 もしくは 数人 を意識して、これらの文章を書いていたのではないかと。もちろん確証がないことと、公の場のため明確には書いていないだけで。縁台の話や事件前日に揉めていた男達、あるいは動物虐待などの話と一緒に、なぜ私は公園の落書きについて、この方が詳しく書かれていたのかがよくわからなかった。一見事件とは直接関係の無さそうな 落書き のことをあえて詳しく書いたのは、このぽっぽ公園や現場周辺に書かれていた落書きの主こそ、みきおさんと揉めていた人物。そして今回の事件に深く関わっていたのではないか、とみていたからではないのだろうか(あくまでも私の勝手な憶測です)。そして公園近くさんは、このようにこのことを記しております。

幼い内容、つまり、鉛筆や木の枝などで小中学生が書いていたと思われる落書きの上から油性のマジックペン、いえPOPマーカーでしょうか、英文での卑猥なスラングとかチーム名のようなきちんと省略点まで書かれている英字であふれていました

英文での卑猥なスラング

スラングとはWIKIによりますと、俗語と異なって閉鎖性が強く、同好者同士や同じ職種などの特定集団の中で使われる。そのため、口語として通用しているものと同じ単語でありながらも逆さま言葉であったり、違った読みをしていたりと、敢えて一般人には理解できないような用法が好んで用いられる。隠語 (英: jargon) や専門用語とも異なり、遊び言葉のような意味を持ち、特定集団や分野の中であっても正式な言葉とみなされない傾向がある。ただし言葉の「経時変化」により、スラングから転じて公式な専門用語となることはある。特に大都市の若者文化の中から生まれたスラング、薬物、スケボー、若者ファッションに関するスラングは数が多い。若者言葉、ギャル語という分類をされる言葉もスラングの一種であると。

チーム名のようなきちんと省略点まで書かれている英字であふれていました

あまり間違ってると恥ずかしいというのもあり、その部分だけは熱心に調べていたのかもしれません。内容がどのようなものかはわかりませんが、実はこれを書いた人物は英語が堪能だったのではないかと。公園近くさんの書き込みをみていると、なんだか 1個人ではなく複数の人間が関わっていたと言いたげな印象を受けます。

また元々こういった街の落書きから進化していったものが、グラフィティ と呼ばれる芸術性をはらんだものに進化してゆきます。またはエアロゾールアート (aerosol art) ともいい、スプレーやフェルトペンなどを使い、壁などに描かれた落書きのこと。グラフィティを描く者のことを、ライター (writer) やペインター (painter) といいます。そしてグラフィティには、蛍光染料 が用いられることがあるそうです。スケボーの中に、これらの グラフティ をやる人間がいた。 こういった人間ならば、日常的に蛍光染料 を持ち歩いていた という可能性も無きにしもあらずかと。ただし通常はマジックペンやPOPマーカー、スプレーなど使用するわけで、よほどのグラフティの上級者でなければ染料の状態で持ち歩くということはないようにも思えますが。頻繁に街にグラフティを描くような人物(あるいはもっと単純な落書きかもしれない)ならば、当日洗濯をしていないラグランシャツにも染料が検出された理由も無きにしもあらずかと。

もしスケボーもやりつつ、かなり凝ったグラフティ を描く人間が当時、祖師谷公園に周辺に入り浸っていたとすれば、遺留物との接点も浮かび上がってきます。ただしですね、警察が最初の数日でこのことに気がつかない、疑わないはずもないわけです。少なくてもそのような捜査はいくらでもやってきたわけだけれども、そこからは犯人までたどり着けなかったというのが本当のところでしょう、捜査の漏れがなければ。あえてスケボーにペイントする人間が用いた可能性だけでなく、街のらくがきにまで話を広げたかというと、礼君が通っていた幼稚園には、赤いペイントで事件前に脅迫文が書かれていた事案があったという話が残っているからです。逆にスケボーのペイントに、自分で蛍光染料を使用した(いつも持ち歩くのか?)人間が、そのついでに 落書き もしていたという逆の考え方も当然成立します。

(ここからは私の勝手な妄想です)

スケボーに使う台(縁台と表現されたもの)を、普段から注意に来てうるさい みきおさんに処分されたと思い込んだ犯人。その台を取り返すために、みきおさんの家の車庫に侵入したとします。その際に何かしらの要因で 染料が 棚の底にこぼれたのかもしれません。というのは、この染料は一切 みきおさんの家の中から(犯人の遺留品は除く)は発見されず、仕事に関わるものの中からも扱った形跡がなかったからです。また不思議なのは、車庫に置かれた棚が不自然に横倒しになり、粗雑に扱われていた点です。職場でも机の位置が数センチ動いていただけでも気にするという話が残っている みきおさんが、自分の家の車庫の中をめちゃくちゃにしていたままの理由がわかりません。この棚は、杏さんが以前に夫婦に送った家具だったそうです。そんなものを、粗雑に扱えるはずもないでしょう。

その車庫を荒らしている現場を、みきおさんに見つかってしまった。そこで家の中に呼ばれ、二度とこのようなことはしない・決められた時間以外は滑らないなどの誓約書の類を書かされた。もし今度同じようなことをやった場合は、その誓約書や何か不法侵入した証拠 を、警察に差し出す、両親に連絡するなどと言われていたのかもしれません。私の一方的なストーリーですが、染料や事件以前に犯人が履いたスリッパの痕跡があるという説明が容易にはつかないからです。ただし、そのような相手にスリッパを出すのか?という疑問は残ります。スリッパを出したということは、何かしら客人として家に迎えいられるような立場の人間ではなかったかということ。ひょっとしたら、両親をその場で家に呼んだのかもしれません。しかしこれには、大きな矛盾があります。事件前にこれだけの騒ぎになっていれば、何かしら隣家の知るところになっていたのではないかということ。しかし隣家のいうには、宮沢家にトラブルはなかったというのです。

個人の妄想はともかく、現場付近の 落書き と事件との関連性は、警察も相当調べたのではないかと考えられます。そして現場付近にあった 落書き の近くを、警察がブラックライトを当てて調べたのではないのでしょうか? しかしそこからは、犯人までたどり着けなかったことが伺えます。そして事件の捜査の時に、おばあちゃんは隣の公園に不審者を見かけたことを捜査員にしきりに訴えていたと杏さんの本にも書かれています。少なくても私は、流しの窃盗犯が偶発的に事件を起こしたのではなく、普段から祖師谷公園入り浸り、日頃から 宮沢家の近くをよく訪れた人物による犯行 だったと考えています。

ヒップバックの中身

犯人が現場に残していった遺留品の中でも、もっとも事件解決につながると考えられたものが、犯人が持ち込んだとされる ヒップバック である。有力な目撃情報から、犯人が当時私と同世代の20代中盤~30代前半ぐらいだったと仮定すると、このようなヒップバックを使う習慣はなかったのではないかと過去何度も述べてきた。

このヒップバックは、大阪のメーカーが2850個製造したもので、1998年~1999年の間に関東のディスカウントショップでも販売されていたのだという。もちろん売れ残って事件の直前に購入されたものの可能性も無きにしもあらずだが、遺留品の中でもヒップバックは製造年月や販売が他のものより若干古い。確実な根拠はないが、犯人がこの時期から日本にいた可能性は充分あったということだろう。また値段は2850円前後だったというから、けして高価なものではない。当然これだけでは誰に売られたものかもわからないので、犯人にたどりつけられる証拠にはなりえない。しかしこのヒップバックの中からは、かなり特殊なものが発見されている。その中身とは

1,蛍光染料

2,ガラスビーズの玉

3,黄色い砂 

4,金属シリコン・ニッケル・銅

5,モナザイト・ロッキー山脈の花崗岩


ちなみにベルトの長さは、83センチ(胴回り70センチ)に合わせられており、男性としては痩せ型だったことが伺える。ヒップバックの中からは、男性の短髪の髪の毛が発見されたとの情報もある。そしてのその髪は、現場に残された犯人のDNAと合致しており、犯人が持ち込んだものの可能性が高いと考えられている。

1,蛍光染料

当日犯人が入り込んでいないと思われる車庫に残されていた3種類の染料のうち、このヒップバックからは同様の3種類、ラグランシャツの胸部分からは、このうちの2種類の同種の染料が検出されている。一昨年の特集番組では、蛍光ペンをバックに入れ侵入した犯人が、みきおさんともみあった時に中で破損して中身が漏れ出たのではないかという推理が紹介されていた。

しかしこの説には、一つ大きな疑問が残る。というのは、この蛍光染料が付着していたバックの内部には硬水に溶けるアメリカメーカーの洗剤が使われていたということ。この中で漏れた染料を、洗剤で洗い流そうとした形跡が観られるのだという。それならば同様のことが、ラグランシャツにも見られないとおかしいのではないのか? しかし事件で使用されたラグランシャツは、染料が付着してから洗濯された形跡がなかったのだという。すなわちヒップバックの染料とラグランシャツの染料は同様のものだとしても、違う時に付着したと考えるべきではないのだろうか?仮に当日みきおさんと揉みあった時に付いたとしたら、現場に置いてゆくのに硬水用の洗剤で洗ったのか?という疑問も出て来る。それならラグランシャツも、その洗剤で洗い流そうとしたのではないのだろうか?

事件当日も染料が付着していたとなると・・・

染料が付着し洗濯しないままのラグランシャツがあるということは、犯人が染料に日頃から関わっていた人間ということになる。3種類の染料を同時に扱うような仕事は、染色関係の工場やデザイナー事務所、インキ製造業者、舞台セット製作者などごく限られた人間であったが、ここから犯人まではたどり着くことはできなかった。しかし犯人は事件を起こす直前まで、染料を取り扱っていたことになる。黒いハンカチのように洗濯ものが出ればアイロンをかけるような人間が、洗濯もせずにそのシャツを着てそのまま現場に訪れたのだから。

2,ガラスビーズの玉

ヒップバックの中からは、ガラスビーズの玉・5個が発見された。ちなみにこれらは、印刷機のシリンダーや交通標識の反射材など使用されているという。ガラス球はチタン、バリウム、シリカなどで形成され、白いパウダー状、直径約50マイクロメートルのものが5、6粒入っていた。このガラス球はアメリカのミズーリ州のガラス加工メーカーが製造し、国内では京都府のメーカーが製造する印刷機の特殊フィルムにも使用されていたという。

しかしこれらの数種類の物質は、スケートボードの滑り止めに使われるグリップテープを削ったものである可能性があることが分かった。この作業は通常はスケートボード購入時に店の人がやるが、慣れているベテランだと自分でグリップテープをボードの形にカットし、ドライバーなどで削るようである。この話を訊く限り犯人は、スケートボーダー説は有力になり、あるいはボーダーが事件に関わっているように見せかけようとしたかのいずれかであるということ。しかしどうも犯人に見せかけるにしては、かなり上級者むけの細工まで施しており、そこまでやったとは考え難い。犯人が、スケートボードと深く関わっていた可能性の方が高いのではないのか。

3,黄色い砂

カルフォルニア州のエドワード空軍基地周辺の砂漠の砂、あるいはジャンパーのポケットから発見された三浦半島周辺の砂も、このバックから発見されているという。すなわちヒップバックもユニクロジャンパーも、同時に着て三浦半島を訪れていたことになる。そしてこのユニクロジャンパーが発売されたのは2000年9月以降だということで、それ以降の時期にここを訪れた人物だということになる。三浦半島には、うみかぜ公園 というスケボーの大会も行われる公園があることは、この事件のことに詳しい方ならご存知だろう。

そしてこの男、事件前日にはラグランシャツ1枚で成城橋付近にいるところを目撃されていたという有力な目撃情報もある。現場でも真冬にも関わらず、アイスを5個ぐらい食べているぐらいだから、かなりの暑がりな体質だった可能性が高い。そんな男が、あの当時の分厚いユニクロジャンパーを着ていたとしたら、限りなく事件に近い12月中ぐらいに三浦半島を訪れていたのではないのだろうか?

4、金属シリコン・ニッケル・銅

これらのものが、どのように事件と繋がりがあるのかはわからない。犯人の職業や趣味に直結するものなのか? あるいは、スケボーに関係するものなのかは。

5,モナザイト・ロッキー山脈の花崗岩

日本では存在しない・モナザイトという特殊な鉱物が含まれていた。またロッキー山脈の花崗岩も検出されたということで、バックにはカルフォルニア州周辺の地域じゃないと存在しえないものが入り込んでいた。ちなみにこのモナザイト、放射線を発する危険な鉱物であり一般人が取り扱えるようなものではない。こんなものをヒップバックに入れて持ち運ぶような人間は、ごく限られている。

ここで1番注目したいのは

この中でも注目したいのは、アメリカメーカー製の硬水用洗剤を使用していたことだ。日本や韓国の水道水は、軟水が基本であるということ。そのため日本でこの硬水用洗剤が一般に手に入れられるのは、米軍基地など限られた場所。あるいは、犯人がアメリカでバックの汚れを洗ったと考えるのが自然な流れになる。アメリカ基地だろうと使う水は日本国内なら軟水だろうから、限りなく米国内で付着したと考えるべきではないのだろうか?

ここまでの話の流れを読んで頂ければ

この犯人は、カルフォルニア州周辺にゆかりがあり、そこに定住もしくは行ったことがあるということ。そして日本には、ジャンパーの発売時期の2000年9月以降から、事件のあった2000年12月31日までの間にいたことは明らかだ。そして男は、極めてスケボーとの接点が多い人間ということが浮かび上がってくる。ただしそれならば犯人はアメリカ人なのか? というと話はそう単純ではない。というのは、犯人の日本語読解能力が相当なレベルだと考えられ、外国人だとしても日本で育った、もしくは相当な期間日本に定住していた人物ではないかと。

(染料の謎)

仮にカルフォニアで染料を付着させた人物が、事件直前まで染料を扱っていた可能性が高いと考えると、犯人の仕事は日米またにかけた 染料関係の人物 ということになるのではないのだろうか。

とくにこの染料を扱う仕事というのは、染色関係の工場やデザイナー事務所、インキ製造業者、舞台セット製作者などであり人物は絞れて来る。しかし家族との接点では、一切浮かんで来なかった。 私は米軍との繋がりも深い遺留物も多く、米空軍関係の塗装に関わる人物 あたりではないか、あるいは何かしら軍事に付随する仕事やコネクションを持った人物が事件に関わっているのではないかとみている。偶然宮沢家がそういった人物と揉めてしまったのか? それとも何かしら宮沢家が、そういう人物と関わりを持つ必然性があったのか? その背景に何があったのかは定かではない。

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世田谷一家殺害事件 の犯人像について、モナザイト の主観で事件を考察します。

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